2009年1月アーカイブ

176日目
宿泊地 :アンマン / ヨルダン

移動 : なし

 

この時期に中東を旅して出会う日本人は少ないけれど、その少ない旅行者のうち半数以上が世界一周旅行者だったのには驚いた。
日本で世界一周というとかなりレアな存在だと思うのに、少しマイナーな国に行くともうマジョリティ。いま世界一周している人は多いみたい。


アンマンでも世界一周している日本人に出会ったが、彼のインパクトはすごかった!!
良い刺激をもらえた気がする。

発想の出発点はおそらく違うのだけど、思考の行き着く先が似ていたから、話がおもしろいったらありゃしない。考え方や用いる表現が似ているから話の締めでだいたい言葉がかぶるんだけど、それもまたおもしろかった。

「人生一度きり、だったらやってやらないと!」「日本人は思っているほど縛られてはいない。もっと自由になれる!」

行動を起こす一歩手前のこうした考えが、自分とこれほどまで似ている人に会ったのはこの旅が始まって以来初めてだと思う。



彼、リョウ君はかなりポジティブで、世の中に多くの希望や夢を見出せる稀有なタイプの人間なんじゃないかと思う。それだけでなく、それを行動につなげるまで高められる論理をもっているのが彼の魅力。このような人と話しているときの爽快感といったらない。人から影響を受けるだけでなく、人に影響を与えることのできる人間ってのはほんの一握りしか存在しないように思うけれど、彼は間違いなく後者に入る人間だと思う。

不思議なことに、こういう人ほど人からの影響も受容できるだけの感度と柔軟さを兼ね備えているような気がする。要は見えてる世界が広いんだろうな。そしてそこにある多くの材料を用いて、その中に自分の世界をつくることができているんだと思う。


■リョウ君の世界一周ブログ■Free Style World■


世界一周ヨルダン旅行10

【表現力のある人が羨ましいな】


ちなみに私自身は、人生に対してかなりネガティブな考えを持っている種の人間だと思う。

「どうせ大した意味なんかないし、いけるとこまでいっちゃっていいんじゃないの? 保守的になるのに必要な守るものの価値さえまだ認めていないし。」

こんな具合だから、行き着く先が行動になる。
物理的なものを保守する人間は縮こまるが、信念を保守する人間は行動的にならざるを得ない。


そんな気がするけどどうかな。
視点を置く場所がかわるだけって話かな。

世界一周ヨルダン旅行11

【毎週金曜日に開かれるアンマンの古着市 リーバイスの501やパタゴニアやコロンビア(寒い地域へ移動するバックパッカーには嬉しい!)のフリースが100円ちょっとで買えちゃった。けどちょっと買いすぎた気がする・・。】

 

 

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175日目
宿泊地 :アンマン / ヨルダン

移動 : なし

 

あと二日で中東を離れます。



次の行き先はエジプト。
隣の国ではあるけれど、ここはフライトを使って移動します。



使うのはネットで見つけたドイツの会社から買った、

チュニス発 カイロ経由 アンマン行き(ストップオーバーなし)

の往復チケット。これでカイロまで行き、残りのカイロ・チュニス間のチケットを破棄します。



日本でもそうですが、格安航空券では片道よりも往復のほうが安いことがままあります。片道しか必要でない場合でも、それなら往復だけ使って片道分捨ててしまえばいいしそっちを買いたいと思うところですが、旅行代理店にその可否を尋ねると大抵、「それは不可」「極力それは避けてもらわなければなりません。」といったようなネガティブな返事が返ってきます。

航空会社と代理店の間にどのような取引があるのかは不明ですが、実際こういった格安航空券の不必要区間を破棄することは問題ないと言われています(購入時に特別な契約にサインしていない限り)。乗り遅れてしまうこともあるわけですしね。

世界一周ヨルダン旅行9

【エジプトエアの機内案内 ああ、たしかにこういうエジプト人多いね。】


------------------------------以下、移動後に記述-------------------------------------

今回使うチケットは購入時にストップオーバーをつけることができなかったので、チェックイン時に、

・荷物をカイロまでにしてもらうこと
・搭乗券はカイロ行きのみ発行してもらうこと

この2点を確認しました。


カイロではもちろんトランジットでなそのまま出口へ移動。
大丈夫でした!
 

 

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174日目
宿泊地 :アンマン / ヨルダン

移動 : ベイルート → ダマスカス(2.5h) → アンマン(4.7)
【8:00~10:30(バス),11:10~16:00(乗り合いタクシー)】

 

移動で一日終わり。


レバノンとヨルダンは国境を接していないため、いったんシリアに入る必要がある。ヨルダンから入ったときに取得した観光ビザの期限内だからそれでいけるのかな、と淡い期待を抱いていたものの、マルチでなくシングル扱いのようで、再度ビザをとることになった。今度のはトランジットビザ。数時間の滞在であるものの、出国時にはしっかりと出国税もとられてしまう。痛い。


レバノンのベイルートからシリアのダマスカスへ移動したあとは、乗り合いタクシーでヨルダンのアンマンへと向かった。
そのタクシーではヨルダン人のアリさんと出会ったのだけれど、とても親切で気さくな方で、おかげで移動も入国審査の長い待ち時間も短く感じた。


ヨルダンでヨルダン人(人種的な意)というと当たり前のように聞こえるけれど、実は構成の3割ほどを占めるに過ぎない少数派になる。7割と大多数を占めるのはパレスチナ人。

外部の人間からするとその違いも分からない2つの民族だが、これが結構複雑な問題になっているそう。ヨルダンの宿でパレスチナ人(人種的な意)から聞いた話によると、ヨルダンではヨルダン人が圧倒的な権力を握っているとのこと。パレスチナ人は権利も制限されていて給与も低いとか。何か事件が起きたとき、明らかにヨルダン人に非がある場合でもパレスチナ人に責任を押し付けられるなんてことも日常茶飯事なのだそう。現地の人からすると、顔つきと名前でどちらの人種か見分けるのは容易らしく、パレスチナ人は彼らに近づくのを恐れるため二つの人種の間には見えない壁があるらしい。


アリさんは初めて接したヨルダン人と判明しているヨルダン人だったが、私ら旅行者からはパレスチナ人との違いはほとんどわからない。
現地の事情に触れるあるいはてそうした意識を持ってながめてみたいと考えていはいるものの、実際はなかなか難しい。いつか新たな情報と知識を得たときに、その景色から何かを取り出すことができるよう、とりあえず今は目にしている光景をしっかりと焼付けておきたい。

世界一周ヨルダン旅行8

【ベイルート発 ダマスカス行きバス 車内にはヒズボラのポスターも】

 

 

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173日目
宿泊地 :ベイルート / レバノン

移動 : バールベック → ベイルート(2h)
【11:00~13:00】

 

レバノンの首都ベイルート。
近代的なビルの並ぶ街並みに水の気配。地中海に面したこの都市の雰囲気は、中東の他のアラブ国と比べるとかなり違う。


世界一周レバノン旅行5

【海外沿い】

世界一周レバノン旅行6

【ダウンタウン】



かつては中東のスイスとも呼ばれていたレバノンも、70年代の内戦や3年前のイスラエルによる攻撃を経て、すっかりとその地位を失ってしまったらしい。
急ピッチで再建が進められているものの、街の中心地から離れると今もまだ破壊されたままのビルや弾痕が残っている。


世界一周レバノン旅行7

【ホリデイイン これは内戦時に破壊されたもの】


世界一周レバノン旅行8

【穴だらけになった像】


ホリデイインの近くを歩いていたとき警備員のおじさんに声をかけられ、そのまま見張り小屋でお茶をごちそうになってしまった。目の前に破壊されたビルが見えたので、おじさんの宗教を聞いたあとに内戦(イスラム教とキリスト教)とイスラエルのレバノン侵攻(攻撃のあとにキリスト教徒らによる虐殺が起きている)後の関係はどうなっているかを尋ねてみた。

「今はイスラム教徒とキリスト教徒の関係は良い。」
「ヒズボラも全く問題ないし、国内でうまくやっている。キリスト教徒であっても彼らの主張には賛同できる。」
「問題なのは下の国(イスラエル)だ。」


とのこと。実際はどうなのかな。

 

世界一周レバノン旅行9

【キリスト教徒のおじさん いろいろありがとう!】

 

 

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172日目
宿泊地 :バールベック / レバノン

移動 : アレッポ → ホムス(2h) → バールベック(2.5h)
【10:00~12:00(バス),12:30~15:00(セルビス)】

 

 

 アレッポからホムスへ移動し、そこからセルビスでレバノンのバールベックへと向かった。

 

世界一周レバノン旅行1

【バールベック ヒズボラのポスターや看板がいたるところに貼られている】


国境では出入国審査に多少時間をとられたものの、運よく1ヶ月の観光ビザも取得でき、夕方前にはバールベックへ辿り着くことができた。
当初予定していなかったバールベックの見学だったが、ここを外さなくてよかった・・と、喜びよりも安堵に近いものを感じながら遺跡内を見てまわる。そう思わされるほど美しく壮大な遺跡だ。

もっと時間をかけて見てみたかったな。


そう感じるのと同時に、午前中の時間の使い方が悔やまれた。
無駄があった・・。



私は好んで無駄という言葉を使う。それは人生に無駄がないなどということは絶対にないのだから、限られた時間をできる限り有効に使わなければいけないと自らに言い聞かせるためでもある。


人生に無駄がないという言葉はどうも好きになれない。
何かの制限がある以上は、無駄は存在するはずである。
経済的な制限、物理的な制限、能力的な制限など世の中には多くの制限があり、人はそれをかいくぐりながら目標を目指さなくてはならない。


例を挙げてみる。

人:プロサッカー選手
目標:日本代表
制限:能力、時間

この場合、彼は限られた選手生命の中で代表レベルの能力と現在の能力との差を埋めなければならない。時間が許す限り、トレーニングを積むことが必要になるはずである。
ここでもし彼が練習時間のうち半分を卓球の練習に充てたとする。無駄のように感じないだろうか。ましてやピアノの練習を始めたとしよう。完全に無駄だろう。


人:漏れそうな人
目標:トイレ
制限:筋力、時間

トイレに走る以外の行為は全て無駄だろう。


失敗とも言えないほど的外れな行動だとしても、その経験が何かの役に立つ可能性があるために、結果論としてはたしかに無駄はないと言える。しかし、人生という大枠で見た場合には、寿命という制限が誰のものにも確実に存在する。その中でこうした無駄ではない無駄をどれだけ許容できるだろうか。


無駄にはならない無駄にはならないと、そう念じて頭を切り替え、前に足を進めることは大切である。
しかし、その言葉を本質的な意味で用いたり、または無駄を失敗とを混同したりと、自他に無反省を促すような使い方には注意しなければならないように思う。

世界一周レバノン旅行2

【バールベック1】


世界一周レバノン旅行3

【バールベック2 ジュピター神殿】


世界一周レバノン旅行4

【バールベック3 ジュピター神殿内】

 

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171日目
宿泊地 :アレッポ / シリア

移動 : なし

 

アレッポ城の堀のまわりを散歩していると、すれ違うシリア人が次々と話しかけてきてくれる。近くに学校もあるようで、子供たちも多い。
中には話をしようとお茶にさそってくれる人までいる。普段の海外旅行では声をかけられても簡単にはついていかないし、人からもらったものも気軽に口にすることはない。しかし、シリアではそうした警戒心や猜疑心も、ただ自分の心の貧しさを自分自身につきつけるだけで終わることになる。

人情味があり、とても友好的でとても温かい心を持った人たちである。


こうした人間的な優しさに触れるたびに思い出すことがある。


ヨーロッパのバルカン半島をオーストラリア人のリーさんと旅しているとき、彼がこんなことを言っていた。

「貧しい国ほど人が優しいものだね。」

そのときはそれほど共感できなかったので、そうとも言えないんじゃないかなと答えたのだが、それを聞いた彼はなおも力強くこう言った。

「いや、それは絶対なんだ。」


言葉自体にはそれほど強い印象を持ち得なかったが、頑なに主張するリーさんが珍しかったために妙に心に残っていた。
しかし今はその言葉自体を思い出す。



優しさや温かさといったものは、文明や経済によって洗練された人間が持ち得るなんてものでなく、先天的に人間が持っている単純なもののように思う。
そうであるのならば、日本やその他の先進国でももっとこうした人情が見られてもいいように思うが実際はそうではない。


時間的、精神的余裕のなさ、ぱっと思いつく理由はこうした不足しているもの。
誰にもキャパシティーがあるのだから、忙しい社会で生きる人がそのほかに意識を傾注してしまうのは仕方がない。


しかし、こうして何かの結果として存在する要因よりも、その以前の意識にある価値観、そこにより大きな問題があるように思えてならない。
ここで思い出すのがリーさんの言葉で、私はそれを理解した。


「貧しい国の人ほど優しい。しかし、人に優しくしたいという感情は本来誰もが持っているものである。となると、変わっているのは裕福な国の人ということになる。人の言動はその人の価値観から発せられる。もし経済が人の言動に影響を与えている考えるのならば、それは価値観に影響を与えている考えていい。価値観とはその言葉通り物事の価値を測るものさしのようなものだが、この場合、人が持つ多くのものさしの中に新たに経済という名のものさしが置かれたと考えてみる。要なそのものさしが大きすぎることが原因なのだと思う。ものさしの大きさは生活(ひいて見れば人生)へのインパクトの大きさで決められることが多いと思うが、先進国の人々ははその大きな影響力を実感しているため、相対的に他の価値観の存在が小さくなってしまっているだろう。そうなると当然、言動も変わってくる。よってこの場合には、先進国の人々の優しさを生む価値観、またはそれが働くための用地が小さくなっていることが原因となり、貧しい国の人の優しさを強く感じることになるのだろうと思う。」


まあ人間そんな単純なものではないけど、こんな風に考えてみた。
逆にそれを利用し、意識的にそこを無視することで発想の幅をひろげることもできるような気もする。

 

世界一周シリア旅行43

【アレッポ城1 堀の周り】

 

 

世界一周シリア旅行44

【アレッポ城2】

 

世界一周シリア旅行45

 【アレッポ城3】

 

世界一周シリア旅行46

【アレッポのスーク】

 

世界一周シリア旅行47

【アレッポでよく売られている杏仁豆腐 飲めるのもある。甘くておいしい!】

 

世界一周シリア旅行48

【アレッポ土産の定番 オリーブ石鹸】

 

 

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170日目
宿泊地 :アレッポ / シリア

移動 : ハマ → アレッポ(1.5h)
【13:00~14:30(バス)】

 

宿の設備もよく、バスターミナルへのアクセスも良かったことから、シリア中部の観光の拠点にしていたハマ。5日間滞在したこの街をはなれ、北部のアレッポへ移動。



ハマを出たのが遅い時刻だったため、アレッポに到着したのはもう外が暗くなり始めている頃だった。ここ数日、ひたすらと日帰りで観光を続けていたためか、体よりも頭の中が消化しきれずにいる情報で重くなっているように感じる。
今日は荷物を置いて寝れる場所を見つけられたらそれで終わりでいいやな。そう考えながら安宿の集まる区画へと向かう途中、広場で妙なテントを見つけた。

世界一周シリア旅行36

【何かの政治組織が催しているイベントのよう】


貼られたポスター等から、どうやらガザ空爆を非難する趣旨のものらしいということがわかった。イスラエルを訪問後、高まっていたイスラム系の政治組織への関心がここでま刺激され、疲れから思考を拒否していた頭も急に冴えてきた。

時間も時間だったため閉められてしまってはかなわない。宿は最初に見つけた安宿に決め、そこに荷物を置きすぐにまた広場へと戻る。



イスラム政党とパレスチナ、この2つの言葉が同時に現われると、われわれ日本人は反射的に何かきな臭いものを感じてしまう。テントの前まできたものの、異教徒でありアメリカ寄りとされる日本人である自分を省みて中に入るのに少し躊躇していた。

しかし、見ていると仕事帰りの会社員や通りすがりの子供たちまでもが気軽に出入りしているのがわかる。
日本ではテロ組織といったイメージが強いハマスやヒズボラなどのイスラム教政治組織だが、教育や医療、福祉に関する活動にも熱心で、地元では特に低所得層を中心に強い支持を集めているとの話も聞く。地元に根ざし、そして外に向かって自分たちの権利を力強く主張してくれるこれら政治組織の存在は、中東においては違和感なく国や町に同化しているようにも見える。

なんのことはない、これも日常よく目にする種のイベントなのかもしれない。とりあえず入るだけなら何かを咎められることもないだろう、そう思い直し、何かをしきりに訴えかけるアラビア語の野太い声のアナウンスが流れる中へと足を踏み入れてみた。

世界一周シリア旅行37

【テントの中】

世界一周シリア旅行38

【ガザの空爆被害を伝える写真 1】

世界一周シリア旅行39

【ガザの空爆被害を伝える写真 2】

世界一周シリア旅行40

【アラブ系の国では、ニュースや新聞でもこうした映像を目にする】

世界一周シリア旅行41

【ポスター 街中にも貼られている】



テントは入口から出口まで10mもない小さなもので、その壁にはガザ空爆により死傷したパレスチナ人の写真や、イスラム教の政治組織のポスターなどが展示されていた。
中のデスクに座っていた青年が友好的だったので少し話をしてみた。

彼らはパレスチナからきたパレスチナ人で、週に何度かこうした展示場を出しているらしい。英語があまり通じなかったためあまり情報を引き出すことができなかったのだが、ジハード団(エジプトの組織と同一のものかは不明)などと関連を持ったパレスチナの政治組織で、パレスチナ解放への協力を訴えているとのこと。
彼らの掲げるるパレスチナ解放というのは、自治区からのイスラエル撤退でなく、パレスチナ(現在のイスラエルおよびパレスチナ自治区)全土をアラブの手に戻すことを意味する。


イスラエルで分離壁を見たとき、イスラエルの推し進める強硬な政策に嫌なものを感じたが、ここでも似たような感覚を覚えた。現状を踏まえた場合、それを最終目標でなく士気を高めるためのわかりやすいスローガンというレベルまで落として解釈しても、こうした全土の奪還を目指す活動にもやはり賛同しかねる。


引けばそこに付け込まれ押し込まれる、そうした緊張した対立関係が見えるとともに、その彼らの声の出所が決して表面的なものでなく、実に深いところにもありそうだということも感じられた。

こうした政党が国内でどのように存在しているかもう少しでも見てみたい。少し迷っていたが、レバノンにも行くことを決めた。


世界一周シリア旅行42

【売られていたキーホルダー イスラエル全土がパレスチナの国旗になっている】

 

 

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169日目
宿泊地 :ハマ / シリア

移動 : ハマ → パルミラ(3h) → ホムス(2.5h) → ハマ(0.5h)
【6:45~9:45(バス),17:00~18:30(セルビス),19:00~19:30(バス)】

 

ハマからパルミラへ、片道約3時間。


全く知らない他人が運転するバスに乗っているものの、目的地は決まっているため安心感はある。
しかしこれがもし行き先のわからないものであるならば、周りにいくら多くの乗客がいようと、すぐにバスを降りていることと思う。
現在地を知りたい、そして行き先を自分で決めて進んで行きたい、これは当たり前のことではないだろうか。
いや、そうした欲求よりもまず先におそわれる恐怖感からそうするはずである。自分の知らぬ間に知らぬ場所へと連れて行かれる恐怖は耐え難く、それから逃れるためにバスを降りるはずだ。


信号もない砂漠のような景色をながめながらそんなことを考えていると、日本でよく言われる「人生のレールに乗ってしまう安心感」といったものが理解できなくなってくる。


日本の社会が用意する列車は非常に混みあっている。速度も速い。車窓から景色を楽しむ間さえ与えてくれないようにも思う。
乗るときはいいだろう、おそらく現在地を把握しているはずだ。しかしいったん乗ってしまえば走り出した超特急から降りることは実に難しいこととなる。どこにいるかわからなくなる上に、車内に詰め込まれた人間はみな一様に似た思想を持ち、似た理想を追うようになる。金銭と地位以外の車内サービスがないこの列車は、そうなることを強いているようにさえ感じる。


現在地がわからない、進んでいる方向ももはや自分で決めたものではなくなっている気がする。
いったいその列車の行き先はどこなのだろうか。


私にはその列車が「後悔行き」であるように思えてならない。



列車に乗ったのは、いつだったのだろう。まだ幼いときだっただろうか、大学入学時だろうか、社会人になったときだろうか。いずれにしても、まだ若かったことは間違いないはずだ。
そのときから価値観は変わっていないのか?そんなはずはないだろう。

そんなものは容易に変わっていくし、根幹は変えずに発展させたとしても、進む方向が180°変わってしまってもおかしくないものだ。
だったらそのときに乗換えが必要ではないか。
列車がないなら他の乗り物でもいい。それもなければ歩いたっていい。
頭と体に負担はかかるだろう。しかし、地面を感じながら自分で定めた方角へ進んでいるときには、これが人生の醍醐味かと思うほどの充実感を得られるはずである。


日本では列車を降りるのは難しい。
けれど、飛び降りたところには必ずと言っていいほどセーフティーネットが張られている。


早ければ早いほうがいいと思う。
不満や不安を感じるのであれば、まずは外を見てみてほしい。
もしそこから別方向に光が見えるのであれば、すぐにでも飛び降りるべきだと思う。
もしそこから何も見えなければ、ひとまず降りて考えてみてはどうだろうか。
仮に何も見つからなくとも、すぐ横には降りた列車が走り続けているのだから、戻るのは簡単ではないか。


人生にたしかな意義などなく、たいした意味もないかもしれない。しかし曖昧な分だけ、多くの可能性が溢れているようにも思う。

世界一周シリア旅行32

【パルミラ 1】

世界一周シリア旅行33

【パルミラ 2】

世界一周シリア旅行34

【パルミラ 3】

世界一周シリア旅行35

【パルミラで出会った子供たち シリアでは小さな子が働いている姿をよく目にする。】

 

 

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168日目
宿泊地 :ハマ / シリア

移動 : なし

 

早起きしてパルミラへ!!

の予定だったのですが、体が重い。5時半に鳴った目覚ましを止め、また布団へ逆戻り。
タイトな旅程組んでせかせか移動していたからか、ちょいと疲れてしまったようです。なので今日は1日だけつくっておいた予備日を使い、一日中ゆっくりすることに。


高校を卒業したあたりから顕著になってきたのですが、私は自分の時間を異様なほど大切にしてしまいます。
以前読んだ夏目漱石の「道草」の中にそうした人物が登場し、その特徴が「守銭奴のそれのよう・・」という表現で描写されていたのですが、まさにそんな感じです。たいていいつも、時間時間!と何か焦ったような意識が頭のどこかにあります。
時間に追われているわけではないのですが、とりあえず使うあてがなくとも、それを囲っておかないと落ち着かないんですよね。確保したらそこにいろいろ詰め込んじゃうから、結局は忙しくなっちゃうのだけど。


と言うわけで、こうして自由で気ままな旅をしている今は時間を囲い放題なので、そこに詰めまくって逆に忙しくなってしまうというアホな事態に陥ってしまいます。

ようはただ欲張りなだけなのだけど。



最近それを反省しています。
やっぱり気持ちがせかせかしていると、感性が開かれないんですよね。もう出発してから半年ほど経ったので、慣れて刺激を感じにくくなってしまったというのも関係しているとは思うのですが、ちょっとまずいなと思っています。

淡々と作業ばかりしている気がしてしまって。


長旅している人は夜の時間を何につかっているんだろう。
聞いてみたいな。

世界一周シリア旅行30

【ハマロール もちもちしたハマの銘菓 味はまあまあ。一度食べたらもういいやってくらい】

世界一周シリア旅行31

【毎日欠かさず食べているパン 中にはくるみがどっさり、外には甘い蜂蜜がたっぷり。これで一個30円だからたまりません。シリアではくるみの実が売られているのをよく見かけます。】

 

 

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167日目
宿泊地 :ハマ / シリア

移動 : ハマ → ホムス(0.6h) → クラック・デ・シュバリエ(0.7h) → ホムス(0.7h) → ハマ(0.6h)
【10:00~10:45,11:15~12:05,14:00~14:50(ここまでは全てセルビス),15:30~16:05(バス)】

 

「クラック・デ・シュバリエはどうだった?」
「そうかい。そころでどこから来たの?韓国?」
「一人で旅行してるの?」
「結婚してるの?子供は?」
「彼女はいるの?」
「で、彼氏は?なんてね(笑) 僕は冗談が好きでね。
「語学はヨーロッパで学んだんだ。フランスの学校にいたことがあってね。」
「そこにはゲイがたくさんいたよ。僕も男が大好き。なんてね(笑)」
「で、君は男好きかい?」
「ははは、冗談さ。なんせ僕は冗談が好きでね(笑)
「バスが来るまで時間があるし、良いものを見せてあげるよ。」
「いやいや、そんなに時間はとらないからさ。ちょっと見に行くだけさ。お城の中にとってもきれいな通りがあるんだ。」
「そこは関係者しか入れない場所なんだよ。ささ、ついておいでよ。」
「大丈夫だって、すぐだから。」
「行こうよ!さあ!早く!!」
「・・・・」
「・・・・」
「そうか、気をつけて帰るんだよ。」
「なんだかすまなかったね。忘れてくれよ。どうも僕は冗談が好きでね。



と、お互いにとって冗談じゃない誘いを受けました。
なんか最近多いんだけど、ガードがあまいのかしら。

 

世界一周シリア旅行23

【クラック・デ・シュバリエ】

 

世界一周シリア旅行24
【芝もきれい】

 

世界一周シリア旅行25

【白い壁がきれい】

 

世界一周シリア旅行26

【この日は風が強烈でした!あまりに風が強く、一番奥の石までは辿り着けませんでした】

 

世界一周シリア旅行27

【中庭 ラピュタのモデルはここだ!とか言われています。】

 

世界一周シリア旅行28

【城内へ】

 

世界一周シリア旅行29

【中もきれいに残っていてビックリします。】

 

 

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166日目
宿泊地 :ハマ / シリア

移動 : ハマ → スッケルビーア(0.7h) → アパメア → スッケルビーア → ハマ(0.7h)
【10:40~11:30(行きのセルビス),14:50~15:40(帰りのセルビス)】

 

シリアにはきれいな遺跡が多い!

今日は世界で最も美しい列柱通りを持つと言われているアパメアを見に行ってきました。ローシーズンだからか観光客は少なく、私のほかに来ていたのは足早に駆け抜けていった現地の団体1つのみ。暖かい日で外にいるだけで気持ちが良かったので、ゆっくり時間をかけ遺跡全体を見て回りました。

世界一周シリア旅行12

【スッケルビーアのバスターミナル ここからセルビスで移動】



博物館の脇で降り、そこから1~2km坂道を上ったところに遺跡があります。
シリアは子供もフレンドリー。ハローハローといろんなところから声をかけられます。

世界一周シリア旅行13

【写真撮って!と寄ってくる子供たち。 すまん、一人間に合ってなかった!】

世界一周シリア旅行14

【アパメア】

世界一周シリア旅行15

【子羊】

世界一周シリア旅行16

【捕えられた子羊】

世界一周シリア旅行17

【列柱通りは全長1850m】

世界一周シリア旅行18

【斜めに溝の入った柱はここ独特のものだそうです。】

世界一周シリア旅行19

【柱ばかりだけどけっこう楽しめます。】

世界一周シリア旅行20

【用水路】



遺跡を満喫していると、突如柱の陰から老人が現われました。

「ようこそアパメアへ!日本人かい?ちょっとこっちへおいでなさい。」


こんなところでもシリアのおもてなしパワーは発揮されるのか!とりあえず時間にも余裕があったので隣にお邪魔することに。
アラブの世界では挨拶をするときに、男性同士であっても「チュ!チュ!」と口で音をたてて頬を交互にあてるのですが、おじいさんが片方を突き出してきたので、これには応えねば失礼にあたるのでは!と思ってしまい、私も逆側の頬をそこにあてました。

うむ、なんとかうまくできたぞ、と思いながら離れようとすると、その老人はまだだ!という顔をし、私に頬を出すように要求してきました。
なんて礼儀正しい人なんだ。これはこれは失礼致した。


言われるがまま頬を出すと、そこに。


「むちゅぱあぁ。ぷちょ。」

と強烈にキスをされました。しかもすごく豊潤なの。ほっぺに風が当たってがひんやりするくらい。
ちょっと気持ち悪かったんだな、これが。


同じようにするように言われたけど、

「日本ではやらないので。」

とか適当なことを言って立ち去ろうとしました。
すると老人は、最後に写真を撮ろうと言ってきたので、まあそれならと思い得意のセルフタイマーを使って撮影準備!
ぽちっとボタンを押してシャッターが切られるのをまっていると・・・


「むちょむちょめちょ!」

世界一周シリア旅行21

【マジで勘弁してください。危うく唇を奪われるところでした。】


逃げるようにしてその場から立ち去りました。あの挨拶はこれから禁止しよう・・。

 

 

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165日目
宿泊地 :ハマ / シリア

移動 : ダマスカス → ハマ(2.5h)
【12:00~14:30(バス)】

 

ホスピタリティー(おもてなし)界においては、「アラブを制するものは世界を制する」と言っても過言でないほどアラブ人はどこでも皆押しなべて親切なのですが、ここシリアはまた格別です。


とにかく人が親切です。
地図を見てうろうろしていれば誰か必ずと言っていいほど声をかけてきてくれるし、道を聞いたらセルビスをひろって乗せてくれ、勝手に切符代まで払ってくれちゃうなんてこともありました(ドライバーにお金を払おうとしたらもうもらったからいいと言われ、そこでもう降りてしまったおじさんが払ってくれたことに気付きました)。
また、中東は値段交渉がタフなことでも有名ですが、シリアではぼられることがほとんどありません。物価の安い国でここまで現地の人と同じ価格で買い物ができるのは初めてのような気がするなぁ。

マイ世界一周ランキングでは、フレンドリーさではチュニジアに軍配があがるものの、親切さではシリアがダントツでナンバーワンです。


それは日本人はアジア人だけでなく、ヨーロッパからの旅行者に対しても同じのようです。


「お茶飲んできなよ!」
と誘ってくれたお土産物屋のおじさんやお兄さんらとコーヒーを飲みながら一時間ほど話をしていたのですが、そのときにこのことについても聞いてみました。
なぜそんなに旅行者に親切なのかと。

すると、

「遠くからわざわざきてくれるなんて嬉しいじゃないの。それは当たり前のことだよ。」
「シリアでは小さな頃からお客さんをしっかりもてなすように教えらるんだよ。」


なんて答えが返ってきました。ははあ、見習いたいものです。


ところでビジネス界では日本のおもてなしの心は素晴らしいなんてことがよく言われていますが、ビジネス抜きにしたらどうでしょうか。
現代の日本人が、外部の人をもてなすことをそんなに得意としているイメージはないのですけどどうですかね。と言うよりも、その余裕がないように感じるのかな。

多くのものを失いすぎないうちに、もう少し個々の人生を大切にするという考えを社会が持ってくれるようになるといいのになぁ。
そのあたり日本はとても遅れているように感じてならないです。

 

世界一周シリア旅行10

【ハマの水車 大きいものは直径が20mもあります】

 

世界一周シリア旅行11

【夜はライトアップ!】



水車は一年中まわっていると聞いていたのですが、言ってみると水車はどれも止まっており、それどころか水の行き止まった川は悪臭を放っていました。ガッカリ。
 

 

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164日目
宿泊地 :ダマスカス / シリア

移動 : なし

 

ここダマスカスは世界最古の都市の一つといわれています。
今日はダマスカスの旧市街を散歩!!

世界一周シリア旅行4

【大混雑のスーク・ハミディーエ なんかディズニーランドっぽくありません?】

世界一周シリア旅行5

【人形のお店】

世界一周シリア旅行6

【ウマイヤドモスク前 教会を改築してつくられたモスクで岩のドームに次ぐ第4の聖地とされているらしいです。】

世界一周シリア旅行7

【新聞 トップはやはりガザ】


お昼はドミトリーで同室だったスウェーデン人エマニュエルと、地元の人で賑わっている食堂へ。彼はベジタリアンだそうなので、彼に合わせ肉をつかっていない料理を探し、ホンモスを注文!

世界一周シリア旅行8

【右がホンモス 豆をすりつぶしレモンやスパイスを加えたもの】


このホンモスはアラブの料理。実はイスラエルのエリコ(パレスチナ自治区)でパレスチナ人の宿に泊まったときにも食べたことがあります。そのときのイメージがあったので、まさかこんなきれいな料理が出てくるとは思いいませんでした。


ちなみにこれが宿でもらったホンモス。

世界一周シリア旅行9

【かぱっとふたを開けてちょっとビックリ!】



これは昼食も夕飯もを食べられなかったということを聞いたエリコの宿の人が気を遣って出してくれたものです。お腹が空いていたので、一緒にイスラエルをまわったFUTOME氏と二人で大事に食べました。見た目はこんなでしたが、お腹は空いていたし、なによりその優しさが嬉しくてとてもおいしく感じました。パレスチナ人も他のアラブ人と同様にとても温かく優しい人たちでした。


ところでエマニュエル(まだ学生)になぜベジタリアンになったのか聞いたところ、彼はこう答えました。


「理由は二つ。まず一つ、家畜の飼育に多くの飼料が必要となるから地球のエネルギー循環の効率が悪くなる。もう一つ、動物を傷つけたくない。これらのために肉を食べないことは、僕にとってそんなにつらいことじゃないよ。」


感心するなぁ。
旅先で会うヨーロピアンは、何かしら自分なりの考えを持っている人が多いような気がするなぁ。

 

 

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163日目
宿泊地 :ダマスカス / シリア

移動 : アンマン → ラムサ(1.2h) → ダラー(1.2h) → ダマスカス(1.5h)
【14:30~15:40,15:40~16:50,17:15~18:45】

 

今日でまたFUTOME氏とお別れ。彼はエジプトに、私はシリア・レバノンに向かいます。
またアフリカで会いましょう!

世界一周シリア旅行1

【ストーブで暖をとるFUTOME氏 またアフリカあたりで会いましょう!】


さてそのシリアなのですが、入国にはビザが必要です。空港やシリア国境では原則としてビザの発給は行っておらず、現在はアンマンやカイロの大使館でも取得することができなくなっているそうです。困った・・・という状況に陥りそうなところですが、実はビザがなくともヨルダンからシリアへ入ることは簡単だといわれています。

既述のように国境では【原則的には】ビザ発給しないものの、【一般的には】国境で希望者にはビザを発給してくれるようです。
ただしこの場合、国境で時間をとられることが多いようで、その間に乗っていたバスやセルビスに置いて行かれてしまうことがままあるそうです。それはよろしくない。


なので、アンマン発ダマスカス(シリアの首都)行きの直行便を使わず、ヨルダン側(ラムサ)とシリア側国境(ダラー)でそれぞれバス・セルビスを乗り換える作戦をとることにしました。これなら万が一おいていかれても交通費をあまり無駄にせずにすむしね。ちなみにこれ、サーメルのアドバイスです。ありがとう!


混んでいるという話も聞いていたのですがこの日は人もまばらで、ビザもスムーズ(たぶん20分くらい)に取得することができました。2週間滞在可能のツーリストビザで、料金は$20でした。聞いていたよりも安かった。

世界一周シリア旅行2

【ダラーのバスターミナルにあったいかしたオブジェ(大理石でつくった車)。 とんでもないセンスを感じるぜ!これを見てシリアの旅が楽しみになりました!】

世界一周シリア旅行3

【ダマスカスまでセルビスで移動】

 

 

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162日目
宿泊地 :アンマン / ヨルダン

移動 : なし

 

日本で最も有名なヨルダン人との呼び声も高い、伝説のホテル従業員サーメルに会うことができました!


これまではクリフホテルで長らく働いていたサーメルですが、ここ数ヶ月で何度か移動し、現在はアバッシ・パレス・ホテルという一つ星(って言ってた)ホテルにいます。

ペトラ、死海と並び、ヨルダンの三大見所とも言えるほど有名な彼の情報は、インターネット上や各地の安宿の情報ノートでかなりの数を目にしていたのでなんとか会ってみたいなと思っていたわけです。mixiのコミュニティ(【サーメルの宿】だっけな?)の情報がなかったら辿り着けませんでした。情報提供者さんに感謝!


サーメルは噂どおりのホスピタリティー溢れる心優しきナイスガイでした。
レセプション近くのソファーに座っていると必ずと言っていいほどやってきて、

「ネスカフェどう?」(本当は英語です。)

と声をかけてきてくれます。朝も頂いてしまっていたし、「ノーサンキュー」と伝えるのですが、小さな声で勝手に、

「イエス・・・」


と言ってもってきれくれちゃいます。ネットや情報ノートの書き込みによるとこのサービスは全て彼の自腹で行っているそうです。このネスカフェ以外にも、旅の交通情報や宿での親切で親身な対応、また時間のあるときは話し相手にもなってくれるなど、そのサービス以上に旅で疲れた心に温かくかけがえのない思いを抱かせてくれる癒し系の青年なのです。

彼の人気はとりわけ日本人の間ですさまじく、彼の動いた先のホテルがすぐに日本人宿のようになってしまうほど(動いていたのはこの1年間だけのようですが)。



またサーメルはお礼を断固として受け取らないことでも知られています。なのでネスカフェのお礼を考える前に、まずはこれ以上サーメルからお茶をごちそうにならないようにしようと、自分で買ったスティックのネスカフェ(インスタントコーヒー)をポケットにしのばせ、レセプション近くの椅子に座り情報ノートに目を通していました。


数分後・・・。
やってきました!サーメルがやってきました!!

私の前にやってきて、
「ネスカフェどう??」
尋ねてきたので、ここだ!と思いマイネスカフェを取り出しました。

「持っているからいらないよ。笑」

してやったりと思いサーメルを見上げたのですが、なんだ、サーメルの様子がおかしい!

サーメルは、

「オーマイゴット・・・」

とつぶやき呆然としているではありませんか!!
言葉をつながねばと思い、

「だからお湯だけもらいたいんだけどキッチン使っていいかな?」

と聞いてみたのですが、サーメルは

「ノー。」

と小さな声でつぶやき去っていってしまいました。
ごめんよ、サーメル。もう感謝しきれないくらい感謝しているから、これ以上お世話になってしまうわけにはいかないと思ったのだよ。
予想を超える反応に反省しかけていたそのとき、またサーメルが現われました。
しかも笑顔だ。機嫌を直してくれたのかな、よかったよかったと思いよくよく見ていると・・・・・・、持っていたよ!!!

サーメル、またネスカフェ持ってきちゃった!!!

なんて頑ななのよ。でもありがとう。


満面の笑みのサーメルから温かなネスカフェ入りのカップを受け取り、若干申し訳なさを感じつつもまた幸せな気持ちになりました。


なんとか滞在中にお礼を返さねば。

世界一周ヨルダン旅行5

【散歩中に見つけた少年。おしりの出具合が絶妙!】

世界一周ヨルダン旅行6

【アバッシ・パレス・ホテルは洗濯機の使用もOK!屋上で干しました。黒い服ばっかだ・・。】

世界一周ヨルダン旅行7

【屋上から】



タイトルにいれながら忘れてた。
そんなサーメルですが、予定では今年中に日本人女性と結婚することになったそうです。嬉しそうに話してくれました。おめでとう!!!
 

 

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161日目
宿泊地 : アンマン / ヨルダン

移動 : エリコ → 国境(1h) → アンマン(1.3h)
【9:30~10:30(タクシー&バス),11:15~12:30(バス)】

 

朝にエリコの宿を出て、国境に辿り着くまでにタクシーの運ちゃんとの間でちょっとゴタゴタはあったものの、無事にヨルダンに戻ってくることができました。
たった4日間だったけど、異様に濃い時間を過ごしたためかグッタリと疲れ果てました。


いろいろ考えさせられたと言うとなんだかまるで何も考えていないように聞こえますが、ここでは本当に多くのことを感じさせられ、そして考えさせられました。昨年末に急きょ旅程を変更しやってきた中東ですが、宗教、民族紛争、政治、歴史など、もっと幅広い知識と深みのある見解をもって臨むことができたら、より充実した滞在になっただろうなと少々もったいなく感じました。


世界一周中を通して感じることはとても多いのですが、移動も多くまたその先で次々と新たなものが入ってきてしまうので、それを深める時間がなかなかとれません。
日本に帰ってからゆっくり・・というのはおそらく無理ですし、極力、旅の最中に調べ物はしなければと考えています。刺激を受けた直後の敏感になった感性と高まった好奇心を無駄にするのは惜しいです。第一、時間をおいたらそうしたものが次々に入ってくる情報の下敷きになってしまって、結局何も残らないなんてことにもなりかねません。それが恐ろしくもったいないです。


なので、ラップトップ(ノートPC)をつなぐことのできるネットカフェを見つけたら、お金と時間がかかるけど結構入っちゃってます。
そこでページを開きまくって保存し、後でそれに目を通すようにしているのですが、これが本の代わりになるのでとても助かっています(それでも全然追いついていないのですが・・。)。本当に便利な時代になったものですよね。
PCは重くて厄介な荷物だけど、持ってきて本当によかったです。

世界一周に持ってきて良かった物のナンバー1はダントツでラップトップです。



下の写真は、昨日の分までに入りきらなかったエルサレム旧市街のものです。

 
 

世界一周イスラエル旅行16
【ダマスカス門】


 

世界一周イスラエル旅行17
【マリア教会】


 

世界一周イスラエル旅行18
【オリーブ山から見たエルサレム旧市街】



 

世界一周イスラエル旅行19
【旧市街内の風景 1】



 

世界一周イスラエル旅行20
【旧市街内の風景 2】



 

世界一周イスラエル旅行14
【最後の晩餐の舞台になったと言われている部屋】


エルサレムでは他にも、ヴィア・ドロローサと呼ばれるキリストが十字架を背負いゴルゴダの丘(磔にされた場所で現在は聖墳墓教会)に向かって歩いた道や、最後の晩餐の舞台になった場所(何もない簡素な部屋でした※写真追加しました)なども見ることができました。聖書にまつわる有名な見所が溢れるすごい街です。

迷ったけど来てよかった!
 

 

 

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160日目
宿泊地 : エリコ(ジェリコ) / イスラエル

移動 : エルサレム → エリコ(1.5h)
【15:00~16:30(バス&セルビス)】

 

エルサレムの旧市街と言えば宗教の聖地!

まず最初に辿り着いたのがユダヤ教の聖地、嘆きの壁。
黒い服に黒い帽子、そして耳の上あたりから局部的に伸ばした長い髪をたらすという、なんだかおしゃれにさえ見える風貌をしたユダヤ教徒。ここでは彼らがぶつぶつと祈りながら壁に向かって祈っています。壁に面して左側が男性用、右側が女性用と分かれています。

世界一周イスラエル旅行9

【嘆きの壁へ行くにはセキュリティチェックを受ける必要があります。】

世界一周イスラエル旅行10

【嘆きの壁】

世界一周イスラエル旅行11

【祈る人】


次の聖地、イスラム教の岩のドームはこの嘆きの壁の後ろにあります。

世界一周イスラエル旅行12

【橋をわたって嘆きの壁を越え岩のドームへ】

世界一周イスラエル旅行13

【岩のドーム メッカ、メディナに次ぐ三番目の聖地とされているそうです。】



最後はキリスト教の聖地、キリストの墓とされている聖墳墓教会。
ここがゴルゴダの丘があった場所とされていますが、他にもいろいろ説があるようです。

世界一周イスラエル旅行15

【ここで命を落としたとされています】


ここエルサレムの旧市街には、これらの聖地が1kmと離れていない距離に集中して存在しています。それは偶然でもなんでもなく、これらの宗教の起源が同じところにあるからなんですよね。実は神も呼び名が違うだけで同じです。

これらの3つの宗教の元になったのが、ユダヤ教の聖典である旧約聖書です。キリスト教の新約聖書もイスラム教のコーランも、ここから生まれたものです。イスラム教の教えの中にもイエスは使徒としてエスが存在しているとか。

エルサレムは大変な場所ですね。今日は聖地でお腹がいっぱいです。




実は今日ヨルダンに戻る予定だったのですが、エルサレムの聖地めぐりに予定以上時間がかかってしまい時間までに国境に辿り着くことができませんでした。バス、セルビスを乗り継ぎパレスチナ自治区のエリコまで移動したものの、仕方なくここでもう一泊することに。

タクシーのおじさんに連れて行ってもらった宿のような施設で部屋を借りて寝たものの、部屋には蚊がたくさんいたために、朝には顔がボコボコになっていました。顔だけで10ヵ所です。シャワーが使えなかったのもきいたのか、汗をたっぷりかいたFUTOME氏は顔だけで30ヵ所ほど刺されていました。


疲れた・・。

 

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159日目
宿泊地 : エルサレム / イスラエル

移動 : エルサレム ⇔ ベツレヘム(0.8h,0.5h)
【8:20~9:10,12:40~13:10】

 

イスラエルでもっとも見てみたかったもの、それが分離壁です。


分離壁とは、テロから国民の安全を確保するためという名目でイスラエルがパレスチナ自治区(ヨルダン側西岸地区)に建設を進めている巨大な壁のことです。この壁は全長約700kmを予定し建設が進められており、すでに400km以上が完成しています。

世界一周イスラエル旅行3

【分離壁 1 メッセージ性のある絵が多く描かれています。】

 


イスラエル側では「セキュリティー・ウォール」と呼ばれているらしいですが、一般的には「アパルトヘイト・ウォール(隔離壁)」という名で知られています。
上で名目と書きましたが、それはこの壁がその範疇におさまらないほどの役目を果たしているからです。実際にはこの壁は9割以上がパレスチナ側につくられており、建設の際には多くの家屋や畑が強制的に破壊されているそうです。更にえげつなく感じることに、その壁はあえて町を分断する(通過のたびに厳しいチェックを受ける必要があります。)ような地点を通ったり、重要な産業である農業のための肥沃な農地を破壊したり、水資源の利用を制限したりと、とてもただ地図上に線を引いて計画ラインを決めたとは思えないような成果(イスラエル側にとっては)をあげています。

壁建設の真の狙いは、経済、文化、教育などあらゆる生活基盤を破壊することにあると言われています。こうして生活を壊すことで、パレスチナ人の人口増加を抑える目論見もあるそうです。いやー、よくできていますよね。人間に許されないレベルの人権侵害だと思うのですがどうでしょうかね。

 

世界一周イスラエル旅行4

【分離壁 2 分離壁にあるチェックポイント ここを通過するたびに審査を受ける必要があります。】


国連決議や国際司法裁判所でも、壁の建設を中止するように勧告しているのですが、アメリカの援助と保護の下、イスラエルをそれを無視して建設を続けているそうです。

 

世界一周イスラエル旅行5

【分離壁 3 MADE IN USAはもちろん落書きです。】

パレスチナ自治区側への入植もそうですが、いつか成り立つ可能性のあるパレスチナの分離独立までのために、急ピッチで交渉で優位に立つための規制事実作りを行っているよう思えてなりません。そのとき主張するのは入植者の人権なのでしょうが、そのために他の人権をないがしろにしていて矛盾を感じないのか不思議です。ユダヤ教の選民思想があればこそ為せる行為なのでしょうか。

まあ、むしろそれが宗教の影響であってほしいとさえも思います。偏りのないフェアな頭を持った人間がこれらを遂行していると考えるほうが恐ろしいですから。
アウシュビッツでイスラエル人の中学生くらいの団体を見たときに感じたことですが、ここに来てまた同じことを思いました。なぜ自分らが味わったことを繰り返してしまうのと。歴史から何を学んだのと。

 

世界一周イスラエル旅行6

【分離壁 4 鼻がミサイル、蝶タイがアメリカ国旗のピノキオ】


パレスチナ問題は、領土と独立後の権利においてイスラエル側が譲歩するかたちでしか和解は成立しないように思いますが、こうした動きはそういったゴールから逆走し、より大きなより多くの争いと被害を生むようなものにしか見えません。
ちなみに、ハマスやヒズボラの急進派が提唱するイスラエル殲滅を目指す思想も、現実を考えるとこれも同様に極端なものに思えてしまいます。平和を導くものとは思えないです。


中国とチベット、セルビアとコソヴォ、ロシアとチェチェンなど、いまだくすぶっている民族紛争は世界中にいくつもありますが、ぜひそれらのモデルとなるような解決へ進んでほしいと思います。

 

世界一周イスラエル旅行7

【分離壁 5 5本の指には5つの宗教が。】



ついでのようになっちゃったけど、キリストの誕生した地とされている生誕教会にも行ってきました。
床にキスをする巡礼者の姿も見られました。

世界一周イスラエル旅行8

【この星の地点にキリストが誕生したらしいです。 ※写真可】

 

 

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158日目
宿泊地 : エルサレム / イスラエル

移動 : アンマン → 国境「キングフセインブリッジ」(1.3h) → エルサレム(0.7h)
【8:45~10:00(バス),12:20~13:00(バス)】

 

今日はヨルダンのアンマンからイスラエルのエルサレムへ移動する日。

なのですが、一つ問題が。パレスチナ問題等でイスラエルに嫌悪感を持っているアラブの国の中には、パスポートにイスラエルの入国スタンプがあるだけで入国を拒否されてしまう国があります。その中にはシリア、イエメンと、これから訪れる予定の国も含まれているため、なんとしてもノースタンプで入国しなければなりません。


イスラエル側もその事情を知っているためか、国境で入国審査を受ける際に、

「ノースタンプ プリーズ!」

と伝えると、別紙(出入国カードなどに押してくれるので用意は不要)にスタンプを押してくれます。
※何も言わなくとも別紙にスタンプを押してくれる人もいるそうですが、逆に頼んだにも関わらずずしもパスポートにペタンとやられる場合もあるので要注意!


しかししかし、いくらイスラエルの出入国スタンプがなくとも、隣国の国境の出入国スタンプがあればイスラエルに入国していると見なされ、同様に入国を拒否されてしまいます。
イスラエル側と同様に、出国(もしくは入国)する国側でもパスポートではなく別紙にスタンプをおしてもらう必要があるわけです。


ノースタンプでイスラエルに入国する一般に知られている方法を以下にまとめてみました。



イスラエル ノースタンプ入国方法



A.空路編
空港の出入国スタンプであれば、どこの国に行ったのかはわかりません。(スタンプのほとんどないパスポートだと怪しまれる可能性はありそうですが)
と言うことで手順は簡単、到着したイスラエルの空港および出国するさい利用するイスラエルの空港で、

「ノースタンプ プリーズ」

で、OKです。

 


手順
1.イスラエルの空港に到着

2.入国審査でパスポートをわたすのと同時に「ノースタンプ プリーズ!」。
どこでスタンプを押されるか分からない場合には、パスポートをわたす度にノースタンプと伝えたほうが良いです。

3.出国時の空港にて、出国審査の際、「ノースタンプ プリーズ!」。


これでOKです。
なお、入国もしくは出国の片方を陸路で行う場合には、以下の陸路編と同様の手順を踏めばOKのはずです。



B.陸路編

現在(09年1月)イスラエルとシリアの国境は開かれていないので、隣接する3カ国のうち、陸路でイスラエル出入国できるのはエジプトとヨルダンの2国からのみ。
そのうち、ノースタンプ出入国できる国境は【イスラエル・ヨルダン国境のキングフセイン橋】のみと言われています(キングフセイン橋の北方にも国境がありますが、ダメだったという話も聞かないので可否は不明です)。

おそらく空路でイスラエル入りした人は空路outする人が多と思うので、ここではヨルダン側から入国し、その後また陸路でヨルダンに戻るといったケースで手順を説明します。

ちなみにこの国境からノースタンプ入国できる理由としては、ヨルダンがイスラエルのヨルダン側西岸地区(この国境ポイントも含まれます)をイスラエルの領土として認めていないからだと言う話を聞きましたが、現在ヨルダンはイスラエルと和平を結んでいるはずなので、実際のところどういった理由なのかはよくわかりません。そこだけは譲れないとかですかね。わかんないです。興味があったらフレンドリーなヨルダン側国境のスタッフに聞いてみてください。そしておしえてください!



手順
1.ヨルダン側の国境ポイント、キングフセイン橋へ移動
アンマンの北バスターミナル(タバルボルだっけ?)から、朝8時にバスが出ています。料金は3JD。セルビスでは5JDほど。

2.出国税の支払い
出国審査を行う窓口の向かいに、出国税を支払う窓口があります。ここで5JDを支払い印紙を購入。

3.それとともにパスポートを審査の窓口へわたす。
本来はスタンプはここで押されます。印紙もパスポートに貼るものなので、念のためここで「ノースタンププリーズ!」を発動。
このポイントをつかって国境を越える現地の人・旅行者は多いので、おそらく何も言わなくても別紙を用意して手続きを進めてくれます。私のときはそうでした。

4.イスラエル側国境へ移動
緩衝地帯の移動は徒歩では認められていないので、出国審査をした建物の外からバスに乗りイスラエル側の国境へと移動します。数分の移動ですが、料金は3JD+荷物代1JD。荷物は小さなバックバパックでもとられました。

ここからが勝負です。

5.荷物を預ける
大きな荷物がある場合には、入口で荷物を預けます。ここでパスポートに審査の管理用かと思われるシールをペタッと貼られます。ちょっと前までこのシールはかなりはがしづらいものだったらしいですが、今はきれいにはがせます。

6.手荷物および身体チェック(X線,金属探知機)
手荷物、カメラ、ベルトなど、金属のついたものを全てをコンベアに乗せます。
※注意1 ベルトはOKだから通りなさいと言われることもありますが、念のためはずしたほうが良いです。一度でも引っかかってしまうと、後になぜひっかかったんだと厳しく詰問される可能性があります。私は2度ブザーが鳴ってしまい、そのことで強烈に詰められました。

7.空気がプシュッと出る機械を通る
意味不明だが発せられるアナウンスの声がかっこいい機械を通ります。これ自体は簡単に終わります。

8.入国審査の前に
ここまでに何か問題があったか検査官の目に留まってしまった人は、ここで止められ第一の詰問タイムを迎えることになります。
※注意2 詰問の仕方はかなり強烈です。というか失礼です。ほとんどが若い検査官ですが、みな徴兵でやってきている若者なのでしょうか。とにかく腹立たしい対応を受けますが、怒らないように注意。


問われること
・基本的な個人情報について
・イスラエルに友人はいるか(いないと答えたほうが良いようです。いると答えて入国を拒否されたと言う話も聞きました。)
・渡航の目的は
・泊まる予定の宿は(活動家が多く滞在している宿は避けたほうが良いようです。)
・なぜ身体チェックでひっかかった
・どこから来た
・どこへ行く 
・航空券を見せなさい
・武器は持っているか(必ず聞かれる質問)

などなど。
友人と一緒の場合には、二人別々の場所に連れて行かれ個別に質問を受けます。話が食い違わないように注意。


9.入国許可
ここまできたらついにあの言葉を使います。窓口でパスポートをわたし、それと同時に「ノースタンププリーズ!」です。
パキスタン、シリアなどのスタンプがあったり、イスラエルへの渡航回数が多い場合などには、ここで数時間待たされることも珍しくないようです。
問題がなくともここでも厳しく質問をされるので、スムーズに答えていかないと時間がかかってしまうこともあるようです。
私は5分くらいで抜けられました。

10.指紋・顔写真の保存
スタンプをもらった窓口のすぐ後ろにあります。


11.出口を抜ける
※注意3 ここでパスポートとスタンプを見せるように要求されるのですが、別紙にスタンプを持っている場合にはここでその紙をちぎって捨てられてしまうことが多いようです。私もやられました。
自国のスタンプを拒否した旅行者に対するちょっとしたいやがらせのようなのですが、パレスチナ自治区(ベツレヘムやエリコなど)への訪問を予定されている方は、チェックポイントでもめることになってしまう場合もあるので、スタンプのある紙はわたさずに見せるだけにするか、そのことを説明し保管しておいたほうがよいです。怪しまれるとこれまでの努力が無駄になるので、ベツレヘムにある教会を見に行きたいから、などと答えておけばよいかと思います。

12.バスに乗りエルサレムへ
国境にも両替所がありますが、市場レートよりも1割ほど悪いです。なのでこのバス代くらいはヨルダンで両替しておくと良いと思います。料金は37.5NISでした。




帰りも書こうと思いましたが、帰りはほぼノーチェックでスムーズに行くので特に問題なしです。不安であれば、パスポートチェックのたびにノースタンプと繰り返し伝えるのが良いかと思います。

出国には出国税がUS$40ほどかかりますが、そのときのレートによって料金がかわるようなので、予めその分のお金を用意していくのは難しいです。
その場で両替して足りない分をユーロや米ドルで支払うこともできますし、噂ではクレジットカードでも支払い可能だと聞くので安心です。もちろんレートは悪いと思いますが。




ノースタンプでの入国は制度としてあるものではないので、対応する人間の裁量でどうされるかはわかりません。中にはカップルで審査を受けた際、片方だけにスタンプを押されたなんて話、伝えたにも関わらずそのままパスポートにスタンプを押されてしまったなんて話も聞きます。

私が泊まった宿にもパスポートに押されてしまった旅行者がいたので、そのあたりは運かもしれません。入国前のシリアビザが貼ってあると嫌がらせで押される可能性も高まると思うので、そのあたりは注意が必要です。

それにしても腹の立つ対応だったなぁ。自分より年下と思われる腰でパンツをはいたいかにもいまどきの若者と言う検査官に、かんまり失礼な態度をとられます。どんどんこの国のイメージが悪くなってくなぁ・・。

世界一周イスラエル旅行1

【エルサレムには大型の観光バスがいっぱい】

世界一周イスラエル旅行2

【熱心なユダヤ教徒 帽子と髪(耳の横からちょろりんと出ています)が独特ね】

 

 

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157日目
宿泊地 : アンマン / ヨルダン

移動 : カイロ国際空港 → クイーン・アリア国際空港(1.6h) → タブルボルバスステーション(0.8h) → アンマンダウンタウン(0.3h)
【8:00~9:35(飛行機),10:00~10:50(バス),11:00~11:15(セルビス)】

 

およそ3年ぶりにアンマンにやってきました。

前回訪れたときには1泊だけしてすぐに日本へ発ってしまったのであまり記憶に残っていなかったのですが、ダウンタウンのキングフセインモスクを見たらなんだか懐かしく感じました。前に来たときもここを歩いたなぁ。



懐かしいと言えば、ここアンマンから一緒にイスラエルへ入るために、タイで別れて以来5ヶ月ぶりにFUTOME氏と再会する約束をしていました。
果たして太めの体はどうなっているのか、予想通りヒゲの長髪になっているのか、そうした外見上の変化も楽しみだったのですが、それ以上に彼のしてきた旅の話(スタイルもルートも全然違うから新鮮なんだよね)を聞くのがとても楽しみでワクワクしながら待ち合わせ場所の「クリフホテル」へと向かいました。


宿に着くとレセプションのおじさんが、

「チュニジアから来たのかい?友達から聞いているよ。部屋はこっちだよ。」

と、すぐに案内してくれました。
これでまず1ビックリ。FUTOMEさん、英語が上達してるんじゃないですか?以前はそんなことまで伝えられなかったはずなのに!


成長してるんだなーと、再会の期待をさらに高めながら、ついに彼が泊まっているというドミトリールームの中へ。
・・・しかし、いない。どうやら大好きなお昼ご飯を食べに外に出てしまっているよう。
部屋の中には異常なほど膨らんだバックパックだけが置かれていました。

世界一周ヨルダン旅行1

【いらない荷物は捨ててくださいと言いたくなるほどの荷物量!これで2ビックリ。】



そして待つこと30分、帰ってきましたよ!!FUTOME氏が帰ってきましたよ!!!

世界一周ヨルダン旅行2

【見つけたぞ!!再会のポーズをとるFUTOME氏。予想を超える髪の量に3ビックリ。】



長髪は期待通りでしたが、顔と体はほっそりと引き締まっていました。いやー、久しぶりだな。元気でなにより!
彼はインド・ネパールを2ヶ月間かけて堪能していたそうです。私も学生時代にインドを旅行したことがありましたが、中身の濃さが全然違いました。彼の現地への入り込み具合や経験の多さにかなり羨ましくなりました。良い旅をしてきたようです。ネパールのトレッキングも羨ましい!

世界一周ヨルダン旅行3

【身につけたダンスで現地のヨルダン人を圧倒するFUTOME氏。旅先でサムライの名を欲しいままにするFUTOME氏に4ビックリ。】



ところで今回待ち合わせ場所になったクリフホテルですが、数年前にイラクで誘拐され殺害された香田証生さんがイラク入りする前に最後に滞在した宿として知られています。香田さんはここの宿を出てバスターミナルに向かい、そこからイラクのバグダットへと向かうバスへ乗り込んだそうです。

世界一周ヨルダン旅行4

【クリフホテルから眺めた外の風景】


事件の起きた当時わたしは学生でしたが、当時も今も香田さんの行動についてたしかに疑問に思う部分はあるものの、それを批判する気になれません。
それは同じバックパッカーだからなんてことではなく、彼の問題意識と好奇心、そして目的へ向けて走っていける行動力に共感と羨望を感じるとともに、こうした日本人に不足した資質を持つ稀有な存在を自己責任の一言で詳細を省みることなく攻め続けた報道と世論へ、反発の気持ちを抱いたからだと思います。
そもそも当時人の命がかかっているそのときに、責任の所在や行動の良し悪しの議論にあれほどまで論点を集中させたのか、倫理的な立場から見ると理解しかねます。

あの報道を思い出すと、日本人の持つ全体主義の思想の根深さよりも、新たな価値観として西側から日本へやってきた個人主義に対する憧れと現実の間にあるギャップから漏れ出している不満の大きさを感じてしまいます。

世論があのように簡単に一方向へ傾いたのは全体主義に拠る強い考え持った人が多かったというだけではなく、逆にそれに反発しつつもうまくいかない現状の中でそれを難なく打ち壊す人間を目にし嫉妬に近い感情を抱いた、そういう層の人間(特に若年層)が相当数いたのではないかと推測するのですがどうでしょうか。

そういった不満の矛先が合わさった結果、必要以上に強烈に彼と彼の周囲に向けられてしまったように思います。


それとこれも怖かった。
大々的に表明した動機さえも曖昧になったイラク戦争(そもそもこれがなければあの事件は起きなかったわけですが)を引き起こした張本人アメリカに対する批判が出てこなかったことについても、マスメディアの影響力と、情報を受動的に素直に受け取ってしまう日本人の国民性がよく表れているようで恐ろしくなりました。


人は年をとるにつれて生き生きした人を見て純粋に尊敬するのが難しくなるように思います。何か具体的なものに対するものよりも、可能性への嫉妬が最も大きく強いものであるように感じます。

この事件を思い出すたびに、行動の大切さと、不満を感じる自分と向き合うことの大切さを痛感します。
 

 

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156日目
宿泊地 : カイロ国際空港 / エジプト

移動 : チュニス → カイロ(3.1h) → アンマン(1.6h)
【22:25~2:30※時差+1(飛行機),翌日8:00~9:35(飛行機)】

 

おろしたお金がまだ余っているなぁということで、行かないでいいかなと思っていたバルドー博物館へ行ってみました。

一番の見所はローマ時代のモザイクの数々!大理石などの石で描かれたモザイクが博物館中に展示されています。その規模と状態の素晴らしいこと。モザイクは模様が多いのかなと思っていたのですが、展示されているものは当時の生活風景や神話、動物など様々なものがありました。けっこう緻密につくられているので、少し離れてみると絵のようにも見えます。

世界一周チュニジア旅行51

【館内に展示されているモザイクの数々 ※撮影可】

世界一周チュニジア旅行52

【こんな小さな石で描かれています。】



バルドー博物館はかつては宮殿だったらしく、展示物だけでなく建物内の装飾も美しくそれだけでも楽しめます。行って良かったかな。

世界一周チュニジア旅行53

【特に天井装飾が美しい】



あとおもしろかったのは海中につかっていた石柱や石像の劣化具合。

世界一周チュニジア旅行54

【これがおそらく地上で見つかったと思われるもの】


世界一周チュニジア旅行55

【こっちは海中に浸かっていたと思われるもの】



下のほうでは小さな穴が無数に空き、中には貝の殻などが残っていました。空気と海水、両方にさらされるとこんなにも劣化してしまうのかな。


夜にはついにチュニジアを脱出!
リビアのビザが面倒と知っていれば間違いなく訪れれなかった国だと思いますが、きてよかったと心から思えています。寒く暗いヨーロッパを抜けた直後だったので、チュニジアの人々の温かさがより心に染みました。

次はまたもや予定を変更して付け足した中東4国!
イスラエルとレバノンへの入国は様子を見ながら考えます。

 

 

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155日目
宿泊地 : チュニス / チュニジア

移動 : チュニス → テブルスーク(1.7h) → ドゥッガ → テブルスーク → チュニス(1.7h)
【10:50~12:30(ルアージュ),15:30~17:10(ルアージュ)】

 

時間があるなぁ。
宿の部屋にこもってひたすらスペイン語やるかとも思ったけど、なんだかそれはもったいなく感じるんだよなぁ。近場はもうまわってしまったし。少し遠くに足を延ばすかな。
スースで出会った日本人旅行者がチュニスから西に100kmほど行ったところにある「ドゥッガ」という世界遺産にも登録されている遺跡を絶賛していたので、今日はそこまで行ってみることに。


話によるとチュニスからドゥッガへは直行便がないので、まずはテブルスークまで移動し、そこからタクシーなどをひろう必要があるとのこと。テブルスークのルアージュステーションに着くと乗り合いのルアージュが停まっていたので早速料金を尋ねてみました。

しかしこれが高かった。8TND(640円くらい)より下がらない。たった6kmなのにチュニスからここまでくるルアージュより高いじゃないの!これに乗るのは残金的にも厳しかったのでヒッチハイクをすることに。けっこう車通りもあったので1,2分で車も見つかり、3TNDでドゥッガまで乗せていってもらえました。(帰りは1~2TNDでも簡単につかまります。)


今はローシーズンということもあって観光客も数人いる程度。2世紀頃につくられたものだそうですが、保存状態がものすごく良く、数世紀前まで使われていたんじゃないのなんて思わされるほど。カルタゴの遺跡でガッカリしてしまった人はぜひここへ!!

世界一周チュニジア旅行42

【ローマ都市遺跡ドゥッガ】


世界一周チュニジア旅行43

【劇場】

世界一周チュニジア旅行44

【キャピトル】

世界一周チュニジア旅行45

【チュニジアで遺跡を見るならカルタゴよりもドゥッガのほうがおすすめです。】

世界一周チュニジア旅行46

【モザイクもきれいに残っています。】

世界一周チュニジア旅行47

【標高が高く空気も澄んでいるいるので空がきれい】



一通り遺跡を見てまわってもまだ明るい時間だったので、帰りは景色を楽しみながら徒歩で戻ることに。途中ベドウィンの飼う犬に追いかけられそれを見ていた子供たちに笑われたりというアクシデントもありましたが(あれはおそろしかった!!)、1時間半ほど歩きテブルスークへと戻ってきました。ここの景色は乾燥した南部とはまた違った自然の美しさがあります。行きか帰り、どちらかを歩くのをおすすめします。

世界一周チュニジア旅行48

【ベドウィンのおじさんと羊】


世界一周チュニジア旅行49

【顔が黒い羊 ちょっと怖いね】


世界一周チュニジア旅行50

【ドゥッガからテブルスークまで6kmあるけど景色は最高!】

 

 

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154日目
宿泊地 : チュニス / チュニジア

移動 : なし

 

かなり前からやることリストに載っているものの、リストを更新するたびにそのまま書き写されていた項目「ホームページのロゴ作り」を片付けることに!


漏らしてる感たっぷりのものにしたかったのですが、ちょっとイメージと違うものになってしまいました。
お漏らし的なものにしたかったのに、これじゃあ雨漏りだよな。
けど代わりのものも思いつかないので、当面はこれで行きます!!


何か良いアイデアがあったらお願いします!

これをバナーにしてリンク先探しも頑張らねば!
ブログかHP持っているかたがいましたら、勝手にぺたぺたリンクしちゃってください。

世界一周チュニジア旅行39

世界一周チュニジア旅行40

世界一周チュニジア旅行41

【色は黄緑のほうがよかったかな。】

 

 

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153日目
宿泊地 : チュニス / チュニジア

移動 : なし

 

今日は外にテーブルのあるカフェでお茶(大通り沿いのきれいなカフェでも1杯50円くらい!)をしながらスペイン語の勉強をしたり、ネットカフェで中東の情報をチェックしたりと休日を過ごすようにゆっくりしていました。

なんて平和なんだ。


ところで次の中東ですが、久々に連絡のとれたFUTOME氏(※)もちょうど今日そこに着いたようなので、ヨルダンのアンマンで一度再会しようかと話しています。
じっくり旅する派の彼は、出発してからの5ヵ月間をずっとアジアで過ごしていたそうです。私はヨーロッパの国々を多くまわるためにインドとネパールを旅程からカットしてしまったので、そこにも長く滞在してきた彼の話を聞くのが楽しみです。特に行ったことのないネパールは羨ましい!


アンマンで再会した場合ですが、その後の移動方法に違いがあるのでまたすぐに別れる予定です。
しかしせっかくここまで旅程が合っているなら少し危険な香りのするアフリカも一緒に縦断できたらいいねとも話しているので、またすぐにエジプトで合流することも考えています。

そうなると一人旅も1ヶ月半ほど中断してしまうかな。


旅しながら見たこと、感じたこと、考えたことってのは種々雑多でそこから何かを取り出したり練りだしたりするには、意外に多くのエネルギーと集中力を必要とします。いろんなものが交じり合って底が見えなくなった水に手を突っ込み、何かをつかむような作業ですかね。

これが一人旅だとやりやすいんですよね。
意識を中断させるものがないから、水面も波立たないし、中のものが沈殿したり浮遊したりして水が透き通ってくるのをじっくりと眺めることができます。そうすると何か見えてくる気がするんですよね。


見たことや感じたことは例えそのままにしておいたとしても、頭のどこかで思考に作用してくるものだとは思うのですが、ある程度意識的にその経験を使えないとやはりもったいない気がしてしまいます。なにより経験したことをそうやって自分の頭の中で明文化する作業がたまらなく楽しい(ほら、根暗だから)。


だから一人旅が楽しくて仕方ないんですよね。
日々多くのことに触れることができ、そしてそれをじっくりと味わう時間があるって、幸せなことこの上ないです。


二人で行動する間も、良い距離感を保ちお互いの旅をより充実したものにできたら良いなと思いました。


世界一周チュニジア旅行38

【道で見つけたら必ず買ってしまうチュニジアのお菓子 チョコ風味の粗目糖の中にピーナッツやアーモンドが入っています。これがおいしい!!】



追記
FUTOME氏の髪、ひげ、体型が大きく変わっている予感が!
12日に再会予定なので、写真を撮りまくってその日のブログに載せてみます!
本人も乗り気なので、よかったらこちらからアジアでのFUTOME氏を復習してみてください。 
かつてのFUTOME氏はインドネシアからタイの写真で見ることができます!

 

 

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152日目
宿泊地 : チュニス / チュニジア

移動 : なし

 

出発時に5冊をバックパックに詰め込んだものの、一度も開いたことのなかった語の参考書を、6ヶ月目にしてついに開きました。


新たな航空券を予約したのですが、なかなか安いものが見つからずチュニジアを発つのは5日遅れの11日になってしまいました。もうチュニジアは十分楽しんだし、この時間をどのように使おうかね。やりたいことをいくつかあったので、そのうちのどれかに手をつけることにしました。


世界一周中にこれまでやったことのないものに挑戦してみよう思っていたことは以下の5つ。


1.ホームページ作り

これは出発してからずっと続けているからいいや。

2.文章を書くこと
ブログ記事を毎日分書きためているので、これももうやっているしいいや。

3.水彩画を描くこと
水彩画を描けるようになりたい(最終目標は暑中見舞いや年賀状に絵を添えること!)と思いスケッチブックと携帯用の水彩絵の具を持ってきているのだけど、なかなか時間や気持ちの余裕がなく全く手をつけていません・・・。

4.スペイン語の勉強
語学力があると旅の質がドーンと上がります。旅がしやすくなることはもちろんですが、なによりも現地の人とコミュニケーションをとることができるのが良い!南米までに日常会話レベルに!という目標を立てたものの、いまだ参考書を開いたことがない始末・・。


5.ダイビングのライセンスを取る
日本でとると高いから、安くきれいな外国の海でライセンスを取ってしまう計画。エジプトのダハブではかなり安くとれるようなのでとるとしたらそこかな。
ちなみに泳げないんだけどね。



こうやって見てみると、やるとしたら3か4なんだよなぁ。
絵は描いたこともないから始めるとしたら誰もいない田舎でひっそりと練習したいからまた後回し。そうなると残りは4のスペイン語のみ。南米も近づいてきていることだし、新年の抱負でもスペイン語をやろうと誓ったことだし、ポンッとできてしまったこの時間に始めてみますか!と思い、出発時に5冊持った参考書(うちNHKラジオ講座の薄いものが4冊)を、バックパックの底から引っ張り出しました。


世界一周チュニジア旅行37

【やっていないのにボロボロになっていた1冊目 これはやろうやろうと思って小さいバックパックにいれていたからなぁ・・。】


何をするときも最初の一歩を踏み出すのが大変ですよね。ここが最初の山場だな。
今後続けていけるように、ここで良いスタートを切って軌道に乗せてしまおう!!

で、今日やったのはアルファベット。間に合うかな・・・。
困ったら※理子さんに相談だ!!


理子さん
オーストリアのホステルで出会った南米サッカー好きお姉さん

 

 

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151日目
宿泊地 : チュニス / チュニジア

移動 : スース → チュニス(2h)
【12:15~14:17(列車)】

 

ヨーロッパの次はアフリカ! だったのですが・・。

当初はギリシャからフェリーでエジプトにわたり、そこからアフリカを縦断しようと考えていたのですが、冬場はそのフェリーがあまり運行していないようだったので、比較的フェリーの便が多いフランス-チュニジアのラインでアフリカ入りしたわけでした。
チュニジアからはリビアをと抜ければすぐエジプトだし簡単だろうと考えていたのですがあまかった。というか調査不足でした。以前に書いたようビザの取得と国内移動に面倒なルールがありけっこうな費用がかかってしまうため、このルートでのエジプト行きを断念。


しかしチュニジアの西に位置するアルジェリアもビザや治安に問題があるので、ここから飛行機を使わなければならないこととになってしまったわけです。


調べてみると、チュニスからエジプトのカイロ行きの便は中東の国を経由するものが多いことがわかったので、ええい詰め込んでしまえ!と思いアフリカ縦断の前に中東にも立ち寄ることを決めチケットを手配しました。


航空券は、
チュニス発 カイロ(エジプト)経由 ダマスカス(シリア)行き
の往復券。

片道の航空券とそれほど値段がかわらなかったので往復券にし、帰りの経由地カイロで降りたらそのまま残りの航空券を破棄することに。



ネットで予約し空港へ向かったのですが・・・。

いざチェックインしようとカウンターへ行くと、

「名前がない!」


と言われてしまい、指示のまま空港内に設置された航空会社のオフィスへ移動。
しかしそこでも予約はない以外の言葉はもらうことできず、粘ってもどうしようもない感じだったので泣く泣くチュニスの町へと戻ることに。


もうチュニジアは十分満喫したってのに・・・・。
はあ。


宿はネットのつながるところに決め、その日のうちに代理店へ問い合わせのメールを送りました。
ちなみに翌朝返ってきたメールは、


「予約がいっぱいでノーチャンスでした!」


というもの。無理だったら連絡ちょうだいよ。予約完了、支払い完了の画面とメールを受け取っているこっちはそれを信じちゃうでしょう。もう。


自動で予約できるものであっても、次回からは別途確認のメールを送ろうと思います。
早く他の航空券を手配しないと。あまった時間に何をしようかな。

 

 

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150日目
宿泊地 : スース / チュニジア

移動 : なし

 

今日はスースのメディナ(旧市街)を散歩。

同じメディナでもここはチュニスのものより整然としており、道も建物もすっきりとして見えます。メディナ内はとても明るく現地の生活の匂いがするチュニスと比べると少し観光地化されている観がありますが、違った雰囲気を楽しむことができるので旧市街好きにはおすすめの街です。

世界一周チュニジア旅行33

【スースのメディナ】

世界一周チュニジア旅行34

【城壁周辺】


世界一周チュニジア旅行35

【リバトの塔から見たグランド・モスク】


世界一周チュニジア旅行36

【同じくリバトから眺めたスース旧市街】



夕方過ぎにファルハッド・ハシェド広場近くの噴水で休憩していると、一人で旅行をしているというおじいさんに話しかけられました。このイングリッシュのおじいさんの話が楽しかった。

「お腹いっぱい食べることができて、寝る場所があって、戦争がない安全があって、それ以上に何を求めるんだい?これがそろっているところで生活できるなんでとてもラーキーなことじゃないかい。」

と、日本人の働き方について話しているときににこにこと語ってくれたのですが、少し考えさせられました。もしそれら全てが状況で一つずつその幸せを獲得していくことができたら、その次には何を求めるようになるのかなと。
いろいろやりたいことが出てきそうだけど、とりあえず金銭的なものや物質的なものではないことは確実だろうとは思いました。周りに関心が向くようになるのかな。


まあそこは人によって違うのだろうけど、自分が何を欲しているか考えるとき、現在点からながめるよりも、こうして原始的な部分まで立ち返ってイメージしてみるとシンプルに答えを導ける場合もあるかななんて思いました。実現するのは難しいとしても、理想を持つこと自体は本来それほど難しいことではないような気もしました。
 

 

 

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149日目
宿泊地 : スース / チュニジア

移動 : タタウィン → ガベス(2h) → スファックス(2h) → スース(2h)
【11:00~13:00,13:45~15:45,16:30~18:30(全てルアージュ)】

 

バスステーションもルアージュステーションも人人、人だらけ。
普段は簡単に乗ることのできるルアージュも、ステーションに着くなり人に囲まれてしまい、人が降りるのと同時にもう満席。
年末年始はチュニジアの人もお休みだったようで、明日からの新学期や仕事始めのために皆移動しているようでした。

世界一周チュニジア旅行31

【チケットカウンター タタウィンではルアージュでもチケットを持っていなければ乗せてもらえませんでした。体をねじ込み無事チケットを入手!】


世界一周チュニジア旅行32

【ガベスのルアージュステーションもこの通り。】



本数の少ない長距離ルアージュに乗り込むのが困難だったため、何度か乗り継ぎスースまで移動しました。
途中乗り継ぎのために降りたスファックスではサハラ砂漠で会ったKさんと再会!翌日に帰国するとのことで、読み終わった文庫本を恵んでもらいました。本が減ってきていたので嬉しかったです!ありがとうございます!!


ところで海外でこうした混雑を経験するたびに思うのですが、誰が指示するでもなく、自然と列をつくって順番を待つことのできる日本人は実は珍しい存在なのかなと思います。これは幼い頃から全体主義を叩き込まれているからこそ為せる業ですかね。

待っていれば必ず順番はくる・・・と信じることができるのは、とても平和な国で育った証拠のように思います。
こうした日本人の気質は美しく感じますが、それと同時になんだか可愛そうにも感じます。日本人の全体主義からくる自己犠牲の精神は、全ての人に行き渡るだけの富、もしくは将来的にその可能性がどこからか与えられるからこそ成り立つものだと考えますが、今その供給物が日本に不足してきているように感じます。


こうした海外からも賞賛される美徳的な面はこれからも変わらずに持っていて欲しいと思いつつも、もう少し自分の求めるものを自らの手で取りに行く訓練が必要なのかなと思うことがよくあります。

並んで待つことを皆が同様に続けると、段々と自分の価値観や本当に求めるものが見えにくくなってしまうように思います。気が変わったとき、並んでしまったその列から抜け出すのが難しくなりますから、同じ方向しか向けなくなるリスクがあると思います。先までは見えなくとも、徐々に前に進む列の中にいると安心感が得られますし、そこから外れるのが怖く感じるようになると思うんですよね。

日本にはもう既に多くのものがあるのだから、それぞれが列を外れて、本当に欲しいものを追いかければもっと幸せな国になるんじゃないかななんて思うのだけどどうですかね。

 

 

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148日目
宿泊地 : タタウィン / チュニジア

移動 : タタウィン ⇔ クサール・ウレド・スルタン(1h)
【キャミヨンで移動】

 

チュニジア南部はステップ気候と砂漠気候に区分されるそうですが、ここタタウィンはその二つの気候の中間あたりに位置しているようです。


タタウィン周辺の山あいには、乾燥した気候のために発達した食物保存用の古い倉庫がいくつも見られるのですが、それが観光の目玉にもなっています。
今日はその中でも最も保存状態の良いと言われている、クサール・ウレド・スルタンを見てきました

世界一周チュニジア旅行28

【クサールと呼ばれる倉庫群】

世界一周チュニジア旅行29

【入口の上から突き出ている棒には、荷物を引き上げるために滑車をかけていたそうです。】


世界一周チュニジア旅行30

【裏から】



昔はきっと乾季には食べるものも制限されて相当我慢を強いられたんでしょうね。乾燥した地域の生活は厳しいです。
厳しいけれど人はそれに順応することができるんでしょうかね?サハラツアーに参加したとき、見て驚いたことがあります。


冬の砂漠は冷え込みが激しく、参加者は割り当てられたテントに入り、その中でかなり厚手の寝袋にくるまりそのうえにブランケットをかけ夜を越しました。それでも寒さを感じるため、ほとんどの人はダウンジャケットなど厚いアウターを着込み寝袋に入っていたようでした。寒がりの私はアンダーシャツ、ロンT、セーター、パーカー、登山用の防寒具、さらにそのうえにアウターを着てブクブクに着膨れして寝袋に入りました。それでも寒かったのだけど・・。


朝、初日の出を見るために外に出ると、来るときに乗ってきたラクダたちがつながれそのまま寝ていました。さすが砂漠の生き物、こんなところで寝れるなんてすごいなーなんて思い眺めていたのですが、ラクダの近くで何かがうごめいているではないですか。
何か他の動物もいるの?と思いよくよく見てみると、砂がかかったブランケットの下に人が寝ていました。それも数人。どうやらラクダ飼いの皆さんのようでした。普通の人がやったら死ねますよ、これは。

ちょうどその頃彼らは起き出したのですが、そこから抜け出したのを見てさらにビックリ。毛布もどうやら1枚だけしか使っていなかった様子。なんて逞しさなんだ。人間も長いこと同じ環境化にいればそれに順応できるのかなぁなんて、彼らを見て思いました。思い出すだけで寒くなる(>_<)



ちなみにこれとは逆に環境に慣れて弱くなるのを避けたいので、私は抗菌グッズの使用を避けます。いいよ、そんななんでもかんでも抗菌にしなくてもね。普段から鍛えておかないと!そんなこだわりがあるからかわかりませんが、私のお腹、めちゃくちゃ丈夫です。

海外旅行する度にこのお腹に感謝しております。

 

 

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147日目
宿泊地 : タタウィン / チュニジア

移動 : マトマタ → ガベス(0.5h) → タタウィン(2h)
【13:50~14:20(ルアージュ),14:30~16:30(ルアージュ)】

 

サハラフェスティバルやサハラ砂漠での年越しなどのイベントがあったため、計5泊もしてしまったドゥーズ。同じ町に5泊したのはこの旅始まって以来のことです。
これまでのペースを考えるとチュニジアにはかなり長く滞在しているけど、年末年始は特別だからいっか。それにチュニジアの人好きだしな。


チュニジアには美しい地形が多く映画撮影の舞台になっている場所も多いそうですが、今日はスターウォーズが撮影されたことで有名な中部の町マトマトを散策してみました。

世界一周チュニジア旅行25

【泊まったホテル シディ・ドリス・ホテルはもっとも有名なロケ地だそうです。去年よりもかなり値上げしたようでした。】

世界一周チュニジア旅行26

【マトマタ 小さくまとまった町です。 読み直して気づいたけど狙っていません。】



こうした住居は先住民族ベルベル人が古くから利用していたらしいです。見せてもらったガイドブックには、今ではアラブ人とベルベル人を民族で分けるのは困難なほど混血が進んでいると書かれていたのですが、ここには明らかにアラブ系ではないと見える人たちも住んでいました。それでも血は混じっているということでしょうかね。アラブ系の住人も、北部に比べるとベルベルよりであったように思います。

これまで見てきた国に比べると、人種間の差別も生活水準の差もあまり感じられませんでした。ヨーロッパのロマやアフリカ系移民、オセアニアのアボリジニは明らかに違って見えましたから、こうして共生している光景が新鮮でもありました。



話はスターウォーズに戻りますが、私は高校生の頃ペプシコーラのおまけでついていたスターウォーズのボトルキャップを鬼のように集めていました。買いすぎて飲みきれず、夏ですぐに生温かくなってしまうにも関わらず毎日お弁当のお供に家からペプシを持って行かなければならないほど。
努力の甲斐がありノーマルのキャップをコンプリート、しかも抽選で当たるコレクションステージまで手に入れることができました。懐かしい思い出です。


まあ、スターウォーズシリーズはいまだに1作も見ていないんですけどね・・。

世界一周チュニジア旅行27

【見たことがなくとも感動するマトマタのベルベル人住居 今でも人が住んでいるところがありました。】

 

 

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146日目
宿泊地 : マトマタ / チュニジア

移動 : ドゥーズ → ガベス(2.3h) → マトマタ(1.5h)
【14:30~16:45(ルアージュ),17:00~18:30(ルアージュ)】

 

今朝、予定通りにサハラ砂漠で初日の出を拝むことができました。

4時に目覚ましをセットしたもののそのときはまだ真っ暗で、結局日の出を目にしたのは8時近くになってからでした。
地平線まで何も遮るものがない中、ゆっくりと昇ってくる太陽をじっくりと眺めることができたのはなんだかとても感慨深かったです。

世界一周チュニジア旅行22

【サハラ砂漠からあけましておめでとうございます。 紛らわしいですが、後ろの光は僕のオーラでなく初日の出の光です。】


世界一周チュニジア旅行23

【朝食 砂に埋めて焼いていました。ナンのような食感でおいしい!】



ところで朝目覚めると背中や腰に痛みがあったので、硬いところで寝たのが原因かななんて思っていたのですが違いました。原因はラクダのようです。乗っていると平坦な道でもけっこう揺られるんですよね。ゆっさゆっさと。それでどうやら筋肉痛になってしまったようでした。いたたたた。



ラクダでドゥーズに戻った後、カイロ経由ダマスカス行きの航空券を手配し、その後砂漠で出会ったKさんと例のお店に行き、ここでのオッジャを食べおさめ。これににんにく入れたらもっとおいしそうだなぁ。今日も彼はいたのですが、「オッジャおいしいか?」以外は特に何も言わず、少し寂しいお別れとなりました。


次の目的地のマトマタまではバスも出ているのですが本数も少ないので初となるルアージュを利用することに。これは乗り合いタクシー似たもので、乗車客がいっぱいになると目的地へ向け出発します。料金もバスと大差なく便数も多いので、チュニジアではかなり利用価値の高い交通手段になります。


世界一周チュニジア旅行24

【ルアージュ 日本車が多い】

 

 

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