174日目
宿泊地 :アンマン / ヨルダン
移動 : ベイルート → ダマスカス(2.5h) → アンマン(4.7)
【8:00~10:30(バス),11:10~16:00(乗り合いタクシー)】
移動で一日終わり。
レバノンとヨルダンは国境を接していないため、いったんシリアに入る必要がある。ヨルダンから入ったときに取得した観光ビザの期限内だからそれでいけるのかな、と淡い期待を抱いていたものの、マルチでなくシングル扱いのようで、再度ビザをとることになった。今度のはトランジットビザ。数時間の滞在であるものの、出国時にはしっかりと出国税もとられてしまう。痛い。
レバノンのベイルートからシリアのダマスカスへ移動したあとは、乗り合いタクシーでヨルダンのアンマンへと向かった。
そのタクシーではヨルダン人のアリさんと出会ったのだけれど、とても親切で気さくな方で、おかげで移動も入国審査の長い待ち時間も短く感じた。
ヨルダンでヨルダン人(人種的な意)というと当たり前のように聞こえるけれど、実は構成の3割ほどを占めるに過ぎない少数派になる。7割と大多数を占めるのはパレスチナ人。
外部の人間からするとその違いも分からない2つの民族だが、これが結構複雑な問題になっているそう。ヨルダンの宿でパレスチナ人(人種的な意)から聞いた話によると、ヨルダンではヨルダン人が圧倒的な権力を握っているとのこと。パレスチナ人は権利も制限されていて給与も低いとか。何か事件が起きたとき、明らかにヨルダン人に非がある場合でもパレスチナ人に責任を押し付けられるなんてことも日常茶飯事なのだそう。現地の人からすると、顔つきと名前でどちらの人種か見分けるのは容易らしく、パレスチナ人は彼らに近づくのを恐れるため二つの人種の間には見えない壁があるらしい。
アリさんは初めて接したヨルダン人と判明しているヨルダン人だったが、私ら旅行者からはパレスチナ人との違いはほとんどわからない。
現地の事情に触れるあるいはてそうした意識を持ってながめてみたいと考えていはいるものの、実際はなかなか難しい。いつか新たな情報と知識を得たときに、その景色から何かを取り出すことができるよう、とりあえず今は目にしている光景をしっかりと焼付けておきたい。
【ベイルート発 ダマスカス行きバス 車内にはヒズボラのポスターも】
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