2008年9月アーカイブ

65日目
移動 →昆明(12h)
宿泊地 昆明/中国

 

まだ薄暗い早朝に、香格里拉から昆明の西苑バスターミナルへ到着。ガイドブック・地図をもっていないので、新しい町に着くときは期待だけでなく不安もあります。特に大都市になると歩いてどうにかするというわけにもいかず、また物価も高いので宿探しにも気を遣わなければなりません。アジアは物価が安いので結構気楽にいどうできますが、これから先のことも考えるとやはりガイドブックがほしいなと思ってしまいます。情報も多いし、デジタルデータと違ってどこでも開くことができて便利なので、旅の充実度も上がる気がします。けど重いからなぁ。

今回はじっくりまわりたい国・地域のガイドブックを4冊だけ持ち、持ちきれない分はデジカメで撮りPCとデジカメに入れてきました。けれどもデジカメだと地図など細かい部分を解読することができず、外では残念ながらあまり役に立ちません。事前にもっと読み込んでおけばよいのですけど。せめて確実に行くと分かっている都市の地図のページだけでもコピーして持っておけばよかったかも知れません。これは世界一周の準備でやっておけばよかったなぁと思うことに一つです。


話はかわりますが、いまは中国の国慶節という連休にあたり(今年は最長で9連休らしいです)、宿はもちろん交通機関やツアーなどの料金が跳ね上がっています。公共のバス・列車などは料金の変動はありませんが、予約がいっぱいになってしまうので早く切符を手に入れておかなければ、旅のルートを変更する羽目になりかねません。昆明発上海行き(所要約30時間)の切符は10日前に購入していたのですが、ルートの変更をしたために、それを払い戻すとともに桂林行きの切符を買いに昆明駅へ行ってきました。

 

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【混雑するチケット売り場】


ものすごい人でした。予定より一日遅くなりましたが、なんとか硬臥の切符を購入でき一安心。NHKの番組で中国の鉄道の旅を見て以来これにはどうしても乗ってみたかったので楽しみです。

ところで私は各駅停車の電車が好きです。電車だとあまり酔わないので本も読めますし、ゆっくり行くので景色も楽しめますし、時間を気にする必要のないときはいつも各駅停車です。電車に乗るときそう思うのであれば、普段の生活でももう少し周りのものに注意を払っていかねばなぁと思います。おもしろい発見があるかもしれないし。明後日も何か面白いものやきれいなものが見れたらいいなと期待しています。

 

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64日目
移動 白水台→香格里拉(3.5h)→昆明(12h)
宿泊地 バス車中

 

今日はほぼ一日移動で終わってしまったので、昨日のこと少し。

香格里拉の人はとても素朴で平和な感じで、その中にいると自分もそんな風にゆったりとした流れにのってしまいます。思いついたらとりあえず思うがままやっちゃえばいいやなぁ、なるようになるでしょう、それが幸せだよ、なんて昨日は歩きながらフラフラ考えていました。そして松賛林寺の帰り、バスターミナルを通りかかったときにふと思いました。

『自然が見たいね。』

香格里拉から南へ行ったところに白水台というカルスト台地があり、そこではトルコのパムッカレのような石灰棚が見られるという情報があったので、午後2時、思いつきでバスのチケットを購入しました。運賃からどれくらいの距離があるか推算したのですが、まあ半日あれば十分行って帰ってこれるでしょうと判断し、相変わらずフワフワとした頭のまま白水台へと向かいました。

 

バスが停まる度に、ここかな、ここかな、と思うのだけど一向に着かない。延々と山道を行き、結局着いたのは午後5時過ぎ。(香格里拉からここまで100kmあるそうです。)そしてそれとほぼ同時に、今日はもう香格里拉行きのバスがないことが判明。しまった、なんとかならなかったじゃないか!

 

と思っていたら、同じバスに乗っていたナシ族のおばちゃんが、「家に寝れるところがあるからおいでよ。(15元)」と声をかけてくれた。ほら見ろ、なんとかなった!
家は宿としても使用しているようで、狭い部屋でしたがきれいなベッドとあたたかい布団を用意してもらえ、無事に寝床を確保できました。ありがたや。

暗くなる前に行かねばと、部屋を確認しすぐに白水台へと向かったのですが、入り口付近は観光地にも関わらずなんか静か。現地の人が数人ふらふらしている程度。まあ人は少ないに越したことはないなと思い中に入ったのですが、なんと観光客は一人もいませんでした。普通に一周するのにだいたい1時間かかるのそうですが、あまりに景色が素晴らしかったため、贅沢に時間を使いながら2時間近くかけ白水台を堪能しました。今回は地震があったこともあり、泣く泣く四川の九寨溝と黄龍を旅程から省いたのですが、同じカルスト地形をかなりのミニチュア版ではありましたが楽しむことができました。

いやー、やっぱりどうにでもなるね。傍から見たらどうにかなっていないように見えても、本人がどうにかなったと思えばそれで終わりでいいよ。切り替えは早く、手も早く、多くのものに触れるため適度に気を抜いてこれからもフラフラ行ってまいります。


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【見せてもらったガイドブックには写真も載ってなかったからあまり期待していなかったけど、ちょっとこれはすごいじゃないの!】


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【虹も出ていました。】

 

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【高地だから空もきれい】

 

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【小さな湖も水が青く透き通っていてきれいでした。でも撮った写真は全て光を反射してしまい写っておらず・・。】


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【湧き水も青い!味はコントレックスを薄くした感じでした。悲しいことに写真はいつもセルフ撮影です。】

 

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63日目
移動 香格里拉→白水台(3h)
宿泊地 白水台/中国

 

今回の旅では時期が悪くチベットに入ることができなかったのですが、せめてそれに近いものに触れたいと思い、仏教寺院の松賛林寺へ。
チベット仏教のことは正直なところほとんど何も知らないのでただ見るだけになってしまいましたが、今度勉強してみます。写真だけで悪しからず。


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【ラサのポタラ宮も見てみたい。壮大でした。】


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【装飾や壁画が独特。壁画は仏教よりもヒンドゥー教の神々を連想させるようなものが多かったです。】


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【チベタンの少女】

 

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【これは香格里拉古城の眺め】

 

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62日目
移動 麗江→香格里拉(4h)
宿泊地 香格里拉/中国

 

時間がないんだ!ということで、麗江(リージアン)も早々に離れ次の目的地、香格里拉(シャングリラ)へ。

麗江も標高2,400mとなかなか冷えたのですが、ここ香格里拉はそれよりも1,000m近く高い標高3,300m。ここでは少し厚手の長袖着用しています。香格里拉のバスターミナルを出て、まず目に付いたのヤクのお店。ヤクというのはチベット高原などに生息する毛の長い牛のような動物で、ここ雲南省や四川省では家畜として飼育されているものが多いそうです。

このヤクですが、このあたりのヤク料理屋では道端でヤクの解体をしちゃってます。そしてそれを店頭にぶらさげます。ぶらーん、と。干し肉にして売っているのをよく見かけます。


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【ワーオ!食欲ナクナルヨ、ワタシ!】


最初目にしたときは少しびびってしまいましたが、後ほど気を取り直して食してみることに。注文したのはヤク肉の煮込み料理。赤身が多く魚肉に似た歯ごたえのある部位が多かったです。味は「こいつぁいい!」とまではいかないものの、変なくせもなく(少し臭みがあるという噂でしたが)、お腹一杯食べ満足しました。おいしかった。


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【香格里拉では多数の少数民族が生活しており、市街の大通り沿いには民族衣装の専門店も見られます】
 
 

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【ポーズをどうもありがとう!隣の人は失笑・・。】

次によく目に付いたのは松茸。乾燥させた松茸をを無造作に店頭に置いているお店がそこら中にあります。香格里拉では松茸が有名らしく、土産物屋でもパックにされたものがたくさん置かれています。残念ながら私は大のキノコ嫌いなのでさほどときめきませんでしたが、安さには驚きました。実際に買う気がなかったためほとんど交渉しておらず実際の市場価格はわかりませんが、聞いてみたところ、縦40cm、周囲同じく40cmほどのビニール袋ぱんぱんに詰めて(乾燥きのこなので結構な量です)1,500円~ということでした。松茸好きな人はぜひ香格里拉へ!


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【ゴミのように無造作に積まれた大量の松茸】


キノコはあのヌメヌメと歯ごたえさえなくなれば食べられるんだけどなぁ。・・・そうなったら何物でもなくなっちゃいそうだけど。


ところで話はかわりますが私は地理が好きです。人も文化も歴史も、全て地理の上にあります。地理に応じてそういったものの基礎はつくられていると考えているので、新たな国や遠方の都市に向かう前には、地図帳で緯度や軽度、山や湖、海などの地理的要因を確認し、この上には生活様式、文化が築き上げられやすいのか、またどんな人間性がつくられるのか、などを想像します。そして実際にその中に入り、自分のイメージと比べてみるのですが、これがとてもおもしろい。結構地理を理由にするだけで納得できることも多いような気がするのです。高山地帯の特産物がどんなものか、それらに共通した特徴があるか、見た後でもそういうものを探してみると少しその地のことを知れたように思え、また旅が楽しくなります。

 

 

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61 日目
移動 麗江古城⇔東河古鎮(1h)
宿泊地 麗江/中国

 

今日は雲南省の自然を満喫すべく、きのう古城で知り合ったメキシコ人タニアと拉市海(湖です)に行く予定だったのですが、もう少しナシ族の存在を感じられる古い街を見に行きたいと思い、約束をキャンセルし東河古鎮へ。

日本のガイドブックには東河古鎮はあまり取り上げられておらず、私も当初は同様の街並みに画残ると言われている白沙を訪ねる予定だったのですが、宿のおばちゃんの
『白沙?┐(´~`;)┌  白沙は小さいし入場料取られるし、東河古鎮のほうが断然いいネ。中国の人もこっち行くネ!』
という言葉を信じ、行き先を変えました。ここには古い民家や壁も比較的多く残っており、麗江古城よりも人々の生活観も感じられました。なにより人が少ないのがいいかな。不規則に入り組んだ道をふらふらと歩きながら、やっと麗江にきたなぁ、なんてことを感じました。良いところでした。



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【東河古鎮の街並み】


ところで中国では(東海岸のほうはもう少し違うかもしれません)観光地でも英語がなかなか通じません。いつもは持ち前の英語力をもって颯爽と進んでいくヨーロピアンも、ここではとても苦労しているように見えます。こんなふうに言葉が通じないところではボディランゲージを頑張るしかないのですが、日本には中国文化が入っているおかげで部分的にですが中国の漢字も読解することができるじゃあありませんか!ということで、中国に入ってからというもの、メモ帳とペンをポケットに常備しでいます。困ったとき(ほぼ100%)は漢字を書いてそれを見せるのですが、これが結構通じる。逆に向こうの言うことも漢字で書いてもらうとなんとなくですがわかることもあり、言葉は通じなくとも漢字で筆談ができます。(上の東河古鎮もこれでおしえてもらいました。その人は日本語も少し話せる人でした。)

北にいくともう少し反応が変わってくるという話も聞いたことがありますが、このあたりでは日本人の私に対しても皆とてもフレンドリーに接してくれ、食事をしているときや移動のときなど、(中国語で理解はできないのですが)ニコニコ話しかけてくれることがよくあります。良いほうに大きくイメージが変わったように思います。最初は中国語特有の語気の強さや田舎のおっちゃん風の豪快なしぐさにびびってましたが、慣れてくると彼等の堂々と溌剌とした態度に好感が持てるようになってきます。中国に来てみてよかったなと、つくづく感じています。

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【宿での筆談の跡。通じたとき嬉しいんだよなぁ。】




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【食堂でも筆談。彼等の出してくれた蒸餃子は、この2ヶ月間で口にしたものの中でダントツで一番おいしかった!】

 

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60日目
移動 大理→麗江(3.5h)
宿泊地 麗江/中国

 

大理で受けた中華の衝撃がおさまらぬまま、今度は世界遺産にも認定されている古城都市麗江(リージアン)へ。
麗江も大理と同様、市の中心とは別に古城の景観を残した地区が存在します。観光客が集まるのはこの古城エリアです。麗江は今も木造の家屋が軒を連ねており、高台にのぼると眼前一体に美しく屋根が広がる景色を眺めることができます。

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【麗江古城の眺め】


この上から見ると美しい麗江ですが、中を実際に歩いてみると衝撃を受けます。一見古風な造りの建物が美しく並んでいるように思えるのですが、よくよく見て みるとどれもお店。おみやげ物や旅行代理店、銀行や観光客向けのレストラン・カフェ、いたるところに設置された園内(?)案内用の看板など、まさしくテー マパークといった景観です。噂には聞いていたのですが、噂以上の出来栄えでした。


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【歩いているとちょっとガッカリしてしまう古城の街並み】


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【でもきれいにはきれいなんだよなぁ】


これらのお店はほとんど人通りのないような古城エリアの端まで広がっており、これからまだこのテーマパークは拡大するんじゃないかとさえ感じさせられま す。10年ほど前に起きた地震の影響で、多くの家屋が倒壊してしまったこともこのような人工的な街になってしまった原因となっているもかもしれませんが、 表層だけをつくろっているもの特有の、いたたましい虚しさを感じました。

古いものを維持しさえすればよいというわけでもありませんが、歴史・文化の理解を深めるための努力がもう少し見えたいいのになと思いました。せっかく多く の国内旅行客も訪れているのに、子供たちが出店で食べ物買ったりお土産選んだりしてそれで帰ってしまうのでは、なんとも残念に感じてなりません。観光業と 文化啓発の両立はなかなか難しそうです。




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【いいかね、これは世界遺産なのだよ!】

 

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59日目
移動 →昆明(11.5h)→大理(5h)
宿泊地 大理/中国

 

文字通り体が宙に浮くほど跳ね上がりながらでこぼこした山道を走りぬけ、昆明から大理に到着。
着いてビックリ。イメージ通りの中国の古い町並みが目の前に広がっていました。こうして連続していろんな国を見ていると、新たな文化に触れているという喜びの感覚が少しずつ麻痺してきてしまうことがありますが、ここでは目が覚めるくらい驚きと感動がありました。どの国ももちろんその国らしさといったものを持っていて、それは単純に他の国と比べてどうこう言えるものではありません。しかし中国に関しては言葉や建築、衣服、料理、その他生活様式、とにかく目にするもの全てに何か中国らしいものが見え、これまでの国にはなかったような文化の力強さと歴史を感じさせられます。
正直なところ、中国はあまり楽しみにしていた国ではなかったのですが、入国直後の感動では間違いなくこれまでの国の中でナンバーワンです。せっかく日本にも近いので、またそのうち休みをとってこの国をまわってみたいです。


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【大理 古城エリアの街並み】


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【散歩が楽しい】


それにしても中華料理は本当においしい。その上安いし、毎日三度の食事が楽しみで仕方ありません。トルコも何を食べてもものすごくおいしく感じましたが、世界三大料理(中華・フランス・トルコ)というは伊達ではありませんね。ビールも安いし、一食+瓶ビール(大)を頼んでもなんなく200円以内に収めることができます。

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【昼は小籠包 】


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【蒸し餃子もめちゃくちゃおいしかった!肉汁がじゅうぅっとね。】

 

 

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58日目
移動 サパ→ラオカイ(1.5h)→河口→昆明(11.5h)
宿泊地 バス車中

 

いろんな噂があり少し心配していましたが、何事もなく8ヶ国目の中国に入国できました。入国審査の際は、審査官に好印象を与えるべく、新卒の就職活動さながら笑顔ではきはきと受け答えをしてきました!「はい!中国はこれが初めてです!」とかニコニコ言ってみたり、でかいバックパックの中身をきびきびと引っ張り出したり。何はともあれ、無事に入国できて一安心です。

さて入国できたのはいいのですが、河口(ベトナムとの国境)から昆明へのバスの時刻を調べていなかったため、何もないこの町で7時間待つことになりました。この日はここで二人の旅人と会ったのですが、二人とも話していておもしろい方たちで楽しかったです。


一人目はイスラエル人の男性。人口は600万人ほどの小国ですが、こうした旅をしていると本当によくイスラエル人と出会います。兵役を終えたあとの休みなどを利用して旅しているのだそうですが、それでも説明がつかないほど旅をしている人が多いように感じます。ユダヤ人の歴史や現在の彼らの境遇が、目を外へと向けさせるのでしょうか。お昼を一緒に食べに行ったのですが、彼からは第二次世界大戦でなぜ日本がアメリカに攻撃されたのかということを執拗に聞かれました。こちらはパレスチナの問題についてどう考えているのか聞きたかったのですが、とてもデリケートな内容なのでこのときは結局そこまで踏み込めず仕舞いでした。国連やアメリカ、ヨーロッパ諸国に対し、一般市民がどういった感情を持っているのか聞いてみたいんだよなぁ。

旅先では様々な国の人に会うことができるので、各々の国やその周辺国について話を聞くことができるのがとてもおもしろいです。もっと英語頑張らなくちゃ。


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【見せてもらったヘブライ語の本。点字のようだ・・。右から左へ読むらしいです。】


もう一人は有給をつかって中国を旅しているというおじさんでした。ものすごく気さくで親切な方で自分のホテルに案内してくれ(ターミナルは座っているだけで汗がポトポト落ちてくるほど蒸し暑い!)、i-Podやデジカメの充電(これは本当に嬉しかった!)をしてくれたりシャワーを貸してくれたり、中国の地球の歩き方も見せてくれたりと、いたれりつくせりでした。無償でここまで親切にしてくれたことに感謝感動しました。本当に助かりました。シャングリラあたりで再会できたらいいね、なんて話をしお別れ。うまく日程が合うといいな。



追記
この日、中国入国後にATMで現金を引き出し、クレジットカードを挿したままその場を去るという愚行を犯しました。クソ暑い中、30キロの荷物を背負って走り回り、無事銀行でカードを返却してもらえました。盗めれていなくて本当によかったです。よく忘れ物するんだよなぁ。買った商品おいてきたりとか・・。

 

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57日目
移動 なし
宿泊地 サパ/ベトナム

 

ベトナムコーヒーがたまらなくおいしい。ブラックでも濃厚な甘さがあって、まるでカルーアのようです。サパは涼しいのでホットで飲めるのも嬉しいです。ちなみにここもこれまでの国と同様、普通にブラックを頼むだけだとシュガー入りで出てくるお店がほとんどです。ブラックはミルクなしを意味するようで。


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【ベトナムコーヒー】


コーヒーともう一つ、新しい国に入ったら必ず試してみることにしているのがフルーツです。日本ではなかなか口にすることのできないものがたくさんあるので、これもなかなか楽しいです。


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【ランブータン。味はライチに似ています。】


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【スターフルーツ。すっぱくて渋かったです。横の断面図が星型なのでこの名前になったそう。】


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【シャカトウ。見た目はまずそうですが、ものすごく甘くておいしいです。種が多いのが少し面倒。】


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【名称不明。桃とりんごの中間といった感じの果物。味はりんごでした。(後日追加分。中国麗江)】


明日、ベトナムから中国に入国する予定です。日本人はノービザでも15日まで滞在できますが、ハノイで知り合ったシンガポール人のおじいさん(シンガポール人もノービザでの入国が可能)は、今はパラリンピックの影響でノービザでの入国も許可されていないと言っていたので少し不安です。オリンピック開催中でも入国できたという話もよく聞くので大丈夫だとは思うのだけど・・。

 

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56日目
移動 なし
宿泊地 サパ/ベトナム

 

昨日意気投合したスイス人とバイクを借り、サパ近郊の見所を巡ってきました。このあたりの山にはモン族が耕すライステラスが広がります。日本庭園の砂のように水田の段が連なる景色は、まるで芸術作品のようでした。交通量は少ないですが、道はまだ整備されていない部分も多くガタガタですし、途中わきにある滝のおかげで道路が川になっているところがあったりとなかなかエキサイティングなドライブを楽しめました。滝の横ではスリップし転倒してしまいひやりとしました。道路のすぐ横は崖だし、ガードレールもないからね・・。


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【染物をするモン族の女性】


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【ライステラスの眺め】


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【ちょうど収穫の時期のようでした】



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【颯爽と登場したモン族の男の子】


民族衣装を着て生活する人たちを見ると、彼らの持つ誇りのようなものを感じます。こうした光景がいつまで見られるかわかりませんが、このような精神はいつまでも無くならなければいいなと思います。まあ、そういう誇りやアイデンティティーがしばしば紛争の種になりますが。

 

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55日目
移動 →ラオカイ(9h)→サパ(1h)
宿泊地 サパ/ベトナム

 

ハノイ駅から夜行列車で9時間、中国との国境ラオカイに到着。目的地はその先にあるサパ、その足でラオカイ駅前からシャトルバスで移動。昨日はハノイ市内観光で4.5時間歩いたため(運悪く途中雨にも降られ)、本当は眠りやすいスリーピングシートで移動したかったのだけどチケットが売り切れだということで仕方なく一番安い普通席を購入。ハードシートと言うだけのことあって、木でできた椅子はかたくてずっと同じ体勢でいるのがつらい。それに加え向かい合った二人がけの席間の距離があまりなく、前の人とひざがぶつかるどころか並べて座るものだからひどく窮屈。結局この移動ではほとんど睡眠がとれませんでした。


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【シートが硬かったなぁ】


そんなこんなでフラフラになって辿り着いたサパですが、標高1500mということもあり涼しく過ごしやすい。そして自然が多く空気もきれい。これまでの都市に比べるとまるで楽園のように感じます。町はこじんまりとしていて一時間もかからず一周できるくらいなのですが、そこをモン族などの少数民族が民族衣装を着てそこら中を歩いているので、外をちょっと散歩するだけでも異国情緒を満喫できます。

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【街中を歩くモン族】


そんな居心地の良いサパですが、やはり疲れと眠気には勝てず、宿を決め部屋に入ったらすぐに寝てしまうつもりでした。なのですが、ハノイから一緒の電車に乗ってきたスイス人のナタリーとお茶をしながらお互いの国のことやそれぞれの人生観について話しているうちに熱くなってきて、そのまま3時間語り続けてしまいました。日本人同士であってもここまで話せる人というのはなかなかいないので、すごくラッキーで貴重な出会いであったように感じます。自分の意見と聞く耳の両方を持っている人と話すのはとても楽しいです。ハノイではなぜかスイス人とよく会い、昨日も劇場で会ったスイス人3人とお茶をしたのですが、この国の人は意見がはっきりしていてとても気持ちがいいです(主張が強くてたまに驚かされるけど)。こういうところは日本人も見習わなきゃなと思います。

 

 

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54日目
移動 ハノイ→ラオカイ(9h)
宿泊地 列車内

 

日本の美術館で西洋の美術品を見る機会が簡単に得られますが、その他の地域の美術品を見る機会はなかなかありません。ということで、今日のテーマはベトナムの芸術とし、美術館と水上人形劇を鑑賞してきました。

まずはベトナム国立美術館。展示されている作品の大半が20世紀以降のもので、それ以前のものでは仏教関連の彫像が多く見られます。近代のものでは今回初めて目にした漆絵が独特の色彩を持っており、その製法とともに描かれた日常風景を楽しむことができましたが、その他の版画や油絵に関しては日本や西洋のもの比べると明らかにレベルが劣っているように見え、見ごたえはと言うといまいちだっというのが正直な感想です。

個人的に興味があったのは、中国とフランスに支配されていた歴史がどのように芸術に反映されているかという点でしたが、見て取れたのは文化の融合よりも文化の遷移だったように思います。文化や宗教は人々の心の拠り所になりますが、そのために植民地化などの政策でその地域を支配するにはまずその2点を壊してしまうのが手っ取り早いです。文化の熟成には非常に長い年月を必要とするので、他国の支配がその国の文化を変えることはあっても(良い方にも悪いほうにも)、それを育てることはまずないなと感じました。国や芸術に関してはそうですが、個人としても自分の内に文化とも言える基本的な価値観をそえた上で外の物事と接していかなければ、何も生まれなければ何にもならないように思います。全肯定と吸収はまったく別物なので、自分の意見・主張を持ち、これから出会う物事に接していかねばと言う気持ちが強くなりました。せっかくの機会のなので、ただフラフラするだけではあまりにももったいないので気をつけたいです。


水上人形劇は動かすのに相当力がいりそうだなーなんて思いながら見ていました。人形を介して表現する芸術を見たのは初めてだったのでこれも楽しめましたが、人と比べると当然表現のバリエーションは減りますし、人間や動物の姿かたちを模して人形を作っているだけにイメージに広がりがないように感じたので、芸術性よりも技術力に主眼を置いて見た方が楽しめると思います。


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【水が人形のうごきに独特の効果を与えていておもしろいです】


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【後ろで棒を操って動かしているようです】

 

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53日目
移動 ハノイ⇔ハロン湾(7h)
宿泊地 ハノイ/ベトナム

 

ハノイから現地のツアーに申し込み、ハロン湾クルーズへ。
船内や島で泊まりながら2.3日かけカヤックやスイミングを楽しむコースもあったのですが、それだけいると飽きそうなので、日帰りのワンデーツアーに参加。現地のツアーは日本のガイドブックでは紹介していないようなところをまわってくれるものも多いですし、変わったことに挑戦(ハロン湾でロッククライミングできるものもありました)できたりします。また各国の旅行者と一緒にまわるので、情報交換したり話を楽しめたりするのでたまに参加するととても楽しく感じます。


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【こんな船に乗りぐるっと見所をまわります】


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【海の桂林(中国)とも呼ばれるハロン湾】


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【景色を眺めているだけで十分楽しめました】

 

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52日目
移動 ホイアン→ハノイ(16h)
宿泊地 ハノイ/ベトナム

 

ハノイに到着後、宿をとりすぐに中国大使館へ。
日本人はノービザでも15日以内の滞在なら許されるが、それ以上となるとビザが必要になってくる。中国周遊は3週間を予定していたので、ハノイの中国大使館にビザ申請をしにいったわけです。
ちなみに1~2ヶ月滞在可能な観光ビザの発行手数料はこうなっています。即日発行だと$60,2,3営業日での発行は50$,通常(4営業日)での発行は$30。(変更等もあるのであくまで参考程度に!)
時間はあるし安いほうがいいや、と言っても生活費がかかってきてしまうため、ハノイでやることがそんなにないのであれば、少しでも早く取ってしまいたいなということで急いで向かいました。

 

 

書類に必要事項を記入し、汗だくになりながら列の中で待つこと2時間。

 

結果。

 

 

 

取得できず。そして警備員(?)の口から放たれた言葉が忘れられない。

 

「Get away!」

 

まあなんて憎たらしいのでしょう。一緒に並んでいたシンガポール人のおじいさんはぶちきれていました。オリンピック期間中は難しいという情報は持っていましたが、パラリンピックも今日で終わりだしどうにかなるかな、ならなかったらいつから取れるか聞いてみようと思ったのですが失敗に終わりました。

何聞いてもうるさそうな顔して「Get away!」だもんなぁ。横柄にも程があるよ、まったく。

 

こんな対応をされたわけですけど、中国への往復の航空券、旅程分のホテルの予約証明書、この二つがあればビザは発行してくれるらしいです。どうするか迷いましたが、とりあえずノービザで入国して(シンガポールのおじいさんの話によるとこれも不可だとか。けれどネットで調べてみるとこの方法で抜けている人もちらほら。)、その後ビザを延長するか、いったん日本に帰国する(かも)のを利用して計4週分滞在できるようにするかどちらかの方法を取りたいと思います。

カネマ君、そういうことだよ。

 

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51日目
移動 ホイアン→ハノイ(16h)
宿泊地 バス車中

 

今日はひたすら移動の日。
14時にホイアンを出て17時にフエに着、30分乗り換え時間がありそこからハノイへ、という話だったのですが、バスが遅れしまったためフエではバスを急いで乗り換えそのまま出発。いつもは長時間移動となると相当乗り心地が悪くない限りすぐに寝れるのですが、この日は昼に食べたのが麺類だったこともあってかとにかくお腹が空いてしまい全然寝れませんでした。空腹ってつらいね。結局我慢ができずに夜中の12時にトイレのためにとまった食堂でフォーを注文し、それをスープを飲むが如くお腹へ流し込みました。ふー、助かった。


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【ベトナム料理といったらフォー。牛肉がおいしいです。】


ちなみに現地の料理を食べ続けていると、体の匂いが変わってきます。

 

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50日目
移動 なし
宿泊地 ホイアン/ベトナム

 

高杉晋作 辞世の句
「面白き、こともなき世を、おもしろく、住みなすものは心なりけり」

なんとか面白いと思って、と言うかよくやったと思って終えたいものだと常々思っています。

今日は日焼けの微調整をすべく、朝からバイクをレンタルし、ホイアンから5kmほど行ったところにあるクアダイビーチへ。ここは海は特別きれいということもなく、食事やパラソルチェアが安いというわけではない。アクセスがいいわけでもないし、雨季と言うこともあり天気がいいわけでもない。そしてそうなると必然的に人も少なくなり。そう、でもそれが良い!ないというのも常にマイナス要因になるわけではないのだということを再認識。好きなものややりたいことが見つからなくとも、嫌いなものややりたくないことがはっきりしてくれば、それが良い決断に導き、そして良い人生を歩むヒントになるということは往々にしてあるのだろうと思います。

ないものを探そうと躍起になるのも悪くないですが、日本人の場合は、まず手持ちの札から要らないものを捨てる努力をする必要があるように感じます。おそらく自分で思っているほど人の手は大きくないと思うのです。

ビーチで一日読書したり妄想に耽ったりしたながら今日はおしまい。明日こそはハノイへ向かおう。



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【人もまばらなクアダイビーチ。日本人は見当たりませんでした。】


追伸
黒くなりすぎたせいか、今日は現地の人から二度も「ベトナム人かと思った。」と言われました。うーん、たしかに黒い。

 

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49日目
移動 フエ→ホイアン(4h)
宿泊地 ホイアン/ベトナム

 

まるで京都のようだなぁ。と言うのがホイアンを歩いた最初の感想。

旧態とした町並みというのはいつも安心感や落ち着きを与えてくれます。それはおそらく、何百年も変わらずにその姿を残している文化の雄大さであったり、郷愁を感じさせる時代の差異によるところが大きいのだと思います。私はおしなべてこういった古都が好きです。

こういった町並みも少し行けばがらりと変わり、いかにも観光地を思わせるレストラン街や宿街、さらに行けば近代的な都市の姿が見えてきます。なんか興ざめだよね、と感じる人もいるかもしれませんが、私はこれもまた好きです。その孤高を思わせる存在の希少性や悠然さが、さらに際立つ感じがするからだと思います。必ずしもこれが良いと言えるものなどこの世にはないと思いますが、せめて自分の信じる価値だけは、しっかりと掲げ続け、その道を邁進せねばと思いました。

 


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【ホイアンの町並み】



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【来遠橋(日本橋) ホイアンには日本人街があったそう】



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【夜はちょうちん屋の光がきれい】

 

 

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48日目
移動 なし
宿泊地 フエ/ベトナム

 

今日はバイクをレンタルし、フエ市内を観光。このあたりのレンタルバイクは2種類あり、ひとつはスクータータイプのオートマティック車、もうひとつはマニュアル車。日本でマニュアルのバイクは運転したことがないのでオートマティックを・・と思ったのですが、レンタル料を聞いて考えさせられました。マニュアルがUS$3~5なのに対し、オートマはUS$10近くする。おお、これはダメだ、US$10も払えばバイクタクシーでも相当な距離を移動できるし、レンタルするならばなんとしてもマニュアルでなければならん!と思い、乗り方わからなかったけどとりあえずマニュアルをレンタル。


実際バイクを借りたものの、どこかどうしても行きたい場所があるというわけではなく、本目的はベトナムの自転車・バイクのカオスの中を一緒に走ること!(ちなみにバイクを無事乗れました。)東南アジアの国々ではまだ日本ほど交通が整備されておらず、信号があったとしても道路をわたるのが怖く感じることがあります。慣れてくるとそうでもないのですが(こつは自分で道をつくること。わたり始めるとバイクが勝手に避けてくれます。)、最初は信号が赤でも青でもいつわたればいいのかわからないほど、目の前を車やバイクが絶えることなく走り去っていきます。この道路の混雑具合がもっとも際立っているのが、おびただしいバイクと自転車のある二輪車大国ベトナム。いつかこの中を一緒に走ってみたいと思っていたので、今日はこれに挑戦したわけです。
実際に走ってみると、意外と危険は感じません。交通量が多いと言うことを皆自覚しているためか、手でサインを送ったりクラクションを鳴らしたりと、不思議なほど整然と交通の帯が連なっていきます。

秩序は自然発生的に生まれるもんだなということと、混沌としたものは長続きせずに平らにならされていくものなのだなということを感じるのと同時に、丸くなったもののお腹だけはでっぱったつまらない中年の姿を想像し慄然としました。スタイルは捨てちゃならん。うまく折り合いをつけてやって行きたいものです。



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【見た目はカオス ベトナムの道路】

 

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47日目
移動 パークセー→フエ(17h)
宿泊地 フエ/ベトナム

 

フエ(ベトナム)とワット・プー(ラオス)の写真です。


フエはなんだか落ち着かずに早々に発ってしまいました。見所も散在しているので、現地のツアーやガイドを兼ねた各種タクシーを利用すると良いかもしれません。見てあとは自分で調べれば良いやという方は、バイクをレンタルしてまわってみるといいと思います。とりあえず王宮だけでも歩いて見に行くと結構疲れます。


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【バイクと自転車におびえながら外壁の中へ】


グエン王宮 王宮門は土日の夜にライトアップされるというこで楽しみにしていたけれど、この日は結局光らずじまい。残念。

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【水溜りが街灯を反射してきれいだった】


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【フラッグタワー】



ワット・プーは人気がいまひとつのようで閑散としていますが、その分落ち着いて見学できます。自然に囲まれており、その中を歩いているだけでも良い気分に浸れます。インドを旅する予定のある人や、ヒンドゥー教に興味のある方には特におすすめです。


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【ラオス南部にある遺跡 ワット・プー】


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【ヒンドゥー教の神の姿もみられる。写真はナーガ。】


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【地衣類がきれいに生い茂る】


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【頂上からの景色が素晴らしい】
  

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46日目
移動 →パークセー(11h)→チャムパーサック(2h)
宿泊地 チャムパーサック/ラオス

 

チャムパーサックからパークセーに着き、まず向かったのは北バスターミナル。バスの発車時刻は夜だけれど、パークセーではやりたいこともないし、なんとしても今夜の便でベトナムのフエに向かいたかったためまずはここに来ました。

早速チケットカウンターに行きフエ行きのチケットを頼むと、おっちゃんは笑いながら、

「18時にきなよ。そのときチケット買えばいいからさ。」(発車は6時半らしい)

と言う。しかし悠長なことを言っていて万が一満席になってしまったら困るじゃない、と言うことでいいから今売って頂戴よと頼む。

「満席になんかならないよ。笑」

と、笑いながらも発券してくれました。


そして夜、バスに乗り込んでビックリ。なんじゃいこれは。


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【おっちゃん、フルどころか立ってる人まで出てるじゃないの!?ちなみにこれ夜行バス】


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【バスの後方部は座席が取り除かれ荷物置き場に】


エンジンがかからずに出発が2時間遅れるわ、足元にまで米袋が敷き詰められていて窮屈だわ、雨漏りがして頭に水は垂れてくるわ、そのおかげで中はむんむんとしてるわで、なかなか疲れる移動でした。夜行バスなのに満員だったので、通路に寝る人や後ろの荷物の上で寝る人が出ていました。特に後ろの乗客密度はすさまじく、人が川の字どころかパズルのように隙間なく収まって寝ていました。

 

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45日目
移動 なし
宿泊地 チャムパーサック/ラオス

 

チェンマイ(タイ)、ビエンチャン(ラオス)と、この旅ではこれまでに2度自転車をレンタルしました。が、どちらで借りた自転車もサドルがかたくて翌日はおけつが痛む始末。こんな経験していた私は、今回のワット・プーはバイクで行ってしまうかと、当日までそう考えていました。チャムパーサックの中心部からワット・プーまでの距離はおよそ8km。自転車でも難なくいける距離ではあるけれど、やはり気になるのはサドル。ビエンチャンで負った痛みもまだ癒えていないし、少し高いけどバイクでいくかと宿の倉庫(泊まっていた宿でレンタルできた)に向かったところ先客が。二人はヨーロピアンの老夫婦。そして彼らが借りていたのはなんと自転車ではありませぬか!しかも同じくワット・プーに向かうと言う。こりゃ負けてられん、ということで土壇場で自転車に変更。しかしこれがよかった。

借りた自転車はサドルがふっくらと柔らかく(たまらん!)、遺跡(ワット・プー)までも完全な一本道で途中は美しい田園風景が広がる。実に快適。

気持ち悪くも一人で歌を歌いながら自転車をこいでいたのですが、道中で気になるものを2つ発見。
一つ目は変な鳥。このあたりではどこでも鴨や地鶏を飼っているので鳥自体は全く珍しくないのですが、ちょっと目を引くものを発見しました。


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【こんなの】

テレビでもこんなのを見たことある気がするなぁ。これもやっぱり食用?とりあえずこれが一つ目。


二つ目は蓮。まずは田んぼのように水の張ってある畑を発見。育てているのはどうやら蓮。

 

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【蓮畑】

おう、こうやってレンコン(蓮根)を栽培しているのかと初めて見たので感動したのですが、その後このような売り子さんを発見。と、その前に蓮の実について記述。蓮の実は実にグロい。まるで小魚が岩盤から大量に顔を出しているような感じになっている。蓮コラという、人の身体にこの蓮を組み合わせてグロ画像まであるほど気持ち悪い。花は美しいのに散った後に出てくるのはこれとはなあ。
なんともドラスティックに栄枯盛衰を見せ付けてくれるこの植物が好きです。
で、見つけた売り子さんがこれ。


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【蓮の茎を束ねて運んでいる】


なんじゃい、一体この束をどうすんの!と思って聞いてみたら、この実を取り出して食べるのだとのこと。うわー、と思ったものの、グロいものは美味いと相場は決まっているじゃないかと気を取り直し味見。味はうん、まあ普通。少し青臭いけど、木の実のような味わいがあってパリポリといくつも食べれてしまう感じです。蓮は根も実も花も売れるんだね!


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【取り出した実の皮をむき、中の白い部分を食べます】


※ワット・プーの写真はこちら

 

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44日目
移動 →パークセー(11h)→チャムパーサック(2h)
宿泊地 チャムパーサック/ラオス

 

 畳1帖ほどのスペースで、ラオス人のおじさんと添い寝すること11時間、パークセーに到着。

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【寝台バスの中。全ての席はベッド。】


パークセーからはそのままワット・プー見学の拠点となるチャムパーサックへ移動。このチャムパーサックが素晴らしい。以下、理由を箇条書きに。

1.自然が多い
2.町に沿って流れるメコン川の川幅がこれまでに見たどこのよりも広く、海を眺めているよう
3.子供たちが無邪気で元気でかわいい,みんなすれ違うと挨拶をしれくれる
4.観光客がほとんどいない
5.のどかな田舎町といった感じで、その光景を眺めているだけで心が和む

要は田舎が好きってことなんだなぁ。


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【ラオスの子は本当にかわいい@スローボート】


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【@ルアンパバーン】
 

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43日目
移動 ビエンチャン→パークセー(11h)
宿泊地 バス車中

 

したたる汗をぬぐいながら、棒のようになった脚に鞭打ち、ただ足を前へと進める。ようやく階段を登りきると、そこはお土産物屋天国でした。



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【ビエンチャンのシンボル、パトゥーサイ】


3000kip(およそ40円)払うとてっぺんまで登る事ができる。暑い中汗をかきかき自転車で辿り着き、さらに階段をひたすら上った後、目に飛び込んできた光景がこれ。

 

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【さあ、アンタも見てっておくれ!って感じの声をかけられる。本当の頂上はもっと上。】


この日は南方面のバスターミナルに行き自分でパークセー行きのチケットを取ろうと思ったのですが、1時間自転車をこいでもバスターミナルがありそうな気配がない。人に聞けども聞けども「あと5分くらい。すぐ近く。」と言う。うーん、だれか英語の通じる人を探さねばと思い警官に聞いたところ、「あと6キロくらいあるね。」とのお答えが。すぐ引き返しました。お知り痛かったし病み上がりだったし、なかなかハードなサイクリングでした。
結局、インフォーメーションセンターでバス会社のオフィスを聞き、そこでチケットを手配。無事に今夜の夜行バスに乗れることになりました。

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【パトゥーサイからの眺めはなかなかでした。】

  

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42日目
移動 バンビエン→ビエンチャン(5.5h)
宿泊地 ビエンチャン/ラオス

 

いやね、わたくしだって好きでこうなったわけじゃないのよ。知っての通り、昔からこういうことが大嫌いな人間でしたから。それは神に誓ってそうよ。汚らしい容姿に物欲しげな顔、あの顔よ、身震いするほど下品でいやらしいあのね。あなたもご存知でしょ?服も毎年毎年同じじゃない。あの方にとって衣服は着飾るものではないようね。全くどうしたらあれほど低俗な・・・ああ、そうね、それがどうして起きてしまったのかを知りたいってわけよね。実のところたくしわかりませんの。わからないと言っても何もことが起きたときに意識がなかったなんてことを言う気はないのよ。ただどうしてあの方これほど関係を持ってしまったのか本当にわからないの。私に隙があったと言われてしまえばそうかもしれないわ。でもね、毎回一瞬の出来事なの。違うわ、出来事と認識もする暇もないのよ。たいてい事が起こるときってのはわたくしがとても楽しんでいるときですの。友人とお茶をしたり、家で読書をしたりね。本当にとても幸せな気分ですのよ。それが突然何か蕁麻疹がたつような寒気を覚えてふと我に返りますの。そのときにはもう手遅れね。そうなの、わたくしの部屋でさえ逃げ場所にはならないのよ。こうなってしまった後はあなたもよくご存知よね、残されているの自分の汚れた体と発狂せんばかりの不快感だけよ(ときには体液さえも!)。

ああ、なんておそろしいことですの。わたくしはこれからさきもずっとあの方の慰みものなの?いやよ、もう心も体も限界なのよ。そうね、次のベトナムで見てらっしゃい。あの方に自分の身分と言うものを教え、二度とわたくしに近づけないようにぺしゃんこにしてやるんだから!!



ということで、もう少し蚊に刺されないように気をつけます。熱が出たときにまさか蚊か?と思いタイで刺された数を数えてみたのですが(毎日記録しているのです)
、それが47回もありちょっとまずいなと思ったわけです。東南アジアではいまデング熱が流行っているようなのでなおさら気をつけて行きたいと思います。



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【バンビエンからローカルバスで移動。着くころには顔も体も土埃でまっくろ。目のふちからは泥がとれるくらい。】

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【乗車率100%中の100%!!暑いし体痛いし土や排気ガス臭いし助けてくれ】

 

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41日目
移動 なし
宿泊地 バンビエン/ラオス

 

チューブは腸のことではありません。これは後ほど下で。


これまでいろいろな国を旅してきましたが、その中での私の自慢は一度もお腹を壊したことがないことでした。それがついに・・。

かなり熱が出て頭痛までするものだから変な病気にやられたか?!もしかしてこれで旅も終わりなのかなぁ、などと弱気になってしまうくらい苦しみました。いや~、つらかった。けど一日で回復してよかったです。こわいこわい。生野菜や食堂も水も気にせず口にしてたけど、これからちょっと考えようかなぁ。

バンビエンは個人的にはどう好きになれない町だったので早く出たかったのですが一日出発が遅れてしまった。ここの売りは何と言っても「自然」とのことだったけど、観光客向けのお店が中心部の大方を占めているので自然以前に現地の空気と言うものをほとんど感じることができませんでした。自転車でも借りて少し遠出をすればよかったかな。


下の写真は元気だったら挑戦する予定だったチューブ下り用のチューブ。浮き輪のようになったチューブに乗り4時間ほど川を下り続けるというもの。

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【バックパッカーに大人気の模様】



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【トゥクトゥクで上流まで移動】

 

 

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40日目
移動 なし
宿泊地 バンビエン/ラオス

 

世界一周の旅に出る以前、夕焼けが世界一きれいな町はバンビエンであるという文章を何かで目にしたことがあり、この旅では必ずそこにより場合によっては長居してしまおう、と考えていました。実際バンビエンは自然が多く残っており、ルアンパバーンと同様町の端を流れる川(ナムソン川)が独特のゆったりとした雰囲気をつくりだしていて、一見悪くないところのように思えました。が、そう思ったのも束の間。宿に荷物を置き町を散歩してみると、一帯の店ほぼ全てが観光客用(バックパッカー)であり、なんとも味がない。こういうつくりだと、世界中のどこに行こうが楽しめる気がしません。郊外にも足を伸ばしてみればまた違ったものを見れるかもしれませんが、それならいっそ次の町へ行ってしまえということで、ここは早々に発つことにします。


ところで、ここバンビエンから首都ビエンチャンを行くバスが何度も強盗に襲われたということで、このところずっと注意情報が出されています。ルアンパバーン-バンビエン間の道で思ったのですが、山間部の集落は家屋や衣服などから見るととても貧しいよう印象を受けました。こういうところの普通の人たちが自分や家族のために強盗するのかな、と思いました。そのときふと考えたのですが、間接的に犯行に関与し間接的に利益も得られるそういう人がいる場合、その人は良心に苛まれることなく利益を享受できるような気がしました。罪と罰で言うと、ラスコーリニコフが老婆から奪った金品を善意をもって撒き散らしたとし、それを手に入れた人たちが全ての経緯を知っている人間であっても、容易に自己を肯定しそれを我が物とできる気がするのです。ワンクッション置くことで人はひどく残酷なことや卑怯なことをできるもんじゃないかなと思い、良心の頼りなさを感じました。


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【バンビエンの町並み】


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【こういう靴を脱いでくつろげるレストランが多い】

 

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39日目
移動 ルアンパバーン→バンビエン
宿泊地 バンビエン/ラオス

 

仏教僧に日ごろの感謝をこめて、もち米などを僧へ送る托鉢。朝の5~6時くらいに見られると言うので頑張って早起き。地元の人たちは地面に敷物を敷いて待ち、次々とやってくる僧の鉢にもち米などを入れていました。とても厳かな雰囲気の中行われているので、ささっとひかえめに写真撮影。

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【ルアンパバーンには寺院・学校が多いので大規模になっている】


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【ソン君の話によるとこのために毎朝4時に起きているそう】



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【なんだか見とれてしまう】



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【後ろにいくほど小さい子が】
 

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38日目
移動 なし
宿泊地 ルアンパバーン/ラオス

 

あらあら、これは日本人みたいな方がいますね~。やはりそうでしたか。タイ行きの航空券はどこにいけば買えますかね?そうですか。ところでラオスにはいつから・・そうですか、こういう旅を通じて何かビジネスの種でも見つけたいものですよね。実はわたし会社をやっていましてね、まだ赤字なのですがタイのドライフルーツを輸入しているんですよね。しかしまあタイの人というのはどうも中国の影響を受けているようで、ベトナムもそうですね、お金なんですよね、で今回ラオスに来てみたわけなんです。ラオスの人というのはとても真面目なのでね。私の会社は立ち上げてから2.3年ですがまだ赤字なんですね。でもそれはどうでもいいんです。これからどうにでもね・・。いやね、私も自分で会社をつくるなんて考えたこともなかったんですよ。ただね、タイミングがよかったというのかな、ちょうど早期退職で退職金が満額もらえるという話がありまして、もうこの世の中じゃないですか、自分で辞めるなんて場合には普通そんなにもらえませんよね、ここかなと思ったわけです。そういう会社なんていまあまりないですよね、いわゆる大手と言われるところくらいでしょう。私のところは小さな業界ですがそこではトップでして、もうあれですね、200人も社員がいたら大企業ですよね、まあ詐欺には遭ってしまってこれ(小指)にも逃げられてしまいましたが、こうやって仕事しているわけですね。赤字なのももうすぐですよ、なんせ扱っているのが食品じゃないですか、食品なんで売れ残ってもどうにでもなりますからね・・・いやもうこうやって真面目にやっているわけですが、最近は正規に輸入されていないものも多くて困りますよね。いやいや安くはないですよ、同じです。詐欺にはやられてしまいましたが私は大丈夫なんですね、最低限のものを不動産から得ているわけでね、その一部屋の家賃でどうにかやっていけるわけです、他は騙されてしまいましたがね、これがあるからやっていけるってわけなんです。実は私これまでずっと技術屋だったわけですね、しかし20年以上も仕事をしていると他のどんな仕事のこともわかってきちゃいますよね、こうやってああやってって、自分の仕事だけでなく取引先も見てきていますから、もう流れみたいなものがわかっちゃうわけですね、ええそういうものですよ。それで辞めてすぐですよ、まあまだ赤字なんですがね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

話をさえぎりつつ(ちなみに3度目のトライ)
私「ちょっと行かなければならないところがあるのでそろそろ・・」
社長さん「そうですか、そうしましたら名刺をよろしいでしょうか。名刺なんて簡単なものですよ、安くできちゃうんですから、最近はホームページもつくりましてね・・・・・・・・・・・・・」
私「私は持っていないので頂くだけになってしまいますが・・・・」


ようやく開放され博物館へ急ぐ!!!
・・・・でも、博物館閉まっちゃってたよ!!

※午後の開館時間に無事見学できました。



夕方には赤十字の運営するサウナに行ってきました。ハーバルサウナと言うことで良い香りがします。畳2帖くらいの狭いスペースでその上真っ暗なので入った直後は驚きましたが、その後はゆっくりじっくりと現地のおじさん方とハァハァフゥフゥ言いながら汗を流しまくり、まるでシャワーを浴びたかのようにさっぱりしました。シャワーはないので、帰り道にビールで水分補給した後に宿で汗を流しました。



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【赤十字サウナの看板】

 

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37日目
移動 なし
宿泊地 ルアンパバーン/ラオス

 

ユネスコの認定する世界遺産では都市自体が世界遺産として登録されているものがいくつかあるが、このルアンパバーンもその一つ。これまでの旅を通じてわかってきたのですが、私は何かこれといった具体的なものを見るよりも、唯物よりも少し抽象度の高い輪郭のぼけたものを見たり、またその雰囲気を感じるのが好きなようです。

町は区画は厳密に決められているもののいわばそれは箱に過ぎず、その中にある人・物・文化・地理・歴史(特に地理には注目します。歴史・文化を始め全てはこの上に乗っかっているものなので。)などさまざまな要素が混在し、そしてそれらが絡まり合って見せる様相、それこそが町であり、実際にその中に入ってみなければなかなかその質感がわかりません。そういう中に足を踏み入れ、細かな刺激を無数に受けつつ自分なりのイメージを築きあげていく作業が楽しく感じます。もちろん中には自分のフィーリングとは合わずに、何も感じなかったりまたは不快な感情しか得られない場所もありますが、世界遺産に登録されているほどの町や地域は、大当たりである可能性が高いと私は思い込んでいるわけです。以前訪れたメキシコのグアナファト(世界遺産)がそれまで見てきた町の中でダントツで好印象だったため、こういう思い込みを持つようになったのだと思います。ちなみに遺跡に関しては私の勉強不足もあってか、よくわからんなと思うものもたまにあります。

そのようにかなり期待してルアンパバーンにやってきましたが、やはりおもしろい。旧都ならではの宗教色とメコン川の大きくものんびりとした流れ、そんなものが組み合わさってか、そこにいる人たちは慎ましくまじめでありながらも素朴でのんびりした雰囲気を醸し出しているように感じます。また目に見えるものは異国情緒たっぷりで、ただ歩いているだけでも相当楽しめます。
 

 

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【プーシー】


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【なぜかみんな日傘さしてました。学校で流行ってるのかな?】


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【仲良くなったソン君と。18歳ですが精神的にとても大人な子でした。英語も上手でびっくり。】

 

 

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36 日目
移動 パークベン→ルアンパバーン(7.5h)
宿泊地 ルアンパバーン/ラオス

 

 ボートは高いし時間かかかるし、どうせならバスで移動しちゃおうかなと考えたこともあったけれど、ボート(スローね。スピードボート選んだら後悔していたかも)を選択してよかったです。四方を自然に囲まれその中をゆっくりと進んでいくわけだから、いつ外を眺めても素晴らしい景色が広がっています。地上の乗り物と違ってさほど揺れないので読書もできたのですが、ガイドブックをチェックするとき以外はひたすら外を眺め続けていました。おかげでこの日の写真はメコン川のものばかり。そとのときは何かを感じていたのだろうけど、後で見てみるといまいちのものや区別のつかないものもちらほら。
一日目は雨が多く、二日目は快晴。それぞれ違ったメコン川も見れてラッキーでした。

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【出発前は霧がかっていました】


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【川沿いに住む人々】


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【この日は雲がきれいだった】


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【まさに快晴】


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【途中、流れの激しいところも】


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【夕方】

  

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