37日目
移動 なし
宿泊地 ルアンパバーン/ラオス
ユネスコの認定する世界遺産では都市自体が世界遺産として登録されているものがいくつかあるが、このルアンパバーンもその一つ。これまでの旅を通じてわかってきたのですが、私は何かこれといった具体的なものを見るよりも、唯物よりも少し抽象度の高い輪郭のぼけたものを見たり、またその雰囲気を感じるのが好きなようです。
町は区画は厳密に決められているもののいわばそれは箱に過ぎず、その中にある人・物・文化・地理・歴史(特に地理には注目します。歴史・文化を始め全てはこの上に乗っかっているものなので。)などさまざまな要素が混在し、そしてそれらが絡まり合って見せる様相、それこそが町であり、実際にその中に入ってみなければなかなかその質感がわかりません。そういう中に足を踏み入れ、細かな刺激を無数に受けつつ自分なりのイメージを築きあげていく作業が楽しく感じます。もちろん中には自分のフィーリングとは合わずに、何も感じなかったりまたは不快な感情しか得られない場所もありますが、世界遺産に登録されているほどの町や地域は、大当たりである可能性が高いと私は思い込んでいるわけです。以前訪れたメキシコのグアナファト(世界遺産)がそれまで見てきた町の中でダントツで好印象だったため、こういう思い込みを持つようになったのだと思います。ちなみに遺跡に関しては私の勉強不足もあってか、よくわからんなと思うものもたまにあります。
そのようにかなり期待してルアンパバーンにやってきましたが、やはりおもしろい。旧都ならではの宗教色とメコン川の大きくものんびりとした流れ、そんなものが組み合わさってか、そこにいる人たちは慎ましくまじめでありながらも素朴でのんびりした雰囲気を醸し出しているように感じます。また目に見えるものは異国情緒たっぷりで、ただ歩いているだけでも相当楽しめます。
【プーシー】
【なぜかみんな日傘さしてました。学校で流行ってるのかな?】
【仲良くなったソン君と。18歳ですが精神的にとても大人な子でした。英語も上手でびっくり。】
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