58日目
移動 サパ→ラオカイ(1.5h)→河口→昆明(11.5h)
宿泊地 バス車中
いろんな噂があり少し心配していましたが、何事もなく8ヶ国目の中国に入国できました。入国審査の際は、審査官に好印象を与えるべく、新卒の就職活動さながら笑顔ではきはきと受け答えをしてきました!「はい!中国はこれが初めてです!」とかニコニコ言ってみたり、でかいバックパックの中身をきびきびと引っ張り出したり。何はともあれ、無事に入国できて一安心です。
さて入国できたのはいいのですが、河口(ベトナムとの国境)から昆明へのバスの時刻を調べていなかったため、何もないこの町で7時間待つことになりました。この日はここで二人の旅人と会ったのですが、二人とも話していておもしろい方たちで楽しかったです。
一人目はイスラエル人の男性。人口は600万人ほどの小国ですが、こうした旅をしていると本当によくイスラエル人と出会います。兵役を終えたあとの休みなどを利用して旅しているのだそうですが、それでも説明がつかないほど旅をしている人が多いように感じます。ユダヤ人の歴史や現在の彼らの境遇が、目を外へと向けさせるのでしょうか。お昼を一緒に食べに行ったのですが、彼からは第二次世界大戦でなぜ日本がアメリカに攻撃されたのかということを執拗に聞かれました。こちらはパレスチナの問題についてどう考えているのか聞きたかったのですが、とてもデリケートな内容なのでこのときは結局そこまで踏み込めず仕舞いでした。国連やアメリカ、ヨーロッパ諸国に対し、一般市民がどういった感情を持っているのか聞いてみたいんだよなぁ。
旅先では様々な国の人に会うことができるので、各々の国やその周辺国について話を聞くことができるのがとてもおもしろいです。もっと英語頑張らなくちゃ。
【見せてもらったヘブライ語の本。点字のようだ・・。右から左へ読むらしいです。】
もう一人は有給をつかって中国を旅しているというおじさんでした。ものすごく気さくで親切な方で自分のホテルに案内してくれ(ターミナルは座っているだけで汗がポトポト落ちてくるほど蒸し暑い!)、i-Podやデジカメの充電(これは本当に嬉しかった!)をしてくれたりシャワーを貸してくれたり、中国の地球の歩き方も見せてくれたりと、いたれりつくせりでした。無償でここまで親切にしてくれたことに感謝感動しました。本当に助かりました。シャングリラあたりで再会できたらいいね、なんて話をしお別れ。うまく日程が合うといいな。
追記
この日、中国入国後にATMで現金を引き出し、クレジットカードを挿したままその場を去るという愚行を犯しました。クソ暑い中、30キロの荷物を背負って走り回り、無事銀行でカードを返却してもらえました。盗めれていなくて本当によかったです。よく忘れ物するんだよなぁ。買った商品おいてきたりとか・・。
---------------------------------------------------------------------
世界一周のコストはこちら!(中国編)
世界一周の写真はこちら!(アジア編)
---------------------------------------------------------------------