101日目
宿泊地 :バス車中
移動 :ブダペスト → クルージ・ナポカ(8h)
【23:15~翌日8:30※時差1h】
落書きの多いブダペストですが、なんと昨日は宿にスプレーアートを本職にしている日本の方がやってきました。なんでもスプレーで絵を描くために海外をまわっているそうです。書いている最中に捕まり、留置所へ送られたこともあるとか・・。
アートというからには純粋に作品自体で勝負し、それが評価されるようなものであっても良いような気がするのですが、スプレーアートはそうではなく、街の壁や看板など、変わったところ、目立つところによく見られ、またその難易度も評価の対象になっているように思えます。それはそれらの作品から引き離すことのできない特徴なのでしょうか、それともただ場所がないだけなのでしょうか。どちらでもないのならば、それは芸術の分野に属するものではなく、愉快犯的な要素を持ついたずらに近いもののように思えてしまいます。
たしか今年に入ってからだったと思いますが、日本の列車内にスプレーでいたずら書きをした外国人の話、あれはハンガリー人だそうです。そして今は日本で拘留中の彼は、もう既にハンガリーのその業界内では神的な存在にまでなっているそうです。こういう話を聞いていると、作品なんて関係ないじゃんとしか思えなくなるのですが・・。やはり作品自体よりも、それを残す場所の難易度のほうが評価の比重が大きいような気がしてなりません。
中には「すごいなー」と足を止めて見入ってしまうような出来のものがありますが、それ以上に意味不明ななんの芸術の要素も含まないいたずら書き的なものが多く目に付きます。誰に迷惑をかけるわけではなく、もし何かあっても自己で責任を負えるものであれば問題はないのですが、壊れた景観の修復にかかる費用を考えると、どうもその範疇におさまるものではないような気がしてなりません。これまでもそう考えていたのですが、きれいなブダペストの街に溢れるこの種の芸術を目にし、こうした考えがより強くなりました。もちろん、表現の場を公共の場でなく他に求め、そこで実績を残している方もいると思うのですが、質の低いものがあまりにも多いと、スプレーアートの存在自体が軽んじられてしまうので、そういった意味でもぜひともやめて頂きたいなと思いました。
【スロヴァキアからハンガリーへの国際列車】
【中もこんなことに】
【街中もいたずら書きだらけ】
今夜の夜行バスでルーマニアに入ります!
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