「その1」に続き、「その2」はモデルルートの詳細です。
1日目: 日本出発、経由地着後、現地泊
2日目: レイキャビク着 市内観光
3日目: レンタカーの旅 1日目 ~ゴールデン・サークル~
4日目: レンタカーの旅 2日目 ~スカフタフェットル国立公園(南)~
5日目: レンタカーの旅 3日目 ~ヨークルスアゥルロゥン、ディルホゥラエイ~
6日目: レンタカーの旅 4日目 ~ブルーラグーン~
7日目: レイキャビク発
8日目: 日本帰国
<モデルルート日別詳細>
◆ 1日目: 日本出発、経由地着後、現地泊
日本からアイスランドへの直行便はありません。
1,2回の乗り換えが必要になるので、安めのフライトも選べるよう経由地で一泊するプランをおすすめします。その日のうちにレイキャビクまで移動することも可能ですが、レイキャビクの町は小さくゆっくり見て回っても丸一日はかからないので、旅行2日目の昼頃までに着けばその日のうちに市内観光をすませることができると思います。平日5日間全てを休んで9連休をとれるのであれば、行きに経由地で2泊するか、もしくは帰りに経由地で1泊してその地で観光や買い物(北欧雑貨など)をするのもおもしろいと思います。その場合旅行期間は9日間になります。
◆ 2日目: レイキャビク着 市内観光
アイスランドの国際空港は首都レイキャビクではなく、隣のケプラヴィーク市内にあります。レイキャビクから50kmほど離れているため、ここからはバスを使って移動します。バス会社は下記2社。
1. Reykjavík Excursions - Flybus
2. Iceland Excursions - Gray Line Iceland
※料金、タイムテーブルは上記URLから確認できます
どちらのバス会社も、レイキャビク行きのチケットは市内のバスターミナルまでのものと各自のホテルまで送ってくれるものと2種類を用意しています。レイキャビク市内の移動は徒歩かタクシーになるので、予約しているホテルがターミナル付近でないのであれば、自分のホテルまで送ってもらったほうが良いです。
若干安かったので私はIceland Excursionsを利用しました。ホテルまでの往復チケットで4,000Kr(3,400円)でした。どちらも同じような時間帯にバスを走らせていますが、Flybusのほうが若干便数が多いのか人が集まっていました。ホテルからのピックアップは乗客が多いほど出発までに時間がかかるので、空いているバス会社のほうが良いような気もします。ちなみにIceland Excursionsはメールでもピックアップの予約を受け付けてくれました。到着時に最終日のホテルや出発時刻を決めていない場合でも、メールか電話で後から予約できるので問題ありません。
レイキャビクからの国際便は早朝発が多いのですが、私の便も7時半発とかなり早めでした。早起きが心配で最終日はケプラヴィークのホテルを予約していたのですが、このピックアップサービスが便利そうだったので予定を変更し、最終日もレイキャビクに泊まることにしました。その方がレンタカーの返却も楽だったので、フライトが昼以降でなければケプラヴィークに泊まるメリットはないと思います。
ここでレンタカーを借りることもできますが、初日にレイキャビク市内を観光するのであれば一日分のレンタル料が無駄になるので出発日の朝に借りれば良いと思います。時間外のピックアップや返却には高い手数料がとられますので、空港で車を返却するのもおすすめしません。
[教会最上階からの眺め]
◆ 3日目: レンタカーの旅 1日目 ~ゴールデン・サークル~
出 発 地: レイキャビク
目 的 地: ヴィーク(Vik)
走行距離: 350km
アイスランドに来た観光客が必ず訪れるという3つの見どころをまわり、翌日のメインであるにスカフタフェットル国立公園までアクセスしやすいようヴィーク(Vik)あたりまでを目標に移動します。
事前に予約していれば、朝にレンタカーを取りに行ってすぐに出発できます。ホテルまで車を届けてくれるサービスもありますが料金は高めでした。ここから車での旅行がスタートしますが、アイスランドでは昼間でもライトを点けて運転することが義務付けられていますので、忘れないよう注意してください。ライトが点いていればかなり遠くからも対向車が見えますので、自分の身を守るためにも重要です
<ゴールデン・サークル>
・シンクヴェトリル国立公園(Þingvellir)
・ゲイシール(Geysir)
・グトルフォス(Gullfoss)
[シンクヴェトリル国立公園 地球の割れ目 今でも裂け目は広がっている]
◆ 4日目: レンタカーの旅 2日目 ~スカフタフェットル国立公園(南)~
出 発 地: ヴィーク(Vik)
目 的 地: ホプン(Höfn) あたり
走行距離: 350km
お昼頃までにスカフタフェットル(Skaftafell)に着ければ余裕を持って観光できます。
有名な氷の洞窟(クヴェルクフィヨットル山)には南側からアクセスできないので注意してください。この洞窟を見に行きたい場合には、シーズンと東部の都市発のツアーにかかる日数を十分調べてから予定を組んでください。急いで移動すれば、この日のうちにヨークルスアゥルロゥン(Jökulsárlón)もまわれます。
◆ 5日目: レンタカーの旅 3日目 ~ヨークルスアゥルロゥン、ディルホゥラエイ~
出 発 地: ホプン(Höfn)
目 的 地: セルフォス(Selfoss)
走行距離: 400km
夏であれば、ディルホゥラエイでパフィンを見ることもできるようです。残念ながら5月初旬では影も形も見られませんでした。
この日のうちにセルフォス付近まで移動しておくと最終日にゆとりをもって移動できますが、ヴィークまでであっても7時前に出発すればブルーラグーンのオープン(10時)に間に合います。連日の運転で疲れが溜まっているようでしたら、無理せずにヴィークで休んだほうが良いかもしれません。
私はホテルのキャンセルが間に合わなかったこともありヴィークに宿をとりましたが、翌朝はホテルの朝食を食べられず(7時半からというホテルが多い)せかせかした出発となってしまったので、もう少し移動しておけば良かったと後悔しました。
[雪が舞って積もってきている 5月でこれだと冬は運転するのが恐ろしい]
[ディルホゥラエイでパフィンが見られれば思い残すことはなかったのだけど・・]
◆ 6日目: レンタカーの旅 4日目 ~ブルーラグーン~
出 発 地: セルフォス(Selfoss)
目 的 地: レイキャビク
走行距離: 150km
世界最大の温泉ブルーラグーンで疲れを癒します。慣れない地の運転はなかなか疲れます。この日のうちにレンタカーを返却しなければならないので、レンタカーのオフィスの営業時間は必ず確認しておきましょう。週末は閉まるのが早いので注意してください。 返却の前にガソリンを入れるのも忘れずに。
4日間の総移動距離: 1200-1300km
ガソリン代: Kr 18,000 (15,300円) ※車の燃費は10km/L くらいでした
[運転の疲れがとれた気がしたけど、3時間もいたせいかその後ものすごく疲れた]
◆ 7日目: レイキャビク発
あらかじめ予約していたバスにピックアップしてもらい空港へ移動します。
バス会社のウェブサイトに掲載されている出発時刻は、バスターミナルの出発時刻です。ピックアップ時刻はその30分前です。夏は3時から、冬は4時からです。
早朝でもフライトが多いため空港の免税店は開いていますが、アイスランドらしいお土産はあまり売られていません。レイキャビク市内か観光地で買っておいたほうが良いです。
◆ 8日目: 日本帰国
私なら経由地で一泊します。帰りなので荷物を着にせず北欧雑貨の買い物を楽しめると思います。その場合、旅行期間は9日間になります。
以上、社会人のためのアイスランド旅行モデルルートです。 また何か思い出したら都度追記していきます。
------------------------
これまで100カ国を旅行してきましたが、今回ほど自然に感動したことはなかったです。まだ観光地化がそれほど進んでいないのも魅力の一つだと思います。円安の今でも一昔前に比べればだいぶリーズナブルに旅行できますし、日本からのアクセスもそれほど悪いわけではないので、イメージよりは旅行しやすい国だと思います。
興味のある方はぜひ調べてみてください。