293日目 | ||||
宿泊地 : | 航空機内(スペイン ・チリ) | |||
移動 : | 24:20 | マドリッド(スペイン) | ||
↓ 飛行機(13.5h 時差-6h) | ||||
翌日7:50 | サンティアゴ(チリ) |
【ソフィア王妃美術館にはピカソの作品が多く展示されている。ゲルニカは下書きのスケッチなどもたくさんあって見ごたえがあります。】
今日で短くも激しかった西ヨーロッパの旅が終わる。アフリカ縦断のあと、持っていた航空券の関係で南米大陸へわたる際にはどうしてもヨーロッパを経由する必要があった。
物価も高いし移動も面倒(早々と格安航空券をおさえたり)くさいし、経由地のスペイン以外をまわるかどうかでかなり迷ったけど、やってよかったと今は思えている。シンプルだけど、この気持ちが一番大きい。帰国後にも同じようなことを思うのではないかな。
やりたいことをやる!
誰もが大切なことだと認識していながらなかなか行動に移せずにいる。これまでとは違うこと、人と違ったこと、そういうことをするときには不安や恐怖がある。あるというか、あるように感じるだけかもしれない。そうした感覚を味わうために、小さなことでもいいからぜひ一度試してみてもらいたい。やってみると、何でもどうにかなりそうだと思えるようになってくる。
もう少し、未来の自分を信用して今を過ごしてもいいんじゃないかと思う。先に何が起こるかなんてわからない。やれることは、やるという決意をすることくらい。覚悟を持つくらい。先のことは先の自分に任せてしまって、今の自分は今できること(主に決断)に集中すればいいと思う。
出発するときに、ある人にこんなことを言われたことがある。
「そうですか、出発しますか。そうと決めたらもう半分くらい終わったようなものですよ。楽しんで!」
その通りかもしれない。世界一周を実現する上で、もっとも苦労したことはなんですかと聞かれれば、それは出発の決意をかためることですと、すぐに答えられる。時間も労力も一番かけた。出発してからも盗難にあったりマラリアにかかったり大変な目にもいろいろあったが、出発前のこれに比べればどれもたいしたことない。
勘違いされていることが多いのではないかと思うけれど、僕は出発するまでには相当悩んだ。同じように長旅をしている人の中には「おもしろそうだったから」とか「してみたいなと思ったから」と、その動機と出発までの過程を軽くさらっと話す人がいるが、それを聞くたびに「この人、ぶっ飛んでるなあ」とか、「強いなあ」とか畏敬の念に近いものを感じる。僕はというと、その辺りは人並みだった思う。学生時代からの夢であったにも関わらず、決断までにはものすごく悩んだ。出発を決めてからも、やっぱりやめてほうがいいのではないかと何度も考えたし、出発前日まで不安や恐怖が消えなかった。
けれど、出発してからは、そうしたものは見事に消えてしまった。今回の西ヨーロッパの旅も同じようなものだと思う。どうするか本当に迷ったけど、とりあえず「やる」という決断をした。そしたらその後は自然とやることが決まって次々に足が前に出てきた。旅の中で、そうした小さな決断を繰り返している。振り返ってみて思うことは、「決断さえできれば何でもできる」ということ。
今現在、自分のできる一番大きなことは「決断すること」ではないかと思う。考えることは大切だけど、考えすぎて動けなくなるのはよくない。そもそも、未来まですべてのことを考えるなんてことはできない。その中でできることは、やろうと(もしくはやらないと)決断することだけ。
この先の旅もそうだし、帰国してからもそう、小さなことでもいいから、意識して決断することを増やしていきたい。そうすれば自然と行動につながる、自然と成長につながる。旅も人生も、残された時間と可能性を有効に使えるよう、決断を大事にしていきたい。
次の南米でも、多くのことを決断していけたらいいなと思う。
【ようやく南米へ。マドリッドの空港はだだっ広い。】
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