140日目
宿泊地 : バス車中
移動 : チュニス → ドゥーズ(6.5h)
【21:00~翌日3:30(バス)】
チュニスの旧市街は、新市街の中心部にほど近いところにぽこんと存在しています。
新市街のメインスストリートの突き当たりにある門を抜けると、今でも中世を思わせるような古い建物が多く並ぶメディナと呼ばれる旧市街に入ります。この日はチュニスの新市街と旧市街をぶらぶら散歩。夕方にはメインスストリートに面したカフェでお茶をしながらゆっくり休んだ後、フレンドリーなチュニジアの人々の「こんにちは!」「見るだけ!」「ニーハオ!」(間違い)などの声にひたすら応えながらおみやげ物屋や食堂、古い民家などが並ぶメディナの細道を進み、宿へと帰りました。
【チュニスのメディナ】
チュニジア初日の日記にも書きましたが、チュニジアの人はとてもフレンドリーです。声をかけてきてくれた二十歳くらいの学生に理由を尋ねたところ、
「私たちの国に来てくれたのだから、こうやって迎えるのは当たり前だろう。」と言っていました。なんてあたたかな国ですかね。とても居心地が良く、外を歩いているだけでほのぼのと朗らかな気分になります。
若い男性やおじさんだけでなく、子供たちもそうなんです。カフェの外のテーブルでお茶をしていたときも男の子たちが寄ってきて、
「日本からきたの?」 とか 「ブルース・リーやって!」(間違い)とか 「日本の文字を書いて!」 とか 「写真撮って!」とか、
興味津々に質問をしてきたりちょっかいをだしてきたりします。これがまたかわいい。そういう大人を見て育っているからですかね。男の子だけでなく女の子も、どんどん声をかけてきてくれます。
【無邪気でかわいいんだよね。これは空手だそうです。】
夜のバスターミナルでドゥーズ行きのバスを待っていたときも隣に座ってきた女の子の姉妹が話しかてきてくれたので、あまり言葉は通じなかったけど「どこ行くの?」とか簡単な話を楽しみました。この子達がまた良い子で、先に出発すると言うことで一度はお別れをしたのですが、私の待っていたバスが来たとき「ドゥーズ行きのバス着たから急いでー!」と迎えに来てくれ、私のバッグを背負ってバスまで引っ張っていってくれました。
【急いで!とバスまで案内してくれる姉妹 急がずに写真撮ってました。笑】
そう、チュニスではチュニジアの人だけでなく、日本人との出会いも良いものがありました。彼とはメディナにあるユースホステルで出会いました。中学生の頃からサッカーの監督になる夢を持っていた彼は大学生になった今もその夢を持ち続けており、現在はマドリッドにある大学で学びながら地元のサッカーチームでコーチの勉強をしているとのことでした。いいよね、その決意と行動力が本当にすがすがしい。
年が下とは思えないくらいしっかりとした考えを持っていたし、いつか何かやってくれるんだろうなと思わせてくれる人でした。
二十歳を過ぎた頃から感じるようになったのですが、このくらいの年代になると、これから先何かやる人やらない人というのが、少し話をするだけでわかるようになってきます。ベクトルの先が表に出やすくなるんですよね。進む方向が見えるような気がするんです。
ちなみに何も事を起こさず安定させるとか、現状を維持するというのもアクションの一つなので、これも何かに向かって進んでいる人なのだと思っています。事の大きさや特異性は問題ではありません。何もしないと言うのは不満を感じながらもアクションを起こさず、ひたすら流され続けていく人のことです。
旅をしていると、とても変わった人に会うことが多いです。変わったこと実際にしている人は必ずと言っていいほど、その行為を肯定するだけの強い論理と気持ち、そして行動力を持っています。彼はきっと何かを成すんだろう、もしそうでなくとも充実した人生を歩んでいくんだろうなと思わせてくれる人でした。
彼のブログはこちら。
http://avion17.jugem.jp/
旅の出会いはおもしろいです!
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そおだねぇ。
凄く共感できる。
何かを感じさせる人っているよね。
俺も味のある生き方をしていきたいもんだ。
写真も凄くいいね、とくに姉妹がキャワイイ(笑)
この世知辛い世の中、というかおかしな国日本にいる俺としては、ナガモ氏の出会っチュニジアの人々のような考えかたがとてもジーンとくるよ。
チュニジアの人々にはあたりまえなんだろうけど…。
本来、人間が当たり前と思えることはほとんど同じだろうから、早く日本人もチュニジアの人達のような考え方を思い出してもっと謙虚に、素直になってほしいもんだね(自分も含めてね)。
勝手にチュニジアが好きになっちまったよ。
では今年もお世話になりました!!
体に気つけて、引き続き素晴らしい旅を!!
>正明氏
いるんだよね、たまに。
接すると良い刺激をもらえるよ。
自分のことをかっこよくおもしろく語れるって素晴らしいね。
この姉妹は本当にかわいかったよー。
携帯番号聞かれちゃった。笑
日本人の控えめなところも好きだけど、
逆の振る舞いもできる上で控えめな態度を選んでいけるようになるともっといいような気がするなぁ。
ちょっと遠いけど、
旅行するにはチュニジアは本当におすすめだよ!
今年もよろしくね!