チュニジアのブログ記事

156日目
宿泊地 : カイロ国際空港 / エジプト

移動 : チュニス → カイロ(3.1h) → アンマン(1.6h)
【22:25~2:30※時差+1(飛行機),翌日8:00~9:35(飛行機)】

 

おろしたお金がまだ余っているなぁということで、行かないでいいかなと思っていたバルドー博物館へ行ってみました。

一番の見所はローマ時代のモザイクの数々!大理石などの石で描かれたモザイクが博物館中に展示されています。その規模と状態の素晴らしいこと。モザイクは模様が多いのかなと思っていたのですが、展示されているものは当時の生活風景や神話、動物など様々なものがありました。けっこう緻密につくられているので、少し離れてみると絵のようにも見えます。

世界一周チュニジア旅行51

【館内に展示されているモザイクの数々 ※撮影可】

世界一周チュニジア旅行52

【こんな小さな石で描かれています。】



バルドー博物館はかつては宮殿だったらしく、展示物だけでなく建物内の装飾も美しくそれだけでも楽しめます。行って良かったかな。

世界一周チュニジア旅行53

【特に天井装飾が美しい】



あとおもしろかったのは海中につかっていた石柱や石像の劣化具合。

世界一周チュニジア旅行54

【これがおそらく地上で見つかったと思われるもの】


世界一周チュニジア旅行55

【こっちは海中に浸かっていたと思われるもの】



下のほうでは小さな穴が無数に空き、中には貝の殻などが残っていました。空気と海水、両方にさらされるとこんなにも劣化してしまうのかな。


夜にはついにチュニジアを脱出!
リビアのビザが面倒と知っていれば間違いなく訪れれなかった国だと思いますが、きてよかったと心から思えています。寒く暗いヨーロッパを抜けた直後だったので、チュニジアの人々の温かさがより心に染みました。

次はまたもや予定を変更して付け足した中東4国!
イスラエルとレバノンへの入国は様子を見ながら考えます。

 

 

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155日目
宿泊地 : チュニス / チュニジア

移動 : チュニス → テブルスーク(1.7h) → ドゥッガ → テブルスーク → チュニス(1.7h)
【10:50~12:30(ルアージュ),15:30~17:10(ルアージュ)】

 

時間があるなぁ。
宿の部屋にこもってひたすらスペイン語やるかとも思ったけど、なんだかそれはもったいなく感じるんだよなぁ。近場はもうまわってしまったし。少し遠くに足を延ばすかな。
スースで出会った日本人旅行者がチュニスから西に100kmほど行ったところにある「ドゥッガ」という世界遺産にも登録されている遺跡を絶賛していたので、今日はそこまで行ってみることに。


話によるとチュニスからドゥッガへは直行便がないので、まずはテブルスークまで移動し、そこからタクシーなどをひろう必要があるとのこと。テブルスークのルアージュステーションに着くと乗り合いのルアージュが停まっていたので早速料金を尋ねてみました。

しかしこれが高かった。8TND(640円くらい)より下がらない。たった6kmなのにチュニスからここまでくるルアージュより高いじゃないの!これに乗るのは残金的にも厳しかったのでヒッチハイクをすることに。けっこう車通りもあったので1,2分で車も見つかり、3TNDでドゥッガまで乗せていってもらえました。(帰りは1~2TNDでも簡単につかまります。)


今はローシーズンということもあって観光客も数人いる程度。2世紀頃につくられたものだそうですが、保存状態がものすごく良く、数世紀前まで使われていたんじゃないのなんて思わされるほど。カルタゴの遺跡でガッカリしてしまった人はぜひここへ!!

世界一周チュニジア旅行42

【ローマ都市遺跡ドゥッガ】


世界一周チュニジア旅行43

【劇場】

世界一周チュニジア旅行44

【キャピトル】

世界一周チュニジア旅行45

【チュニジアで遺跡を見るならカルタゴよりもドゥッガのほうがおすすめです。】

世界一周チュニジア旅行46

【モザイクもきれいに残っています。】

世界一周チュニジア旅行47

【標高が高く空気も澄んでいるいるので空がきれい】



一通り遺跡を見てまわってもまだ明るい時間だったので、帰りは景色を楽しみながら徒歩で戻ることに。途中ベドウィンの飼う犬に追いかけられそれを見ていた子供たちに笑われたりというアクシデントもありましたが(あれはおそろしかった!!)、1時間半ほど歩きテブルスークへと戻ってきました。ここの景色は乾燥した南部とはまた違った自然の美しさがあります。行きか帰り、どちらかを歩くのをおすすめします。

世界一周チュニジア旅行48

【ベドウィンのおじさんと羊】


世界一周チュニジア旅行49

【顔が黒い羊 ちょっと怖いね】


世界一周チュニジア旅行50

【ドゥッガからテブルスークまで6kmあるけど景色は最高!】

 

 

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154日目
宿泊地 : チュニス / チュニジア

移動 : なし

 

かなり前からやることリストに載っているものの、リストを更新するたびにそのまま書き写されていた項目「ホームページのロゴ作り」を片付けることに!


漏らしてる感たっぷりのものにしたかったのですが、ちょっとイメージと違うものになってしまいました。
お漏らし的なものにしたかったのに、これじゃあ雨漏りだよな。
けど代わりのものも思いつかないので、当面はこれで行きます!!


何か良いアイデアがあったらお願いします!

これをバナーにしてリンク先探しも頑張らねば!
ブログかHP持っているかたがいましたら、勝手にぺたぺたリンクしちゃってください。

世界一周チュニジア旅行39

世界一周チュニジア旅行40

世界一周チュニジア旅行41

【色は黄緑のほうがよかったかな。】

 

 

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153日目
宿泊地 : チュニス / チュニジア

移動 : なし

 

今日は外にテーブルのあるカフェでお茶(大通り沿いのきれいなカフェでも1杯50円くらい!)をしながらスペイン語の勉強をしたり、ネットカフェで中東の情報をチェックしたりと休日を過ごすようにゆっくりしていました。

なんて平和なんだ。


ところで次の中東ですが、久々に連絡のとれたFUTOME氏(※)もちょうど今日そこに着いたようなので、ヨルダンのアンマンで一度再会しようかと話しています。
じっくり旅する派の彼は、出発してからの5ヵ月間をずっとアジアで過ごしていたそうです。私はヨーロッパの国々を多くまわるためにインドとネパールを旅程からカットしてしまったので、そこにも長く滞在してきた彼の話を聞くのが楽しみです。特に行ったことのないネパールは羨ましい!


アンマンで再会した場合ですが、その後の移動方法に違いがあるのでまたすぐに別れる予定です。
しかしせっかくここまで旅程が合っているなら少し危険な香りのするアフリカも一緒に縦断できたらいいねとも話しているので、またすぐにエジプトで合流することも考えています。

そうなると一人旅も1ヶ月半ほど中断してしまうかな。


旅しながら見たこと、感じたこと、考えたことってのは種々雑多でそこから何かを取り出したり練りだしたりするには、意外に多くのエネルギーと集中力を必要とします。いろんなものが交じり合って底が見えなくなった水に手を突っ込み、何かをつかむような作業ですかね。

これが一人旅だとやりやすいんですよね。
意識を中断させるものがないから、水面も波立たないし、中のものが沈殿したり浮遊したりして水が透き通ってくるのをじっくりと眺めることができます。そうすると何か見えてくる気がするんですよね。


見たことや感じたことは例えそのままにしておいたとしても、頭のどこかで思考に作用してくるものだとは思うのですが、ある程度意識的にその経験を使えないとやはりもったいない気がしてしまいます。なにより経験したことをそうやって自分の頭の中で明文化する作業がたまらなく楽しい(ほら、根暗だから)。


だから一人旅が楽しくて仕方ないんですよね。
日々多くのことに触れることができ、そしてそれをじっくりと味わう時間があるって、幸せなことこの上ないです。


二人で行動する間も、良い距離感を保ちお互いの旅をより充実したものにできたら良いなと思いました。


世界一周チュニジア旅行38

【道で見つけたら必ず買ってしまうチュニジアのお菓子 チョコ風味の粗目糖の中にピーナッツやアーモンドが入っています。これがおいしい!!】



追記
FUTOME氏の髪、ひげ、体型が大きく変わっている予感が!
12日に再会予定なので、写真を撮りまくってその日のブログに載せてみます!
本人も乗り気なので、よかったらこちらからアジアでのFUTOME氏を復習してみてください。 
かつてのFUTOME氏はインドネシアからタイの写真で見ることができます!

 

 

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152日目
宿泊地 : チュニス / チュニジア

移動 : なし

 

出発時に5冊をバックパックに詰め込んだものの、一度も開いたことのなかった語の参考書を、6ヶ月目にしてついに開きました。


新たな航空券を予約したのですが、なかなか安いものが見つからずチュニジアを発つのは5日遅れの11日になってしまいました。もうチュニジアは十分楽しんだし、この時間をどのように使おうかね。やりたいことをいくつかあったので、そのうちのどれかに手をつけることにしました。


世界一周中にこれまでやったことのないものに挑戦してみよう思っていたことは以下の5つ。


1.ホームページ作り

これは出発してからずっと続けているからいいや。

2.文章を書くこと
ブログ記事を毎日分書きためているので、これももうやっているしいいや。

3.水彩画を描くこと
水彩画を描けるようになりたい(最終目標は暑中見舞いや年賀状に絵を添えること!)と思いスケッチブックと携帯用の水彩絵の具を持ってきているのだけど、なかなか時間や気持ちの余裕がなく全く手をつけていません・・・。

4.スペイン語の勉強
語学力があると旅の質がドーンと上がります。旅がしやすくなることはもちろんですが、なによりも現地の人とコミュニケーションをとることができるのが良い!南米までに日常会話レベルに!という目標を立てたものの、いまだ参考書を開いたことがない始末・・。


5.ダイビングのライセンスを取る
日本でとると高いから、安くきれいな外国の海でライセンスを取ってしまう計画。エジプトのダハブではかなり安くとれるようなのでとるとしたらそこかな。
ちなみに泳げないんだけどね。



こうやって見てみると、やるとしたら3か4なんだよなぁ。
絵は描いたこともないから始めるとしたら誰もいない田舎でひっそりと練習したいからまた後回し。そうなると残りは4のスペイン語のみ。南米も近づいてきていることだし、新年の抱負でもスペイン語をやろうと誓ったことだし、ポンッとできてしまったこの時間に始めてみますか!と思い、出発時に5冊持った参考書(うちNHKラジオ講座の薄いものが4冊)を、バックパックの底から引っ張り出しました。


世界一周チュニジア旅行37

【やっていないのにボロボロになっていた1冊目 これはやろうやろうと思って小さいバックパックにいれていたからなぁ・・。】


何をするときも最初の一歩を踏み出すのが大変ですよね。ここが最初の山場だな。
今後続けていけるように、ここで良いスタートを切って軌道に乗せてしまおう!!

で、今日やったのはアルファベット。間に合うかな・・・。
困ったら※理子さんに相談だ!!


理子さん
オーストリアのホステルで出会った南米サッカー好きお姉さん

 

 

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151日目
宿泊地 : チュニス / チュニジア

移動 : スース → チュニス(2h)
【12:15~14:17(列車)】

 

ヨーロッパの次はアフリカ! だったのですが・・。

当初はギリシャからフェリーでエジプトにわたり、そこからアフリカを縦断しようと考えていたのですが、冬場はそのフェリーがあまり運行していないようだったので、比較的フェリーの便が多いフランス-チュニジアのラインでアフリカ入りしたわけでした。
チュニジアからはリビアをと抜ければすぐエジプトだし簡単だろうと考えていたのですがあまかった。というか調査不足でした。以前に書いたようビザの取得と国内移動に面倒なルールがありけっこうな費用がかかってしまうため、このルートでのエジプト行きを断念。


しかしチュニジアの西に位置するアルジェリアもビザや治安に問題があるので、ここから飛行機を使わなければならないこととになってしまったわけです。


調べてみると、チュニスからエジプトのカイロ行きの便は中東の国を経由するものが多いことがわかったので、ええい詰め込んでしまえ!と思いアフリカ縦断の前に中東にも立ち寄ることを決めチケットを手配しました。


航空券は、
チュニス発 カイロ(エジプト)経由 ダマスカス(シリア)行き
の往復券。

片道の航空券とそれほど値段がかわらなかったので往復券にし、帰りの経由地カイロで降りたらそのまま残りの航空券を破棄することに。



ネットで予約し空港へ向かったのですが・・・。

いざチェックインしようとカウンターへ行くと、

「名前がない!」


と言われてしまい、指示のまま空港内に設置された航空会社のオフィスへ移動。
しかしそこでも予約はない以外の言葉はもらうことできず、粘ってもどうしようもない感じだったので泣く泣くチュニスの町へと戻ることに。


もうチュニジアは十分満喫したってのに・・・・。
はあ。


宿はネットのつながるところに決め、その日のうちに代理店へ問い合わせのメールを送りました。
ちなみに翌朝返ってきたメールは、


「予約がいっぱいでノーチャンスでした!」


というもの。無理だったら連絡ちょうだいよ。予約完了、支払い完了の画面とメールを受け取っているこっちはそれを信じちゃうでしょう。もう。


自動で予約できるものであっても、次回からは別途確認のメールを送ろうと思います。
早く他の航空券を手配しないと。あまった時間に何をしようかな。

 

 

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150日目
宿泊地 : スース / チュニジア

移動 : なし

 

今日はスースのメディナ(旧市街)を散歩。

同じメディナでもここはチュニスのものより整然としており、道も建物もすっきりとして見えます。メディナ内はとても明るく現地の生活の匂いがするチュニスと比べると少し観光地化されている観がありますが、違った雰囲気を楽しむことができるので旧市街好きにはおすすめの街です。

世界一周チュニジア旅行33

【スースのメディナ】

世界一周チュニジア旅行34

【城壁周辺】


世界一周チュニジア旅行35

【リバトの塔から見たグランド・モスク】


世界一周チュニジア旅行36

【同じくリバトから眺めたスース旧市街】



夕方過ぎにファルハッド・ハシェド広場近くの噴水で休憩していると、一人で旅行をしているというおじいさんに話しかけられました。このイングリッシュのおじいさんの話が楽しかった。

「お腹いっぱい食べることができて、寝る場所があって、戦争がない安全があって、それ以上に何を求めるんだい?これがそろっているところで生活できるなんでとてもラーキーなことじゃないかい。」

と、日本人の働き方について話しているときににこにこと語ってくれたのですが、少し考えさせられました。もしそれら全てが状況で一つずつその幸せを獲得していくことができたら、その次には何を求めるようになるのかなと。
いろいろやりたいことが出てきそうだけど、とりあえず金銭的なものや物質的なものではないことは確実だろうとは思いました。周りに関心が向くようになるのかな。


まあそこは人によって違うのだろうけど、自分が何を欲しているか考えるとき、現在点からながめるよりも、こうして原始的な部分まで立ち返ってイメージしてみるとシンプルに答えを導ける場合もあるかななんて思いました。実現するのは難しいとしても、理想を持つこと自体は本来それほど難しいことではないような気もしました。
 

 

 

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149日目
宿泊地 : スース / チュニジア

移動 : タタウィン → ガベス(2h) → スファックス(2h) → スース(2h)
【11:00~13:00,13:45~15:45,16:30~18:30(全てルアージュ)】

 

バスステーションもルアージュステーションも人人、人だらけ。
普段は簡単に乗ることのできるルアージュも、ステーションに着くなり人に囲まれてしまい、人が降りるのと同時にもう満席。
年末年始はチュニジアの人もお休みだったようで、明日からの新学期や仕事始めのために皆移動しているようでした。

世界一周チュニジア旅行31

【チケットカウンター タタウィンではルアージュでもチケットを持っていなければ乗せてもらえませんでした。体をねじ込み無事チケットを入手!】


世界一周チュニジア旅行32

【ガベスのルアージュステーションもこの通り。】



本数の少ない長距離ルアージュに乗り込むのが困難だったため、何度か乗り継ぎスースまで移動しました。
途中乗り継ぎのために降りたスファックスではサハラ砂漠で会ったKさんと再会!翌日に帰国するとのことで、読み終わった文庫本を恵んでもらいました。本が減ってきていたので嬉しかったです!ありがとうございます!!


ところで海外でこうした混雑を経験するたびに思うのですが、誰が指示するでもなく、自然と列をつくって順番を待つことのできる日本人は実は珍しい存在なのかなと思います。これは幼い頃から全体主義を叩き込まれているからこそ為せる業ですかね。

待っていれば必ず順番はくる・・・と信じることができるのは、とても平和な国で育った証拠のように思います。
こうした日本人の気質は美しく感じますが、それと同時になんだか可愛そうにも感じます。日本人の全体主義からくる自己犠牲の精神は、全ての人に行き渡るだけの富、もしくは将来的にその可能性がどこからか与えられるからこそ成り立つものだと考えますが、今その供給物が日本に不足してきているように感じます。


こうした海外からも賞賛される美徳的な面はこれからも変わらずに持っていて欲しいと思いつつも、もう少し自分の求めるものを自らの手で取りに行く訓練が必要なのかなと思うことがよくあります。

並んで待つことを皆が同様に続けると、段々と自分の価値観や本当に求めるものが見えにくくなってしまうように思います。気が変わったとき、並んでしまったその列から抜け出すのが難しくなりますから、同じ方向しか向けなくなるリスクがあると思います。先までは見えなくとも、徐々に前に進む列の中にいると安心感が得られますし、そこから外れるのが怖く感じるようになると思うんですよね。

日本にはもう既に多くのものがあるのだから、それぞれが列を外れて、本当に欲しいものを追いかければもっと幸せな国になるんじゃないかななんて思うのだけどどうですかね。

 

 

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148日目
宿泊地 : タタウィン / チュニジア

移動 : タタウィン ⇔ クサール・ウレド・スルタン(1h)
【キャミヨンで移動】

 

チュニジア南部はステップ気候と砂漠気候に区分されるそうですが、ここタタウィンはその二つの気候の中間あたりに位置しているようです。


タタウィン周辺の山あいには、乾燥した気候のために発達した食物保存用の古い倉庫がいくつも見られるのですが、それが観光の目玉にもなっています。
今日はその中でも最も保存状態の良いと言われている、クサール・ウレド・スルタンを見てきました

世界一周チュニジア旅行28

【クサールと呼ばれる倉庫群】

世界一周チュニジア旅行29

【入口の上から突き出ている棒には、荷物を引き上げるために滑車をかけていたそうです。】


世界一周チュニジア旅行30

【裏から】



昔はきっと乾季には食べるものも制限されて相当我慢を強いられたんでしょうね。乾燥した地域の生活は厳しいです。
厳しいけれど人はそれに順応することができるんでしょうかね?サハラツアーに参加したとき、見て驚いたことがあります。


冬の砂漠は冷え込みが激しく、参加者は割り当てられたテントに入り、その中でかなり厚手の寝袋にくるまりそのうえにブランケットをかけ夜を越しました。それでも寒さを感じるため、ほとんどの人はダウンジャケットなど厚いアウターを着込み寝袋に入っていたようでした。寒がりの私はアンダーシャツ、ロンT、セーター、パーカー、登山用の防寒具、さらにそのうえにアウターを着てブクブクに着膨れして寝袋に入りました。それでも寒かったのだけど・・。


朝、初日の出を見るために外に出ると、来るときに乗ってきたラクダたちがつながれそのまま寝ていました。さすが砂漠の生き物、こんなところで寝れるなんてすごいなーなんて思い眺めていたのですが、ラクダの近くで何かがうごめいているではないですか。
何か他の動物もいるの?と思いよくよく見てみると、砂がかかったブランケットの下に人が寝ていました。それも数人。どうやらラクダ飼いの皆さんのようでした。普通の人がやったら死ねますよ、これは。

ちょうどその頃彼らは起き出したのですが、そこから抜け出したのを見てさらにビックリ。毛布もどうやら1枚だけしか使っていなかった様子。なんて逞しさなんだ。人間も長いこと同じ環境化にいればそれに順応できるのかなぁなんて、彼らを見て思いました。思い出すだけで寒くなる(>_<)



ちなみにこれとは逆に環境に慣れて弱くなるのを避けたいので、私は抗菌グッズの使用を避けます。いいよ、そんななんでもかんでも抗菌にしなくてもね。普段から鍛えておかないと!そんなこだわりがあるからかわかりませんが、私のお腹、めちゃくちゃ丈夫です。

海外旅行する度にこのお腹に感謝しております。

 

 

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147日目
宿泊地 : タタウィン / チュニジア

移動 : マトマタ → ガベス(0.5h) → タタウィン(2h)
【13:50~14:20(ルアージュ),14:30~16:30(ルアージュ)】

 

サハラフェスティバルやサハラ砂漠での年越しなどのイベントがあったため、計5泊もしてしまったドゥーズ。同じ町に5泊したのはこの旅始まって以来のことです。
これまでのペースを考えるとチュニジアにはかなり長く滞在しているけど、年末年始は特別だからいっか。それにチュニジアの人好きだしな。


チュニジアには美しい地形が多く映画撮影の舞台になっている場所も多いそうですが、今日はスターウォーズが撮影されたことで有名な中部の町マトマトを散策してみました。

世界一周チュニジア旅行25

【泊まったホテル シディ・ドリス・ホテルはもっとも有名なロケ地だそうです。去年よりもかなり値上げしたようでした。】

世界一周チュニジア旅行26

【マトマタ 小さくまとまった町です。 読み直して気づいたけど狙っていません。】



こうした住居は先住民族ベルベル人が古くから利用していたらしいです。見せてもらったガイドブックには、今ではアラブ人とベルベル人を民族で分けるのは困難なほど混血が進んでいると書かれていたのですが、ここには明らかにアラブ系ではないと見える人たちも住んでいました。それでも血は混じっているということでしょうかね。アラブ系の住人も、北部に比べるとベルベルよりであったように思います。

これまで見てきた国に比べると、人種間の差別も生活水準の差もあまり感じられませんでした。ヨーロッパのロマやアフリカ系移民、オセアニアのアボリジニは明らかに違って見えましたから、こうして共生している光景が新鮮でもありました。



話はスターウォーズに戻りますが、私は高校生の頃ペプシコーラのおまけでついていたスターウォーズのボトルキャップを鬼のように集めていました。買いすぎて飲みきれず、夏ですぐに生温かくなってしまうにも関わらず毎日お弁当のお供に家からペプシを持って行かなければならないほど。
努力の甲斐がありノーマルのキャップをコンプリート、しかも抽選で当たるコレクションステージまで手に入れることができました。懐かしい思い出です。


まあ、スターウォーズシリーズはいまだに1作も見ていないんですけどね・・。

世界一周チュニジア旅行27

【見たことがなくとも感動するマトマタのベルベル人住居 今でも人が住んでいるところがありました。】

 

 

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146日目
宿泊地 : マトマタ / チュニジア

移動 : ドゥーズ → ガベス(2.3h) → マトマタ(1.5h)
【14:30~16:45(ルアージュ),17:00~18:30(ルアージュ)】

 

今朝、予定通りにサハラ砂漠で初日の出を拝むことができました。

4時に目覚ましをセットしたもののそのときはまだ真っ暗で、結局日の出を目にしたのは8時近くになってからでした。
地平線まで何も遮るものがない中、ゆっくりと昇ってくる太陽をじっくりと眺めることができたのはなんだかとても感慨深かったです。

世界一周チュニジア旅行22

【サハラ砂漠からあけましておめでとうございます。 紛らわしいですが、後ろの光は僕のオーラでなく初日の出の光です。】


世界一周チュニジア旅行23

【朝食 砂に埋めて焼いていました。ナンのような食感でおいしい!】



ところで朝目覚めると背中や腰に痛みがあったので、硬いところで寝たのが原因かななんて思っていたのですが違いました。原因はラクダのようです。乗っていると平坦な道でもけっこう揺られるんですよね。ゆっさゆっさと。それでどうやら筋肉痛になってしまったようでした。いたたたた。



ラクダでドゥーズに戻った後、カイロ経由ダマスカス行きの航空券を手配し、その後砂漠で出会ったKさんと例のお店に行き、ここでのオッジャを食べおさめ。これににんにく入れたらもっとおいしそうだなぁ。今日も彼はいたのですが、「オッジャおいしいか?」以外は特に何も言わず、少し寂しいお別れとなりました。


次の目的地のマトマタまではバスも出ているのですが本数も少ないので初となるルアージュを利用することに。これは乗り合いタクシー似たもので、乗車客がいっぱいになると目的地へ向け出発します。料金もバスと大差なく便数も多いので、チュニジアではかなり利用価値の高い交通手段になります。


世界一周チュニジア旅行24

【ルアージュ 日本車が多い】

 

 

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145日目
宿泊地 :
サハラ砂漠 / チュニジア
移動 : ドゥーズ → サハラ砂漠(らくだ)

 

ラクダの背中で揺られることおよそ2時間、キャンプ地へと到着しました。


初めて乗ったラクダですが、最初に乗ったときはちょっと怖かったです。

ラクダは近くで見るとかなり大きく、その背中は地上から2m近くのところあります。と言っても怖かったのはその高さでなく、口からはみ出していたものだったのですが・・。なにやら私のパートナーだったスティーブ(って現地の人が呼んでいるように聞こえたけど名前かな?名前でいいやね!)は、口から胃袋らしきものをはみ出させながら「ゴボゴボゴボー!シュルルルー!」と豪快な音をたててひたすら反すうをしていまして、口のまわりたっぷりにつけた泡がよだれとともに飛んでくるんじゃないかと怯えていました。

 

世界一周チュニジア旅行18

【異様なほどかわいくない(憎たらしい気さえする)スティーブの口からはみ出る胃袋のようなもの】

 

世界一周チュニジア旅行19

【かわいい他のラクダ】



そんなヨダレっ子スティーブに乗ってサハラ砂漠を進んでいきました。彼は問題児なのでしょうかね、たまにフラフラするもんでその度ペチペチと棒で叩かれていました。

目に見える景色が全てサラサラの砂になるようなところではありませんでしたが、それでも初めて目にする砂漠らしい砂漠の画は新鮮で、見ていてちっとも飽きませんでした。

世界一周チュニジア旅行20

【こぶの後ろに座ります】

世界一周チュニジア旅行21

【風のつくった模様がきれいでした。】




ラクダにも砂漠にもかなり楽しませてもらいましたが、それでも一番感動したのは星空でした。月は三日月よりも欠けた月でしたが、月の輪郭が見えちゃうんですよね。空は星だらけで、オリオン座を見つけるのに少し時間がかかってしまうくらい。日本では見たことのなかった天の川(たぶん)も見ることができました。


ゆっくりと考え事をするにはちょっと寒すぎましたが、この特別な体験が、新たな年を迎えるんだという良い意識付けになったように思います。

この一年のことを振り返っていると、気付いたときにはいつもお世話になった人たちのことばかりを考えていたので、来年の抱負はそのあたりのことで自然と決定。本当にいろんな人にお世話になった年だったと思うんですよね。世界一周が実現できたのも、大半が周りの人の支えがあってのことだとしみじみ思います。感謝しきれないくらい感謝しています。


直接ではないにしてもそうした励ましの上にこんなものができましたよと見えることができるよう、来年も生き生きと楽しんで生活できたらと思います。
 

 

 

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144日目
宿泊地 :
ドゥーズ / チュニジア
移動 : なし

 

チュニジア料理の「オジャ」が気に入ってしまい、最近は毎日のように食べています。
いつも行くレストランには陽気な店員がいるのですが、頻繁にオッジャを食べに来る私を見てこんなことを教えてくれました。以下、彼とのやりとり。
※英語が話せない人なので、発言は私の想像力で補います。


彼「オジャおいしいか?」(満面の笑み)

私「はい、とっても。」

彼「オジャはすごいんだぜ。食べると元気になるのさ。」
私「そうなの?それはすごいね!」

彼「ここがな。」 下半身を指差す。
私「ははは、なるほどね。」


彼、いったん外に出て戻ってくる。


彼「オジャおいしいか?」(さわやかな笑顔で)
私「すごく、おいしいで。」

彼「元気になるんだぜ!こんな風にな!」 戻ってきたらなぜか大きくなっていた下半身をズボンの上から指差す。
私「ははは、すごいね。」(食事中に勘弁してくれよと思いながら)


彼「よっしゃ!!やりますか!!!」 と言って厨房のほうへと向かう。
私「ん?」 おかわりでも出してくれんのと思い振り返ると彼が立っている。


彼「何をしている?さあ来たまえ!始めようじゃないか!」 トイレのドアを開けながら催促してくる彼。
私「・・・・。」 


行かないからと、嫌な顔してジェスチャーで答えると、彼は潔く戻ってくる。


オジャ「オジャおいしいか?」(気まずさを微塵も感じさせない素敵な笑顔で)
私「おかげでちょっとまずくなったよ。」


オジャの効果でしょうか、素晴らしい効き目ですねというお話でした。香辛料がたっぷり入っているからそう言われているのかもしれませんね。

世界一周チュニジア旅行16

【問題のオジャ ピリッと辛くておいしい。これをパンと一緒に食べます。】
 

 

 

世界一周チュニジア旅行17

【レストランの皆さん 集まるから写真を撮ってくれ!というオジャの要望でパシャリ】

 


ところで新年はサハラ砂漠で迎えることにしました。


始めはどこでもいいやー、なんて思っていたのですが、いざ年末が近づいてくると一年を振り返ったり来年への抱負を誓ったりと、自然に頭がそんなふうに働き出します。どうせ考え事をするならば、気を抜いてそれに没頭できるところへ行こうと考えたところ、「今いるところから近いし、砂漠がいいじゃないの!」と思い立ち、一泊二日のラクダツアーに申し込みました。


年末の作業と言うことで思い出したのですが、私は掃除や片付けをしながら物を捨てていくのがたまらなく好きです。と言ってもどちらかと言うと物持ちは良い方なので、必要と思うものはしつこいほどにとっておきたがるのですが。今日はバックパックの中身を全て取り出し、要らないものを選り分けていました。
日本を出発して(一時帰国分を含めないと)今日で144日目、念のためにと思って持ってきたものの、これまでほとんど使っていないものがいくつかありました。使えそうだなぁと今でも思うのですが、バックパックを軽くして動きやすくするためにも、空いたスペースに新たな荷物を詰められるようにしておくためにも、思い切っていくつかの荷物をゴミ箱へ捨てました。

捨てたのは、洗濯物を干す紐、洗濯バサミ、使い捨てのフォークやナイフ、各種袋、箱、傷んだ衣類などです。


これまでも背負ってきた荷物だしこれからも運び続けられないわけではないのですが、人の頭と同じで、いっぱいになった状態では新たなものが入り込む余地がなく可能性を狭めてしまうと思うんですよね。これいいなーと思ったときに気軽に手が出せるよう、少しスペースを作りました。


普段の生活でも自分の容量を限界まで使い切るのは成長するためには素晴らしいことかもしれませんが、やはりそれだといざというときに対応できないように思うんですよね。と言うことで、私はいつも10%ほどは使わずにとっておこうと考えています。と言ってもフルパワーが90%なわけでなく、時間などを調節することで何か取り組むときはもちろん100%で、とは考えてはいますが。


荷物も頭も少し余裕を持たせて、新年は身軽に小回りの利くような状態で迎えたいものです。
それでまた多くのことに触れ考えることができたらいいと思います。
 

 

 

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143日目
宿泊地 :
ドゥーズ / チュニジア
移動 : なし

 

チュニジアはとても旅がしやすいと旅行者の間では評判ですが、その理由の一つがチュニジアの人々の語学力にあります。



新年をサハラ砂漠で迎えようと決めたのでドゥーズの滞在を2日延長。ここを拠点に塩湖などを見にトズールまで足を延ばすことも考えたのですが、日本での習慣ですかね、年末は落ち着いて身の回りや頭の中を整理したいと思い、ここドゥーズで過ごすことにしました。


チュニスでの記事に「チュニジアの人はとてもフレンドリーだ」と言うことを書きましたが、ドゥーズもチュニスと比べると若干勢いはなくなるものの、やはり皆フレンドリーで外を歩いているだけで次々と友達ができています。今日はじっくりと今年を振り返ろうとノートを片手にカフェへ向かったのですが、結局何も考えずに宿に帰ってきました。と言うのも訳がありまして・・。

イスラム教で飲酒が禁止されているかためか、チュニスと同様ドゥーズにも社交場としての役割を果たしているカフェが至る所にあります。この時期は学校が休みになっていることもあり、これらのカフェは朝から現地の人でいっぱいです。まず一件目、店内に入ろうとしたところ、


「ハロー。俺を憶えてるかい?」


と、二人組の若い男が話しかけてきました。実は憶えていなかったのですが(異国の人の顔は憶えにくくないですか?すれ違いに挨拶しただけだとなかなか・・。)、


「昨日、フェスティバルのスタジアムで会ったかな?」



と答えたところ大当たり!観客は1000人以上いたからね。笑


「そう!今からどこか行くの?よかったらお茶しない?」


と誘いを受け、そのまま外のテーブルに座りお茶をしました。彼はチュニスの大学で学んでいるらしいのですが、休みを利用し実家に帰ってきているとのことでした。例に漏れず彼も語学力が堪能だったので、そうだ!と思い、聞いてみました。


彼曰く、チュニジアの学生は皆、公用語の「アラビア語」、第二公用語の「フランス語」(独立前はフランスの保護国)、そしていまや世界語にもなったと言える「英語」の3つの言語を学習するらしいです。
それらに加え、セカンダリースクール(7年間あると言うので日本の中学校と高校に相当するかな)では「ドイツ語」、「スペイン語」、「イタリア語」などを選択して学ぶそうで、ある程度の学歴を持つ人であれば、4~5ヶ国語話せることが少なくないそうです。「日本語」や「韓国語」なども有料にはなるものの選択して学ぶことができるそうです。なるほど。


これも彼の見解ですが、語学を学ぶのに適しているのは教育制度だけでなく、アラビア語の言語的特徴にもあるそうです。私はアラビアに関する知識が一切ないので分からないのですが、アラビア語は多くの発音を持っているためノンネイティブが学ぶには厄介な言語だけれど、アラビア語が身についている人からすると他の言語(発音と聞き取り)を学びやすいそうです。そういうわけで、多くの言語を話すことのできる人が多いのさってことでした。
なるほどなるほど。


予定があるからと言って去って行った二人と別れ、今年のまとめをすべく次のカフェに向かい、エスプレッソ(濃くて量がものすごく少ないけれど、20~30円で一杯飲めます)とケーキ(ミルフィーユのようなケーキが多い)を頼み席に座ったのですが早速、


「こっち来て一緒に話そうぜ!」


と声をかけられ、また皆でお茶をしました。当初の目的を果たせないまま暗くなった頃に宿へ帰りましたが、なんとも楽しく気持ちの良い一日を過ごせました。この国は時間にゆとりをもって旅できたらおもしろいと思います。

世界一周チュニジア旅行14

【エスプレッソ 皆これに角砂糖を2つくらい入れて飲んでいます】

  

 

世界一周チュニジア旅行15

【今日もフレンドリーなチュニジアの皆さん】

 

 

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142日目
宿泊地 :
ドゥーズ / チュニジア
移動 : なし

 

昨日に引き続き今日もサハラフェスティバルの会場へ!


今日が最終日と言うこともあり、会場には昨日を上回る観客が。ヨーロッパから観光客もちらほら見かけますが、そのほとんどは地元チュニジアの人々。閉会直前には歩くのも困難なほど人で埋め尽くされました。チュニスで聞いた話では地元の人のお祭りなので英語の案内はないとのことだったのですが、今年はちょこっとですが英語でもアナウンスが入っていました。
ラクダマラソンがスタートして2時間後、会場が退屈し始めた頃に、

「らくだはあと1時間くらいで戻ってきそうです!!!!」

という親切な実況をしたときには、大勢のヨーロピアンが帰っていきましたが・・。


世界一周チュニジア旅行11

【スタジアムの観客 前が見えないっす!!】


世界一周チュニジア旅行12

【アルジェリアなどの周辺国からも集まってきた民族によるダンスと行進】 


世界一周チュニジア旅行13

【いい表情だね!!】


ここではマリアーナという大学生の女の子とそのお母さんと仲良くなりました。海外でも仲良くなるとメールアドレスを交換するのですが、共通の話題も多くはないですし、国へ帰った後にお互い連絡を取り続けるってのはなかなか大変です。これまでも何人か海外に友達ができたけど、今でも定期的に連絡を取り合っているのは3,4人だけです。

メールだと用件がないとなかなか連絡しないからなぁ。大事な関係であっても、メールの行き来がないと自然と疎遠になってしまうのがとても残念に思っていました。なので最近はアドレスだけでなくFacebookのアカウント情報も交換するようにしています。
日本のmixiみたいなものなのですが、日記だけでなく人とのやりとりを他の人が見ることもできるので、近況を把握しやすいです。これが最も普及したSNSになっている国も多いようでアカウント持っている人が多いです。とりあえずこれでつなげておけば必要なときにいつでも連絡取れますし、連絡しなくてもお互いの動きをチェックすることができるので関係を保ちやすいんですよね。

今日も帰宿後にFacebookでチェック。そして発見!なんて便利なんだ!!


Facebookやっている人がいたら、ぜひぜひつなげておいてくださいな。本名ローマ字で見つかりますんで!

 

 

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141日目
宿泊地 :
ドゥーズ / チュニジア
移動 : チュニス → ドゥーズ(6.5h)
【前日21:00~3:30(バス)】

 

チュニスからのバスは予定より2時間半も早く到着。寒いしちょっとやめてちょうだいよ・・・。


運よくバスを降りた目の前に開いているカフェがあったため、ひとまずそこへ避難。こうやって到着する人を待っているカフェでしょうかね。しかしここもチュニスと同じで暖房設備のない家が多いようなので、建物の中に入れはしたもののそれでも寒い。

1時間ほどそこで過ごしたのですがもう限界だと思い、ちょっと申し訳ない気もするけど宿の人を起こそうと決め宿へ向かいました。がしかし、客室は満室。さすが年に一度のサハラフェスティバル!観光客が押し寄せてきているようですね。そういえばチュニスで見せてもらった日本のガイドブックには、要予約って書いてあったっけな。

宿の方が良い人で朝がくるまでフロントで過ごさせてもらいました。しかもついていることにここはネットがつながるではありませんか!
そこで、前日に発覚したリビア入国が面倒そうな件について調べ始めました。


リビアはビザの取得が面倒(パスポートにアラビア語併記が必要など)なうえ原則個人旅行は認めていないようで、現地の旅行会社のツアーに参加するしかリビア国内をまわる方法がないそうです。ブータンもそんなんでしたっけ。ビザの申請に手間取るだけならばどうにかなるのだけど、ツアーはけっこうな額するみたい。時間とお金をかければエジプトへ抜けるルート行くこともできそうだけど、そこまでリビアに思い入れないしな・・・と思ったものの、実績のあるという現地の旅行代理店数社に一応問い合わせのメールを送ってみました。


送ったメール3件中、返ってきたのは1件。そしてその中身はこんなもの。


「あなたのとっても安い予算では、私たちは力にはなれそうもありません。」 ですって。


ちなみに予算として提示した額は一日あたり€40(宿は寝れればそれでいいということなども伝えました)。リビアよりも経済の発展しているチュニジアでさえ平均給与額が日本の4分の1程度というのに、なんてお高くとまった旅行社なんだ。ぷんすか。
まるまる1週間、わたしに添乗員(個人旅行は認めていないため)をつけても元は取れると思ったんだけどなぁ。ただネットワークを持っていないだけなのか、見えない部分にかかるコストがあるのか、まあ何にしてもそれに加えビザ取得にもお金がかかるしやめちゃおっと、とこのメールを見て決めました。


アフリカを南下する計画があるのでまずはどうしてもカイロに向かいたいのだけど、以前旅したことあるエジプトに直行するのは悔しすぎる。フェリーと飛行機使ってチュニジアをピンポイントで訪れたことになってしまうからなぁ。日本から行くのと大差なくなってしまう。なので、ストップオーバーを使い、予定に入っていなかった国にも立ち寄ってみようかと思います。ルート的におそらく中東になると思いますが、これから安くて魅力のある経由地を行くフライトチケットを探し回ってみます。

 

世界一周チュニジア旅行9

【アルジェリアやリビアからも様々な民族が参加するサハラフェスティバル 道路脇のナツメヤシを眺めながら会場へ。ちなみにナツメヤシの実は食べられます。おいしいんだ、これが!】

 

世界一周チュニジア旅行10

【ラクダマラソン スタート前 すごい緊張感だ!およそ3時間後にゴール】

 

 

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140日目
宿泊地 :
バス車中
移動 : チュニス → ドゥーズ(6.5h)
【21:00~翌日3:30(バス)】

 

チュニスの旧市街は、新市街の中心部にほど近いところにぽこんと存在しています。

新市街のメインスストリートの突き当たりにある門を抜けると、今でも中世を思わせるような古い建物が多く並ぶメディナと呼ばれる旧市街に入ります。この日はチュニスの新市街と旧市街をぶらぶら散歩。夕方にはメインスストリートに面したカフェでお茶をしながらゆっくり休んだ後、フレンドリーなチュニジアの人々の「こんにちは!」「見るだけ!」「ニーハオ!」(間違い)などの声にひたすら応えながらおみやげ物屋や食堂、古い民家などが並ぶメディナの細道を進み、宿へと帰りました。

 

世界一周チュニジア旅行6

【チュニスのメディナ】



チュニジア初日の日記にも書きましたが、チュニジアの人はとてもフレンドリーです。声をかけてきてくれた二十歳くらいの学生に理由を尋ねたところ、
「私たちの国に来てくれたのだから、こうやって迎えるのは当たり前だろう。」と言っていました。なんてあたたかな国ですかね。とても居心地が良く、外を歩いているだけでほのぼのと朗らかな気分になります。

若い男性やおじさんだけでなく、子供たちもそうなんです。カフェの外のテーブルでお茶をしていたときも男の子たちが寄ってきて、

「日本からきたの?」 とか 「ブルース・リーやって!」(間違い)とか 「日本の文字を書いて!」 とか 「写真撮って!」とか、

興味津々に質問をしてきたりちょっかいをだしてきたりします。これがまたかわいい。そういう大人を見て育っているからですかね。男の子だけでなく女の子も、どんどん声をかけてきてくれます。


 

世界一周チュニジア旅行7

【無邪気でかわいいんだよね。これは空手だそうです。】



夜のバスターミナルでドゥーズ行きのバスを待っていたときも隣に座ってきた女の子の姉妹が話しかてきてくれたので、あまり言葉は通じなかったけど「どこ行くの?」とか簡単な話を楽しみました。この子達がまた良い子で、先に出発すると言うことで一度はお別れをしたのですが、私の待っていたバスが来たとき「ドゥーズ行きのバス着たから急いでー!」と迎えに来てくれ、私のバッグを背負ってバスまで引っ張っていってくれました。


世界一周チュニジア旅行8

【急いで!とバスまで案内してくれる姉妹 急がずに写真撮ってました。笑】


そう、チュニスではチュニジアの人だけでなく、日本人との出会いも良いものがありました。彼とはメディナにあるユースホステルで出会いました。中学生の頃からサッカーの監督になる夢を持っていた彼は大学生になった今もその夢を持ち続けており、現在はマドリッドにある大学で学びながら地元のサッカーチームでコーチの勉強をしているとのことでした。いいよね、その決意と行動力が本当にすがすがしい。
年が下とは思えないくらいしっかりとした考えを持っていたし、いつか何かやってくれるんだろうなと思わせてくれる人でした。


二十歳を過ぎた頃から感じるようになったのですが、このくらいの年代になると、これから先何かやる人やらない人というのが、少し話をするだけでわかるようになってきます。ベクトルの先が表に出やすくなるんですよね。進む方向が見えるような気がするんです。
ちなみに何も事を起こさず安定させるとか、現状を維持するというのもアクションの一つなので、これも何かに向かって進んでいる人なのだと思っています。事の大きさや特異性は問題ではありません。何もしないと言うのは不満を感じながらもアクションを起こさず、ひたすら流され続けていく人のことです。


旅をしていると、とても変わった人に会うことが多いです。変わったこと実際にしている人は必ずと言っていいほど、その行為を肯定するだけの強い論理と気持ち、そして行動力を持っています。彼はきっと何かを成すんだろう、もしそうでなくとも充実した人生を歩んでいくんだろうなと思わせてくれる人でした。


彼のブログはこちら。
http://avion17.jugem.jp/



旅の出会いはおもしろいです!

 

 

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139日目
宿泊地 :
チュニス / チュニジア
移動 : チュニス → シディブサイド(0.5h) → カルタゴ → メディナ(0.5h)
【全てTGM(列車)】

 

今朝になって、今日がクリスマスだということに気がつきました。明日かと思っていたよ・・。

ヨーロッパにいたときには、早いところでは11月の下旬にもクリスマスらしい装飾を街で見かけることがありましたが、イスラム教国のチュニジアではそのような光景は目にしません。本来はキリスト教の祭日ですからね。チュニスのメインストリートには古いカトリック教会があるのですが、そこの入り口の前に、とても小さなクリスマスツリーがささやかに飾られている程度でした。注意して見ないと気づかないくらいのものです。

一部にはツリーを飾ってはしゃいでいるムスリムがいたりして、などとも思っていたのですがそれはなかったです。そりゃそうだようなぁ。日本の感覚が特異なのだと思います。結婚式を教会で挙げることもまた然りなのですが、信じてもいないものに誓ったりすがったりするのは、どうも品がないように感じてしまいます。それとも、日本人はちょっとキリスト教徒化していると考えればいいのかな。



宗教とは人生そのものであるとさえ感じる(良いか悪いかはまた別ですが)ことがあります。それは人生に意味を与えるのが宗教だと考えているからなのですが、日本人にとっての宗教は、いったいどのような位置づけになっているのだろうと気になります。

「無宗教です!」と自信満々に誇らしげに答える人を見ることもままありますが、「では、あなた自身の人生観(宗教)はどんなものですか?」と切り替えしたら、答えに窮する人がほとんどなのではないでしょうか。
自ら人生に意味を持たせる、という作業を怠ってしまっている人が多いのが日本人の特徴であるようにも思うのですがどうでしょう。何も考えずに生きていけているということは平和であることの証明であるとも思いますが、経済成長も止まった今、次なる裕福さを求めるにはこうした意味付けが欠かせないように思います。
働きすぎることや自殺率が世界でもワーストに近いことは、宗教に関係している部分も大きいと思うのですがどうでしょう。

ちなみに私も無宗教です。


海外で日本の宗教について聞かれることもあるのですが、私はたいてい「無宗教ではありますが、日本人の大半は自然発生的宗教を持っています。なので信仰心は強いと思います。」と答えています。部分的に都合に合わせてけっこういろんなものを信じていますからね。それで満たされる精神構造であれば良いのですが、できれば自分なりに統一感を持った価値観を構築する努力をしたほうがいいのかなと思います。

自分への意識付けもあって、このことは強く思います。
と、こんな具合に今年も根暗らしいクリスマス過ごしましたよ!!

世界一周チュニジア旅行3

【シディブサイド チュニジアンブルーと呼ばれる青と白の街並がとにかくきれい!】


世界一周チュニジア旅行4

【かわいく装飾された扉】

世界一周チュニジア旅行5

【小さなものはお土産としても人気の伝統的な鳥かご】



シディブサイドの後に急いでカルタゴもまわってきたのですが、その写真はまた旅の写真に載せます。一日中シディブサイドにいたほうが楽しめた気がするなあ。

 

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138日目
宿泊地 :
チュニス / チュニジア
移動 : マルセイユ → チュニス(23.5h)
【前日16:00~15:30(フェリー)】

 

マルセイユからフェリーで約24時間、アフリカ大陸へ上陸!

 

強風で海が荒れていたということもあるけど、フィンランドからエストニアへのフェリーでは船酔いしかけたのでおびえていたのですが、海も穏やかでチュニジア人の乗組員(CTNのフェリーに乗りました)も皆フレンドリーだったので、快適に過ごすことができました。部屋は一番安いトイレなしのベッドが二段になった広さ2.5畳ほどの4人部屋。トイレは外にあるし全然問題ないやと思っていたのですが、最初通された部屋(チケットにある部屋番号とは違う)にはすでに先客が3人おり、そしてあの匂いが充満していました。

こりゃ大問題だ。そう思いすぐに近くにいたクルーに相談。

 

 

「ほらちょっと見てよ。これ違うでしょ?予約するときにわざわざここ頼んだんだからこっちに案内しておくれよ。」

とか

「ちょっと頭痛が・・。」

 

とか言ってみたのですが、大丈夫だって☆と笑顔で返されてしまう。もう面倒だと思い正直に、


「ちょっと匂いがつらいので部屋をかえてちょうだい。」


とストレートにお願いしたところ、すぐに他のコンパートメントへと案内してくれました。危ないところだった・・。
この日のフェリーは空いていて使っていない部屋がたくさんあったので融通がきいたようでした。よかった。

 

世界一周チュニジア旅行1

【フレンドリーで優しかったフェリーのクルー】

 

さて、アフリカ最初の国はチュニジア。

当初アフリカをまわる予定はなかったため、ほとんど情報がなくビックリしたのですが、チュニジアの人はこれまで訪れたどの国の人よりもフレンドリーです。インフォーメンションセンターでもらった地図を片手に宿を探していたのですが、そうやって歩いていると女性や小さな子供まで、いろんな人が、

 

「どうしたの?どこ探してるの?」

 

と声をかけてきてくれます。小学生くらいの男の子はすれ違うときに挨拶してくれたのですが、その後わざわざ追いかけてきてくれ、メディナへ向かっているよと伝えたところ地図を見て、

 

「合ってるよ!そのまま真っ直ぐね。」

 

と言い、また去っていきました。とても人のあたたかい国です。

 

以前、同じアラブ系の人々が住むトルコを旅したときにもあまりのフレンドリーさに衝撃を受けましたが、トルコをも凌ぐ勢いのフレンドリーさと親切さです。理由はよくわからないのですが、とても親日家が多いように感じます。

 

そしてこれも予期していたものと違ったのですが、チュニジアはものすごく治安が良いです。ヨーロッパの大都市よりも断然治安は良く感じます。警察官もいたるところに立っていますし、「日本以上に治安はいいかも」というネットで目にした情報も、あながち嘘ではないかもしれません。

 

世界一周チュニジア旅行2

【チュニジア上陸 ガラッと雰囲気が変わり刺激がいっぱい!その皮はもしや手作り?】

 

あともう一つ予想と違っていたことがあります。それは寒いこと。

 

昼は日差しが強いので多少暑くさえ感じるのですが、夕方から翌朝にかけてはかなり冷え込みます。平均気温は冬の東京と同程度のようですが、一日の気温差が大きい分、その時間帯は日本以上に寒く感じます。
冬が長く寒いヨーロッパと違い暖房設備も整っていないから、宿がまた寒いんだよね。泊まった安宿はお湯という名前の水が出る始末。しかも利用時間は早朝の一時間のみ。寒いって!

 

そんな宿ですが、夕食・朝食つきなのは嬉しかった。チュニジアは安宿でも朝食付きのところが多いようです。今夜は夕飯でクスクスというチュニジア料理(米粒のようなパスタ)を食べたのですが、なかなかおいしかった!

 

なんとなく来てみたチュニジアですが、思いのほか楽しめそうです。

 

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