139日目
宿泊地 : チュニス / チュニジア
移動 : チュニス → シディブサイド(0.5h) → カルタゴ → メディナ(0.5h)
【全てTGM(列車)】
今朝になって、今日がクリスマスだということに気がつきました。明日かと思っていたよ・・。
ヨーロッパにいたときには、早いところでは11月の下旬にもクリスマスらしい装飾を街で見かけることがありましたが、イスラム教国のチュニジアではそのような光景は目にしません。本来はキリスト教の祭日ですからね。チュニスのメインストリートには古いカトリック教会があるのですが、そこの入り口の前に、とても小さなクリスマスツリーがささやかに飾られている程度でした。注意して見ないと気づかないくらいのものです。
一部にはツリーを飾ってはしゃいでいるムスリムがいたりして、などとも思っていたのですがそれはなかったです。そりゃそうだようなぁ。日本の感覚が特異なのだと思います。結婚式を教会で挙げることもまた然りなのですが、信じてもいないものに誓ったりすがったりするのは、どうも品がないように感じてしまいます。それとも、日本人はちょっとキリスト教徒化していると考えればいいのかな。
宗教とは人生そのものであるとさえ感じる(良いか悪いかはまた別ですが)ことがあります。それは人生に意味を与えるのが宗教だと考えているからなのですが、日本人にとっての宗教は、いったいどのような位置づけになっているのだろうと気になります。
「無宗教です!」と自信満々に誇らしげに答える人を見ることもままありますが、「では、あなた自身の人生観(宗教)はどんなものですか?」と切り替えしたら、答えに窮する人がほとんどなのではないでしょうか。
自ら人生に意味を持たせる、という作業を怠ってしまっている人が多いのが日本人の特徴であるようにも思うのですがどうでしょう。何も考えずに生きていけているということは平和であることの証明であるとも思いますが、経済成長も止まった今、次なる裕福さを求めるにはこうした意味付けが欠かせないように思います。
働きすぎることや自殺率が世界でもワーストに近いことは、宗教に関係している部分も大きいと思うのですがどうでしょう。
ちなみに私も無宗教です。
海外で日本の宗教について聞かれることもあるのですが、私はたいてい「無宗教ではありますが、日本人の大半は自然発生的宗教を持っています。なので信仰心は強いと思います。」と答えています。部分的に都合に合わせてけっこういろんなものを信じていますからね。それで満たされる精神構造であれば良いのですが、できれば自分なりに統一感を持った価値観を構築する努力をしたほうがいいのかなと思います。
自分への意識付けもあって、このことは強く思います。
と、こんな具合に今年も根暗らしいクリスマス過ごしましたよ!!
【シディブサイド チュニジアンブルーと呼ばれる青と白の街並がとにかくきれい!】
【かわいく装飾された扉】
【小さなものはお土産としても人気の伝統的な鳥かご】
シディブサイドの後に急いでカルタゴもまわってきたのですが、その写真はまた旅の写真に載せます。一日中シディブサイドにいたほうが楽しめた気がするなあ。
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