14日目
移動 プルフンティアン島→コタ・バル→ラントゥ・パンジャイ→スンガイ・コーロク→ハジャイ
宿泊地 ハジャイ(ハット・ヤイ)/タイ
ついにこの日がきてしまった。この体で20+8キロの大小2つのバックパックを背負わねばならない。昨日と同様、肩や背中は服が触れるのはもちろん風が当たるだけで痛みが走る。試しに背負うのもおそろしく、ボートの時間まで逡巡し、時間ぎりぎりにトライ!
!!!!!!!
もう本当に痛すぎて涙が出ます。あまりの痛さに皮膚が裂けてんじゃないかと思うくらい。痛みで泣きそうになるのなんていつ以来だろう・・。
しかし留まっているわけにもいかず、なんとかボートに乗りクアラ・ブスッへ。到着後にTシャツの下の肌を見てみると紫と白で霜降り肉のように・・・。今日はここからバスを乗り継ぎタイとの国境の街ラントゥ・パンジャイへ行き、そこから『徒歩』でタイ側の国境の町スンガイ・コーロクへ、そしてそこからタイ第3の都市ハジャイまで移動しなければならない。もう考えただけで気が遠くなる・・。
バックパックを眺めボーっとしていると、ここで天使の声が!
『大きいほうのバックパック、俺が持ってやるよ。』
ふっ、FUTOMEさん!!!(95kg)
大きいほうのバックパックはどちらのものを20kg前後ある(ちなみに小さいほうは7,8kg)。持つといっても背中にはすでに自分のバックパックがあるため体の前側に背負うこともできない。
するとFUTOMEが、
『こうすりゃなんとかなるよ。』
と、バックパックを前に抱えて立ち上がる。ああ、なんて申し訳ないんだ、しかし有難い。本当にすまない気持ちでいっぱいだけど、お願いしてしまった。本当にありがとう。
おかげで無事、ハジャイまで辿り着くことができた。
かつて柔道で山梨を制した男の男らしい優しさに助けられた一日だった。何かでお返ししないと。
【国境(ラントゥ・パンジャイ-スンガイ・コーロク)】
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