タイのブログ記事

32日目
移動 メーサーイ→チェンライ→メーサーイ
宿泊地 メーサーイ/タイ

 

チェンマイからチェンライ経由で約6時間、ミャンマーとの国境の町メーサーイに到着。

メーサーイはなんでだろう、天気も雰囲気も少し暗い印象を受ける。どんよりした感じ。国境ということでミャンマーから来た物売りを多いが、それと同じくらい華僑と思われる中国人も多く目にする。そしてみんなしてなぜか暗い。殺伐とした感じの空気が流れているように感じる。到着するなり、この暗さは苦手なので長居せずにすぐ移動したいなと思う。


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【ぶどうや桃を多く見かける。山梨を思い出すなぁ。】



そういえばタイ・ミャンマー・ラオスの国境が集中するこのあたりは、通称ゴールデントライアングルとも呼ばれている。肥沃な土地の・・という意味もあるらしいが、より有名なのは麻薬のほう。このトライアングルでのアヘン生産量は世界一。熱帯林の中に工場が点在しているらしい。

このあたりに限らず、こういう旅をしているとマリファナなどの麻薬の誘いを受けることが多い。
「ハッパあるよ!」とか「安いよ、マリファナ。」といった感じでまるで八百屋のようにさわやかに現地の人から声をかけられることが多い。また同じ日本人から勧められることもある。(私は全く興味がないのでやりません。)

FUTOME氏と滞在していた町では会うたびに誘ってくる日本人がいたのだが、この人の誘い方がユニークだった。
「ぶっこんでみましょうよ!」
「前向きになれるんですよね~。」
「ちょっとご飯がおいしくなるくらいですよ。」

などなど、特にFUTOME氏を執拗に勧誘していた。
本当にちょっとご飯がおいしくなる程度だったらそれこそやる価値ないのになぁ、なんて思いながら聞いてました。


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【タイ側イミグレ】
 

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31日目
移動 なし
宿泊地 チェンマイ/タイ

 

今日は世界一周の旅に出てちょうど一ヶ月目。記念ということで夜にはFUTOME氏とバーへ。こういうお店でもビールは安い!今日は6本あけて1,000円くらい。ヨーロッパにはいるとこんなこともできないから、今のうちに楽しんでおかねば。
 

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【宿に帰るころにはこんな姿に】


このバーのウェイトレス(キャバ嬢じゃないよ)に日本語が上手な女の子が一人いた。大学で日本語を専攻しているらしく、英語は話せないけど日本語ならと、日本語で話をしてくれた。すごい。今後日本の存在感が薄れていくとともに日本語を学ぶ意義も薄れていってしまうと思うが、今もこうして自分の国に興味を持って勉強してくれている人を見るととても嬉しくなる。
近い将来、東南アジアの国でも中国語を専攻する学生が増えるんだろうなぁ。


日本企業では海外法人であっても日本からきた日本人がポンッと重要な地位についてしまうことが多いため、現地の人からするとキャリアが描けないということで敬遠する人も増えているらしい。日本国内でもほころびが見え始めているにも関わらず依然として年功序列などの旧体制を固持する企業の人気は下がり、外資系へ流れる学生が増えている。
今は外資系というとほとんどが欧米の企業だが、今後はアジアの企業の日本法人が増えていくだろうし、比較的文化の近いそういった企業で働くのも面白そう。儒教の影響の強い国の企業文化は好きになれない気がするけど。


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30日目
移動 なし
宿泊地 チェンマイ/タイ

 

今日は宿の自転車をレンタルしチェンマイ観光。自転車に乗るなんて何年ぶりだろう。ヨーロピアン仕様かサドルが異様に高かったためお股は痛かったけれど、風も気持ちよく爽快だった。
 

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【再会したFUTOME氏と。数日後にはまたお別れ。】

 

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【旧市街には城壁が残っている。日本の奈良や京都などに似た雰囲気を感じた。】


夜はタイマッサージを堪能。1時間500円ほど。それにしてもマッサージを受けているときに限っておならがしたくなるのはなんでだろう。思いっきり体ひねられるときなんかこっちも必死だよね。

 

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【良い雰囲気のマッサージルーム】

 

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29日目
移動 メーホーンソーン→チェンマイ
宿泊地 チェンマイ/タイ

 

行きと同じく山道をガタガタ行くこと8時間、タイ北部の中心都市チェンマイに戻ってきた。バスは観光バスではなく現地の人が普段の生活で利用するような小さなバスだから座席がとにかく狭い。しかもこの日はバックパックをバスの下ではなく中に持ち込んで管理することになったからなおさら狭い。ひざに変な方向から圧力がかかり続け、着くころにはもうヘナヘナに。移動は何回経験しても楽しめるようにはなれないなぁ。

チェンマイに到着した夜、宿を決め荷物を置きそのまますぐにナイトバザールへ。売っている物のレパートリーはカオサンの出店よりも多く、見てまわっているだけで楽しめる。家族で来ても楽しそうな町かなと思う。
 

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【チェンマイのナイトバザール 道の両端にぎっしり店が並ぶ】

話はかわるがタイにはニューハーフが多い。女性と区別つかないくらいきれいな人もいれば、明らかに男性風の人もいる。そういう飲み屋にしかいないのものかなと思っていたけれど、なんでもない普通のお店で見かけることがあった。もちろんお客さんの反応は特になく普通。
今回見たところがたまたまそうであって、一般的な反応とは少し違ったのかもしれないが、とりあえずこういう光景は日本では見られないんじゃないかなと感じた。私は日本のいかにも島国根性的なアウトサイダーに対する冷たい態度が好きではない。世界的にもまれな単一民族国家(アイヌのルーツは不明なのでカウントせず)であるから、そういった感覚が抜けていくには時間を要するのかも知れないが、グローバル化か進む今、日本人が外に出て行く際にもまた外から人を受け入れる際もこうした排他性はマイナスにしか働かない。

自分の文化は大切にしつつも、多様な価値観を受け入れることにできる柔軟性を持つ人が若い世代にどんどん増えていってほしい。


ちなみに、レズ・ゲイ・バイセクシャル・性同一性障害者を指すLGBTの割合は、日本でも4%ほどあるという記事を読んだことがある。欧米では日本よりもこの数値は高く、また彼ら彼女らの美意識・芸術性が高くおしゃれであること、そして消費性向が高いことから、ここをターゲットに絞ったビジネスのマーケットが拡大しているらしい。LGBTに限らず、マイノリティーであっても個々人が自らの価値観に沿って堂々と生きていける方向へ日本の社会が発展してくれるとうれしい。

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28日目
移動 なし
宿泊地 メーホーンソーン/タイ

 

メーホーンソーンはタイ隣国に程近い北東部にある静かな町。町の中心には小さな湖と寺院があり、その周りに安宿や屋台が集まっている。いま私が泊まっているゲストハウスもその湖沿いにある。ここの二階のバルコニーから眺める景色は静かな自然と平和なエスニックさがまざりあっており、見てるだけで楽しくそして落ち着く。周りに大きな建物もないため程よく強い風が気持ちよく読書には最適だ。今日はアイスコーヒーを飲みながら一日ここで読書。
 

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【湖のほとりの屋台】

読書といえば私は普段一冊の本を一気に読むということをしない。というかできない。私は結構な気分屋なので、どんなにおもしろい本でも途中で飽きたり疲れたりして集中力を欠いてしまう。そこでジャンルの違った本を3~4冊平行して読む。似たようなものでなければ内容が混乱することもないし、そのときの気分に合った(集中力が高められる)ものを選ぶことで効率も良く多くの本を読むこともできる。読む本はたいてい小説、新書、ビジネス書で、小説で人と人生を、新書で社会を、ビジネス書でビジネスを学べたらなと考えている。

 

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【ここでゆっくり過ごす】



それと今日は散髪をした。上半身裸になり頭をもたげ、そのまま適当にすきバサミでチョキチョキ。本当は現地の美容院に行って、
『いま流行ってるやつで!』
ってことをしたかったのだけど、旅の序盤で落ち込んで元気をなくすのはよくないな・・ということで次回に延期。髪伸びるのが早すぎるんだよなぁ。なんとかならないものかね。


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27日目
移動 なし
宿泊地 メーホーンソーン/タイ

 

(前編は22日)

カレン族の村をはなれ、次にリス族の村へ向かうことに。
車道から徒歩で山道に入り、ハァハァしながら10分ほど登って行くと小さな村が見えてくる。が、人がいない!あら、時間が悪かったかな、はたまた今日は都合の悪い日だったのかな、なんてことを考えながらさらに奥へと進んでいくちらほらと人を見かけるようになり、そこで民家の前で1人の奥様と目が合った。

すぐさまご近所さんに声をかける奥様。よしきたとばかりに大きな袋を抱え集まってくる奥様方。あっという間に5,6人の奥様方が集合。そして袋から取り出したのは・・・色とりどりのポーチやバッグ。リス族風の鮮やかな色が使われおり、彼女らは手作りということを強調する(本当は業者から仕入れたと思われる)。ちなみにリス族の民族衣装も蛍光色のような鮮やかな色が多く使われていてとてもきれい。

『さあ、一人のとこから一つずつ買っていきなさい!ウフフフ。』と笑いながら商売を始める奥様方。
しかも残念なことに全員民族衣装ではなかった。
 

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【らっしゃいらっしゃい!あわてて集まってきた奥方】

リス族の民族衣装は村では見られなかったけれど、その後バスや他の町中で多く見かけた。紫が映えておりとてもきれい。子供たちも小さいサイズのものを着ているのだけどこれがまたかわいい。

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【モン族の子供たち】


こうやって土産物屋を見るたび、製造業者は本当にうまくやってるなと感心する。地域の特色(ここがポイント。作るものやデザインがおのずと決まってくる場合も少なくないと思う)に合わせ観光客うけする商品を大量生産。それを現地のお店などに卸して終了。少しアレンジすれば他の観光地にも使える。どこの土産物屋で古くなったぼろぼろの商品を目にするし、返品なんて間違いなくとっていないだろうと思われる。もちろん売れないものばかり作るような業者は淘汰されていくだろうが、それほど競合が多いようにも思えないのでやはりおいしい商売であるように感じる。



少数民族の村めぐりの後は、タイのスイスを呼ばれる避暑地と滝の見学に。

避暑地(名前を忘れてしまった・・)は日本人はほとんど来ないらしいが、ヨーロピアンにはとても人気のスポットとのこと。行ってみると濃い緑のきれいな山の間に冷たそうな湖が広がっていて本当にきれいだった。

ヨーロピアンと日本人の旅の趣向の違いといえば、ヨーロピアンは女性のバックパッカーがとても多い。女性だけで来ているグループも多く目にする。日本でバックパッカーと言うとどうしても汚いとか危険という概念が先にきてしまうけれど、向こうでは旅のスタイルとして確立されているように感じる。
よく危ない危ないと言うけれど、国や地域を選び高校レベルの英語力を持って臨めば、女の子でも簡単に行けてしまう気がする。一度体験するとやみつきになるような気がするんだけどなぁ・・。
パッケージツアーのあのベルトコンベアーに乗るような窮屈でせかせかした旅(使いようによってはかなりお得!)とは全く違った刺激とゆとりのある旅を、女の子にもぜひ学生のうちに経験してもらいたい。



近くではコーヒー豆をつくっているようで、久々に甘くないコーヒーを飲むことができ大満足。甘いコーヒーといえば、マレーシアの食堂ではブラックコーヒーを頼むと砂糖のたっぷり入った甘ーいコーヒー、普通のを頼むとそれにミルクが入ったものがでてきたな・・。
 

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【煎る前のコーヒー豆。初めて見た。左が果皮を剥いたもの】


 

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【期待していなかったが思いのほか大きく迫力満点でこれまた満足。】


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26日目
移動 なし
宿泊地 メーホーンソーン/タイ

 

タイ北部のハイライト、パドゥン・カレン族(俗に言う首長族)の村へ。

その他にもリス族やモン族などの村や山の自然の見所もまとめてまわれるということで、少し高かったけれどこの日はドライバーつきで車を一日チャーター。(後編は23日へ)
 

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【あら、わかりやすい】

メーホーンソーンから山道を車でいくこと1時間弱、首の装飾品で有名なカレン族と耳たぶに大きなピアスをつけたカヨー族の住む村へ到着。
 

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【織り物をする女性】
 

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【首が伸びるのではなく肩が下がるそう】

 

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【衣装も装飾品もきれい】
 

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【小さな女の子も】


行く前は写真撮るのも気が引けるなーと思っていたけれど、ここは入村料をとっており写真を撮ってよいか尋ねるとポーズもとってくれる。そういうこともあり、こちらも(あまり)気兼ねなく村の生活風景を眺めることができる。
 

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【村にある学校にはカレン族以外の子も】

 

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【耳が痛そうだなぁ】

 

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25日目
移動 →チェンマイ→メーホーンソーン
宿泊地 メーホーンソーン/タイ

 

ミャンマーとの国境の町メーサーイへ向かうべく、まずは北部の拠点となるチェンマイへ。バスはカオサンの宿で予約したもの。カオサンで乗れるしエアコン付きの大型バスだし文句なし。(400バーツ およそ1300円)
さて、朝早くチェンマイに着きそのままメーサーイに向かいますか、と意気込んでチケット売り場に行ってみたものの都合のいいバスがないことが発覚。高い&時間が遅い・・。

ということで、急遽行き先をメーホーンソーンへ変更。この町は近隣に今も少数民族が今も多く住むことで有名。ここからいくつか民族の村を訪ねてみたいと思います。


ちなみにメーホーンソーンまではバンコクから直行するのであれば13-4時間。私はバンコクから23時間(疲れる!)かかりました。

こんな具合に今回は移動で失敗し遠回りしたけれど、普段の生活も人生もこんなんでいいじゃん、なんて風に考えています。やり直せることはいくらでもやり直せば良いし、遠回りしようが向かいたいところへ向かっているのであれば全く問題ないと思います。
やっちゃいけないのは無目的にとどまり続けることと、無意識での後戻り。常々気をつけねばと思っとります。
 

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【バンコクからチェンマイへ 途中パーキングで隣に停まっていたバス。熱帯魚みたいで寝苦しそう・・】
 

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【チェンマイからメーホーンソーンからはこんな感じで山道をガタガタ8時間。途中、民族衣装を着た人たちも乗ってくる。】

 

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24日目
移動 バンコク→チェンマイ→
宿泊地 バス車中

 

長居する予定もなかったのについ長居してしまったバンコク。そんなに居心地がいいわけではないのになぜか長居してしまったカオサン。

バックパーカーの長期滞在を沈没と表現することがあるが、沈没しやすい都市ってのはこういうとこなのかなと改めて感じた。ポイントはここかなと思ったのは以下3点。

1.物価が安い
2.人(特に邦人旅行者)と物の入れ替わりが激しく数も多い
3.経済と政治の動きを感じない


去年あたり出された新書か何かで海外に長期滞在するフリーターのことを外こもりと呼ぶものがあったが、普通の旅行者とは一線を画したそういう滞在者はたしかに存在する。個人的には良いとも悪いとも感じないけれど、なぜとその目的を問いたくなることはある。今ではなくその先の目的を。
ロジックに穴があるのならば思考を再開させなければいけないし、ないのであればそんな人と人生観について語り合ってみたい。一見エキセントリックなことをしつつもその中に論理と信念の芯がしっかりと通ってる人からは間違いなく刺激的な話が聞けると思う。そう考えているせいか、変わった人を見るとなんだか無性に話したくなってしまう。
 

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【日本人宿の近くで見つけたポスター】


日本も個人・個性、そしてそれにともないそれぞれの生き方の多様性を徐々にではあるが認めるようなってきているように感じる。海外滞在は例の一つにすぎないが、自分の信じる幸せな生き方というものを追求していく人がこれからどんどん増えて、世間一般の固定概念を壊していってくれればいいと思う。

 

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23日目
移動 なし
宿泊地 バンコク/タイ

 

およそ一週間前、ハジャイからプーケットに向かうバスに乗ったときのこと。

この日はとても暑かったのだが移動の車は安くあげたためにバスというよりもバンと呼ぶべきミニバス。しかしこういった移動も初めてではない。のどが渇いたときのために宿を出る前に水を買う。さらにボトルがしょぼしょぼのものだったので、その前に買って持っていた他の水のボトルへ詰めかえる周到さ(%8偉い!)。�B�内持込用のバックパックに詰め、いざプーケットへ。

直前に買った水の効果か、バックパックを背負ってるだけでもひんやりとして気持ちがいい。こりゃ今回の移動は6時間と比較的短いしらくちんですな、などと余裕をぶっこきながら一眠り。
バスに乗り込んだ後はひざの上に置いていたバックパックだが、体との接点が増えたため余計に気持ち良い。


良いよ、実に良いよ。
はあ、なんて心地よいのでしょう・・。
まるでオアシスにいるかのようね。

寝ぼけながらそんなlことを考えていると、もうバックパックに接していない股の間までひんやりとしてくる。

ああ、こりゃすごいわい。
これ本当にいいよね、小さな頃お漏らしをしたときのことを思い出すよ・・・・・お漏らし?!むむっ!


バックパックを持ち上げてみると水が床に滴りおちるほど水浸しに。あわてて中を見てみると貴重品コーナーが水溜りのようになっている。ケースなどに入れていたためパスポートやPCは無事だったものの、航空券の束はびしょぬれでチケット同士が張り付きぐしゃぐしゃに・・・・・・・。eチケットではないのがまた痛い・・・。


という事があったため、世界一周航空券を購入したJALに電話し再発行の必要があるのか聞いたみたところ、電話だけでは判断ができないので、バンコクのオフィスへ来て実際に航空券を見せてほしいとのこと。
結果、航空券は使用不能だったけれど再発行してもらいました。しかも無料で。(本当は有料みたいJALと対応してくださったタイ人スタッフの優しさと心の広さに感謝です。


ワンワールドの世界一周航空券を扱っている会社はいくつかあったものの、ネットワークの広さとサービスレベルの高さを重視しJALで発券してもらったのだけど本当にそうしてよかった。これで心配事がなくなりました。

 

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【フルーツ好きの私亜が選んだ今日のフルーツ、ポメロ。わかりづらいけど大きさは赤ちゃんの頭くらい。少し大味だけどさっぱりしておいしい。】

 

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22日目
移動 なし
宿泊地 バンコク/タイ

 

東南アジアをインドネシア・シンガポール・マレーシア・タイとまわってきたが、もっとも目に付いた日本企業は7&Iのセブンイレブン。どこに行ってもあるあの感覚は日本と同じ。タイに関しては5年前にきたときよりも明らかに店舗数が多い。

日本企業の努力・成功、そういったものも確かに感じるのだが、それよりもこれまで途上国と見られていた東南アジア諸国の消費者の感覚が、いわゆる先進国のそれにかなり近づいていることに驚きを感じた。おもしろいものでスーパーやコンビニなどの小売店の棚を眺めていると、その国の庶民的な消費者感覚というのが少しわかってくる気がする。

ITや交通機関、その他科学技術の発達、また教育水準の向上により世界は今後もフラット化が進むことは確実だと思う。そういった中で消費者の質が先進国と変わらないものになってきていることの意味はとても大きい。すさまじいスピードで次々と新しいものが取り入れられていく(もしくは送り込まれていく)が、その成功の確率が相当高くなると思われる。きっと近い将来、東南アジアの国々にもドラッグストアや大型家電店を始めとするカテゴリーキラーが増えていくのだろうと思う。そのあたりの企業がアジアに進出するには、まさ今がチャンスと思うのだがどうだろう。


話はかわるがタイのセブンイレブンの店前にはたいていこんなような体重計が置かれていて1バーツコインを入れると体重が測れる。(5年前はもっと大きな体重計を転がして持ち運んで稼いでる人なんかも見られたが、今回はいまのところ目にしていない。)
かなり食べているから体重も増えてるかな・・と思い測ってみたけれど結果は微減。まあ健康で良いのかな。

 

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【体重計に乗る】

 

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21日目
移動 な

宿泊地 バンコク/タイ

 

何か掘り出し物はあるかな。今日はウィークエンドマーケットへ。このマーケットは一日いてもまわりきれるかどうかというほどばかでかい。雑貨や服、食品、生き物まで何でも売っている。
お店の種類や雰囲気などは基本的に前回きたときとかわらないのだけど、一つだけ大きく変わっているように感じたことがある。それは服やバッグなどのデザインが格段にオシャレになっていること。
タイに入った直後も感じたが、タイの人が本当におしゃれになってなっている。少し前の香港の人を見ているような感覚。
特に女性ものはかわいくて日本で売っているものとさほど違わないようにさえ見える(もうおっさん感覚になっているだけかもしれないけれど・・)。日本の雑誌の切抜きと並べて商品を置いてある店もあったので模倣してつくっているものも多いのだと思う。

5年でこれだけ変わるのかぁ。早い。


結局この日は全てのエリアをまわることができなかったけれど、それでも5時間歩き回りクタクタ。帰ってすぐおやすみ。

 

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【ウィークエンドマーケット】

 

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【きれいだけどいざ日本に持って帰ると意外と使えないよね】

 

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【カエルかわいいよカエル】

 

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20日目
移動 →バンコク
宿泊地 バンコク/タイ

 

朝早くバンコクのバスターミナル到着しそのまま市バスに乗り換えカオサン通りへ。宿を決め外に出て、まず向かったのはビール売り場!瓶ビールを持ちながら屋台をまわってやるぜ!と思いきや、アルコール類の棚が施錠されている!!

なんだ、一体なんて悪質ないやがらせなんだと思い店員さんに尋ねてみると、お酒の販売は午後5時から、との返答が。いま午前10時、あと半日も待たなきゃならないじゃないの!
がっかりした顔をしているとその店員さんが少し考え込み、

『OK!』

と言いチェーンを外してくれた。その間ほんの数秒。中途半端に考えたり悩んだりするのは、全く考えたり悩んだりしないのよりも何も考えていないように見えるなー、なんて感じながらビール大瓶を購入!

屋台のオムレツややきぞばが懐かしい。そしておいしい。ガーリックをたっぷり入れてもらい強烈な日差しの下、朝からビールを飲み干す!ああ、なんて幸せなんだ。
 

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【カオサン通り】

 

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19日目
移動 プーケット→バンコク
宿泊地 バス車中

 

今日は朝からビーチへ。そしてビール、読書。
楽しいには楽しいのだけど何か物足りない。周りがカップルばかりだからか・・・?よしっ、次はごちゃごちゃ人がたくさんいてそういうのが気にならないところへ行こう!ということで移動することを決意。

プーケットタウンに戻りバスターミナルに行くとバンコク行きのチケットが思いのほか安い。プーケット到着時に聞いた料金よりも500円ほど安かったので、その場で17時半のバスを予約。バンコクまではおようそ14時間かかるのでこの時刻のバスに乗ると翌日も有意義に使える。

バスのチケットを買ったのが16時だったのでいそいで宿に戻り出発の準備にとりかかる。シャワーを浴び荷造りをすませ一息ついていると入り口のドア付近に大きなビニール袋が目に入った。ゴミだっけな?などと思いながら中をみると大量のマンゴスチンが!
 

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【マンゴスチン 見た目はこんな感じ(写真@バリ島)】

そうだった、長居すると思って昨日マーケットで1kg買ったんだった・・。ビーチ行きのバス車内でオーストラリア人にもらったマンゴスチンがあまりにもおいしかったので、帰ってすぐに買いに行ったもの。1kg買っても100円程度。
捨てるのはもったいないし片付けねば!と気合をいれ、5分ほどで完食!これ冷やして食べたらもっとおいしいんだろうなぁ。
 

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【皮をむいたところ。白い部分を食べる】

 

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【マーケット。果物・野菜が安い】

 

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18日目
移動 なし
宿泊地 プーケット/タイ

 

いつかこれをやってみたいと思ってた!

外国のビーチで昼間からお酒を飲みながら読書。

実際にやってみたけれどこりゃたまらない。なんて心地良いんだろう。本は村上春樹の「中国行きのスロウ・ボート」。これ、旅の話じゃなかったのね。

ところでおいしいお酒というのは疲れたときや楽しい仲間といるときに味わうことができるが、心地よいお酒というのはそんなに味わったことがないよう思う。
ただおいしいとかただ気持ちいいってのとは違ってなんとも幸せな気分になる。場の空気との距離がすごく近くなるというか、境界が曖昧な感じになる。これが楽で心地良い。それだけ気を抜いているということなのだろうけど、まあなんとも贅沢なお酒と読書を満喫させてもらった。

 

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【オーストラリアの人が多いようだった】

 

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17日目
移動 ハジャイ→プーケット
宿泊地 ハジャイ(ハット・ヤイ)/タイ

 

午後6時、プーケットに到着。
日焼けの痛みが思ったよりも早くひいたためバックパックを背負うのも問題ない。よかった。
とりあえず着いたもののガイドブックも地図も持っていない。まずは情報収集ということでタクシーの運ちゃんに話しかけたりバスターミナル付近の旅行代理店に入ってみたりする。その間10分弱。たったそれだけの間に7箇所も蚊に刺されてしまった。なんなんだプーケット。しかもここの蚊は小さくて見えづらい。このペースでいったらどうしよう。

思ったよりプーケットは広いようで今いるプーケットタウンからビーチまで10キロ以上離れていることがわかった。ビーチ周辺は安宿でも最低1,500円以上はするという話を聞き(実際はどうかわからないので調べてみてください)、バスで移動もできそうなので少し遠いけれどこのあたりに滞在することに決め宿探し。ダブルルームだが500円程度で泊まれるところを見つけたので即決。一人旅だと宿代がかさむのがつらい。


そして部屋に入ったのが19時。ハッとしてわれに返ったのが22時。あっというまに3時間!?やってしまった。3時間も日焼けの皮むきをしてしまった・・・。
 

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【部屋 バス・トイレは共同だが洗面台がついているのが嬉しい】

 

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16日目
移動 なし
宿泊地 ハジャイ(ハット・ヤイ)/タイ

 

今朝早く、海好きのFUTOMEがピピ島へ向かったため今日から一人旅が始まる。

バックパッカーのバイブル、深夜特急の巻末に掲載されている対談だったと思うのだが、よく印象に残っている言葉がある。

『誰かと一緒にする旅と一人旅はぜんぜん違う。人とした旅は後になると、楽しかったってことしか思い出せない。』

うろ覚えだが、たしかこんなことが記されていたように記憶している。とても共感できたためか、妙に頭にこびりついている。

私がそれほど変わっているというわけではないと思うが、一人で旅をしていると日本では味わうことができないほど頭も心もとても自由になれる。そういうときに受ける刺激はとても大きく、そこから生まれる発想も実に自由でおもしろい。おそらく言葉による義務と常識による恥、これらから開放されるというところが大きいと思うのだが、日常から離れても、そこに一人でも自分も知っている人間がいるとその穴が閉じてしまう。

彼がいたおかげでこの半月も非常におもしろい旅ができていたが、今日からはまた違った楽しみ方をしていきたい。


追記
2,3日同じ宿に滞在していると宿の従業員や他の滞在者と顔見知りになっていきます。(特に今回は外出せずにレセプションあたりで本を読んだりしている時間が長かったので余計に)心は休まっていく反面、小さな義務が生じたようになんだか窮屈に感じててしまうので、明日出発することにしました。
何がしていってわけではないけれど、とりあえずプーケットに行ってみます。その後、バンコクを目指し北上します。

 

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15日目
移動 なし
宿泊地 ハジャイ(ハット・ヤイ)/タイ

 

学生の頃に来て以来、およそ5年半ぶりにハジャイの街を歩いた。当時は近郊の村に滞在しており、休みにちょこっとハジャイに出てきてマーケットなどを散策した。村とのギャップと短時間の滞在という要因があってか大きい街というイメージが残っていたが、今回ゆっくり歩いてみると、中心部は思いのほか小さくまとまっていることに気づく。駅やバスターミナルへのアクセスもよく便利で、料理もにんにくがきいていてとてもおいしいし安い。日焼けがおさまりバックパックが背負えるようになるまでここに滞在しようと思う。

そう言えば久々にタイに来て思ったのだが、タイの人がとてもおしゃれになっている。これには驚いた。日本で同じ服を着ていても全く違和感ないなぁ、と思える格好をした若者がちらほら。5年でここまで変わるんだなぁ。


夜は島でのフライドライス生活の鬱憤を晴らすべく、今ハジャイで大流行という食べ放題のお店へ。一人300円ほどで肉や野菜などが食べ放題。思いっきり食べて飲んで満足しました。
 

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【食べ放題の門へと駆け込むFUTOME氏】

 

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14日目
移動 プルフンティアン島→コタ・バル→ラントゥ・パンジャイ→スンガイ・コーロク→ハジャイ
宿泊地 ハジャイ(ハット・ヤイ)/タイ

 

ついにこの日がきてしまった。この体で20+8キロの大小2つのバックパックを背負わねばならない。昨日と同様、肩や背中は服が触れるのはもちろん風が当たるだけで痛みが走る。試しに背負うのもおそろしく、ボートの時間まで逡巡し、時間ぎりぎりにトライ!

!!!!!!!
もう本当に痛すぎて涙が出ます。あまりの痛さに皮膚が裂けてんじゃないかと思うくらい。痛みで泣きそうになるのなんていつ以来だろう・・。

しかし留まっているわけにもいかず、なんとかボートに乗りクアラ・ブスッへ。到着後にTシャツの下の肌を見てみると紫と白で霜降り肉のように・・・。今日はここからバスを乗り継ぎタイとの国境の街ラントゥ・パンジャイへ行き、そこから『徒歩』でタイ側の国境の町スンガイ・コーロクへ、そしてそこからタイ第3の都市ハジャイまで移動しなければならない。もう考えただけで気が遠くなる・・。

バックパックを眺めボーっとしていると、ここで天使の声が!

『大きいほうのバックパック、俺が持ってやるよ。』

ふっ、FUTOMEさん!!!(95kg)
大きいほうのバックパックはどちらのものを20kg前後ある(ちなみに小さいほうは7,8kg)。持つといっても背中にはすでに自分のバックパックがあるため体の前側に背負うこともできない。

するとFUTOMEが、
『こうすりゃなんとかなるよ。』
と、バックパックを前に抱えて立ち上がる。ああ、なんて申し訳ないんだ、しかし有難い。本当にすまない気持ちでいっぱいだけど、お願いしてしまった。本当にありがとう。
おかげで無事、ハジャイまで辿り着くことができた。
かつて柔道で山梨を制した男の男らしい優しさに助けられた一日だった。何かでお返ししないと。
 

Dscf6138.jpg


【国境(ラントゥ・パンジャイ-スンガイ・コーロク)】

 

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