104日目
宿泊地 :リヴィウ / ウクライナ
移動 :シゲット・マルマッティ・ウクライナ国境の街 → リヴィウ(14h)
【前日15:40~5:45(列車)】
昨日の国境越えは、日焼けのひどい背中で荷物を背負い、炎天下をマレーシアからタイに歩いてわたったときと同じくらい苦労しました。精神的な疲労度で言うと、間違いなくこれまでで一番です。情報収集はしっかりするべきですね・・。
ウクライナ入国は計画しつつも、これまでに二度中止していました。一度目はベラルーシのビザ取得を諦めたとき、そのまま南下予定だったウクライナを旅程からカット。二度目は直近の話でルーマニア入りしたとき、あまりの寒さにこの荷物でこれ以上北上することは危険だと思い、北のウクライナでなく南のブルガリアへ抜けることを決めたのですが・・。木造教会を見に行くために寄った町が、実はウクライナの国境に位置する場所にあるということが判明し、この日見たものに感動していたためテンションも高く、思いつきで荷物を背負い国境をわたってしまいました。
この日は昼過ぎから雪が降り始めていたのですが、ちょうど国境にさしかかったくらいのときに、それが一気に勢いを増してきました。傘は荷物になるので持たずに旅をしているので、こういうときは帽子をかぶります。その帽子にも雪が積もってしまうくらいの雪でした。これはまずいと思い、町らしいところまで歩きひとまずそこで雨宿り。しかし一向に止む気配はなく、呆然と空を見上げているとそれを不憫に思ったのか、近くのお店のおばさんが店内に入れてくれました。ものすごく優しい人でした。
ウクライナでは英語を話せる人が少ないのですが、ここのお店には若いお姉さんがいたのもまたついていました。銀行も近くあり、駅も2kmほど先にあるという情報がここで得られ元気が出たので再出発し、町の中心部(と言っても建物は数件)まで移動しました。が、何かおかしい。人が皆外に出て話をしている。いくら仲良しにしても、この時間にこの天気の中なにか不自然な様子。銀行に入ってみると中は真っ暗。どうやら停電のようで、両替のためのシステムも外のATMも利用不能になっているとのこと。町に2件ある銀行どちらに言っても同じ回答で、停電の間は絶対に両替できませんってことでした。
ホテルもない町だし少し途方にくれ、屋根のあるところで1時間ほど、雪を眺めながらボーっとしていました。するとそこにちょっと人相の悪い兄ちゃんが近づいてきました。ずっとここらをうろうろしていた人だったのですが、一体何の用だろうと思うと手には現地のお金を握っているではありませんか。くれんの??と思ったら、ユーロユーロ言っているので、どうやら両替してやるよってことみたい。しかし聞いてみるとレートがかなり悪い・・。正規のレートより20%ほど損するけど、藁にもすがる思いだったので、これを承諾。
運悪くこの日に寿命がきてしまい、底に穴の空いた靴でびちょびちょになりながら駅に向かうとちょうどリヴィウ行きの列車が停車中でした。切符売り場のおばちゃんが早く行けというので切符を買わずにそのまま乗車。一日に一便しかない列車だったようなので危ないところでした。最後だけついていたなぁ。
列車は夜行で14時間かけリヴィウに到着(かなりのろのろ走ります)したのですが、この切符はなんと500円程度で買えました。ウクライナは物価がかなり安そうです。
【足が冷たいよー、と思いながらひたすら歩く】
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