208日目
宿泊地 : ナイロビ / ケニア(New Kenya Lodge⑤)
移動 : なし
お土産も買ったしウガンダ行きのバスチケットを買ったしチェックアウトも済ませたし、ケニアを発つ準備もほぼ完了。
かなりおびえながらたどり着いたナイロビですが、無事に予定を全て終えることができ、こうして最終日を迎えることができました。
犯罪率で見ると世界ワースト3位(1位は南アのヨハネスブルグ、2位がナイロビ、3位がジャマイカのキングストン)に入ると言われているナイロビですが、実際に街を歩いてみると予想していたほど危険な雰囲気はなく、甘く見ているわけではないのですが明るい時間帯の中心部であれば出歩くことも可能かなと感じました(ちなみにダウンタウンはもってのほかです。昼間でもかなり嫌な空気が漂っています)。
とは言ってもやはり念には念をということで、これまでは腕時計、財布、パスポート、PCなど、アジア・中東・ヨーロッパでは宿においておくほうが危険だと思い持ち歩いていたようなものも全てをバックパックにつめ鍵をかけ、そうして必要最低限の現金だけを持ち外出するようにしていました。
そう、これまでは・・なんですよね。
今日しておきたかったことは、この先ネット環境が悪くなることを考えての情報収集と、中東からここまででいらなくなった荷物やお土産をGPO(中央郵便局)から送ること、それと米$キャッシュづくり(ATMのない地域もあるので、アフリカでは必需品)の3つ。
ナイロビの街はけっこう広い。
面倒くさがりの私は、この3つを一度の外出で全て片付けてしまおうと思い、情報を保存するためのパソコンをはじめ、いつもはバッグに鍵をかけ保管していた本財布、クレジットカードなどを、その他の貴重品が入ったバッグに詰め込み宿を出ました。
まずは一番かさばっている物から片付けようということでGPOへ。
小包発送の窓口につくと、段ボール箱を茶色い紙で包み、それを透明のテープでしっかりとパッキングしろと言われ、窓口前でペリペリバリバリ作業をしていました。このときはちょうどお昼休憩明けということもあって人が多かった。背中のバッグに人ががんがん当たってくるため、邪魔になってしまっては申し訳ないと思いバッグを足元へ置きました。
足元というか足の上と言ったほうが正しいかな。
常に体に触れるような位置においていたのです。
それがね、消えたんだよね。
本当に一瞬の出来事でした。
そのとき一緒にいた友達と話をしてふと足元を見ると、ない。
まさかね、と思いました。
まさかねと思いたかったです。
パスポートや航空券、現金、クレジットカードなどの貴重品にくわえ、パソコンやハードディスクなど持ち物の中では比較的高価な荷物のほぼ全てが入ったバッグだったので、なくなるはずがないと思いたかったのです。
けどやっぱりない。
頭が現実と近づいてくると同時に、顔から血の気が一気にひき、手足が震えてきました。
世界一周もここでおしまいだなぁと本気で思いました。
パスポートも航空券もなくなったし、お金を引き出すためのクレジットカードも2枚ともなくなってしまいました。
でも正直なところ、このときはそういう実際的なことではなく、荷物を失ってしまったショックと悲しみで、これからも旅を続けていこうなどという気力がなくなってしまっていました。
一通り郵便局内を走り回りもうどうしようもないということを認めなければならなかったとき、「もう無理だよ・・」と、口に出してしまっていました。
とりあえずこの日は事件のことを郵便局の責任者に説明し、その後は警察署へ被害届を出し、そして日が暮れるころふらふらと宿へと戻りました。
世界一周終わるのかな。
終わるって言ってもこれじゃ何にも終わらないよな。
夢だった世界一周の旅に出ておいて、行かないよりも大きな後悔を残して帰国して、普通の生活に戻ることができるのかな。
この日の夜には旅を続けたいと思えるようになっていたけれど、失ったお金と荷物を考えると、帰国せざるを得ない事態もあるなあと、再度チェックインした宿のベッドの上でボーっと考えながら眠りにつきました。
もちろんなかなか眠れず・・・。
眠れずにいる間、なくなったものがぐるぐる頭の中をまわり続けていました。
外出用のめがねもない、イエローカードもない、出会った人たちに連絡先を書いてもらったノートもない、免許もない、出発前に友達からもらったお守りもないし、アクセサリー類も全てなくなってしまったなぁ。
あまりに多くのものを失ってしまって、何がなくなったのかを把握するのにはかなり時間がかかりました。
【ナイロビのGPO(中央郵便局) 防犯カメラはついているのに作動しておらず・・】
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突然、失礼しました。
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