2012年5月アーカイブ

ジャマイカ編の写真160枚を公開しました。

◆ジャマイカの旅の費用

 

カリブ海5ヶ国目はレゲエの国ジャマイカ!

世界一周の500日目、帰国の前夜にニューヨークでジャマイカ人に(金をよこせと)しつこく絡まれたことでジャマイカは危険という記憶が強く残ってしまっていましたが、写真を見ていて優しかった現地の人々のことを思い出しました。地図を見ながら歩いていると声をかけてくれるし、中には、といってもこの短期間に3人もいましたが、何かあったらいつでも連絡してきなさいと電話番号をわたしてくれる人までいました。

治安は決して良くはありませんが、陽気な人も多く、人との関わりを楽しめる国です。

ジャマイカでよく印象に残っていることがもう一つあります。それはここを訪れている日本人旅行者のカテゴリーです。日本からこんなに離れた場所にも関わらず、バックパッカーでもない旅行者がたくさんいました。若い女性も多く目にしました。宿ではバックパッカーは自分一人しかおらず、着ている服や背負っている大きな荷物を恥ずかしく感じたのを覚えています。レゲエ人気ってすごいんですね。

 

これで残りは11ヵ国。次は大のお気に入りキューバ編の写真を400枚以上アップします!5月中になんとかできるよう頑張ります。



キングストン / Kingston
(写真30枚 動画1本

メイペン / May Pen
(写真20枚

オーチョ・リオス / Ocho Rios
(写真50枚 

ホワイト・リバー / White River
(写真30枚 

ポートローヤル / Port Royal
(写真30枚 
 

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2009年2月24日のブログです

 200日目        
 宿泊:   ローリーの荷台(マルサビット)    
 移動:  9:30  /  モヤレ    
      ↓ ローリー(32時間)    
  翌日17:30 /  イシオロ    

 

「世界一周中、もっとも旅らしい旅をしたのどこ?」と聞かれたら、まず思い浮かぶのがここケニアでのローリーによる移動だ。ローリーと呼ばれているのは写真のトラックで、エチオピアとケニアの国境であるモヤレからケニアの首都ナイロビまでの区間を、様々な荷物を載せたローリーが数多く走っている。これが運転手の小遣い稼ぎのためか何なのか人も乗せており、ネタ的なおいしさもあってか東アジアを縦断する旅行者の間でも定番の移動手段となっている。この区間は一応バスも走っているのだが週2本と数が少ない(2009年2月当時)。また、このあたりは武装強盗が出没することでも知られており、比較的お金のある旅行者が集まるバスよりも荷物と一緒に積み込まれるローリーのほうがターゲットにされる危険性も低いだろうと考えたため、安全性も考慮した上でローリーを選ぶことにした。

 

モヤレからナイロビへ続く道のほとんどは未舗装の悪路であり、バスもローリーも頻繁にパンクすると聞いている。特にバスはパンクが多いらしく、ナイロビにたどり着くまでに4回も5回もパンクし、炎天下にそのつど数時間も立ち往生したなどという話も聞いた。アフリカではもはや常識の域に入るが座席もかなり狭く(定員オーバーのため)、バスといっても快適さはあまり期待できないようだ。


 

世界一周ケニア1 
【これがローリー】 

 

モヤレからナイロビまではノンストップでいけば20時間強の距離だが、実際はパンクや休憩に時間がとられるため30-60時間は見ておいたほうが良いらしい。道路灯などもあるわけがなく、大概のローリーは暗くなる頃に近くの村に寄りそこで夜を明かす。1泊か2泊か、はたまたそれ以上になるかは運次第である。中には夜通し走り続ける強者ドライバーもいるが、あのボコボコの狭い道を真っ暗闇でとばされるのは想像するだけで恐ろしい。宿をとらない場合、夜寝るのはバスなら座席、ローリーなら荷台になる。乗客の数や荷物の種類にもよるが、うまくいけば体を伸ばして寝られるかもしれないというのも、ローリーを選んだ理由の一つであった。

 

ついに国境越えの朝になった。国境のイミグレーションオフィスが開く8時に合わせ宿を出て、エチオピアからケニアへと入国した。ローリーの発着所は国境付近にあると聞いていたが、外に出ると大きなローリーが停まっているのが目に入ったためすぐにそれと分かった。旅行者と見るや大きな声をあげて手招きをする客引きもいたので、真っ直ぐにその方向へと進んだ。しかし歩きながら「あのローリーで本当に大丈夫なのか」とも考える。この期に及んでローリーを不安に思いバスと迷ったわけではない。あくまでローリーとローリーの比較である。ここに来るまでに集めた情報から移動はローリーと心に決めていたが、思うようなローリーがないようであればすぐには移動せず、1-2日くらいは待つことを覚悟していた。

 


世界一周ケニア2 
【砂埃を避けられるかもと期待し左のローリーに乗り込んだものの、より多くの乗客を乗せるためシートはすぐに外されてしまった(上にも人や荷物を乗せる)】

 

 

ローリーの荷台に乗る際には、この2点に注意しなければならない。一つは行き先。ナイロビまで行かないものもある。乗り換えの手間も省きたいし、その中継地にまともな宿を見つけられるかもわからない。なのでナイロビ行きかどうかは絶対に確認しなければならない。

もう一つはより重要だ。旅の友となる荷物が一体何なのか、これによって移動のハードさが大きく変わってくる。荷物を運ぶトラックと言っても、きれいな製品を運ぶ先進国のトラックを想像してはいけない。主な輸送品は穀物、家畜、食品等の原料である。この中で選ぶべきは穀物。家畜は臭うし動くのでもっての外、原料は基本的に粉体であり、ただでさえ砂埃まみれになる荷台がより埃っぽくなるのはかなり辛そうだ。数十時間シャワーを浴びずに移動するため汗でベトベトになるのだが、そこに埃や粉が何重にも張り付くことを想像してほしい。できればこれも避けたい。

穀物が良いと言うよりも消去法で穀物になる。「ナイロビ行きの穀物輸送トラック」、これが求めていたローリーのスペックであった。

 

まずはこれらを確認しようと客引きに近づく。するとこちらが喋る前にこんなことを言うではないか。「このローリーはいいぞ!快適だ!お前はついているぞ。」聞いてみるとこのローリーの荷物は「豆」だった。たしかに豆は良い。臭いも無く変な埃に悩まされる心配もない。穀物の中でも特に良さそうだ。袋の固さは少し気になったが、行き先もナイロビだと言うので即決した。

 


世界一周ケニア3 
【袋の中身は豆だった。後々、この固さが効いてきた。】

 

かくして、予定通りローリーでナイロビへと向かうこととなった。結果から言うと、このローリーはパンクは1回、宿泊も1泊のみ、乗客もさほど多くない(と言っても身動きできないくらい人が乗る)という当たりの部類に入るローリーであった。ナイロビまで行くというのが嘘で手前のイシオロまでしか行かなかったのは残念だったが、今考えてみると、疲れてボロボロになった状態ではなく、一度休んでリフレッシュしてから治安の悪いナイロビに入れたのは良かったのかもしれない。

 

ローリーの旅がどんなものだったかは、次の日記で書く予定。

それでは行ってきます。

 

世界一周ケニア4
【まだ乗客は多くない。このまま増えなければこんな快適な乗り物はなかったのだけど・・。】


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