Q&A回答のブログ記事

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■ 性別: 男
■ 年代: 20代
■ 件名: 初めまして
■ 本文:

初めまして。昨年12月迄シンガポール駐在をしておりアジアを中心に旅行し、その後一度退職をして現在は充電中の身です。先月1か月ほどヨーロッパを周遊しておりまして、明日からアメリカ東海岸を2週間ほど周る予定です。世界一周の記事、非常によくまとまっていて、楽しく読ませて頂いております。可能であれば3点伺いたいのですが、

1) アフリカ・南米はマラリア等の病気や誘拐・強盗等の犯罪に出会うリスクが高く行く決心がつかないのですが、実際それは杞憂なのか、それとも現実的なリスクなのでしょうか?

2) 現在はどういった活動・お仕事等をされているのでしょうか、またそれに世界一周の経験はどのように生かされておりますか?

3)
世界一周で得られた最大の学び・教訓は何ですか? 

以上、どうぞよろしくお願い致します。

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今日はたまっていた質問に答えます。 目標3件の3件目!

回答がだいぶ遅くなってしまい申し訳ございません。既に帰国されていることかと存じますが、アメリカ旅行はいかがでしたか。住み慣れた日本でゆっくり休んで英気を養ってください。

早速いただきました3点の質問に答えさせていただきます。

 

1) 危険は0にはできません。しかし、最低限のルールさえ守れば確率をかなり低く抑えることができます。

私はアフリカを旅行していた時には、遠回りをしてでも大通り沿いを歩き続けること、早足で行くこと、後ろを人に歩かせないこと、前方に人がいる場合には逆車線へわたること、などを徹底していました。治安の悪い都市では夕方以降出歩かないのも基本です。治安の良いアジアや中東でここまでやると旅の楽しさが半減してしまいますので、旅行する土地、そのときの状況から適切(感覚に個人差があるのでアバウトですが)なレベルのルールを定めておくのが良いと思います。重要なのは事前の情報収集です。

しかし、どんなに気を遣ってもやられるときはやられてしまいます。被害に遭う可能性を0にすることはできませんので、そのあたりは「運」と割り切って受け入れるしかないように思います。

感染症については予防接種を受ける、薬を持ち歩くなど対策がとれます。マラリアには予防接種が存在しないうえに現地のたくましいハマダラカには日本の防虫スプレーは効きませんので、旅行期間にもよりますが刺されること自体を防ぐの不可能に近いです。しかし予防薬、治療薬は簡単に手に入るのでそれを常備しておくことで最悪の事態は防ぐことができると思います。当時、もっとも評判が良かった予防兼治療薬はコアルテムでした。私は予防薬としてメフロキンを飲んでいましたがバッチリ感染しました。

 

また、不慮の事故、病気に襲われた際、「海外旅行保険」が極めて重要になりますので、ここはケチらずに海外旅行期間分、加入しておいたほうが良いと思います。長期旅行者の何割か(感覚では4割くらい)は未加入で旅をしていますが、何か起きたときに自分だけでなく周囲にも迷惑がかかってしまう(遺体を日本に戻す場合には300万円ほど必要になります)ので、最低限の配慮として加入しておくべきだと考えています。

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2) 今は専門商社で営業をしています。

民間企業への応募は、日常の業務で英語力を必要とする職にしぼりました。しかし旅行を通じて学んだというわけでもないので世界一周の経験を生かしたわけではありません。世界一周で得たスキルを生かして再就職をしたという人は、私の知る限りでは1人しかいません。その方の就職先は旅行代理店でした。旅行をきっかけとしてお店を開いた人は何人か知っています。

帰国後に、「経験をいかした仕事をしないともったいない」という言葉を少なくない人数の知人からかけられましたが、世界一周の経験をいかした職というのものが一体何なのかイメージできずに不思議に思いました。おそらく、能力としてこの経験を買ってくれる企業というのはほとんどないと思います。

少し否定的なことばかり書いてしまいましたが、旅行中にはかなりまとまった自分の時間がもてますので、その時間の半分でも何かの学習にあてれば、それなりのスキルを身につけられる可能性はあると思います。私は旅行中に同じく世界一周をしている大学生を見ていて、空き時間に英語でもやっておけば帰国後の就職活動が楽になるのにもったいないなと感じたことをよく覚えています。そんな偉そうなことを言っている私はパソコンばかり触っていて、「あの人は海外にいるのに何をしているんだ。もったいない。」と思われていたことはまず間違いありませんがそこには触れないでください・・・。

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3) これは世界一周ブログの最終日に詳しく書きたいと思っています。

このホームページのトップにあるように、私は、
「人生にやりたいことをやる以上に大切なことはない!」と考え出発しました。

その大切さを再認識したのが一番かもしれません。

あとは、素直にシンプルに生きていこうと思いました。まっさらからの再スタートになったので、スタイルは変えやすかったような気がします。また、いったんレールを降りたことによって、周囲から年齢や経歴相応の何かを期待されることが極端に減ったので、惑わされることなく自分の意思を通しやすくなったようにも思います。

人によってはこれらのことをポジティブに受け取らないかもしれませんが、私は良かったこと、世界一周によって得られたものとして認識しています。本意には反しますが、同じ事象についてネガティブな視点から書こうと思えばいくらでも書くことができますので、結局は本人の捉え方次第なのだと思います。

生かすも殺すも自由ですが、その判断の材料だけは大量に手に入りますので、大きな転機になる可能性は十分にあると思います。

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以上です。

 

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■ 性別: 男性
■ 年代: 20代 
■ 件名: きっかけ。
■ 本文:

こんにちは、ブログ拝見させて頂きました。世界一周全てを、捨てて出られるなんてかっこいいですね!


そこで、質問です。多分トピックには、なかったのですが一番自分が気になるのは、何がきっかけで、世界一周をしようと決められたのですか?


お時間あれば、ご返答お願い致します。

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今日はたまっていた質問に答えます。 目標3件の2件目! 

世界一周に興味を持ったきっかけはAboutのページに書いてあるので省かせていただきます。

「なぜ世界一周に?」

 

出発は大学を卒業したときから考えていました。

「【Q&A回答 4】世界一周の資金はどうやって準備しましたか?」


内なる部分で説明するのであれば、世界一周を決めたきっかけは単純に好奇心です。


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リンクを張ってしまって終わりであればメールで回答したのですが、一つ、どうしても触れておきたかったことがあったのでブログで回答することにしました。気になったのはこの部分。

「全てを捨てて」

特に深い意味はなく言葉のあやで使われたものということはわかっておりますので、質問に対しての返答ではなく、いただいたきっかけから私が書きたいことを勝手に書いているだけものとして読んでいただければ幸いです。

 

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私は「選択」というものには多かれ少なかれ必ず取捨がついてまわるものだと思っています。もちろん世界一周を決行するうえで失ったものもあります。しかし同時に得られたものもたくさんあります。もし世界一周をしなかった場合、このときも同様に得られたものがあると思いますが、必ず失ったものもあったはずです。

一見、新たなトライをしない場合には損失はないように見えるかもしれませんが、そのときも無意識のうちに何かと比較したうえで「しない」という選択をし、手にできるはずだったものを失っていることを忘れてはいけないと思います。

 

現状維持というとまるでプラスマイナスがゼロ、もしくは微増というようなイメージを持たれる方が多いと思いますが、果たしてそうなのかと、昔からそうした不確定のリスクを過大評価する周りの風潮に違和感をもっていました。世界一周に限らず、何かを決断するときには挑戦のリスクだけでなく、維持のリスクも認識し、公平に比較検討する必要があると思います。しかしなぜかあまりそうした話にはならない。別に失敗したら首を吊らなければならないほどの大きな選択というわけでもないのに、若い人がなんとなくで維持の方向に流されてしまうのを見るととても寂しい気持ちになります。

 

保守的になるということは、保守するものがあって然るべきです。それは一体何なのでしょうか。そしてそれは手放したら二度と同等のものは手に入らないようなものなのでしょうか。手に入れたいと願うものよりも確実に大きいものなのでしょうか。

見えているものの、実感できているもののプラスというのは例え小さくとも、不確定で未経験なものと比べると魅力的に見えるのは仕方がないことだとは思います。しかし、人生全体の満足度を上げていくためには、手に入れたもの、つまりは過去ばかりを眺めるのが得策とは思えません。それでもどうしても先が怖く見えてしまうのであれば、すぐには比較せずに、まずは自分の足元の確認に努めるのが良いのかもしれません。そこはゴールなのか、そこは盤石なのか、死んでも動きたくない場所なのか、前後(過去未来)を含めて考えてみる必要があると思います。その後に新たな選択肢を持ってきたら、もう少しフェアに比較できるようになるかもしれません。

 

もし「全てを捨てないと世界一周なんてできない!」と考える人がいたら残念だと思い、質問とは直接関係のないことも書かせていただきました。

日本人にもう少し「機会費用」について考える習慣がついてくれば、セーフティーネットも自ずとチャレンジを促進する方向に整備されていくような気がします。そうした社会に近づけるためにも若い人を中心にどんどんとチャレンジをして実績(成功よりも失敗後の無事の実績が重要)をつくり、世の中の空気を変えていってくれれば良いなと思っています。

 

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以上です。

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■ 性別: 男
■ 年代: 10代
■ 件名: 世界一周準備中!
■ 本文

こんにちわ

ブログいつも重宝させてもらっています

現在バイトで旅費を稼いでいて、10月の二十歳の誕生日から1年間、世界中をまわってこようと考えています。


ワンワールドの世界一周航空券に関してなのですが、詳しい質問をするのと、実際に購入するためには、直接日本航空に問い合わせるのがベストでしょうか?

ご返答お願いします!

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今日はたまっていた質問に答えます。 目標3件の1件目!

 

世界一周航空券ですね。質問に答える前にまず、本当にこのチケットが自分の世界一周旅行に合ったものなのかを確認してください。個人的にはあまりおすすめしないチケットですが、これらの条件を満たすのであれば購入するメリットがあると思います。

1.  旅程(期間、経路)を変更するつもりがない
2. 多少高くついても空路での移動のたびに航空券を探す手間を省きたい
3. 日本ではなく海外(アジア)で購入する

 

さて、「質問」「購入」について回答します。

まず「質問」ですが、これは質問できるところ全てに聞いてみるのが良いのでないでしょうか。どこか一箇所に絞る必要はないです。航空会社、代理店、個人のブロガーなど、聞けるところにはどんどん質問をぶつけてみるのが良いと思います。その後も何がきっかけで再びその方たちの力を借りることになるかわからないので、答えてくれたときには感謝の気持ちを伝えておきましょう。

 

次に「購入」について。

もし金額は同じなのであれば、代理店の方が良いような気がします。というのも、航空会社のスタッフはこのチケットをビジネスマンの出張のために扱うことのほうが多く、バックパッカーに提供するのには慣れていないと思われます。頻繁な日程やルートの変更、細かなルールの確認など、完璧に対応できるスタッフはとても少ないような気がします。私もたらい回しにされた経験があります。その点、バックパッカーの世界一周旅行のための取り扱いをメインとしている世界一周堂などの代理店であれば、旅のスタイルに合ったより良いサポートが期待できます。

では旅行代理店で購入するのがベストかと聞かれたら答えはNoです。円高の今、このチケットを買うなら日本以外のアジアの国(なぜアジアかは大陸間移動のルールを確認してください)がベストです。日本から出発する予定なのであれば。ウォン安の韓国で購入するのがベストだと思われます。同じ航空券が何割か安く手に入るはずです。今はどこに行ってもインターネットに接続できますので、航空会社や旅行代理店に頼らずとも必要な情報は自分で集めることができます。

※自国でしか買えなくなるという噂も聞いたことがあるので確認してみてください。

 

ということで、世界一周航空券を使用するのであればインターネットを中心に自分自身で情報収集を行い、韓国で購入してスタートをするのがベストだと思います。

 

以上、参考になれば幸いです。

 

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■ 性別: 男性

はじめまして

八月から世界一周考えていて、アフリカは是非できるだけたくさんの国を見たいと考えているんですが、一か月ほどでどれぐらいいけますか?

お忙しいとは思いますが、返信お待ちしております。

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■ 性別: 女性
■ 年代: 20代
■ 件名:一時帰国に関して

一時帰国に関してなのですが、一時帰国って単純にけっこうな費用かかりませんでしたか…?

項目でいうと、「航空その他」の部分なのでしょうか。
逆にいうと二百万あれば一時帰国は三回ほどは余裕でできるという金額設定なのでしょうか。

ちなみに、管理人さまの感覚として、今回は旅から食の楽しみを除外したとのことですが、食の楽しみをプラスしたら金額はおいくら位になったと予想されますか?

わかりにくい部分などありましたら申し訳ありません。
わかる範囲でお答えいただけますと幸いです。
恐れ入りますが何卒よろしくお願い申し上げます。

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2つまとめて回答させていただきます。

まず一つ目。アフリカ周遊について。これは費用ではなく周遊する国や都市の数と考えてよろしいでしょうか。

これは訪れる地域、国によって変わってきますので何とも言えません。一言にアフリカといっても、北、西、中央、東では交通やビザ等、だいぶ事情が異なってきます。また、同じエリアであったとしても国土の広い国が多いので、どの都市を訪れるかによって必要とする日数は違ってきます。

仮にアフリカの中で比較的旅行の難易度が低く、かつアフリカらしい見所の多い東アフリカを旅行するとした場合、主要な観光地を飛ばさずに縦断していっても、だいぶ急ぎ足になりますが5-6カ国はまわれるのではないかと思います。一つ一つの国をある程度じっくり見るのであれば、2-3ヶ国くらいに抑えると良いかもしれません。

個人的には、旅行日数から訪問可能都市または国数を選択していくよりも、まずは行きたい場所を全てピックアップして、それを可能な予算、旅行期間を考慮した旅程の落としこんでいくほうがおもしろいような気がしますし、具体的な情報を集めやすくなるのではないかと思います。

私のアフリカ縦断の記録はこちらにまとめてありますのでご参考ください。

世界一周の費用(国別) アフリカ編

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次は一時帰国について。私が一時帰国しているということはあまり大きく書いていないので、隅々まで読んでいただいているようでとても嬉しく思いました。光栄です。一時帰国の時期についてはこちらに書いてあります。

世界一周ログ

世界一周に出発してから74日目に、高校時代の親友の結婚式に出席するために2週間ほど帰国しています。一時帰国はこの1回だけです。当初は「出席できない」と伝えていたのですが、出発前とは旅程が変わり、その時期に運良く香港という私の世界一周旅行の中では最も日本に近づくタイミングに当たったために、急遽チケットを手配して帰国することを決めました。この費用は世界一周旅行には直接関係無いので、「世界一周の費用(総額)」には含めていません。

ちなみに航空券の費用は、香港-成田の往復で20,000円ほどでした。

航空券の金額を調べていただければ、一時帰国に必要となる大まかな費用がわかるかと思います。当然遠い地からの帰国であれば航空券は高くなりますので、いくらあれば何回帰国できるということは言えません。距離や路線によっては10倍くらいの差が出ると思います。どうしても一時帰国する必要があるのであれば、そのタイミングで日本に近づけるよう旅程を組むのも手だと思います。

海外旅行保険には、身内に不幸があった場合の一時帰国のための航空券代(往復に限定しない)が出るようなオプションもあるようです。

 

次に食ですが、これは日本での生活でも想像ができるかと思いますが、より良いものを求めれば上限はありませんし、楽しめるレベルというのが人それぞれなので、これにつきましても「いくらあれば楽しめる」と答えることができません。

私の選んでいた食堂のレベル(最安と思ってください)に限定して言えば、3倍出していれば食事の度にメニューの金額を確認する必要がなかっただろうと思います。

 

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以上になります。

 

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■ お名前: ZIDANE
■ 性別: 男性
■ 年代: 20代
■ 件名: 旅先でのインターネット接続に関して
■ 本文:

こんにちは ZIDANEと申します。
HNで申し訳ありません。
自分は、東南アジア周遊(1か月)→中南米縦断(半年)→世界一周(2年)を(頭の中で)計画しています。
世界一周の実現まで少なくともあと5年はかかりそうですが、私も主のようにPC片手にブログを更新しながらバックパッカーの旅をしたいと思っています。 当面の目標は中南米縦断なのですが、 主は旅行先(発展途上国)でのインターネットはどのようにされていましたか? お忙しくなければ、海外でのインターネット接続方法を教えていただきたいです。 またブログを開設するにあたっておすすめのブログはありますか? 先月20代になり、さらにバックパッカーへの願望が強まっています。そんな時、貴サイトを見つけてしまいもうウズウズしっぱなしです(笑) お手数とは思いますが、よろしくお願いします。

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「なに?!ジダンだと!!!」

ついにこのホームページもワールドワイドになったか・・と思ったらハンドルネームでした。非常に残念です。

去年に頂いた質問に今更ですが答えてみようと思います!忙しくもないのになんだかすいません。自分のPCを持って行きたいということなので、それを前提に答えます。

 

<主な接続方法>

 1. ネット屋にてLANケーブルでつなぐ

通常インターネットカフェには備え付けのパソコンがあり、その端末を借りてインターネットを利用します。しかし、大抵のネット屋では頼めば自分のパソコンからも繋がせてくれます。最近では時間の経過と料金を表示するようなソフトを入れているお店が多いのですが、あまり規模の大きなところでなければ、別途、利用時間を記録して使わせてくれます。地域やお店によってはIPアドレスやDNSサーバのアドレスを入力しなければならない場合もあるので、アドレスやその設定方法がわからないときにはお店の人に丸投げするのがおすすめです。その際、どこの設定をいじっているかだけはメモしておきましょう。

ちなみにこうしたネット屋は、ヨーロッパ、北米はもちろん、アジア、中東、中南米、アフリカと、あらゆる地域に存在します。貧しい国ほど個人がパソコンを買えない場合が多いので、こうしたお店が繁盛していたりもします。しかし本当に辺鄙な国まで足を延ばすとまったくネット環境がないということもありますし、先進国であっても田舎に行くとこの種のお店はかなり少なくなるので、首都などの大都市や観光地で探すのが無難です。

 

 2. ホテルやカフェのWiFiでつなぐ

自分のPCを使うのであればこれが一番です。特にホテルにこのサービスがあると嬉しくなります。高級ホテルと違い、バックパッカー用のホステル等では大抵無料です。有料の場合もありますが、高くはありませんし定額で一日ずっと使わせてもらえます。接続が楽というだけでなく、危険の多い外に高価なPCを持ちださなくてすむのも大きなメリットです。ヨーロッパ、北米、南米では、このようにネットにつなぐことのできるホテルが多かったです。

宿泊客用にネットにつながるデスクトップを置いているホテルも多いので、パソコンを持っていない人はそうした宿に泊まると良いかもしれません。

 

 3. 空港やお店等の野良WiFiでつなぐ 

先進国では、ネットワークに接続するには大抵セキュリティーキーが必要になりますが、途上国ではロックされていないネットワークが結構多くとんでいます。特にアジアではこの"野良"のお世話になりました。繁華街にある安宿では、近所の野良を拾える可能性が比較的高かったです。WiFiでない宿であっても、とりあえずPCを開いて確認していました。

ホテルでない場合には、人目につく外でPCを広げることになるので、周囲には十分注意してください。

 

 おまけ

ちなみにブログの更新に自分のノートパソコンは必須ではありませんが、もし荷物としての重さと盗難の危険を受け入れられるのであれば持っていくことをお勧めします。ネットカフェでしか更新ができないと、作業自体もその場で済まさなくてはならないので結構面倒です。作業時間はどこであろうとさほど変わらないかもしれませんが、お店でインターネットをしている間には費用が発生してしまいます。また、PCの性能が低かったり、キーボードがやや違っていたりと、スムーズに操作できるとは限りません。

自分のPCを持っていれば夜の空いた時間などにまとめて記事を書きためたり、写真や動画を加工しておいて昼間にちょっとネット屋に寄ってアップする、なんてことができますので、更新にも観光にも、効率的に時間を使えると思います。私はメールの返信も、このようにまとめてすませることが多かったです。できれば明るいうちは観光に時間を割きたいですしね。

あとは良いところはウイルスに感染しにくいなんてこともあります。ネット屋のパソコンはひどいものなので、私はなるべくUSBも挿さないようにしていました。ホテルでじっくりと情報収集できたおかげで、安全に安価に旅ができたような気がします。

PCや携帯の有無については旅のスタイルやポリシーを含めて意見の分かれるとこですが、私のスタイルでは、PCのない旅行は考えられません。もう一度行くとしても持っていきます。

 

以上、参考になれば幸いです。

 

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■ 性別
男性

■ 年代
20代

■ 件名
ウクライナについて教えてください。

■ 本文
はじめまして!私は、今年6月にウクライナ行こうと考えているものです。(サッカー観戦) またその後継続して世界一周をしようとも考えています。 

そこでウクライナについてお聞きしたいのですが、私は、現地でバックパッカーの宿など格安のホテルに泊まろうと考えているのですが、金額はいくらほどでしょうか?また普通のホテルの金額もわかりましたら教えてください。

ウクライナに関して、情報が少なく旅行で行く人が少ない国なので少々困っています。

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久しぶりにブログで答えてみたいと思います!メールはほとんど返信がないから残念な気持ちになるんだよなあ・・・。

さて、ご質問のウクライナの安宿ですが、私がリヴィヴで泊まった宿はこちらの国別費用ウクライナ編のページに載せてあります。私が事前にチェックした中では最も安く、ドミトリーは一泊1,000円程度でした。今は円高なのでもっと安い宿が見つかると思います。

宿探しは

hostel bookers

Hostel World

または少し高めでも良ければ

BOOKING.COM (日本語も使えます)

などのホテル予約サイトを使えば、旅行するには多少マイナーな国であっても大概は安いホテルを見つけることができます。もしくは検索エンジンに英語で都市名と「guest house」や」「hostel」などの宿泊施設に関する単語を入力すれば、いくつも宿情報がヒットすると思います。

 

「金額はいかほどでしょうか」とのことですが、シーズンによる違い、レートによる違いがあり私のイメージで答えますと現実とのギャップが出てきてしまいそうで心配です。なので、お手数ですが、安宿であれば上の2つのサイトを、普通のホテルでしたら一番下のサイトを使って検索し、渡航シーズンの金額をチェックしてみてください。

 

以上です。もし多少役に立ったな、などと思ってくれましたら下記サイトから投票をお願いします!!

 

 

◆アルファポリスWebコンテンツ「第4回情報・実用大賞」にエントリーしています

投票はこちらから⇒  Webコンテンツ「第4回情報・実用大賞」

※投票者にも抽選で10名に1万円が当たるそうです。

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■ 性別
男性

■ 年代
50代以上

■ 本文
旅行サイトに、シゲットマルマティエの国境は渡れるかと質問したところ、渡った人が居ると、このサイトが紹介されました。
私もシゲットに夫婦で旅行に行った際にはぜひ渡って見たいのですが、国境検問は簡単に済むのでしょうか、また車(レンタカー)も渡れるでしょうか?

ぼく等夫婦は40代半ばの20年前から、ワークライフバランスとして、ヨーロッパ個人旅行を毎年1~2回しています。 最近は仕事もリタイアして、さらに好き勝手に旅行できるようになりました。そろそろ西欧化の遅れたこの地域にも旅行に行きたいと思っています。これまでも、欧州の田舎が好きで、あちこち巡っています。

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いつもながら回答が遅くなってしまい申し訳ございません。

私は2008年11月20日(木)に、この国境を越えウクライナに入国しました。審査はとてもスムーズで、パスポートにスタンプをもらっておしまいでした。煩わしい質問なども一切ありませんでした。車での入国が容易かはわかりませんが、私が当時こっそりと撮っていた橋の写真を見てみますと橋の車道を走る車とバイクが確認できますので、そこまで行き、審査を受けることはできるかと思います。

写真はこちらをご参照ください。 → ウクライナの写真

 

国境のイミグレに旅行者の姿はまったくありませんでしたが、ルーマニア人(ウクライナ人ではないことは確か)らしき人々が雪の中30~50mほど列をつくり並んでいました。日常的な気軽な国境越えのようには見えませんでした。理由は不明ですが、この方たちの審査には少し時間がかかっている様子でした。並んでいた方々はとても親切で、「君は先に行きなさい」と列の一番前まで通してくれました。おかげさまで私はほとんど待つことなく国境を越えることができましたが、私がスタンプを押してもらっているその横ではルーマニア人とおぼしき女性が審査官ともめていました。

その日の記事はこちら→ 雪!停電!ウクライナへ入国!闇両替!@リヴィウ(ウクライナ)

 

もし徒歩で国境を越えるのでしたら、越境後に乗る列車の発車時刻には十分気をつけてください。当時は、リヴィヴに向かう夜行列車は一日に一本しかありませんでした。私が乗った列車が発車したのは15:40頃でした。ルーマニアのシゲットの駅からリヴィヴ行きの列車が出ているという噂を聞いたことがありシゲットの駅も訪ねてみましたが「今はない」との回答でしたので(あるという噂も)、この辺りからウクライナの都市に移動するとしたら、ウクライナ側から私と同じ列車に乗るしかないのかもしれません。駅は国境から歩いて行ける距離にあります。

ウクライナ側にはシゲットよりも小さな町がありましたが、宿泊施設やバスターミナルは見当たりませんでした。銀行は2軒あり、そこで両替ができます。

ルーマニアの旅の費用はこちら   ウクライナの旅の費用はこちら

 

私の持っている情報は以上になります。肝心な車に関する情報が乏しく申し訳ございません。

 

ご夫婦での旅行、素敵ですね。憧れます。私もいつかそんな旅行をしてみたいと思っています。
東欧や中欧もおもしろいですよね。このあたりは一般的なヨーロッパのイメージとだいぶ違っていてとても刺激的でした。特に地方はおもしろく、移動中にバスの窓から外を眺めながら、下車したい衝動に駆られたことも数しれません。ですので、こうした地を車で旅行できるというのはとても羨ましく感じます。

帰国後には、ぜひお話を聞かせてださい。

上に書き忘れましたが、シゲットでは庭の木の枝にたくさんの食器をぶら下げている民家を2,3軒目にしました。残念ながらバスに乗っていたので、途中の辺鄙な土地で降りることもできず、悔しく思ったことをよく覚えています。もしドライブの際に見つけましたらぜひのぞきに行ってみてください。

 

以上

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■ 性別
女性

■ 年代
20代

■ 本文
はじめまして!
現在世界一周を計画中です。
管理人様は旅に行かれる前、財布のひもをどうシメてお金をためられましたか?

あと国民年金にたいする考え方が潔くてかっこいいと思いました。

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すいません。だいぶ遅くなってしまいましたが回答させて頂きます。
 
私は学生時代から20代で世界一周を実現したいと考えていたので、大学を卒業し就職した年の春には、「いつまでにいくら貯めよう」という貯金の計画表を既につくっていました。「どうやって財布のひもを締めていましたか?」ということですが、私はその計画表に従い節約していました。必要以上に生活が窮屈になるのもつまらないので、特に何かをやらないとかルールはつくらず、金額だけ見て貯めていました。
 
表といっても、ただ月々の目標額が書かれただけの至ってシンプルなものです。必要な情報は、自分の収入、月々の生活費、世界一周の予算、出発時期くらいのものです。会社員の身である限り良くも悪くも収入は自分の意志で簡単に動かすことができないので、数年先くらいまでの金額は想像がつくと思います。生活費もちょっと考えてみればわかるのですぐに数字を入れることができると思います。重要なのは「予算」と「出発時期」の2つです。特に出発時期は重要です。
 
 
まず世界一周の予算ですが、今は世界一周している人も多く必要な費用や予算も調べれば大体把握できますのでネットで調べることをおすすめします。バックパッカーのようなスタイルで世界一周旅行をするのであれば、100~250万円あれば十分だと思います。実家があるのであればそこを拠点にバイトでも何でもすれば良いので、帰国後の生活費もそれほど多く見積もる必要はないと思います。
 
世界一周の予算を考える上で、なかなか参考になるサイトを見つけたのでご参考ください。
→ 世界一周の費用 (開いてガッカリさせてしまったらごめんなさい)
 
 
 
さて次の出発時期ですが、これが何よりも重要になります。これが曖昧だと計画になりません。まず最初に決めるのがこれと言っても過言ではないような気がします。仮でも良いので、出発の年月日まで決めてしまうと計画がだいぶ具体的になるので、資金面以外でも、実現に向けて効果的な動き方ができるようになると思います。
 
 
ちなみに私は帰国後の再スタートを考えるとできるだけ若いうちに実現してしまいたいと考えていましたので、出発時期は最初の就職後2年を目標にしていました。2年でそこまで貯めて、あとは仕事がおもしろければ続けながら様子を見て、遅くとも28~29歳までには出発しようと考えていました。結果的には就職してから3年目の春に決断(25歳)、夏に出発(26歳)という流れになりました。帰国は27歳でした。
 
 
個人的な見解ですが、以下の理由から私は20代半ば~20代後半の出発をおすすめします。
 
1.柔軟性があること
2.体力があること
3.帰国後に再スタートが切りやすいこと
 
これらは「若さ」がポイントです。あとは、
 
4.ある程度社会を知っていること
5.帰国後の進路を考えやすいこと
6.より自由であること
 
こっちは「経験」がポイントです。
 
 
毎度のことながらまた話がそれましたが、まとめるとこうなります。
 
1.旅の予算を決める
2.出発日を決める
3.それに合わせて財布の紐を締める
 
締め方は上記2つで決まってくると思います。それでも締めることができなければ、きっとそれ以上に魅力的なことが身近にあるのだと思います。それはそれで幸せなことなので、世界一周にとらわれ過ぎずに、その生活を優先して楽しむのも良いことだと思います。それで行けなかったとしても、きっと後悔はないと思います。若く自由なうちに、同年代の若者と過ごす時間は場所がどこであっても貴重な経験、財産になります。世界一周に限らず多くの夢、目標を定めて、その中から本当にやりたいこと、やれることを見つけてトライしていくのが自然ですし、結果的に良い人生につながるような気がします。
 
 
以上です。
 
 
 
追記
触れ忘れていました。年金は当時も今も、払わないで良いのであれば払いたくないと思っています。払い損ですから。

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■ 性別
女性

■ 年代
10代

■ 件名
はじめまして

■ 本文
最近旅行に興味をもって、
行きたいところがたくさんあったので
世界一周旅行に将来行ってみたいなと思い
このサイトを見つけ、
受験勉強の息抜きなどに
訪問させていただいてます ^^

質問なんですが
日本人をあまり良いように思わない国ってありましたか?

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良い質問をどうもありがとうございます!
旅行というのは現地の社会や生活に深く入り込めるようなものではないので、関わった人たちの胸の内というのはなかなかわからないんですよね。特にこうした負の感情というのは通常は表には出さないものですから、いろんな国の人と話をしましたが、ストレートに不快感を示してくる人には出会いませんでした。

反日感情が強そうなイメージを持っていた中国でも、訪れたのが雲南省などの南部の地方(北部に比べ反日感情が少ないと言われている)であったこともあってか、おもむろに嫌な顔をされたことはありませんでした。それどころか、日本人旅行者が珍しかったのか、英語も日本語も話せないのに声をかけてきて、一生懸命「漢字」でコミュニケーションを取ろうとするフレンドリーな中国人とたくさん出会いました。若い人だけでなく、40~50代の方からも声をかけられました。お姉さんが食堂で食べ物をサービスしてくれたり、おばちゃんが列車でご飯を分けてくれたりと、男性だけでなく女性も感じが良かったです。こうしたフレンドリーさは大きな驚きで、ほんの一部の表面的な部分しか見てはいないとわかっていながらも、中国に対するイメージはとても良い方向に大きく変わりました。

そんな良い印象で終えた中国には申し訳ないのですが、ヨーロッパ、中東、南米、アフリカなどどこの地域でも「日本人を中国人と間違えて」嘲笑するような言葉をかけられるということは頻繁にありました。華僑が中国人コミュニティをつくり自分たちのスタイルを貫き通すことや、移住している国にあまりお金を落とさず中国に送金してしまうことなどが原因だろうという話は聞きますが、理由がそれだけなのかはわかりません。

 

さて、また日本人に話を戻しますが、「嫌い」とまでいかなくとも、「なんで日本人は〇〇なの?」と少し呆れたような様子で尋ねられた経験は何度かありました。ぱっと思い出せることではこんなものがあります。

 

1.なぜ原子爆弾を落とされたにも関わらず反米感情がないんだ?

ヨーロッパ、中東で何度か似たようなことを聞かれた(というか責められたと表現したほうが正確かも)がありました。「原爆のことは絶対に忘れるなよ!」と、セルビア人に熱く語られたこともあります。そんなに昔のことでもないのに、すぐに忘れてしまう日本人の感覚が理解出来ないという人は多そうです。これは納得できます。

 

2.なぜアメリカの味方をするんだ?

これはパレスチナや中東(北アフリカも含む)で「なぜ俺達を助けてくれないんだ」といったニュアンスで聞かれました。アラブ諸国の人々は、イスラエルの肩を持つアメリカをイスラエルと同様に敵視している人が多いです。日本はアメリカの言うことを何でも聞くので、その一味と見られることも少なくないようです。

 

3.日本人は何を考えているのかわからない。コミュニケーションをとろうとしない。

これは他国のバックパッカーからよく聞きました。本音で話をしないことに加え、英語力が低く会話を避ける旅行者が多いためにこう見られてしまうことが多いのだと思います。日本人は日本人同士でグループをつくる(韓国人もまとまる傾向がある)ことが多いのですが、上記の理由から外国人を避けるために、そのグループにも外国人を入れようとはしません。こういうところからも、排他的なイメージを持たれています。

マイナスなことばかりなのでプラスのことも一つ紹介しておきます。日本人は途上国の人間とはうまくコミュニケーションをとります。もちろん全員ではありませんがヨーロッパ系の旅行者は非白人を見下すような態度をとることがよくあり、特に貧しい国に行くほど現地の人と同じ目線で会話をしたり触れ合ったりしようとはしません。先進国の旅行者の中におかれると小さくなってしまう日本人旅行者ですが、このような場ではとても積極的で、良い関係を築くことが多かったように思います。世界を見る上で、こうした偏見のなさはプラスに働くと思います。

 

4.食べ方が汚い

スイス人とオーストラリア人がこの話をしていました。このスイス人女性とは数日間ともに行動したので、かなりフランクに話をしてくれました。彼女の表現は結構きつく、レストランで日本人の隣のテーブルにいたら席を変えてもらうと話していました。たまらないのは「麺をすする音」だそうです。国内では良いのですが(個人的には苦手ですが)、海外旅行をするときには気を付けたいものです。

 

あとは日本の工場ができてから海で変な魚が釣れるようになったとか、お金を持っているのに恵んでくれないとなんてのもありました。また、クリスチャンじゃないのにキリスト教のイベントが好きなのがおもしろい、日本人女性の走り方(ちょこちょここまたで走る)がコミカルでおかしいなどといった、嫌いとかではないのですが好奇心をもって「なぜ?」と聞かれることもよくありました。

 

 

個人的には、上で例に挙げたものも含めて、こうした問いをぶつけてくれる人が好きでした。彼ら彼女らの質問は必ずしも敵意を含んでいるわけではなく、むしろ日本に興味があるから故に抱く疑問であったりするので、それに対して自分なりの答えや意見を返してあげるととても会話が盛り上がりますし、相手も喜んでくれることのほうが多いです。

日本人は外国人と比べると自分と異にする意見に敏感で、すぐに身構えてしまう傾向が強いような気がします。しかし本当に嫌悪感を持っているのであれば、良識のある人間なら通常はわざわざそのことを旅行者にぶつけてはきませんので(たまにありますが・・)、こうした機会に恵まれたときには持論を展開してみると自分も相手も楽しめるような気がします。

 

期待には応えられなかったかもしれませんでしたが、以上が回答になります。受験勉強を頑張って、学生になったらいろんな国を見てまわってみてください。旅行はおもしろいですよ。

 

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■ 性別
男性

■ 年代
30代

■ 件名
キャッシュの取り扱いについて

■ 本文
現在ユーラシア横断を計画していまして、当サイトを参照させていただいております。表題についてですが、現在日本の銀行の口座しか持っていないのですが、海外、特に中東などで現金を引き出すにはどのような方法を取ればよいでしょうか。
もちろん日本の銀行のキャッシュカードなんかは使えないですよね?いま念頭に置いているのは、クレジットカードで精算できるところはクレジットカードで清算して、現金をどのように引き出すかなのでご教示いただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。

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ちょっと遅れてしまいましたが回答させてください。

私はクレジットカードのキャッシングを利用していました。楽だったのこの方法だけで通しました。手数料についてはQ&AのC8に書きましたが、だいたい3-4%くらいをみていました。アジア、中東、ヨーロッパはもちろん、南米やアフリカでも都市部にはATMがあるので簡単に引き出すことができます。国境を越えてすぐに現金が必要になりそうな場合には、移動前に多めに現金を引き出し、それを両替所に持って行き、ドル(US)やユーロなど、その地域で力のある通貨に両替しておきます。国境付近にはたいがい両替商がいるので(ATMのないような国ほど多いかも)、彼らと交渉して現地の通貨を手に入れます。この方法だけで世界中どこでも行けると思います。

また、クレジットカードがあれば手数料0で買い物(もちろん交通機関も)の支払いもできるので、うまく使い分ければ全て現金ですませるよりもコストもリスクも小さく抑えられるかと思います。

 

キャッシングで注意するのはスキミング。絶対に使ってはいけないと言われてる国はベネズエラ(公定レートが悪いというのも大きな理由ではある)。警察の組織が腐敗しており旅行者から金品を巻き上げるといった事件が多発している国ですが、金融機関にも問題があるようで、スキミングの被害が多いことでも有名です。キャッシングはできない、だから現金は持ち歩かないと行けないのに治安は悪いうえに警察にも巻き上げられるというなかなかスリリングな国でした。


ベネズエラに限らずスキミングの被害の話はちょこちょこ聞いたので、もし何かあったときに補償を受けるためにその地にいたことを証明しなければならないようなのですが、そのときには日時の明記されたレシートや交通機関のチケットが役立つそうです。

数枚準備しておくと安心です。私は2枚持っていましたが、まとめて盗まれてしまったため急いで手配して日本から送ってもらいました。

 

おすすめのカード会社はVISA。相性などがあるのでマスターカードもある良いと話す人もいますが、VISAで困ることはまずないので、個人的にはVISAのみでも問題ないと思っています。もちろん保険はたくさんあったほうが安心ですが。同じカード会社のカードであってもATMの相性なのか使用できないこともあるので、そういったリスクを避けるためにもカードは複数あると安心です。

 

 

あとの方法についてもちょこっとコメントしておきます。

まずは国際キャッシュカードについて(普通の日本の銀行のキャッシュカードは使えません)。口座を開設してそこに預金し、旅行中はその口座から現金を引き出すという方法をとっている人も多いです。個人的にはキャッシングと手数料が大きく変わらないこと、支払いができないこと(別途クレジットカードを財布に入れておきたくない)、クレジットカードの場合と同様に、相性の問題かカードを使用できないATMが結構あること、などを理由に口座は開きませんでした。手数料が安い(と言ってもおそらく1%あるかどうか)こと以外に、特にメリットは感じません。

 

次はトラベラーズチェック。盗難にあったときに再発行できることが魅力ですが、現金化できる場所が少ないので不便です。レートも低めです。また、自分のサインがなくとも現金化されてしまうようなこともあるようなので、絶対に安心というわけでもないようです。しかし、他のカードや現金にはないような利点はありますので、リスクの分散のために持っておくのは悪く無いとは思います。が、私は今後こうした旅行をすることがあったとしても、絶対に持っていかないと思います。

 

回答をまとめます。

日本の銀行のキャッシュカードは国際キャッシュカードでなければ使えません。クレジットカードのキャッシングはとても便利で、ほとんどの地域、国で使用可能です。ATMの使えない国ではあらかじめ主要通貨のキャッシュをつくっておくことで対応します。もっとも使えるカード会社はVISA。リスク分散のためにVISAだけで2枚以上、MastedCardも1枚あると安心です。

 

以上、うろ覚えの部分もありますがこんなところです!

 

たまにこのページから、海外や世界一周や関する質問をいただきます。これまでは入力しもらったメールアドレスに返信していたのですが、内容を見て、ものによっては今後はブログ記事で回答させてもらおうと思います。

似た質問も少なくないので、公開することで「おお!これを知りたかったんだよ!」なんて思ってくれる人もいるといいなと思いまして。こういう場で答えられるものは答えていきますので、回答に対してさらに質問がありましたら記事にコメントをください。

 

さて、今回いただいた質問です。

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■ 性別 男性

■ 年代 10代

■ 件名 質問させてください!

■ 本文 突然のメールですみません。
いつも楽しくサイト拝見させていただいてます。
自分は世界一周や海外就職をしてみたいのですが、英語力がイマイチです。
そこで英語の勉強法を教えて欲しいのですが大丈夫でしょうか?

それと海外でトイレに行きたくなった場合どうするのでしょうか?
例えば長距離 バスに乗っている時など・・・ 時間があるときでも教えてもらえたら嬉しいです。

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英語とトイレ、どちらも大切ですよね!このホームページのタイトルを考えての質問でしょうか。この質問を私にぶつけてくれたことに質問者のセンスを感じます。期待に応えられるよう、漏らさないためのアドバイスを記させていただきます。前者については参考になる話ができるか怪しいところですが、個人的な考えと経験に頼って答えてみます。

 

まずは英語について。これは「世界一周」と「海外就職」では求められる語学レベルが全く異なるうえに私自身が海外就職できるほどの英語力を有していないので、「世界一周」に役立つレベルのものに限定して答えさせていただきます。

ちなみに感覚的なものですが、ホワイトカラー系の仕事で海外就職できる英語力というのは、何の対策をしなくともTOEICでかるく900以上をとれるうえに会話でのコミュニケーションもストレスなく行えるレベルだと思っています。私のTOEICのスコアは800(学生時代から更新していません)で帰国後は海外の外国人とのやりとりのある職場へと就職しましたが、実務ではお話にならないレベルからのスタートになりました。ビジネス英語のレベルをTOEICで測ること自体がナンセンスだとは思いますが、そのTOEICでも高得点がとれない不思議な英語教育を受けて育った日本人にとって海外就職はなかなかハードルの高い目標であるようにも思います。しかしご質問者のように若いうちからその目標を見据えて行動できれば、実現は十分可能であることも間違いないと思います。本気で目指すのであれば、留学するのが一番手っ取り早い方法ではないでしょうか。日本の教育機関でいくら英語を勉強しても、ビジネス(国内ならまた話も違ってくると思います)で使える英語力を身につけるのは難しいような気もします。あくまで個人的な感覚からの意見なので、そこらのおっさんの独り言と参考程度に流し読んでください。

 

次に「世界一周」についてですが、求めるものにもよるものの必要最低限という考え方であれば大した英語力は必要とされません。中学校のオーラル授業レベルのもので余裕です。薄っぺらい英会話本一冊があれば事足ります。

しかし、個人的、あくまで個人的(しつこいですけど念のため)な意見ですが、私は語学力を軽視した世界一周旅行はおすすめしません。出発前にできる限り学習し、旅行中もあいた時間に勉強するくらいの意気込みで挑むべきだと思っています。なぜなら語学力(ほとんどの地域は英語でOKです)があると世界一周旅行の質がぐんと高まるからです。

旅行に求めているものは人それぞれで、英語力はそんなに必要ない、と断言する方は実際少なくないです。しかしどうでしょう、「観光」にしても「交流」にしても、「食」や「アクティビティ」などの「娯楽」ですら関わる人・物が必ず存在するわけですから、語学力があるとより深いところまで入り込めると思いませんか?語学力があってもなくても質が変わらない海外体験というもののほうが希少なのではないでしょうか。

というわけで、世界一周を計画する上で英語に不安を感じることは、とても自然でとても好ましい感覚なのではないかと思います。

前置きが長くなりました。その英語の勉強法ですが、大学受験を経験した日本の大学生であれば単語、文法はそれなりのレベルにあると思うので、徹底して「聴くこと」「話すこと」の練習をすれば良いと思います。良いか悪いかわかりませんが、とりあえず私はそうしました。

 

「聴く練習」を2通りに分けました。短期間でTOEICで高スコアを取りたいのであれば、リスニングの訓練を徹底して行うのが良いと思います。学校ではあまり力を入れてやらない分野なので伸びしろが大きいです。

 

 1.テンポや音に慣れるための聞き流し

これはポッドキャストを使いました。いまは無料でいくらでも英語の音声が手に入ります。ポッドキャストはEnglish as a Second Language PodcastBBCニュースがおすすめです。

 

 2.正確に単語を聞き取るための精聴

教材を使いました。学生時代はアルクのヒアリングマラソン中級コース、最近はNHKのビジネス英会話を使っています。NHKのラジオ講座は内容がまとまっていて使いやすかった(本が薄くて軽いのも嬉しい)ので、てスペイン語の学習にも利用しました。

 

「話す練習」は海外で。そこで出会った人とのメールのやりとり、Facebookでの交流なんかも有効かと思います。使ったことはないですけど、スカイプを使ったオンライン英会話(レアジョブなど)はおもしろそうですよね。英会話学校に通うのは面倒ですし高いですから。実家であればCouch Surfingのホストもおすすめです。(参考記事:Couch Surfing(カウチサーフィン)とは<前>@リスボン(ポルトガル)

 

 

さて、次はメインのトイレについてです。

陸路中心の旅行であれば、移動時間が10時間をこえることはざらにあります。南米やヨーロッパのバスはトイレ付きの立派なバスが多いので特に問題はありません。トイレ付きでなくとも、定期的にトイレ休憩をしてくれるので乗車前に飲み物をがぶ飲みするようなことをしなければそんなに困ることもないと思います。どうにもならない事態に陥ってしまった場合には、頼めば停めてくれるはずです。ドライバーとっても他の乗客にとっても、車内でされるよりはよっぽどましですから。多少の遅れが出ようが停車してくれることでしょう。

注意するのはこの辺りの国・地域ですかね。

中国の地方、アフリカ、その他マイナーな途上国

このような場所ではトイレ休憩が道端であることが少なくありませんでした。その場で堂々と用を足す者、茂みへと消えて行く者などそれぞれです。こうした乗り物の場合、女性(男性の大も)は注意が必要です。なぜならば休憩時間がとても短いからです。必要のある人の用事がすんだらすぐに出発してしまいます。ですので、隠れて済まそうと遠くに行き過ぎると結局排出されたのが自分自身なんてことにもなりかねません(バスからね)。乗務員や隣席の乗客にしつこく確認をしておくことが欠かせません。

アフリカでは女性でもその場に座り込んで始めてしまったりしますが、いくら海外といえども日本人にはとても真似できる行為ではありません。申し訳程度のものでも茂みや物陰を探す必要がありますが都合よくどこにでもそうしたものがあるわけではないので、女性は長めのワンピースのようなものを着ておくと便利かと思います。物陰がなけれあ少し遠くに行ってそこで済ますというわけです。移動時にこうした服を着る女性バックパッカーを見たときに「なるほど!」と思ったものでした。

 

以上、質問への回答でした。参考になりましたら幸いです。

 

 

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