84日目
宿泊地 :ヴィリニュス / リトアニア
移動 :なし
ああああ、なんて寒いんだろう。雪が降りそうな天気です。寒いと言うかもう痛いです。
他のバルト三国であるエストニアのタリン旧市街、ラトヴィアのリーガ旧市街と同様に、ここヴィリニュスの旧市街も世界遺産に登録されています。今日はこの街を散歩。
まずは聖ペテロ&パウロ教会やウジュピスなど、有名どころをまわる。

【ヴィリニュス旧市街】

【ヒスイが有名】
その後はKGB博物館へ。他国から支配の受け続けた歴史のあるリトアニアですが、ここの展示物を見ていると、その苦難の歴史の一端を垣間見れる気がします。この博物館自体がもと収容所だったのですが、地下には今も当時の監獄などがそのまま状態で残されており、説明文を読んでいると苦しくなっていきます。中でソファーのマットのようなもので覆われた拷問室には嫌な想像力を掻き立てられました。旧ソのKGBやナチスドイツの収容所は有名ですが、戦時中はどこの国にもこういった施設があったのでしょうかね。
宿で一緒だったイングリッシュの話によると、ヨーロッパで最も自殺が多い(自殺率)が多いのがこのリトアニアだとのことです。エストニアではそれほど感じませんでしたが、たしかにラトヴィアとリトアニアでは街でも殺伐とした空気を感じることがあったなぁ。雨の中路地で物乞いをする人なども見られました。この気温だと命を落としかねない気も・・。秋は毎日のように雨が降り一日中薄暗いのですが、そういったことも多少関係するのかな。アイスランドなんかでは白夜の影響で精神的に病んでしまう人が多いという話も聞いたことがあります。真偽のほどは不明ですが、陽の光が精神に与える影響は多少なりともあるように感じます。ちなみに自殺者の数ではたしかロシアが世界トップ、率ではわれらが日本(数は年間30,000人強)がトップだったと思います。(うろ覚えですので気になる方は調べてみてください。)
こういう話をしていると外国人からは必ずと言っていいほど、あれほど裕福な日本でなぜ、という質問を受けますが、日本に住んでいる人ならなんとなくわかりますかね。常々自分にも言い聞かせていることですが、しっかりと優先順位はつけておく必要があるように思います。基準がなければ物事の価値など測れませんので。
さてベラルーシのビザですが、大使館を訪ねて聞いてみたところけっこうな料金がかかる(4.5日後発行でも10,000円以上)ようだったので、ウクライナとともに旅程から省くことにしました。もう少しロシアっぽい国を見てみたかったのですが残念です。ういた時間とお金を他の国へまわすかな。次はポーランドへ向かいます。
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