257日目 | |||
宿泊地 : | 航空機内 | ||
移動 : | 10:25発 | ヨハネスブルグ | |
↓ 飛行機 | |||
19:50着,翌日1:45発 | ドーハ | ||
※時差+1 | ↓ 飛行機 | ||
6:15着,7:15発 | トリポリ | ||
※時差-1 | ↓ 飛行機(計17.2h) | ||
8:30着 | カサブランカ | ||
※時差-2 |
朝に宿を出て空港へ向かった。今日で本当にアフリカ縦断の旅も終わり。治安の悪さを心配して警戒しながらの生活は気が休まらなかったし、東アフリカの移動はかなりハードだった。貴重品が全て盗まれてしまったのもこのアフリカ。マラリアにかかって苦しんだこともあった。けど、来てよかったと今は心から思えている。
人、文化、歴史、自然、どれも新鮮で刺激的で、五感と思考は常にフルで働かされた。この大陸を旅したことで、自分の感覚と価値観に幅ができたのを感じる。またここで得たものを見直すことで、自分が旅に何を求めているかが明確になってきた。端的に言うと出発前と同じ。求めているのは「刺激」。これは分かっていた。今回はその先が見えてきた。刺激を受けた後、それをどう処理してどう生かしていくか、そのサイクルが見えてきた気がする。
刺激は、これまで持っていた価値観や思考回路の外に存在する物事に出会ったときに感じるものだと思うのだが、自分の場合は現地の人々の生活に触れたとき殊にそれを感じる。出発前にはここは絶対に見たい、とか、これは絶対にしたい、などと考えていた世界遺産の見学やアクティビティへの参加の優先順位は下方へ落ち、今はその分のお金と時間があるのならば一つでも多くの国や街を訪れ、そこにいる人とその箱である街を眺めたいと思っている。そういう旅が最も自分に刺激を与えてくれる同時に、自分に合っているスタイルだということに確信を持てるようになってきた。
肝心なのはその刺激をどう処理するかだと思うのだが、私は、「自分の中の思考回路を増やすこと」これを意識して受容するようにしている。上述のように、刺激はその事物が自分の想像の範囲外にあることで生じると考えている。なので、刺激を受けた後まずは既存の知識と感覚からロジカルな線を延ばしていき、その刺激の元へ到達させようと試みる。それで解決しない場合には、逆にその事物から下(根源・本質)に向かって同じようにロジカルな線を自分にぶつかるまでおろしていく。方向は違えど、どちらもイメージ的には自分という木の枝葉を伸ばしていく感じだ。もう少し砕いて言うと、なぜこういうったことが起こりえるのかを自分なりに仮定を立てて、持ちうる知識と感覚で、それを論理的に説明できるまでもっていくということになる。これは間違っていてもかまわない(正解があることでもないけれど)。重要なのは自分の目が及ぶ領域の外に現れた新たな点を、とりあえず自分とつないでおくことだ。こうした論理的な線(思考回路)はそれぞれのつくりは単純で、違ったカテゴリーの事象にそのまま当てはめらることも少なくない。本質まで辿って見てみれば、世の中に存在するものはどれも単純なものばかりなのだろうとも思う。
このように仮ではあっても思考回路が増えていくと、自分の持っている世界が広がっていく。そして相反するように聞こえるかもしれないが、自分のおかれている世界がシンプルに狭く感じてくる。自分と外界との隙間が埋まっていく感じなのだと思う。
旅で得たもののうち一番大きいものはと聞かれたら、私はこう答える。思考回路が増えたこと。
残りの西ヨーロッパと中南米でも、貴重な刺激を大切にしていけたらと思う。
【空港で暇だったので、海外の旅行ガイドブックを立ち読みしてみた。ビジュアル系はけっこう人気みたい。】
【これはぜひツアーで写真を撮りにきてもらいたいね。】
【経由で寄ったドーハの空港。一口US$125で車が当たるってさ。】
ランキングに参加中! | アマゾンでしこたま蚊に刺されてきました。これがなかなか痒みがひかずに不快だわ。ちょっと掻いてあげようかしらと思った人!左のボタンクリックして気持ちを見せてちょうだい!! ← クリックは一日一回が限界だよ!! (;´Д`)ハァハァ |
|
-------------------------------------------------------------------------------------
-----------------------------------------------------------------------------------