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世界一周ブログのアーカイブ


ここで漏らさずどこで漏らす!日記を兼ねて毎日分ブログ記事を更新しています。
※国名の前の数字は世界一周の旅で訪れた国の順番を表しています。

アジア  (8ヶ国 33都市)

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1.インドネシア(6) 2.シンガポール(2) 3.マレーシア(5) 4.タイ(19)
5.ミャンマー(1) 6.ラオス(12) 7.ベトナム(10) 8-1.中国(13)
8-2.マカオ(1) 8-3.香港(3)    

ヨーロッパ(31ヶ国 52都市)

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9.フィンランド(4) 10.エストニア(2) 11.ラトヴィア(2) 12.リトアニア(3)
13.ポーランド(3) 14.チェコ(3) 15.オーストリア(2) 16.スロバキア(3)
17.ハンガリー(5) 18.ルーマニア(3) 19.ウクライナ(3) 20.モルドバ(2)
21.セルビア(3) 22.ブルガリア(3) 23.マケドニア(2) 24.アルバニア(3)
25.モンテネグロ(2) 26.クロアチア(2) 27.ボスニア・ヘルツェゴビナ(3)
28.スロベニア(2) 29.イタリア(2) 30-1.フランス(5) 31.モナコ(1)
54.スペイン(7) 55.アンドラ(1) 56.ポルトガル(5) 57.イギリス(4)
58.ドイツ(4) 59.ルクセンブルグ(1) 60.オランダ(2) 61.ベルギー(2)

中東 (5ヶ国 13都市)

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33.ヨルダン(5) 34.イスラエル(4) 35.シリア(9) 36.レバノン(2)
38.イエメン(6)      

アフリカ (17ヶ国 46都市)

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32.チュニジア(19) 37.エジプト(11) 39.エチオピア(6) 40.ケニア(15)
41.ウガンダ(3) 42.ルワンダ(3) 43.タンザニア(5) 44.マラウィ(3)
45.ザンビア(4) 46.ジンバブエ(1) 47.ボツワナ(1) 48.ナミビア(5)
49.南アフリカ(11) 50.レソト(1) 51.スワジランド(4) 52.モザンビーク(3)
53.モロッコ(10)      

南米 (12ヶ国 41都市)

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62.チリ() 63.アルゼンチン(13) 64.ウルグアイ(2) 65.パラグアイ(6)
66.ブラジル 67.ボリビア 68.ペルー 69-1.エクアドル
70.コロンビア 71.ベネズエラ 73.スリナム 30-2.仏領ギアナ
74.ガイアナ 69-2スペイン語生活日記 in キト(17件)  

北中米 (17ヶ国 38都市)

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72.トリニダード・トバゴ 75.バルバドス 76.アンティグア・バーブーダ
77.ジャマイカ 78.キューバ 79.パナマ 80.コスタリカ
81.ニカラグア 82.ホンジュラス 83.エルサルバドル 84.グアテマラ
85.ベリーズ 86.メキシコ 87.ドミニカ共和国 88.ハイチ
89.アメリカ 90.カナダ    
       


    

2009年3月3日のブログです

 207日目        
 宿泊:

  New Kenya Lodge ④(ナイロビ)

   
 移動:   移動なし      

 


世界一周ケニア旅行_48
【帰ってきたら宿の壁がペイントされていた】
 

マサイ・マラのサファリツアーからナイロビに帰ってきた。現地ツアーは個人で訪れるには時間や労力のかかる見どころを効率良くまわってくれるため場合によっては非常に重宝するが、他の旅行者との集団行動を余儀なくされるので、この自由な旅においてその不自由な時間は際立って窮屈に感じられ疲れる。ツアーに参加してまで見に行きたい観光地は大概は誰もが知る有名どころであり、その地のメインにもなるような魅力的な場所ではあるのだが、それ故に「ここは必ず観光しなければ」という義務感が生じ、この窮屈な感じと相まって更に億劫に感じてしまう。
 

今回もツアーは楽しめたものの思った通りぐったりと疲れ、慣れた宿に戻ったときには大きな安堵を覚えた。好きでこんな旅をしながらおかしな話ではあるが、私の場合はこうした有名どころに近づくときには徐々に旅のテンションが下がり、終えると同時に今度は一気に上がっていくことが多い。



世界一周ケニア旅行_49
【派手なダラダラ(ミニバス)】
 

行きたくなければ単に行かなければ良いだけの話なのだが、別に行きたくないわけではなく、むしろ行きたいと思っているのがまた厄介である。有名なのにはそれなりの理由があるわけで、こうした人気の観光地の思い出は後々良いものとして思い返されることが多いとわかっているのだから、いつもとは違った楽しみに目を向けもっとポジティブに挑もうとは思うのだが気持ちのコントロールが難しい。要はただ不精なだけなのかもしれないが、とにかくツアー前は気が重くなり、終えるのと同時に解放感から旅への意欲がぐんと増す。




世界一周ケニア旅行_50
【街中にあった看板】


そんなわけでサファリツアーを終えた後は、格別の自由を感じて気持ち良く過ごしたわけだった。気の赴くまま街を散策したり買い物を楽しんだと、のんびりとした穏やかな時間が流れていたのをよく覚えている。思えばアフリカ大陸上陸からここまでの14日間は、過酷なエチオピアの旅トラックの荷台に乗っての国境越えなど肉体的な負担の大きいイベントが多かった。そして前日までの大移動から休みなく参加した3日間のサファリツアー、これは疲れないわけがない。素晴らしい思い出もたくさんあったのだが、このさき何十年たとうとも、この2週間で通ってきた道を再びなぞるような気は絶対に起きないと断言できるくらい疲れきっていた。いつも以上にこの自由を心地よく感じていたのには、ツアー後の解放感に加えて一連の大移動を終えた後の心身の緩みも関係していたことは間違いないと思う。




世界一周ケニア旅行_51
【防犯のため商店の入口やカウンターにはこのような檻がついている】

 

とにかくサファリツアーの後の気分の良さはとても印象に残っている。きっと傍から見たら何が起きても不思議ではないくらいふわふわしていたのだと思う。翌日の事件の発生も、こうして振り返ってみると納得できるような気がしてくる。



世界一周ケニア旅行_52
【呆然と夜の街を眺める】
 

良い気分で過ごしていた分、落差も大きかった。奈落の底に落ちるというのは、きっとこんな感覚なのだろう。これまでの人生で、ここまではっきりと全身の血の気が引くのを感じたことはなかった。

 

 

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盗難によって写真のデータを失い、エチオピアとケニアを飛ばしてブログを更新していました。この記事をもってその隙間が埋まりましたので、ブラジルの後に訪れた二度目のチリ滞在(339日目)に戻ります。

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「その1」に続き、「その2」はモデルルートの詳細です。 

1日目: 日本出発、経由地着後、現地泊 
2日目: レイキャビク着 市内観光 
3日目: レンタカーの旅 1日目 ~ゴールデン・サークル~ 
4日目: レンタカーの旅 2日目 ~スカフタフェットル国立公園(南)~ 
5日目: レンタカーの旅 3日目 ~ヨークルスアゥルロゥン、ディルホゥラエイ~ 
6日目: レンタカーの旅 4日目 ~ブルーラグーン~ 
7日目: レイキャビク発 
8日目: 日本帰国

 

アイスランド旅行2_1 



<モデルルート日別詳細> 

◆ 1日目: 日本出発、経由地着後、現地泊
 

日本からアイスランドへの直行便はありません。 
1,2回の乗り換えが必要になるので、安めのフライトも選べるよう経由地で一泊するプランをおすすめします。その日のうちにレイキャビクまで移動することも可能ですが、レイキャビクの町は小さくゆっくり見て回っても丸一日はかからないので、旅行2日目の昼頃までに着けばその日のうちに市内観光をすませることができると思います。平日5日間全てを休んで9連休をとれるのであれば、行きに経由地で2泊するか、もしくは帰りに経由地で1泊してその地で観光や買い物(北欧雑貨など)をするのもおもしろいと思います。その場合旅行期間は9日間になります。




◆ 2日目: レイキャビク着 市内観光 

アイスランドの国際空港は首都レイキャビクではなく、隣のケプラヴィーク市内にあります。レイキャビクから50kmほど離れているため、ここからはバスを使って移動します。バス会社は下記2社。 

1. Reykjavík Excursions - Flybus
2. Iceland Excursions - Gray Line Iceland 
※料金、タイムテーブルは上記URLから確認できます 

どちらのバス会社も、レイキャビク行きのチケットは市内のバスターミナルまでのものと各自のホテルまで送ってくれるものと2種類を用意しています。レイキャビク市内の移動は徒歩かタクシーになるので、予約しているホテルがターミナル付近でないのであれば、自分のホテルまで送ってもらったほうが良いです。 

若干安かったので私はIceland Excursionsを利用しました。ホテルまでの往復チケットで4,000Kr(3,400円)でした。どちらも同じような時間帯にバスを走らせていますが、Flybusのほうが若干便数が多いのか人が集まっていました。ホテルからのピックアップは乗客が多いほど出発までに時間がかかるので、空いているバス会社のほうが良いような気もします。ちなみにIceland Excursionsはメールでもピックアップの予約を受け付けてくれました。到着時に最終日のホテルや出発時刻を決めていない場合でも、メールか電話で後から予約できるので問題ありません。 

レイキャビクからの国際便は早朝発が多いのですが、私の便も7時半発とかなり早めでした。早起きが心配で最終日はケプラヴィークのホテルを予約していたのですが、このピックアップサービスが便利そうだったので予定を変更し、最終日もレイキャビクに泊まることにしました。その方がレンタカーの返却も楽だったので、フライトが昼以降でなければケプラヴィークに泊まるメリットはないと思います。 

ここでレンタカーを借りることもできますが、初日にレイキャビク市内を観光するのであれば一日分のレンタル料が無駄になるので出発日の朝に借りれば良いと思います。時間外のピックアップや返却には高い手数料がとられますので、空港で車を返却するのもおすすめしません。

 

アイスランド旅行2_2 
[ハトルグリームスキルキャ教会] 

 

 

アイスランド旅行2_3 
[教会最上階からの眺め] 





◆ 3日目: レンタカーの旅 1日目 ~ゴールデン・サークル~ 

出 発 地: レイキャビク 
目 的 地: ヴィーク(Vik) 
走行距離: 350km 

 

アイスランド旅行2_12 


アイスランドに来た観光客が必ず訪れるという3つの見どころをまわり、翌日のメインであるにスカフタフェットル国立公園までアクセスしやすいようヴィーク(Vik)あたりまでを目標に移動します。 

事前に予約していれば、朝にレンタカーを取りに行ってすぐに出発できます。ホテルまで車を届けてくれるサービスもありますが料金は高めでした。ここから車での旅行がスタートしますが、アイスランドでは昼間でもライトを点けて運転することが義務付けられていますので、忘れないよう注意してください。ライトが点いていればかなり遠くからも対向車が見えますので、自分の身を守るためにも重要です 


<ゴールデン・サークル> 
・シンクヴェトリル国立公園(Þingvellir) 
・ゲイシール(Geysir) 
・グトルフォス(Gullfoss)

アイスランド旅行2_4 
[シンクヴェトリル国立公園 地球の割れ目 今でも裂け目は広がっている]

 

アイスランド旅行2_5 
[ゲイシール]

 

アイスランド旅行2_6 
[硫黄の臭いがする]

 

アイスランド旅行2_8 
[グトルフォス]

 

アイスランド旅行2_9 
[荒々しい滝だった]

 

 

 


◆ 4日目: レンタカーの旅 2日目 ~スカフタフェットル国立公園(南)~ 

出 発 地: ヴィーク(Vik) 
目 的 地: ホプン(Höfn) あたり 
走行距離: 350km 

 
 

アイスランド旅行2_13 


お昼頃までにスカフタフェットル(Skaftafell)に着ければ余裕を持って観光できます。 
有名な氷の洞窟(クヴェルクフィヨットル山)には南側からアクセスできないので注意してください。この洞窟を見に行きたい場合には、シーズンと東部の都市発のツアーにかかる日数を十分調べてから予定を組んでください。急いで移動すれば、この日のうちにヨークルスアゥルロゥン(Jökulsárlón)もまわれます。

 

アイスランド旅行2_10 
[アイスランドには滝が多い]

 

アイスランド旅行2_11 
[辺りに生えている草は凍っていた] 
 
 

アイスランド旅行2_14 
[スカフタフェットル国立公園]

 

アイスランド旅行2_15
[黒い滝と呼ばれるスヴァルティフォス]

 

 



◆ 5日目: レンタカーの旅 3日目 ~ヨークルスアゥルロゥン、ディルホゥラエイ~ 

出 発 地: ホプン(Höfn) 
目 的 地: セルフォス(Selfoss) 
走行距離: 400km 

 

アイスランド旅行2_23 



夏であれば、ディルホゥラエイで
パフィンを見ることもできるようです。残念ながら5月初旬では影も形も見られませんでした。 

この日のうちにセルフォス付近まで移動しておくと最終日にゆとりをもって移動できますが、ヴィークまでであっても7時前に出発すればブルーラグーンのオープン(10時)に間に合います。連日の運転で疲れが溜まっているようでしたら、無理せずにヴィークで休んだほうが良いかもしれません。 

私はホテルのキャンセルが間に合わなかったこともありヴィークに宿をとりましたが、翌朝はホテルの朝食を食べられず(7時半からというホテルが多い)せかせかした出発となってしまったので、もう少し移動しておけば良かったと後悔しました。


 

アイスランド旅行2_16 
[一方通行の橋が多い]

 

アイスランド旅行2_17 
[氷河が迫ってきている]

 

アイスランド旅行2_18 
[氷河の先端部]

 

アイスランド旅行2_19 
[雪が舞って積もってきている 5月でこれだと冬は運転するのが恐ろしい] 
 

アイスランド旅行2_20 
[ヨークルスアゥルロゥン 氷河から生まれた流氷]

 

アイスランド旅行2_21 
[絶景だった] 

 

アイスランド旅行2_22 
[岸に乗り上げた氷]

 

アイスランド旅行2_24 
[氷の裏]

 

アイスランド旅行2_27 
[ディルホゥラエイでパフィンが見られれば思い残すことはなかったのだけど・・]

 

 
 


◆ 6日目: レンタカーの旅 4日目 ~ブルーラグーン~ 

出 発 地: セルフォス(Selfoss) 
目 的 地: レイキャビク 
走行距離: 150km 

 

 

アイスランド旅行2_26 



世界最大の温泉ブルーラグーンで疲れを癒します。慣れない地の運転はなかなか疲れます。この日のうちにレンタカーを返却しなければならないので、レンタカーのオフィスの営業時間は必ず確認しておきましょう。週末は閉まるのが早いので注意してください。 返却の前にガソリンを入れるのも忘れずに。

4日間の総移動距離: 1200-1300km 
ガソリン代: Kr 18,000 (15,300円)  ※車の燃費は10km/L くらいでした


 

アイスランド旅行2_29 
[運転の疲れがとれた気がしたけど、3時間もいたせいかその後ものすごく疲れた]

 

アイスランド旅行2_30 
[温泉につかりながらお酒が飲める これは温泉内にあるバー] 
 

 



◆ 7日目: レイキャビク発 

あらかじめ予約していたバスにピックアップしてもらい空港へ移動します。 
バス会社のウェブサイトに掲載されている出発時刻は、バスターミナルの出発時刻です。ピックアップ時刻はその30分前です。夏は3時から、冬は4時からです。 

早朝でもフライトが多いため空港の免税店は開いていますが、アイスランドらしいお土産はあまり売られていません。レイキャビク市内か観光地で買っておいたほうが良いです。

 

 


◆ 8日目: 日本帰国 

私なら経由地で一泊します。帰りなので荷物を着にせず北欧雑貨の買い物を楽しめると思います。その場合、旅行期間は9日間になります。 

以上、社会人のためのアイスランド旅行モデルルートです。 また何か思い出したら都度追記していきます。 

 

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これまで100カ国を旅行してきましたが、今回ほど自然に感動したことはなかったです。まだ観光地化がそれほど進んでいないのも魅力の一つだと思います。円安の今でも一昔前に比べればだいぶリーズナブルに旅行できますし、日本からのアクセスもそれほど悪いわけではないので、イメージよりは旅行しやすい国だと思います。

興味のある方はぜひ調べてみてください。

 

アイスランド旅行2_28 
[自然が素晴らしかった]

 

アイスランド旅行2_25 
[最も印象に残っているのはヨークルスアゥルロゥンの流氷]

 

アイスランド旅行0
[アイスランド・・・・]

 

アイスランド旅行00
[アイスランドは本当に・・・]

 

アイスランド旅行000
[素晴らしかった!]

 

先月の下旬から、ゴールデンウィークと合わせ17連休をとり北欧を旅行してきました。これが仕事以外では世界一周後、初の海外旅行となりました。数えてみると、世界一周を終えてからもう3年半が経っていました。帰国してしばらくの間は、今後は海外旅行をしたいなんていう気が起きないのではないかと心配するほどモチベーションが低下していましたが、今回の旅行は半年以上前の準備段階からやる気満々で、まだまだこの趣味が楽しめそうだと嬉しくなるとともに、好奇心を失っていないことを感じてしみじみしたものでした。もっと若かった頃は、自分の中に昔の自分の感覚を見出すと成長していないと情けなく感じたものですが、今では逆に喜んでしまうのですから、まあ年をとったのだろうと思います。
 
さて今回の旅行ですが、世界一周中には物価の高さから入国を避けていた北欧諸国5カ国を急ぎ足でまわってきました。その中でメインとしたのはアイスランド。これが期待していた以上に素晴らしかったので久しぶりにブログを書く気になりました。まだ個人の旅行者向けの日本語ガイドブックがないようなので、見どころだけでなく宿泊や交通情報を含めた旅行情報をモデルルートとしてまとめることにしました。
 
あとで読むとがっかりすると思うので先に書きますが、このルートで旅行するには運転免許(マニュアル)が必須です。
 

アイスランド旅行2


 


<基本情報>
◆観光シーズン
夏(6月~9月)がシーズンです。この期間以外は、都市間をつなぐバスが運行されないなど移動手段が制限されます。現地でツアーに参加するのであれば問題ないと思いますが、夏から大きく外れるようであれば事前にツアーの有無を問い合わせておいたほうが安心です。ちなみに夏は日が長く22時を過ぎでも外が明るいため、夜も暗くなりきらずにオーロラはなかなか見られないようです。訪れる地域によって差はありますが、9月後半から3月頃までは可能性があるという話を聞きました。
 
 
◆公用語
アイスランド語ですが、どこでも英語が通じます。
標識などの地名は基本的にアイスランド語表記のみです。アルファベット以外の文字も含まれているため、読み方がよくわかりませんでした。


 

アイスランド旅行3

 

 


◆通貨
アイスランド・クローナ  1クローナ(Kr)≒0.85円(2013年4月)
物価の高さで知られる北欧諸国の中でも特に高いイメージの強かったアイスランドですが、2008年の金融危機を機にクローナは暴落し、今ではかなり旅行しやすくなっています。金融危機以前は1クローナはおよそ2円でしたから、今はその半分以下の水準で旅行できてしまいます。クローナの暴落に加え政府が観光誘致に力を入れていることもあり、今では毎年20%のペースでアイスランドを訪れる観光客が増えているそうです。 
余談ですが、北欧の中でもっとも物価が高く感じたのはノルウェーです。コーラの500mlボトルが500円、バーのカクテルは1杯1500円、ちょっと雰囲気の良いカフェで売られているパンは1700円と、なんかもう笑えました。
 

 

アイスランド旅行4

 


◆宿泊
多くはないので、旅行期間を決めたら早めに予約したほうが良いです。旅行者の増加があまりに急激で、交通機関や宿泊施設の整備が間に合っていないようです。混雑を避けるためなら多少の寒さも我慢するというのであれば、4,5月または9,10月とピークシーズンを避けるのも手です。私は4月の末から5月初旬に旅行しましたが、気温は0度前後ありました。街中で着るコートなどではなくアウトドア用のジャケット(風がものすごく強いために風を通すアウターだと相当辛いと思います)を準備すれば、この時期の旅行も問題ないと思います。ただし、北部をメインにまわる場合には注意が必要です。
 
大型のホテルはまだあまりないようで、地方では個人経営の宿やユースホステルにも泊まることになる可能性が高いです。日本のビジネスホテルレベルの宿泊施設でも不満な人には旅行自体あまりおすすめしません。と言っても、どこもとても清潔でしたので、普通の感覚の方ならまったく問題ないと思います。
 


予約サイト
Booking.com:  http://www.booking.com/
ホステリングインターナショナル:  http://www.hihostels.com/
Hostelbookers:  http://www.hostelbookers.com/
など。
走行ルートとともにホテルを検討するので、所在地を地図上で確認できるBooking.comが最も便利でした。また、Booking.comに登録されているホテルは全て2日前までのキャンセルが可能でした。これは予約時ではなく宿泊当日のレートでお金を受け取りたいという、ホテル経営者のクローナへの不安の表れかもしれません。とりあえず当面は状況も変わらないと思いますので、仮でも良いのでルートを決めたらすぐに宿をおさえることをおすすめします。

 

アイスランド旅行5
 


◆交通
上記の通り、夏以外はバスに頼って旅行することもできません。またバスが使える時期でも、時間やルートが制限されるため、ツアーに参加せずに効率よく観光することはおそらく不可能です。ですので、アイスランドはレンタカーで旅行します。

レンタカー
おそらく最も安いのがSixtです。(URL: http://www.sixt.com/
ネットで予約すると、3,4割安くなりますので事前予約は必須です。
返却時にガソリンが減っていると、市場価格よりも割高(倍くらい)な金額でガソリン分の料金が加算されますので、満タンにして返しましょう。私が旅行したときは、ガソリン価格は 1LあたりKr140(120円)くらいでした。借りた車はリッター10km くらい走りました。
 
Sixtはレイキャビク周辺に3店舗あります。ケプラヴィークにある国際空港内とレイキャビク市内の国内線空港、市内の西の外れの1店舗の計3店舗です。空港で借りるまたは返してしまえば楽だと思うかもしれませんが、私は市内の店舗で借りることを強くおすすめします。理由はルートの詳細で説明します。


私はもっとも小型の乗用車に、自己負担限度€300の保険をつけ4日間借りました。一日あたりの料金は約8,000円(Kr9,500)でした。自己負担を€1,500まで上げると一日あたり2,000円ほど安くなりますが、海外での運転による事故は海外旅行保険ではカバーされないので、念のため高い方を選択しました。免許取得以来、10年ぶりとなるマニュアル車の運転が心配だったという事情もありました。さらっと書きましたが、基本的にレンタカーはマニュアルですので、免許のない方は日本で取得しておかなければなりません。私のように普段マニュアルを運転しないという人も、日本にいるうちに練習しておいたほうが良いと思います。私は感覚どころか運転方法さえ忘れていた上に初めての左ハンドル、右車線走行だったので、初日の午前は冷や汗をかきながらの運転となり異様に疲れました。
 
オプションでナビもつけられますが、古く小さいため画面が見にくく、またアイスランドは道の選択肢は少ないので不要だと思います。極度の方向音痴の私でも問題なかったので皆大丈夫だと思います。タイヤは何もリクエストしませんでしたがスタッドレスでした。
 
アイスランドではまだ未舗装の道路が少なくなく、4WDでなければ走行できない道があります。主な見どころは舗装路だけで行けますが、自由にどこでも走りたいという方は、レンタルの料金は倍以上しますがそのような車を借りておかねければなりません。
 

 

アイスランド旅行1
[4日間で1200km走りました]




<モデルルート(8日間)>
実際に私が旅行したルートが元になっています。
この日数であれば社会人でも頑張れば確保できる旅行期間だと思うので、これをおすすめルートととしてまとめました。私自身はもっと日数を割こうと思えば割けたのですが、比較的見どころの少ない北部まで足を延ばすとなるとさらに3日以上が必要になりそうだったので、アイスランドの南半分にしぼりました。 旅行後も、この期間、このルートで正解だったと思えています。
 
 
1日目: 日本出発、経由地着後、現地泊
2日目: レイキャビク着 市内観光
3日目: レンタカーの旅 1日目 ~ゴールデン・サークル~
4日目: レンタカーの旅 2日目 ~スカフタフェットル国立公園(南)~
5日目: レンタカーの旅 3日目 ~ヨークルスアゥルロゥン、ディルホゥラエイ~
6日目: レンタカーの旅 4日目 ~ブルーラグーン~
7日目: レイキャビク発
8日目: 日本帰国 

 
 
 
一つの記事にする予定がだいぶ長くなってしまったので、ルートの詳細は次の記事にまとめます。
アップしました(2013年5月19日) ⇒  その2 「モデルルート」


 

アイスランド旅行6
[世界最大の温泉ブルーラグーン]

 

紙幣ほど徹底していなかったものの、ポストカードも気に入った土地で買って集めていました。その多くは旅先から出す手紙に使ってしまったから、記憶と比べると実際に手元にある枚数が少なかったけれど、それでも60枚以上残っていました。しまっておいても勿体ないので、これからは日本でもこのポストカードを使って手紙を書こうと思い、手放す前に写真に残しておくことにしました。

 

ポストカード1
■北米、カリブ海、中米、南米

 

ポストカード2
■中東、アフリカ

 

ポストカード3
■ヨーロッパ

アジアは1枚も残っていませんでした。

 

意外と多かったのは絵のポストカード。南米ではエクアドルのオスワルド・グアヤサミン、コロンビアのフェルナンド・ボテロ、 ヨーロッパではオランダのゴッホ、フランスのマティスとシャガール、スペインのダリ、それと、世界一周後の旅行で訪れたスイスで買ったパウル・クレーの絵がありました。手元にはなかったのですが、フィンランドで買ったムーミン(No.10の写真)やフランスのニースで知ったイヴ・クラインの絵も気に入っていました。

 

どれから使おうか、誰に出そうかと、今から楽しみです。

 

2009年3月2日のブログです

 206日目        
 宿泊:

  New Kenya Lodge ③(ナイロビ)

   
 移動:   マサイ・マラ      
     ↓      
    ナイロビ      

 

サファリツアー1日目の日記で、もっとも印象的であった動物はシマウマと書いた。それは3日間の行程を終えた今も変わらない。あの美しさは強烈に印象に残っている。人気のビッグ5(ゾウ、ライオン、サイ、ヒョウ、バッファロー)やキリンなどを抑え、シマウマがナンバー1になるとはここに来るまで想像もしなかったが、あらためてツアーを振り返ってみると、トップだけでなく2番目にランクされたのも意外な動物だった。




世界一周ケニア43
【小さい動物もかわいかった】



 それはインパラ。鹿のようなかわいらしい見た目のウシ科の動物である。インパラのハーレムは、1頭の雄に10-20頭の雌がつくというなかなかの大所帯だった。雌雄の比率を考えると、その競争率の高さがうかがえる。インパラの雄は雌にはない長い角を持っているため、少し遠目でも、どの個体がハーレムの主なのかが分かる。小柄なインパラの群れの中にそびえるその角は、ハーレムの中では頼もしさを、また草原においては勝者の強さ、貫禄を感じさせる象徴のように見えた。

 インパラの生態ついてのガイドの説明はとても印象的で、ビッグ5よりもこちらのほうが記憶に残っている。




世界一周ケニア44
【角が立派】
 

インパラについて知ってからは他にもハーレムがないかと自然に探すようになっていたのだが、間もなく妙なものを見つけた。インパラの群れのようなのだが何かおかしい。別の動物の群れかと思いガイドに聞いてみるも、これも同じインパラだという。


世界一周ケニア45
【キリンの角が好き】



どうやらこれは雄だけの群れらしい。競争に敗れた雄たちは、雄だけのグループを形成するという。しかも、ハーレムのすぐ近くに。群れをつくって身を守りながら、ハーレムを奪う機をうかがっているのだと説明してくれた。そのためインパラのハーレムの近くには、このような雄だけの群れが見られるという。
 

初めてハーレムを見たときも、生存競争の厳しいマサイ・マラで、これだけの数の雌の信頼を一身に背負う雄の気苦労は如何ばかりのものだろうと情けない心配をしてしまったのだが、すぐ近くにその座を狙うものたちが徒党を組んで潜んでいると聞き、何やら同情に近いものを感じてしまった。

 


世界一周ケニア46
【凛々しい】 
 

人間社会でも似たような競争の構図は数多く存在している。いざ自分がそうした場に置かれれば、本能から他者に勝つことを考えるのだろうが、果たしてその勝利が本当に自分に利益をもたらすのだろうか。こうした争いを一歩引いた位置から冷静に見てみると、単に他人に勝つというだけでは本当の勝者にはなれないのだろうということがよく分かる。

人間はもちろん、人間社会も動物とは比較にならないほど複雑なはずである。にも関わらず、競争について言えば、少し単純すぎるように感じることがある。なぜこれだけ多くの人が当たり前のように同じ方向に向かって競争をしているのか不思議でならない。(競争自体に魅力があると言えばそれまでだが)

 

世界一周ケニア47
【貴重な日陰】 
 

インパラだって、種の保存よりも生存を優先するのであれば、雄の群れの中に身を隠していたほうが良さそうな気もする。どっちが良いんだろう、なんてことを考えながら、帰国後の自分の姿を想像したが、どちらを選んでもつまらないような気がしてほっとした。

 

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