2009年7月12日のブログです
338日目
宿泊 : 汐見荘⑤ (チリ)
移動 : 10:00 サンパウロ(ブラジル) ↓ 飛行機(4時間15分) 13:15 サンティアゴ(チリ) ※時差-1時間 ↓ バス(2時間) 夕方 ビーニャ
時計を見て目を疑った。時間は朝の8時過ぎ。フライトの時刻は10時。国際便なのでもうすでにチェックインが始まる時間だ。昨日は相変わらず続いている咳に加え、部屋を我が物顔で使う旅行者がいたおかげで眠れたのが遅かったのだろうが、まさか目覚ましが鳴らないとは。宿から空港までは早くても1時間半、乗り換えや徒歩の移動時間を考えると2時間は見ておきたいところ。もう間に合わないだろうと思いながらも他に選択肢はないため、急いで荷物をまとめて宿を飛び出した。
【バスから見えたスラム街】
このときは本当についていた。地下鉄もバスも、乗り場に着くのと同時に乗ることができた。また日曜の朝ということで道も空いていて、空港行きのバスはガイドブックに書かれた所要時間の半分くらいしかかからなかった。おかげで出発の30分ほど前にはチェックインをすませることができた。乗り遅れていたらどうなっていたか考える余裕もないほど焦ってここまでやってきたが、落ち着いてきた頃にこのフライトを逃したときの最悪の事態を想像し、恐怖と安堵が同時に大きくなって妙に興奮した。
【サンパウロのの繁華街。人が多かった。】
そんな興奮状態にあったことももしかしたら関係していたのかもしれない。搭乗前にトイレに行ったときに思いがけない発見がありなんだか嬉しくなった。
「なんだ??良い顔をしているじゃないか」
もちろんこれは表情のこと。
起きてすぐ出てきたため髪も整っていないしヒゲも剃っていない。服だっていかにも長期旅行者といった雰囲気の見えるものだし、はたから見たらただの小汚いバックパッカーでしかない。けれど、なんとも気色の悪い話かもしれないが、自分のこの顔を見て少し感動してしまった。物理的には良く見える要素のほとんどないようなこの状況で、我ながら良いと思える顔をした自分を見れたことが嬉しかった。よく言えば真っ直ぐな、別な言い方をすればちょっと間抜けに感じられるような、迷いや不安を感じさせない生き生きとした表情をしていた。
27歳になった今も、こんな子供の頃のような顔になれたことが嬉しかった。どこでもよく聞くことだし、自分自身もこれまで強く意識してきたことだけど、このときに、「好きなことをやることの大切さ」を初めて身をもって知ったような気がする。そして、こんなに良い表情になれるなら間違いなく良いことだと確信をもって思えた。
【サンパウロの日本人街で食べた寿司。高かったけど味は・・。】
これは忘れてはいけない。そう思い、久しぶりに人生の100のリストを開いて項目を追加した。
62 . 30歳になったとき自分で「良い」と思える顔をしている
63 . 35歳になったとき自分で「良い」と思える顔をしている
64 . 40歳になったとき自分で「良い」と思える顔をしている
65 . 50歳になったとき自分で「良い」と思える顔をしている
ついでにもう一つ。
66 . 死ぬ前に笑う
達成できるような生き方をしていきたい。できれば節目だけでなく、いつもこういう顔で入れたら最高だな。
【これも良い顔】
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