2009年7月9日のブログです
335日目
宿泊 : O Sorriso do Lagarto Hostel①(ブラジル)
移動 : 前日23:30 リオデジャネイロ ↓ 夜行バス(7時間) 6:30 オーロ・プレット
オーロプレットには坂道が多い。
【まだ薄暗い早朝に到着】
バスターミナルから宿まで、荷物を背負っての移動はなかなかきつかった。
【バスターミナルに近いユースホステルにすればよかったなぁ】
坂道の上り下りを繰り返す。
高いところに上ると、街並み全体が見渡せた。下っていくと、先に延びる石畳が壁のように見えたりもした。また視界が近場に限定される分、遠くを見て歩いていたときには見えなかったものが見えてきてもおもしろかった。似たような場所にいても、見えるもの、感じるものがだいぶ違ってくる。
【良い眺め】
視点を変えることによっておこる景色の変化は、物理的なものに限ったものでもないと思う。日本で感じたことのある閉塞感、それを作り出していた壁や雰囲気は、ここからも見えるのか、感じられるのか。考えてみたが、ほとんどのものがないように思えた。傍観者のように楽観的に見ていられる今の立ち位置からの感覚であり、大した理屈があっての答えではないが、とりあえず絶対的な何かに全ての行き先を塞がれているわけではないことは確実だろうと思う。旅行を始めてから、日本という国は意外と自由なんだろうな、と感じることが増えた。
そんなことを考えながらまた歩き続ける。
【体調の悪い体にはなかなか堪える・・】
世界遺産にも認定されているこの街のシンボルともいえる教会が素晴らしかった。気に入ったので、足をとめ、いろいろな場所から眺めてみた。左から右から、高いところから低いところから、様々な角度から見ているうちに、どこから見ても教会自体には何の変わりもないという当たり前のことに気が付いて妙に感心してしまった。違って見えたかのように錯覚していただけらしい。ただ自分の都合に合わせて見方を変えているだけだった。見る場所、時によって変わっていたのは、教会ではなく自分の意識だけだったのだと思う。
【この教会が有名】
結局は何も変わっていないのだった。けれど、逆にそのことから大きな自由の可能性を感じた。どんなものでも見たいように見てしまえば良い。感じたいように感じてしまえば良い。例え対峙している物、人、置かれている状況が変わらなくても、勝手に変えてしまえば良い。都合の良いように。
【雲も良い】
そう考えたら、また見る度に景色が違って見えてきた気がした。どうやら自由は自分で与えられるものらしい。どこにいても、こうした自由を感じ続けることが帰国後の密かな楽しみであり、自分の人生の大きな挑戦でもある。日本でも、早く試してみたい。
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