2009年7月5日のブログです
331日目
宿泊 : Rio Backpackers (ブラジル) 移動 : 00:30発 サンパウロ ↓ 夜行バス(6h 20min) 6:50着 リオデジャネイロ
イパネマビーチにやってきた。
家族連れ、日焼けをする人、ビーチサッカーやビーチバレーなどスポーツをする人、皆が楽しそうに見える。どこに行っても昼のビーチは明るく見える。太陽の日差しだけではなく、人もそうだからおもしろい。昼の海にはしけた顔をしている人がほとんどいない。ここもそうだった。
楽しむために来ているからそうなのか、それともそういう気分にさせられてしまう場所だからそうなのか、とにかくこの表情の偏りがおもしろく感じた。ビールを飲んでだんだんと頭がぼーっとしてきたこともあって、考えることが面倒になって、このまま気分を場所にまかせることにした。砂の温かさや絶えず聞こえてくるはしゃぎ声のおかげで、別に何か良いことがあったわけでもないのに自分も皆と同じような楽しそうな顔になっていたかもしれない。
【ボサノバの曲、イパネマの娘で有名なイパネマビーチ。写真はイパネマのオッサン。】
【ビーチバレーの仲間に入れてもらった】
「そうか。気分や表情ってのは均等に散らばっているなっているわけではないんだな。」なんてことを思いながら、もっと気持ち良くなるためによりぼーっとして場所に気分をまかせてみようと、今度は空を眺めた。しかし期待通りにはいかなかった。アルコールのせいもあってか空を見ていたらだんだんとどこにいるのかよくわからなくなってきてしまった。
空を見つめながら一緒にいた日本人の友達の言葉を聞いた瞬間、日本にいるような錯覚を覚えた。そして一気に白けて目が覚めた。なんだか急に身が引き締まる思いがした。あそこはどういった場所だったのだろう。どうして表情の偏りがあのようになっていたのだろう。記憶の中のあの顔たちを思い出して、ここと同様に日本の地も持つある種の力に少しうんざりした。
「よし、そしたら明日は同じ時間に一人でここに来て、思いっきり哀愁に浸ってやろう。」
前向きな意志と決意を胸にそんなことを思った。
【夕方になると少しさみしくなるね】
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