2009年6月14日のブログです
310日目 | ||||
宿泊 : | Palenque Hotel(コルドバ / アルゼンチン) | |||
移動 : | 前日20:30 | メンドーサ | ||
↓ 夜行バス(10h) | ||||
6:30 | コルドバ |
【植民地時代の面影を残す街並みが世界遺産に登録されているコルドバ】
人と出会う。そうするとその相手に対して何らかの感情を抱く。
未熟なことであるとは思うが、僕の場合はまず人を「好き」「嫌い」というインデックスで振り分けてしまっていることが少なくないような気がする。これは無意識で行われる作業である。それゆえ、それが互いに不利益をもたらしかねない行為であるとわかっていても、根が深いがためになかなか是正し難い。
とは言っても、この感覚のみでその後の関係に支障きたすような真似はよっぽどのことがない限りしないし、感情の損得のみで付き合う人間を選択しようという考えもないため、極力、人間関係には影響を及ぼさないようにしているつもりではある。しかし、こうして言葉にしてみると、なんだか人間としてひどく浅ましいように思えてしまって反省させられることもある。
昔と比べればその程度はかなり薄まってきているとは思うものの、僕にはまだこういった未熟な癖があるようだ。
【駅付近にあった落書き(?)】
旅先では人と出会うことも多く、そのため人に対して何かを感じることも多い。
上記のように僕には好き嫌いという感覚がポンっと浮かんできてしまうこと結構あるのだが、若い頃はそれがもっと激しかった。学生時代にバックパッカーをしていた頃、出会う人のほとんどに良い印象を持つことができなかった。つまり、「嫌い」という判断をくだしてきていたことになる。
年を重ねて先入観や第一印象のみで人を判断することの危険さを身をもって学んだために、感情の扱い方が変わってきているだろうということもあるが、それにして最近は以前のように「嫌い」と感じることが極端に減った。
なんでだろうなあと考えているうちに、そのことよりも学生時代になぜあれほどまで「嫌い」な旅人が多かったのかに興味がわいてきてその理由を考えていた。
好き嫌いの判断基準は数えきれないほど多いし、そんなこと考えてみてもわからないかなとも思ったけれど、意外なほど早くその原因らしいものに行き当たった。
たぶん、というか、まず間違いなくこれだと思う。
「相手が自分の話を聞いてくれなかったこと」
これについては、相手のことを大人気ないなどと言って文句をたれるつもりはまったくない。むしろ、たったそれだけのことを理由に相手の本質を見極めようという努力を放棄した浅はかな自分を実に情けなく思う。
旅人は個性的な人間が多く、自分を表現するのが上手い人が多い。また、旅先での出会いというごく限られた時間の中では、端的に自分の価値観を伝えることは両者に有益であるため、これが非常に大切な能力となる。そのため、それらを理解している者は意図的にそうした姿勢をとっていることもあるように感じる(意識してそうしている人はかなり少ないとは思うが)。
つまり、単純に見たまま聞いたままのものを日本にいるときの感覚で処理してしまうと、本当は自分との相性も良いような人までも切り捨ててしまうことになる危険性があるわけだ。これは惜しい。
かと言って、頭で理解したからといってすぐに自分を変えることは簡単ではない。腹が立つことは腹が立つし、出来ないことは出来ない。そうなりたいという願望があったとしても、そこにたどり着くまではなかなか時間がかかるものだ。
ああ、そう言えばなんか複雑な思いもあったなあと、当時のことを思い出した。それを思うと少しは大人になれているのかもしれないな。少しだけだけどね。
そういう過去があった影響が多いのだと思うが、僕は学生や年下に甘い。上の人間に対するものと比べれば、それは激甘と言っていいくらいかもしれない。
行き過ぎるのはどうかと思うが、ゆっくり話をしていると少しずつ彼ら彼女らが自らの意見を表に出してくれるようになると、それが新鮮だったりはっとさせられるほど優れていたりして、それを聞かせてもらえたことでとても得をしたような気分になる。過去の自分と重ねて、少し救われたよう気分を味わっているようなところもあると思う。
そんなわけで、いま一緒にいる大学生のなっちとは、何かを見せてくれないかなあといつも期待しながら話をさせてもらっている。また良い感性もってるんだ、彼が。
良い話を聞かせてもらうと嬉しいけど、それと同時に本当は年も関係なく誰に対してもこうした姿勢で接することができると良いんだろうなと、ちょっと反省もさせられる。もう少し思考を自由にしなきゃいけないよな。
それにしてもあれだ、コルドバ、何もないや。そりゃ話をする時間も長くなるね。
【週末ということもあって街はガラガラ】
【市内ツアーのバスもこの通り】
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宜しくお願いします。
イエズス会遺跡やゲバラの生家には行かなかったのかな?
コルドバ滞在中は大雨に降られ、行動意欲が起きず
あたしも行かなかったのだけど…。
(暇つぶしにセントロのショッピングセンターで映画見てたw)
ゲバラの生家ってコルドバにあるの??
知らなかったなぁ。
でも知ってても行かなかったかな。笑
どの街もものすごくよかったってわけではないけど、アルゼンチンは楽しかった印象が強いんだよね。
またいつか行きたいよ。