275日目 | |||
宿泊地 : | Couch Surfing① (リスボン / ポルトガル) | ||
移動 : | リスボン市内 |
【今日は天気が良かった】
Couch Surfing(カウチサーフィン)、その存在を知ったのはラオスだった。ルアンパバーン行きのスローボートで、一緒だったドイツ人に世界一周をしているという話をしたとき薦められたのがこのサイトだった。あまり興味を示さなかったこともあり、このときは詳しい説明も受けず、ただ「ホームステイのホストを見つけられるサイト」という認識を持つのみで終わった。後ほど検索してサイトを開いてみたものの、ホームステイは嫌いだし、気ままな旅に約束事は増やしたくないという気持ちも強く、面倒くさそうだから使わないなと思いそのままページを閉じた。
次にその名前を聞いたのはアフリカにいたときだった。Couch Surfingの経験者2人に出会った。一人はこれを利用し一度も宿に泊まらずヨーロッパを旅することができたとそれだけを自慢していた。無料。まだこのサイトの理念も何も知らなかったこのときには、正直なところこの言葉にかなり興味を惹かれた。
もう一人の旅行者はその金銭的メリットに触れつつも、このサイトが与えてくれた貴重な出会いについて熱く語ってくれた。現地の人間の温かさに触れられたこと、旅行者がなかなか知ることのできないような現地の事情についての生の声を聞けたこと、またはお互いの国の価値観をもっておこなった意見交換や議論の有益さなど、特に過ごした時間の貴重さ強く訴えてくれた。
この2人の話を続けて聞いて、これがどんなものなのかということがだいたい理解でした。しかし一人目の話を聞いて抱いたこれを利用してみようという意欲は、二人目の話を聞いて若干しぼんでしまった。というのも、「自分がどれだけ日本のことを知っているのか」自信が持てなかったから。個人としての単位だと気にならないが、日本人の自分というように少し枠を大きくした場合、相手を満足させられるほどの思想や情報を見せる自信がなかった。
Couch Surfingで旅行者を受け入れているホストの求めているものは、大きく二つに分かれると思う。一つはワイワイはしゃいで楽しみたい人たち、もう一つはお互いの持っている何か(情報、価値観、語学力など)を共有、交換したいと考えている人たち。自分は間違いなく前者には向かないし、興味があるのも後者なので、こちらのみで考えなければいけない。だから逃げ場はない。何も提供できなければタダで泊まりに来たということになってしまう。それはCouch Surfingの理念に反するものだと思うし、居心地も最高に悪い。
興味はあるのだけど・・・。すぐにはCouch Surfingの利用を決心できなかった。
【カテドラル】
【彫刻が細かい】
気が変わったのはアフリカの旅の終盤。再びヨーロッパに向かうことを決めたときだった。旅も長くなり、短期の旅行者が現地に入り込むのがどれだけ難しいかわかってきた。しかも次は西ヨーロッパ。概して先進国の人間は忙しく、そして冷たい。しかしせっかくその地を訪れるのであれば、少しでも深く踏み入ってみたい。相変わらず自信は持てないけど、真剣に聞いて真剣に考えて、真剣に話をするぞ、という覚悟は持てた。
そして今日から3日間、Couch Surfingで受け入れをOKしてくれたポルトガル人カップルのところで生活させてもらう。
ああ、緊張する・・・。
【なかなかインターホンが押せない・・。考えすぎ?】
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今はどちらにいるのかしら〜??
早く南米アップして〜♫笑
Kayさん
いまはコーヒーのおいしいところにいます。
それにしても異様に美人が多いですね、ここは。
ちょっとスペイン語やっておいてよかったー!
はじめましてcouchについての日本の人の心情に興味があって辿り着きました
僕も長く続けて学生のためかライフワークになりつつもあったのですが
ホストする側からしても、やはり「ただで泊まることができる」ということを無意識でも主張されると興醒めしてしまいます
また長くホストしていると、そういう人は峻別できます
がしかし、僕も動機はそうだったように
両者は分けにくいものだということも知っているので
まぁ良い出会いだなぁ と思いつつ今日もホストしています
はじめまして。コメントどうもありがとうございます。
ホストは日本国内で行っているのですか?
そうですよね、そういうものが見えてしまうとガッカリしてしまいそうな気がします。
申し入れをする前に、「いったいなぜタダで受け入れてくれるのか?」ということを少しでもいいから考えてくれるといんですけどね。
と言いつつ、相手が自分のどのような印象を抱いたのか定かではないので、ちゃんと期待に応えられているかを考えると若干不安も感じます。難しいですね。
良い出会いになればいいな、とお互いがほどほどに力を抜いて臨むくらいがいいのかもしれませんね。