256日目 | |||
宿泊地 : | Gemini Backpackers③(ヨハネスブルグ / 南アフリカ) | ||
移動 : | なし |
明日の午前にヨハネスブルグを立つために、実質は今日でアフリカの旅もおしまい。地図帳を見て自分の足取りを辿っていると、たくさんの人とのたくさんの思い出が蘇ってきて、まだ旅が終わりというわけではないのに妙に感傷的になってしまう。いろいろあったなあと旅の思い出を振り返りながら、進んできた道にペンで線を引っぱっていると、その線の上にこの旅で関わった人や物の映像が浮かんでくるような気がした。どの線上にも、違ったものが浮かんでくる。決して同じものはない。だって、道が違うんだから。
旅をする上で、極力しないようにしていることがある。それは、来た道を戻らないこと。致し方ない場合はあるけれど、同じ道は通りたくない。道に迷ってしまってそうなるのならばいいが、意識的にすぐ来た道を戻るのは避けたい。いくら歩く方向が違うといっても、そこは通り過ぎてきたばかりの道。その短時間に自分や風景がかわることはまずない。言い換えるならば得るものがない。しかも時間と労力は同様につぎ込まねばならない。無駄じゃないかと思う。実にもったいなく感じてしまう。
旅にゴールはない。だったら時間が許す限り、違う道を歩いてみたいと思わないだろうか。違う景色を見てみたいと思わないだろうか。違う環境に身をおいて、新しい自分を試してみたいと思わないだろうか。
通り去った後に、置き忘れたものや必要だと気付いたものを取りに行くことは、ときには必要だと思う。前に進み続けていった結果、同じ場所に出ることもあると思う。それもいいと思う。そのときは堂々とその道を踏んで歩けばいいと思う。しかし、来た道をすぐに戻る後戻りのようなことだけはしたくない。既にその場所を知っている分、ストレスもなく、居心地はよく感じるかもしれない。けれど、そこに得るべきものは何もない気がする。
逡巡したってかまわないから、少しずつでも前に進み続けたい。その先を見てみたいと思うし、そこにいる自分を見てみたいとも思う。後ずさりをした自分は見たくない。
旅には明確な道が記されるけれど、人生だって同じだと思う。自分の進んできた道は確実に存在する。その道には前もあれば後ろもある。どんなに苦労しても、後ろからの誘惑には負けず、自分が前と信じる方向へ進んでいきたい。後ろにも前にもゴールはないんだから、だったら新しい景色と大きくなる自分を選びたいじゃない。
【まだマラリアの症状が残っている気がする・・。今日は病院にいったもののなんとお医者様方のストライキで検診を受けられず。マラリアの不安を持ったままアフリカを離れることになりそう。写真は翌日に空港の薬局で買ったFansidar(メフロキンやコアルテンより安かった)。3錠飲めば完治するって聞かされたけどどうだろう。】
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