248日目 | |||
宿泊地 : | Legends Backpackers(エズルウィニ / スワジランド) | ||
移動 : | 午前中 | ムババネ | |
↓ バス(20min) | |||
エズルウィニ |
自然の美しいエズルウィニ渓谷。
【山がきれい】
【ふらふらその辺を歩いてみる】
【宿ではテント泊 この日の夜は雨だったために、ブルブル震えながら一晩過ごす羽目に】
朝、朝食代わりにとお菓子の袋を持ってテントの外に出たところ、野生のサルに行く手をふさがれた。キーキーと鳴き威嚇してくる。それをよこせと?妙にアグレッシブなサルたちだったため、襲われて狂犬病にでもなったらかなわないのでちょっと避難する。ただ、この場所が悪かった。まだ雨も降っていたために屋根のついた円状の空間に逃げ込んだのだけど、ここには屋根はあれど壁がなかった。そしてしつこくも追ってきたサルたちに、完全に包囲されてしまった。しかもなんか数が増えてる・・・。
直径2メートルほどの狭い空間に立ち、周囲を見回してみる。すごいね、ものすごい顔で鳴いてるわ。時間がたてばおさまると思って待つものの、大人しくなるどころか鳴き方は激しくなり、仲間の数も増えてくる。このあたりからさすがに恐怖を感じてきた。こんなからまれ方をされたのは中学生のとき以来だよ。
まあしかし、なんとなせにゃいかん。
人間様をなめるなよ!と、落ちていて木の枝をサルに向かって振ってみたのだけど・・・・。
キキー!!!
いっけない。おサルさん怒っちゃった。
きっとお菓子(100円ちょい)を差し出せば見逃してもらえるのだろうけど、200~300円を節約するために雨の中凍えながら過ごした昨晩のことを思うと、それはどうしても受け入れられない。あの忍耐が生んだ利益を貶めるような真似は断じてできん!!!
と意地を張り、そのまま5分ほどサルたちと対峙していた。胸元に大事にお菓子の袋を抱えて。
さすがのヤンキーたちもこの貧乏人の執念にただならぬものを感じたのか、「これからも大事にしろよ」という捨て台詞を吐き、その場を去っていった。
【小さな巨人が去っていく】
ふう、助かった。
さて、これでようやくお菓子が食べられる。建物内に入り椅子に腰をおろし、勝利の余韻にひたりながらそれを口にしてみた。・・・・まずい。全然おいしくない。
どうしよう、全部食べたいとも思えないんだけど。しかしこいつを楽しまなければ今朝の意地の張り合いがなんだったのかわからなくなってしまうではないか。そう思い、いくらか口に詰め込み、残りもバッグへとしまった。
と、そのときハッとした。こりゃいかん。さっきと同じもったいない思考じゃないか!!しかもこれって、その場の些末な事象にとらわれて目標を見失ってしまう敗者の考え方じゃないの!!この肯定の仕方はいかん。
もうちょっと大きなことにあてはめてみるとこんな感じになってしまう。
ああ、またケンカしてしまった。全然うまくいかないな。きっとお互い分かり合えないくらい違った人間なんだろうな。何を間違ってこの人を選択してしまったのか・・。けど今の彼女をと付き合うまでにはすごく苦労したからな・・。だから正直なところ今は全然幸せじゃないけど、俺、絶対別れない!
ダメだよね。
あああ、毎日つらいわ。先が見えない。この会社で自分が何をやりたいのかよくわからないよ。けどさ、就職活動は大変だったし、入社するときの倍率高かったし、それを思うとね・・。正直なところ毎日全然楽しくないけど、俺、この会社を絶対辞めない!
ダメだよね。
ああああ、お腹いてーよー。早く授業終わんないかな。困ったことにこの教室、外に出にくいんだよなぁ。目立ちたくないしな。まずいなぁ、でももう限界な気がする。けど、これまで耐えた30分を考えると、残り5分でトイレに行くのは悔しいな。あと少しだ、俺、絶対我慢し続けてみせる!・・・あああっ、いけない!力んだらダムが崩壊しちゃったよー!!
もう、アホだよね。
努力の価値を過大視しないこともときには大切ね。努力はあくまで目標に向けての努力であって、それ自体を目的にしてもどこにもたどり着けないからね。サンキュー、おサルさん。
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サルに囲まれたんですか!!
しかも、戦ったんですか!!?
それはまた、ご無事でなによりでしたよ!
しかし、ここのサルも、ちゃんとお菓子の袋を食べ物だと理解しているんですね。
私の住む県の観光地では、山の食べ物が減ったサルが、町に下りてきて、
人間の食べ物の美味しさを覚え、観光地のお店・観光客までも襲撃するようになってしまったようですが。
そこのおサルも、食べるものが無いのですかね???
自然は豊かそうなのに。
守りきった、お菓子がそれほどにまでマズかったのは、衝撃ですが。。
サルに勝った事実は、男前ですよ!笑
戦ったというか見つめ合っていただけですけどね。笑
まあしかしサルの怖いことと言ったらない。
もっとかわいくちょっかいを出してくるものかと思っていましたよ。最初から囲まれるとは・・。田舎のヤンキーもびっくりです。