244日目 | |||
宿泊地 : | キャットアンドムース⑥(ケープタウン / 南アフリカ) | ||
移動 : | なし |
昨日は宿で出会った日本人5人でレンタカーをシェアし、喜望峰に行ってきたわけだった。
そのうち2人はここが旅のゴールらしかった。一人はアフリカ縦断のゴール、一人は南米から始まったグレートジャーニーのゴール。喜望峰に行く前に、「ナガーモさんも何か書きましょうよ!」というダルエス(日本海のトビウオ)の誘いに乗り、一緒になって横断幕をつくることになった。しかしだ、何もやり遂げてないし書くことがなかった。とりあえず喜望峰までたどり着きそうなものの、ずっとここを目指してきたわけではないし、いざ近づいてみた今になっても特にこれといった感情がわいてこない。たぶん俺にとってここは通過点なのだろうと、このとき思った。
まあしかし、せっかくみんなで記念撮影することだしこじつけて何か書きますか、ということで地図帳を広げ、これまでの足取りを世界地図の上で確認してみた。
これまで好きなところをぽんぽん飛んでいたからきれいな線がない・・・。でもかろうじてそれっぽいのはここかな、ということでヘルシンキからケープタウンの区間を選び、とりあえずやり遂げた感のあるものを書くことにした。で、広げてきた。
【か、風が強い!!!】
【負けんぞ!!!】
【おらー!!!】
・・・・はい、横断幕でした。おしまい。
そんな横断幕でしたが、これをつくろうとして気づいたことがあった。それは、自分の旅には終わりはあってもゴールはないんだなということ。ゴールと言われて戸惑ったけど、どうやらここに限らずそういう場所、そういう瞬間は自分の旅には訪れないんじゃないかと思った。出発前におおまかな旅の目的は確認したものの、それには終わりも始まりもないようなものだった。もう少し正確に言うと、小さな終わりの後にはすぐ小さな始まりが来るようなそういうもの。だからゴールを定めるのが難しい。
毎日のように幸せを感じて旅しているものの、終わりに関してはどうなってしまうんだろうと考えさせられた。いずれやってくる制約の限界点で旅は終わる。それをどう受け止めるか、どう次につなげるのか、この先は考えながら進んでいかなければならないかなと思った。とりあえずは、やりたいことを妥協せずに思いっきりやっていくしかないかね。
【喜望峰にあった案内板 これまでに通ってきたもこれから先の目的地もあった】
人生もそう。ゴールはない。ゴールしたと思ってもまたすぐ何かが始まってしまう。自害でもしない限り、そのままきれいに終えることはないだろうと思う。
どちらも終え方(終わり方)が何よりも難しい気がする。でも良いも悪いも最終的に決めるのは自分自身なのだから、考えようによっては簡単ではある。何でもありって言えばありだから。満足だったと即答できるように、それまでにその判断軸としての哲学(思考)と、材料としての行動、その両方をしっかりとそろえておきたい。
考えなきゃダメだよな。体も動かさなきゃ。主体的に生きたいのであれば、どちらも放棄してはいけない気がする。
付け足した感たっぷりだけど・・・、今日は宿の皆でダルエス(日本海かどっかのトビウオ)のお別れ会をかねて、中国人の経営するすし屋で食べ放題寿司を満喫してきた。
【カプセル風になってる】
消費量が増えていくにつれ膨張していくシャリに、中国人のたくましさとしたたかさを見た。
【フリーザ様も驚く最終形態 アナタオキャクヲナメテルネ!】
【キャットアンドムースで出会った旅人たち 楽しいひとときありがとうございました】
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いやぁ~」やっぱり寿司っていいよね。どこに行っても寿司がいい!!
ゴールはどこか?聞かれると悩むね。
終わりがくるということは、始まりがあるっということ。
それだから終わってよりも、締めって感じなのかな?!
人生のゴールは何だろう?自分のゴールってなんだろう?
今日はそれを考えてみようかな~
案内板の写真、すごく好き。真っ青な空に私も行き先を考えさせられます(*^_^*)
そうね、旅の終わりはあっても人生のゴールはないよねぇ。
でも、努力次第で何でもできると、生きたいように生きれると信じてる。
覚悟があればいつだって自由よ♪私の好きなYUIちゃんのMy Generationの歌詞です。
ナンチャッテ寿司のくだり、個人的にかなりツボで一人部屋で笑ってしまいました。
「人生とは旅である」
が持論のバックパッカーでした。
人生のゴールも目的も死ではないように、生きている間に何を経験したいか、他の人に何をしてあげられるのか、何を見、何を聞き、何を感じ、何を誰に伝えるのか。
クロノロジカルな自己と社会の乖離の中で、すっぴんで世界に向き合い、どう生きていくのか。
誰と出会い、誰ともに長い旅を一緒に歩くのか。誰とともに過ごした時間を共有するのか。
あえて言うならそれが旅の目的で、旅程が終わっても同じく人生の旅は続くよね。
旅の途中のどこかの村で出会った娘と恋に落ちて、そこの村人になるのもいいかもよん笑
って、普通の生活者に染まりつつあるので自分も旅に出よっと。
>kayさん
寿司いいですよねー。でも食べるならやっぱり日本の寿司ですね。サンパウロでたっかい寿司を食べましたが、味は・・でした。
なるほど締めかぁ、そのほうが終わりよりもしっくりきますね。なんとなく終えて次に行くのではなくて、自分で締めを確認して進んでいきたいですね。
漂うのはいいけど流されるのはいやですもんね。
>かおる
覚悟!好きな言葉だなぁ。
そうね、自分でやる覚悟、他人のせいにせず受け入れる覚悟、乗り切る覚悟、それがあれば自由だよ。
きついものだけどね。けどやってみるとこっちのほうが気持ち良い気がするんだよね。
寿司はシャリでおなかがいっぱいになったよ。笑
>zima
久しぶり!楽しんでる?
「人生とは旅である」、使われすぎて本来それが持っている意味よりもちょっと軽く受け取られがちな言葉だけど、本質をついているように思うし俺も好きな言葉だよ。
で、それについて考えるといつも止まっちゃうのが終え方なんだよね。どちらも難しい。人生に芸術性を求めるものではないけど、美しい人生には憧れるんだわ。締まりのある力強い生き方がしたいもんだわ。そこに緊張や意欲がなくなったとき、どうしようかね。