2009年3月アーカイブ

235日目
宿泊地 : ナミブ砂漠(ソススフレイ / ナミビア)
移動 : ウィントフック → ソススフレイ(7h)
【9:00~16:00】

 

仲間をつのり、レンタカーを借りてまわる人が多いナミブ砂漠。ツアーよりもゆっくりと見たいところを見てまわれるし、それにかなり安くあげることができる。俺も当初はレンタカーで回る予定だったのだけど、かなーり腹の立つ出来事があり、前日になって急遽ツアーでまわるになった。



まあ終わったことはいいやね。行ってきました、ナミブ砂漠!本来は2泊3日のツアーだったのだけど、少し無理を言って1泊2日にしてもらった。前に参加した人の話によると、1日目と3日目はほぼ移動だけで終わってしまううえに、キャンプするのが国立公園内(キャンプ費が高い)でなく外なので、車を飛ばしていっても日の出には間に合わないとのことだった。決まった時刻しか中には入れないため、砂丘からは夕日もまともに見れないとその人は言っていた。


だったら一日減らしてお金を浮かせた分、国立公園内でキャンプをさせてもらえばいいじゃないの。見れるものもあまり変わらない(ウェルウィッチアだけは見れず・・)し、どうせ朝日や夕日を見るならやっぱり砂丘から見たいしね。

ということで、ツーリストインフォで紹介してもらった会社のツアーに申し込み、早速行ってまいりました!

 
 

世界一周ナミビア旅行4
 
【雨季のため、道が川の様になってしまっているところも。レンタカーの事故も多いようなので注意!】




世界一周ナミビア旅行5

【途中よってくれたなんたらキャニオン】



世界一周ナミビア旅行6

【砂丘の上から夕日が見れる!と聞き、急いでのぼった!】




世界一周ナミビア旅行7

【のぼった。】


 

世界一周ナミビア旅行8

【のぼった・・・のだけど、いくらのぼっても頂上が見えず。しまいには酸欠状態に・・・。】


 

世界一周ナミビア旅行9

【諦めて中腹から眺めることに】


 

世界一周ナミビア旅行10

【太陽は逆側かなぁ。】

 

世界一周ナミビア旅行11

【空もきれい】

 

世界一周ナミビア旅行12

【これは砂丘の下から。上から見れずに残念でした。】


 

世界一周ナミビア旅行13

【夜はおっちゃんの手料理をいただく!その後は日本海の暴れトビウオ山ちゃんと、星空を見上げならが持ってきたワインを飲みました。良い夜だった。】

 

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234日目
宿泊地 : Chameleon Backpackers①(ウィントフック / ナミビア)
移動 : リビングストン → ウィントフック(18.5h)
【前日12:30~6:00(夜行バス)※時差-1】

 


ナミビアの首都、ウィントフックに到着。
この日は日曜ということもあって、街も閑散としているし宿前の大通りの車通りも少なかった。海外、特にキリスト教徒の多い国だとこんな光景を目にすることが多い。

世界一周ナミビア旅行1

【ウィントフック市街 白人の姿を目にするようになってきた】

世界一周ナミビア旅行2

【南ア資本のスーパーSHOPLITE ザンビア辺りからよくお世話になりました】




お店も閉まっているし人の生活も見えてこない。けど、こんな風景を見るのが好きだったりする。それはそこにいない人たちが自宅で家族との時間、もしくは自分の時間を楽しんでるんだろうなってことが想像できるから。



けじめがあって良いんじゃないかと思う。仕事をしなければ食べてはいけないけど、それは生きるためにやっていることであって、決して仕事をするために生きているてわけではない。もちろん中にはそれが生きがいになってい人もいると思うけれど。



学生時代にワーホリビザを使ってオーストラリアにわたり、現地企業のインターンシップに参加したことがある。結局2ヶ月間のインターンはただの社会科見学的なものに終わり、とても満足とは言えないものになってしまった。けれど、働く大人のライフスタイルを間近で観察できたことは望外の収穫だった。

宗教の影響もあるのだろうけど、彼ら彼女らはとにかく家庭を大切にする。人生を大切にする。仕事はきっちり定時に終え家路につく。たまたまそういう会社だったのかと思い尋ねてみたものの、まあだいたいどこもこんなものだということだった。会社だけでなくお店もそうだった。17時閉店の大型スーパーは、なんと16時にはシャッターを半分閉めていた。そして17時ちょうどに完全にお店が閉まった。日曜の街では映画館さえも閉まっていた。


はじめのうちは不便だなぁと感じていたけれど、慣れれば全く問題ない。それに自分の生活をあわせることも難しくはなかった。


 

世界一周ナミビア旅行3

【日曜のウィントフック中心地 人通りがほとんどなかった】



会社で仲良くなったオーストラリア人が、毎週末家に招待してくれた。平日の夜も遊びに誘ってくれた。近くで彼らを見ていると、人生を楽しもうとしていることがよく伝わってきた。就職活動前で日本のサラリーマン生活を当たり前のものとしてイメージしていた自分に、そのライフスタイルはとてもまぶしく見えた。



こうした生き方も可能であるということを、若いうちに知れたのは大きかった。世界が広がったように感じたのをよく覚えている。

まずは自分の人生の意義をもう一度考えてみよう。その中で守るべきものは何なのか考えてみよう。仕事はあくまで人生のパーツの一つに過ぎない。自分にとってそれが全てになるとは限らない。どこにどのような割合でどう置けば良いのか、それを考えるようになったのがこの頃だった。



今でもこうした閑散とした光景を目にするとそれを思い出す。
さて、どうしようかね。見栄や固定概念を捨てて、まずは楽しくやっていくことを考えたいもんだわ

 

 

 

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233日目
宿泊地 : バス車内 (ザンビア,ナミビア)
移動 : リビングストン → ウィントフック(18.5h)
【12:30~6:00(夜行バス)※時差-1】

 

ネットで予約したインターケープのバスでナミビアの首都ウィントフックに向けて出発。インターケープは早く予約するほど安くチケットを購入できるため、旅程が決まり次第予約を!

 

世界一周ザンビア旅行31

【ウィントフックで泊まったバックパッカーズ】

 

 

世界一周ザンビア旅行32

【プール、ビリヤード台、卓球台、バー、なんでもある宿だった】

 

 

世界一周ザンビア旅行33

【ここにだらーっと座ってみんなとお話】



さて、今日は移動だけだったので移動中に考えたことを。

リビングストンの宿でひどく空気のよめない旅行者に会った。読めないというか読む気もないタイプなのだけど、彼に触れてみて、逆に空気の読める人間というのがどういう人なのかが少しわかった気がした。

光が強ければ強いほど影が際立つように、あまりに輪郭のはっきりしたものを見ると、そこから対照に位置するものも同時に見えてくるような気がしないだろうか。そんな風に考えて目を細め彼を眺めていると、類稀なる自己中心的言動を繰り返す彼の後ろから、まるで仏のように人間のできたジェントルマンがひょいと顔を出した。



まあつまりはこういうことだね、彼は言う。

私は人間のことをよく知っている。知っているというよりも、知るようになったというほうが正確だろう。繊細な神経からかただの興味からか、とにかくこれまで人をよく観察した。人との触れ合いを省みて、私はいくつかの仮説を立てる。例えば、笑顔一つについてもそう。あの笑顔はいつ何に反応して表れたものなのか、笑顔になった理由は何なのか、その理由を論理的に立証しうる人間性とはどんなものなのか、私は仮説を立てる。違った人でもいい。後の触れ合いを通じてそれを検証する。するとだんだんと人の形が見えてくる。そうなれば相手の許容範囲内に言葉を返すことができる。とにかくよく見て、よく考えて、よく試す。この繰り返し。優れた感性を持っていれば、これらの作業は感覚で行っても結果は変わらないだろう。


一対一でこれができるならば、場の空気をよむことも何ら難しくない。その場を少し複雑な気質を持つ一人の人間として捉えれば良い。この人の肝は何なのか、価値観の際はどこなのか、反応速度はどうなのかなどなど、俯瞰して輪郭をつかめばいい。そこに自分がどのように働きかけることができるか考えれば良い。もちろんそのために自己を理解するための努力が不可欠だ。人やものに接するには、対象と自分の両方を意識する必要があるではないか。それに、自分を知ろうとしない人間が、他人を知ることができるわけがない。


簡単に言えば、空気のよめる人間と言うのは、人のことをよく知っている人間なのだろうと思う。
繰り返すが、これは意識的でも無意識的でも変わらない。結果としてここにたどり着けばいいわけである。




とまあ、こんな風なことを言っているように感じた。



ふむふむ、なるほど、勉強になりました。ではこれを逆転させずに、目の前の彼に当てはめてみよう。




まあつまりはこういうことだね、彼は言う。

私は人間のことを知らない。というよりも、知る気もない。鈍感な神経からか、ただの傲慢さからか、とにかく私はこれまで人を無視してきた。人との触れ合いを省みることはなく、私はただ進む。例えば、笑顔一つについてもそう。笑っている顔が見える。ただそれだけだよ。どうでもいいじゃないか。あの笑顔が何に反応して表れたものなのか、笑顔になった理由は何なのか、その理由なんかはどうでもいい。違った人でも同じ。笑顔は笑顔。ただそれだけ。それでおしまい。人の形なんかはどうでもいいんだよ。自分の許容範囲ギリギリのところまで攻めて、言いたいことを言う、やりたいことをやる、それが重要だよ。見る、考える、試す、面倒でよくわからないからどうでもいい。とりあえず自分が動きたいように動けばそれでいい。感性で突っ走ればいいんじゃないのかな?。

一対一でこれができるならば、場の空気の考えないことも何ら難しくない。この場の肝は何なのか、価値観の際はどこなのか、反応速度はどうなのかなどなど、まったく気にしない。とりあえず自分がどのように働きかけるかだけを考えれば良い。もちろんそのために自己を理解する必要もない。対象と自分の両方を意識する必要はなく、そのときの自分の気分で動けばそれでいい。それに、自分を知ってもらうことができなければ、他人を知ってやる必要もないではないか。


簡単に言えば、空気のよまない人間と言うのは、人のことをよく知らない人間なのだろうと思う。
繰り返すが、これは意識的でも無意識的でも変わらない。結果としてここにたどり着けばいいわけである。



こんな感じ?

世界一周ザンビア旅行34

【南ア風のバックパッカーズ(ユースホステル)では、テントをはらしてくれるところが多い。イエメンで買ったテントが大活躍。でも寒くてつらいからあまり使いたくない・・・】



なんかついでのようになってしまったけど、情報ノートのある宿のせておきます。


情報ノートのある宿(東アフリカ~南アフリカ)

国名 都市名 宿名 情報の質・量
 エジプト  カイロ  サファリ ホテル
   カイロ  スルタン ホテル
   ダハブ  DEEP BLUE
 エチオピア  アディスアベバ  バロ ホテル
 ケニア

 ナイロビ

 ニュー・ケニア・ロッジ
 ウガンダ  カンパラ  ニュー ABC ホテル
 マラウィ  ンカタ・ベイ  BIG BLUE
   ンカタ・ベイ  くまちゃんのカフェ
 ナミビア  ウィントフック  カメレオン バックパッカーズ
 南アフリカ  ケープタウン  キャット アンド ムース 
   ヨハネスブルグ  イースト ゲート バックパッカーズ

※情報は旅行当時のものです。もしかしたらその後かわってきているかもしれないです。



他にもどこかあったような・・・。本当にかなり助けられました。皆さん(特にマッサージ師マサシさん)、ありがとうございました。

 

世界一周ザンビア旅行30

【情報ノート ありがたやありがたや。お返しに自分の持っている情報も書かねばね。】

 

 

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232日目
宿泊地 : Jollyboys Backpackers③ (リビングストン / ザンビア)
移動 : リビングストン ⇔ カサネ(片道1時間半程度)
【5:00~5:30(始発のバスで国境の町カズンクラへ),船で側を越え、そこからミニバスに乗りカサネの中心部へ】

 

象を見た!一生分の象を見てやった!!!
かわいかった。こういうときは写真だけでいいやね。はい、以下に写真!

あっ、ついでにリビングストンから日帰りでチョベツアーに参加する方法書いておきます。情報をくれた旅行者に感謝!!夕方以降に終わるツアーに参加して一泊する場合には、テントを持っていったほうがいいです。カサネのホテルは安くてもUS$20くらいするけど、テント泊できる宿もあるので持っていればお金を節約できます。

5:00バスでボツワナとの国境カズンクラへ(チケット25,000ZKW)
5:30カズンクラ到着
6:00ボーダーのイミグレーションがオープン。
トラックをわたす用の船に乗り対岸へ。本来は有料だけれど無料で乗せてくれる。
6:30 ボツワナ側ボーダー到着
国境に両替商はいないので、ザンビア側でBP(ボツワナプラ)を用意しておくか、国境付近の露店のおばちゃんに2,000ZKWを3Pに両替してもらう。
7:30チョベ・サファリロッジへ(ミニバス2.7P)
ツアー申し込み(US$払い可 ※レートは悪い)
BPが足りない場合には、同じ通りにあるスーパー内にあるATMでお金をおろす。
ツアーは大人数であるほど安くなる。一人で参加する場合にはUS$50程度から。ツアーは数種類あるのでお好みのものをどうぞ。近隣の他ホテルでもサファリツアーの申し込みができるけれど、料金や時間はほとんど同じ。
10:00ツアー開始(2時間のクルーズツアーの場合。開始時刻は日によって違うみたい。)
12:00ツアー終了
12:30帰りの乗り合いバスは町の中心にあるショッピングセンター(これも同じ通り沿い)隣のガソリンスタンド裏から
13:30ザンビア側国境には、リビングストン行きのバス、乗り合いタクシーが待っている。タクシーは4人で乗った場合、行きのバスと同じ25,000ZKWまで下がる。
  

 
 

世界一周ボツワナ旅行1

【船でわたる 2日前の大雨で川が氾濫してしまったそう】

世界一周ボツワナ旅行2

【盛り土をして岸をつくってある。前日はわたれなかったみたい。】

世界一周ボツワナ旅行3

【チョベサファリクルーズ スタート!】

世界一周ボツワナ旅行4

【運悪く参加者は一人だけ。高くついてしまった・・・】

世界一周ボツワナ旅行5

【こんな景色を見ながら進む】

世界一周ボツワナ旅行6

【こわっ】

世界一周ボツワナ旅行7

【こわっっ】

世界一周ボツワナ旅行8

【かなり近くまで寄ってくれる】

世界一周ボツワナ旅行9

【象やカバしか期待していなかったけど、意外と多くの動物を見ることができた】

世界一周ボツワナ旅行10

【ばさっ】

世界一周ボツワナ旅行11

【おおおおお!象!!】

世界一周ボツワナ旅行12

【飲んでるねー】

世界一周ボツワナ旅行13

【親子で飲んでるねー】

世界一周ボツワナ旅行14

【飲むのへたくそだねー。顔にかかっちゃってるよ。】

世界一周ボツワナ旅行15

【きゅっと締まってる。他の動物みたい。】

世界一周ボツワナ旅行16

【体を冷やす子供の象】

世界一周ボツワナ旅行17

【立って飲もうぜ】

世界一周ボツワナ旅行18

【今度は川の中に象が!】

世界一周ボツワナ旅行19

【ぶわっしゃー】

世界一周ボツワナ旅行20

【かなり長い間じゃれあってた。はじめはケンカかと思ったよ。】

 

 

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231日目
宿泊地 : Jollyboys Backpackers② (リビングストン / ザンビア)
移動 : リビングストン ⇔ ビクトリアフォールズ(ミニバスで片道30分)

 

ザンビア側からビクトリアの滝を見た後、そのままジンバブエに入国!こちらからも滝を眺めることに。雨季はザンビア側からよりもジンバブエ側からのほうが眺めが良いです。

世界一周ジンバブエ旅行1

【ドゴゴゴー】

世界一周ジンバブエ旅行2

【ジンバブエ側からのほうがいろいろな角度からの滝を見ることができる】

世界一周ジンバブエ旅行3

【水しぶきがすごくて何がなんだかわかんないね】

世界一周ジンバブエ旅行4

【こっちにもリビングストン】

世界一周ジンバブエ旅行5

【虹。しかもダブル】

世界一周ジンバブエ旅行6

【滝の上。この辺は流れが穏やか。】

世界一周ジンバブエ旅行7

【落ちてく】

世界一周ジンバブエ旅行8

【こういうのは見ていて飽きないね】

世界一周ジンバブエ旅行9

【近づくと嵐を体験できるよ】

世界一周ジンバブエ旅行10

【先が見えない】

世界一周ジンバブエ旅行11

【全く見えない】

世界一周ジンバブエ旅行12

【思う存分ビクトリアを堪能しました】




滝を見た後はビクトリアフォールズの町を散歩。
アフリカを北上してきた旅行者から、ジンバブエはビクトリアフォールズでもとても歩ける雰囲気ではないと聞かされていたから始めのうちは少し緊張しながら歩いていたけれど、実際に見てみるとかなり落ち着いていて平和であるように感じた。滝目当ての旅行者は完全にザンビア側に流れているようで閑散とはしていたものの、身の危険を感じることは全くなかった。少し前だったらもう少し違ったのかもね。

世界一周ジンバブエ旅行13

【象の野糞。どこかにひそんでそうだなぁ。】

世界一周ジンバブエ旅行14

【野良象いないかなー、と思い探す】

世界一周ジンバブエ旅行15

【残念。今日は会えなかった。】




ジンバブエは近年インフレが激しく2008年の年間インフレ率は2億%を超え、250億ジンバブエドルの価値が今年の初めにはUS$1と同等になるまで下がってしまったらしい。日本円で言えば、持ってた200万円の価値が一年後に1円以下の価値になってしまうという、恐ろしい勢いのハイパーインフレーションである。

世界一周ジンバブエ旅行16

【次々と発行されたジンバブエドル紙幣】

世界一周ジンバブエ旅行17

【これすごい。100トリリオン札(100兆ジンバブエドル札)】

世界一周ジンバブエ旅行18

【今は外貨(南アランドと米ドル)のみを流通させているそう。】




紙くずになってしまった紙幣を見ながら、人の持っている価値観もインフレのような現象によってゴミのようになってしまうことがあるのかなと思った。例えば新興宗教、例えば年金、例えば年功序列、終身雇用、例えばメディアに踊らされたミーハーが追いかける流行りもの、何の考えもなしに保持していたものは、大抵いつか価値の暴落に見舞われるような気がする。

外が変わろうと簡単に揺るがないような、自分自身が本当に価値を信じるもの、思想を少しずつでも増やしていきたいと思った。

世界一周ジンバブエ旅行19

【バオバブの大木】

世界一周ジンバブエ旅行20

【枝が変わってるよね】

世界一周ジンバブエ旅行21

【カ、カメレオンが!!】

世界一周ジンバブエ旅行22

【サル?ヒヒ?けっこう大きくてビックリ!】

 

 

 

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231日目
宿泊地 : Jollyboys Backpackers② (リビングストン / ザンビア)
移動 : リビングストン ⇔ ビクトリアフォールズ(ミニバスで片道30分)

 

ナイアガラ、イグアスとならび世界三大瀑布(ばくふ)と呼ばれるビクトリアの滝。この滝はザンビアとジンバブエの国境にあるのだけど、雨量の多いこの時期はザンビア側からだと大雨が降っているような状態であまり滝が見えないという話を聞いたために、ザンビア側とジンバブエ側、両方から見てみることにした。

 

世界一周ザンビア旅行11

【ザンビア・ジンバブエ国境の橋。ここまでくるにはザンビアの出国手続きが必要。すごい音が聞こえる】

世界一周ザンビア旅行12

【あれがビクトリアの滝か!!水しぶきがすごい】

世界一周ザンビア旅行13

【落ちてきた水】

世界一周ザンビア旅行14

【谷の間を流れてく】

世界一周ザンビア旅行15

【これはもしやバンジージャンプ???】

世界一周ザンビア旅行16

【US$100くらいでやれるみたい。お金もらっても飛びたくないわ。】

世界一周ザンビア旅行17

【だってこれでしょ?無理無理。】

世界一周ザンビア旅行18

【探検家リビングストンの銅像】

世界一周ザンビア旅行19

【ちょっと遠目から すごい迫力!】

世界一周ザンビア旅行20

【ものすごい水量。ゴオォォーっと大きい音がする。】

世界一周ザンビア旅行21

【すんごーい】

世界一周ザンビア旅行22

【滝に近い別のポイントへ移動 かっぱは必需品】

世界一周ザンビア旅行23

【歩道も大雨状態】

世界一周ザンビア旅行24

【水しぶきでこんなところに虹が】

世界一周ザンビア旅行25

【しぶきがすごすぎて見えない・・一瞬見えたのがこれ。あとは真っ白】

世界一周ザンビア旅行26

【ザンビア側は滝を上から見ることができる。ここ好きだったな。左のほうは滝つぼ。】

世界一周ザンビア旅行27

【ちょっと近づいてみた。つるっといったら滝つぼにまっさかさまだね。こわいこわい。】

世界一周ザンビア旅行26

【よくもまあこんなにも水が流れ落ちてもなくならないなーなんてあほなことを考えてしまう】

世界一周ザンビア旅行27

【妄想の中で、流されたらあれにつかまろう、とか考えていた石と木。】

 

次はジンバブエ側へ。シングルビザUS$30がちょっと痛いけど、ちょろっと街も見たいし行ってしまえ!!

 

 

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230日目
宿泊地 : Jollyboys Backpackers① (リビングストン / ザンビア)
移動 : ルサカ → リビングストン(7h)
【14:00~21:00(バス)】

 

昨日はたまたま運が悪かっただけかと思ったのだけど、そうじゃなかったみたい。



ザンビアのバスは時間通りに出発しない。日本の感覚で言っているのではない。海外、ましてや交通産業のの発達していない国においては1,2時間の遅れも当たり前。そういった感覚にも慣れているつもりではある。



だけど、ザンビアのバスは我慢がならん!!



昨日のこと。
チパタからルサカ行きのバスを探しているとき、乗換えがうまくいけばこの日のうちにリビングストンまで行けるという話を聞いていため最も早く出発するバスを探していた。

国境から乗せてもらった乗り合いタクシーのおっちゃんとバス会社のおじさんの言うことを信じてバスを選んだ。9時出発のこれに乗れば今日中にリビングストンだ、そう言っていた。


待った。
9時・・・出ない。
まあね、時間通りに出るのは難しいよね。いいよ、わかってるよ、のんびり行きましょう。



10時・・・出ない。
ちょっと焦るなぁ。アフリカの都市部は治安が悪いし、できれば早く着きたいのだけど。まあそろそろ出るでしょう。


11時・・・出ない、と言うかエンジンが止まった。
おいおい、3台あったバスのうち出発してないのこのバスだけじゃないの??もしかして騙されちゃったかな??人の良かったマラウィの感覚で行っちゃいけないのかな。ちょっとイライラして、バス会社のチケットオフィスに行き抗議をする。そうするとちょびっとお金を返してくれた。

うむ、では待とう。



11時45分・・・ようやく出発。
まあこんなものなのかな。これくらい待つのは慣れているしいいんだけど、何度も嘘をつかれるとちょっと腹が立つな。


これが昨日のこと。

世界一周ザンビア旅行6

【ザンビアの首都ルサカ】

 

世界一周ザンビア旅行7

【バスの出発を待っている間に散歩】




そして今日。前日に朝7時半に出るというBookers Expressというバス会社のチケットを買った。そのままバスの中で寝かせてもらったため、朝7時にゆっくりと起きそのまま座席へ。おっ、もうすでにエンジンがかかっている。じゃあ、行っちゃいましょうか。

世界一周ザンビア旅行8

【ルサカのバスターミナルのトイレ 朝、顔を洗って罰金をとられました。ちょっとこれ厳しすぎない??】



8時・・・出ない。
知ってますよ。これくらい普通なんでしょ。今日は時間あるし気にしないよ。



9時・・・出ない。
聞いてみると11時には出るという。じゃあちょっと散歩してきます。



11時・・・出ない。
もうすぐだって!さあさあ、席に戻って。
ああついに行きますか。車内もかなり暑くなってきたし早く行きましょうぜ!


12時・・・出ない。
だんだん車内がうまってきた。ぱっと見はもう満席。とにかく蒸し暑い。
もう怒る気もなくなってきて本を読み始める。



13時・・・出ない。
暑くてねちょねちょする。
とりあえず落ち着こうと思い本を読む。初めてバルザック読んだけどおもしろい。
バスはもう好きなときに出ればいいよ。



14時・・・・・・ようやく出発。
もうここまでくるとどうでもいい。むしろ読書の邪魔になるからもうちょっと止まっていてもいいのにとか思う。


5時間半遅れで出発し、7時間後リビングストンに到着。
待ち時間と移動時間がかわらないじゃん。ビジネス的にももうちょっと考えたほうが良いと思うんだけど。


どうやらザンビアのバス(Bookers Expressは特に評判が悪い)は乗客がいっぱいにならないと出発しないことが多いみたい。今回は半日遅れですんだけど、丸一日車内で待たされて出発しないなんてこともあるとか。エチオピア以来だな、こんなに乗り物で疲れたのは。

 

世界一周ザンビア旅行9

【ザンビーフ!なんだろう、この響き。たまらないよ、つい声に出したくなる。ザンビーフ!!!】


 

世界一周ザンビア旅行10

【ルサカで散歩中に会ったすいかみたいな制服を着たポリス ザンビアのことを親切にいろいろおしえてくれました。】
 

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229日目
宿泊地 : バス車内 (ルサカ / ザンビア)
移動 : ムチンジ → チパタ(0.5h) → ルサカ(9h)
【8:15~8:45(国境から乗り合いタクシー),11:45~20:45(バス)】

 

今朝早くに国境の町ムチンジの宿を出て、45ヶ国目ザンビアへ。

世界一周ザンビア旅行1

【小学校の制服 色が鮮やかでかわいい】

世界一周ザンビア旅行2

【国境付近で目にした露店】




国境でもマルチビザをとれると聞いていたのだけど、なんと国境でとるマルチビザはダブルビザだとのこと。なんなのそれ。タンザニアのダルエスサラームで申請しておけばよかった。リビングストンを拠点にボツワナとジンバブエをのぞいてみることを考えていたため3回分のビザがほしかったのだけど仕方ない。とりあえずマルチビザと言う名のダブルビザをUS$80(シングルはUS$50)で取得し、ザンビアに入国。


マラウィと同じくここザンビアの公用語も英語。
実際にきてみるまで知らなかったのだが、アフリカの東南部では英語が公用語になっている国がほとんどだ。西欧列強による植民地化以前から各部族で使用されていた言語も一部ではまだ使用されているものの、町で耳にする言葉のほとんどが英語だった。



携帯を片手に英語を話す現地の人を見ていたら、なんだか悲しい気分になってきた。自分たちの言語を奪われるというのはどれだけ屈辱的なことだろう。代々受け継いできた伝統はどう伝えるのか。その言語特有の言い回しやニュアンスは、新たな言語で完全に補完できているのか。失われたであろう歴史や文化は計り知れない。

世界一周ザンビア旅行3

【移動中に会った幼い兄弟 二人は英語以外の言語も話すことができるのかな? バスで会ったおっちゃんの話によると、今はまだ30以上の言語がザンビアに残っているらしいが、古いマイナーな言語を操れる人間は確実に減っていくのだと思う】





今日は交通機関を乗り継いで首都のルサカまでやってきた。このままリビングストンまで行ってしまいたかったのだけど、今日はもうバスがないらしい。時間はもう22時過ぎ。翌朝もっとも早いバスは7時半に出るという。ルサカの宿はそんなに安くはないうえに、治安にも不安があるためにここから宿まではタクシーを利用しなければならない。バスターミナルで野宿をしたいのだけど、ここのターミナルはあまり雰囲気がよろしくない。マラリアっぽい頭痛もまた出てきたし、睡眠はそれなりにしっかりとりたいのだけど・・。うーむ。

世界一周ザンビア旅行4

【ルサカのバスターミナル】



そうだ!バスがあるならバスの中で寝かしてもらえばいいんじゃないの??
チケットオフィスのおじさんに聞いてみると即答でOKだった。親切にバスの前部に見張りの人までおいてくれたので、朝までぐっすりと寝ることができた。ありがとう。

世界一周ザンビア旅行5

【ゴム紐を張りシャツをかけ蚊帳をつくる。】

 

 

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228日目
宿泊地 : Zili ndi lfe kupewa (ムチンジ / マラウィ) ※宿名は不確かです
移動 : ンカタ・ベイ → ムズズ(1h) → リロングウェ(7h) → ムチンジ(2.5h)
【9:30~10:30(ミニバス),11:00~18:00(バス),18:30~21:00(ミニバス)】

 

マラウィはマラリアの流行地域で、政府系の病院ではマラリア感染の検査や治療を無料で受けることができる。まだ悪化する可能性もあるし、病院も近くにあるンカタベイにもう少し滞在しようかとも考えたものの、これ以上旅程から遅れたくなかったため、朝に宿を出てそのまま次の目的地ザンビアを目指すことにした。

 

世界一周マラウィ旅行9

【ンカタベイの宿 湖畔だから蚊も多いね】



まあきっと大丈夫でしょう。何か起きてもきっとそれなりに対処できるでしょう。


最近はそう思い込むのではなく、自然とそう思えるようになっている気がする。旅に出ていくつもの困難にぶつかったこと、そしてそれをうまくかどうかは分からないけど、とりあえず乗り越えてこれたことで、そうした余裕が持てるようになってきた。旅だけでなく人生もそう。もっと若かったころに比べると、落ち着いて物事に対峙できるようになってきている。



これを「自分に自信が持てるようになった」とか「強くなった」なんて言うと少しはかっこいいのかもしれないけど、実際はそうではない。身に降りかかる災難はいつだって違う。同じだったら学習の仕方を反省する必要がある。似ているようなものはあってもやはりどれも違う。結局人は壁にぶつかり続けて悩み苦しみ続けるものだと思う。だから自信も強さも持ててはいない。


では、なぜ余裕を持てるようになったのか。考えてみた。
ちょっとしたことだった。あることを悟ったのだと思う。それは、「大切なのはやれる力(能力)ではなくやる力(意思)だ」ということ。



自分の人生を振り返ってみると、やれる力(能力)の限界に達して苦しんだことよりも、やる力(意思)の不足が招いた問題に苦しめられた経験が圧倒的に多いということがわかる。もちろんどちらの力も重要なのだけど、普段の生活において、要求される頻度が高いのはやる力、意思のほうであると思う。



そう考えていくと、やるときにやればいんでしょ、という割り切りのような覚悟がうまれてくる。



余裕の源泉は、自信ではなく覚悟だった。


困難にぶつかる覚悟。それと向き合う覚悟。それを越えていく覚悟。そんなもん。




当たり前といえば当たり前のことだと思う。不安や恐怖はよくわからないからこそ大きくなるもの。だから見てやればいいでしょう。つかんでやればいい。握りつぶしたいならつぶせばいいし、いらないものなら見たあと放り投げてしまえばいい。


シンプルに考えればいいと思う。きっとそうしたほうが生きやすいのだと思う。



あるものをしっかり見て、そして触れる。地に足をつけるってこういうことなのかなと、ふと思った。

 
 

世界一周マラウィ旅行10

【ンカタベイからリロングウェへ向かう途中、バスのタイヤがバースト。一時間ほど待たされる。】

 

 

世界一周マラウィ旅行11

【ザンビアとの国境の町ムチンジで一泊 リロングウェからリビングストンへの直行バスは国境越えに相当時間がかかるようなので、ここは刻んでいったほうがいいです。】

 

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227日目
宿泊地 : Big Blue Star Lodge② (ンカタベイ / マラウィ)
移動 : なし

 

うーむ、タンザニアの最終日くらいから軽い頭痛が消えない。鼻の奥のほうになんだか嫌な感じがある。息を吸うたびに軽度の吐き気と頭痛がやってくる。なんなんでしょ、これ。寝すぎの頭痛かな、なんて思っていたのだけど、寝ても覚めても治らないし、日に日に症状が重くなっている気がする。ナイロビを出てからの2週間、移動がかなりハードだったから体調を崩してしまったかな。とりあえず今日はゆっくりしよう。



宿で見た情報ノートによると、ここンカタベイに日本人の女性が経営するカフェがオープンしたらしい。そしてそこのアボガドシェイクが絶品だとか。さっそくお昼に宿が一緒だったケンジさんと花フラミンゴさんと行ってみることに。


カフェの主はくまちゃんと呼ばれる女性。残念ながらあまり話をする時間がなかったのだけど、とても明るく気さくで、体は小さくかわいいのだけど、生き方の軸が見えるからかとてもどっしりとした印象を受ける人だった。ここでは食事もとれるということだったので、魚の料理を注文。おいしかった!

世界一周マラウィ旅行4

【カフェの名前は Malawian Times】



このカフェには新たに情報ノートも設置されたということなので、最初の情報を書き込ませてもらった。というか、書かせてもらおうとノートを開くとそこに見覚えのある字体でコメントが残されていた。この「ツ」と「シ」のごっちゃになったカタカナには見覚えがあるぞ・・・。もしや・・

世界一周マラウィ旅行5

【聞いてみるとやっぱりFUTOME氏でした。数日前にここにやってきたそう。せっかくだから名前くらい書いておこうよ、ということでFUTOMEさん、書いておきましたよ!】




きたときには既に数人の日本人のお客さんがいたのだけど、食事をしているとさらに数人の日本人がやってきた。そのうちの一人がなんと、年始にヨルダンのサーメルの宿で会ったダンサーの諒くんだった!いやー、なつかしい!アフリカで会えるといいねと話してはいたものの、本当に会えるとは。

久々の再会。早速声をかけてみる。

私「久しぶりだねー。元気だった??」

諒くん「いやー、さっき検査してきたらマラリアでした。」



え?マジで?ものすっごい元気そうなんだけど。
聞いてみると、ここ最近ずっと風邪のような症状が出ていて体がだるかったとのこと。けれど寝込むほどでもないしそのうち治るだろうと思いながら旅を続けていたとか。ここンカタベイには政府の援助によって無料でマラリアの検査をしてくれる病院がある。まあ無料だし、というかるいノリで行ってみたら、なんと黒だったそうだ。高熱が出る前でよかったね。


ちょっとした頭痛とだるさ・・・、なんかあやしいな・・・。
マラリアの先輩諒くんのすすめもあり、食事のあとそのまま病院に行ってみることにした。

世界一周マラウィ旅行6

【橋をわたって病院へ】

世界一周マラウィ旅行7

【到着!】



検査室の前にはたくさんの人が並んでいた。うわー、これはかなり待つことになりそうだなぁ、この程度の頭痛ならマラリアではないだろうし帰っちゃおうかな、なんてことを思いながらフラフラしていると、部屋から先生らしき人が出てきて中に入れと言う。どうやら他の検査のために並んでいる人たちだったみたい。


このあたりでのマラリア検査は、採血をして光学顕微鏡で行うのが一般的だと聞いていた。血を採るときに使う器具が心配だったのだけど、新品のカミソリの刃のようなものを使ってくれたので安心した。


痛っ!


と思ったときにはもう終了。結果が出るまでちょいと待っていなさいと言われ部屋を出る。



ケニアからはずっとマラリアの予防薬(メフロキン)も飲んでいたし、取り越し苦労だとは思うんだけどな・・・。ちょっとだるいだけだし。


待つことおよそ20分。


別の部屋から若くてきれいな女医さんが出てきて手招きをする。こっちきなさいと。

「へい、よろこんで!」

とばかりに勢いよく中にはいり、お行儀よくすっと椅子に座る。そして美人(女医)の言葉を待つ。口元が動いた。なんなのなんなの??


「You have マラリア!」


持ってましたか。私、マラリア持ってましたか・・。


特に詳しい説明はなく、とりあえ処方する薬(コアルテム)を3日間飲み続ければ完治するから心配要らないよと言われ部屋を出た。

世界一周マラウィ旅行8

【これがマラリアの治療薬】



はあ、マラリアでしたか。高熱が出るって聞いていたけど、早めに気づくとこの程度ですむのかな?マラリアだと自覚して気が緩んだのか、この日の夜はこれまでにないほど強い吐き気がしたけれど、薬を飲んだらおもしろいほどきれいに症状が消えた。これでたぶん大丈夫だよね。




ちなみに後日発覚したことだけど、この日一緒に食事をした2人もマラリアでした。4人とも通ってきたタンザニアのダルエスサラームがあやしいな・・・・。
 

 

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226日目
宿泊地 : Big Blue Star Lodge① (ンカタベイ / マラウィ)
移動 : ムベヤ → キエラ(2.5h) → カロンガ(1h) → ムズズ(3h) → ンカタベイ(1h)
【6:00~8:30(バス),8:30~9:30,9:40~12:40(以上、乗り合いタクシー),14:00~15:00(ミニバス)】
※時差は-1h

 

ある、そう思う。


以前、旅のスタイルについて考えたときに似たようなことを書いたけど、今回またそれについて考える機会があったから書いてみようと思う。

 

世界一周マラウィ旅行1

【ンカタベイ ダルエスサラームから来ると平和でほっとする。売っているのはマラウィ湖でとれた魚】



長旅をしていると、さまざまな考え、目的、スタイルを持ったバックパッカーに出会う。その中に、「スタンプラリー派」と揶揄される人たちが存在する。彼ら彼女らの目的は多くの国をまわること。パスポートにスタンプやビザのシールを集める、その数に何よりも大きな喜びを感じる。新たな国や都市にたどり着いても、入国時に既に目的は達成されているため観光や地元の人とコンタクトをとってみようという気もあまりない。そのような人たちがこう呼ばれている。この呼称はもちろん他称。自称スタンプラリーバックパッカー(それはそれで良い気がする)というのは聞いたことがなく、あまり外界と関わりを持ちたがらない旅人に冗談っぽく「スタンプラリーしてるんじゃないの?」なんて言ってみる、そんな感じだ。



最近そのような人に会ったことで、大人のスタンプラリー旅行それ自体についてと、そのように見えるショートステイを繰り返すスタイルの旅の意義について考えてみた。





まずスタンプラリーについて。
ある、と思う。それによって得られること、同時に失う機会のことを考慮に入れたうえで、その目的を自覚しているのであれば、ある、と思う。機会の大きさに比べて、抽出できるものが小さく感じてしまいはするけど。なのでもしそれに喜びを感じるのであれば、まわりを気にせずそれを口にすればいいし、そういうところに旅の主軸をおいたほうがおもしろい旅をつくることができる気がする。聞ける話も刺激的なものになりそう。



次はそうではなく、他の目的を持っているもののそのように見える旅について。
これも、ある、と思う。時間の制限が厳しい分、自分の目的をある程度明確に保持しておく必要はあるものの、確実にあると思う。


この種の旅についての批判は、概ねこんなところだろう。

【1】観光する時間が足りない
【2】人との交流をもつことが難しい
【3】数日ではその場所を理解することができない



それぞれに弁解してみる。

【1】情報収集に注力することと、自分の旅の目的に焦点を当てることで、短期間でも効率的に動くことは可能だと思う。

【2】これは難しい。数日どころか数週間滞在したとしても難しい。特に先進国ではそれなりのイベントに参加しなければまずこうした機会は得られない。なのでこう言われてしまったら逆にこう答えなければならない。それならどれくらいいたら十分なの?と。

こう返すとおそらくその人の口からは具体的な期間ではなく、「例えばどこにいってどういうことをして・・・」という行動についての意見が出されるのではないかと予想される。結局そういうことなのだろうと思う。重要なのは姿勢や方法で、時間については個人差があり何とも言えない。ある人の5日間がある人の1ヶ月に相当するなんてことがあっても、別に驚くことではない。


【3】まずそのおこがましい考えに反論しなければならない(失礼!)。数日いようが数ヶ月いようが数年いようが、旅行者という社会の表面を滑っていくような存在では、その地にあるいくらかの事実に触れることがあるとしても、理解するまでに至ることは困難ではなかろうか。それに滞在中に理解する必要はないと思う。十分な知識もなくまた中に入れない存在であるならば、その武器である客観性を存分に発揮して観察に力を入れてみてはどうかと思う。そして帰国後に、十分な資料の得られる環境でそこで得た感覚と感情と生の情報を材料に、自分なりに理解しようと努めればいいのだと思う。


仮にもしそのときに具体的なものが得られなかったように感じても、少なくともそこに行ったことがあるという事実は残る。実はこれがかなり重要で、それ以降はその国や地域の情報が、無意識であっても自分のアンテナにひっかかるようになる。そこから始めていけばいいのだと思う。



【1】~【3】全てに言えることだけれど、何も一回の旅で全てを終わらせ結果を出そうとする必要はないのだと思う。そでが始まりであってもいいのだと思う。



とりあえず私はそんなふうに考えて旅をしています。

 

 

世界一周マラウィ旅行2

【マラウィ湖1】

 
 

世界一周マラウィ旅行3

【マラウィ湖2 ここではダイビングのライセンスがかなり安くとれるみたい。】

 

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225日目
宿泊地 : Stand Guest House (ムベヤ / タンザニア)
移動 : ダル・エス・サラーム → ムベヤ(25h)
【前日19:00~20:00(列車)】



タンザン鉄道はタンザニアとザンビアをつなぐ鉄道だ。それぞれの頭をとり、タンとザンでタンザン鉄道。当初は2晩かけてそのままザンビアのカピリムポシまで移動してしまおうと考えていたが、マラウィがなかなか良いらしいという噂を聞き、マラウィ国境に近いムベヤまでの切符を買い、昨日列車に乗り込んだわけだった。


買った切符はファーストクラス。とは言っても車両もコンパートメントの中もとてもきれいとは言えない。昨日から頭の奥のほうに鈍痛があるため、昼過ぎにはまたコンパートメントに戻りボーっと天井を眺めていた。

 

世界一周タンザニア旅行24

【ファーストクラスのコンパートメント】

 

 

世界一周タンザニア旅行25

【中国の列車と同じつくりだった】



天井には薄暗い電灯がついているが、そこにはいくつかクモの巣が張られていた。そのうちの一つに、小さなトンボがかかっているのが目に付いたため、何をするのでもなくただ眺めていた。

羽をばたつかせるトンボ。しかしあがけばあがくほど、ねちっこちクモの糸が体に絡まる。そしてその間にも、クモはせっせとトンボに新たな糸を絡ませていく。せっせせっせと働くその姿は、暴れるトンボよりもよっぽど紳士らしく見えた。とにかくゆっくりと地道に、確実にトンボの自由を奪っていく。


もう30分ほど経っただろうか、トンボはまだ抵抗を止めない。このあたりからは、生への希望はいつ絶たれるのか、その後はどうやって最後のときを待つのか、そこに関心を置き来る終焉を待っていた。だが、トンボはそれに抗うことをやめなかった。目に見えて羽をばたつかせる力は衰えているものの、それでもやめなかった。よく諦めないなぁ、そう思って見ていた。


人間だったらどうだろうな。そして自分はどうだろう。諦めるタイミングはどんなものなのか考えて見たが、体よりもかなり先に心に限界が訪れることが容易に想像できた。

 

 

世界一周タンザニア旅行26

【たまにバオバブの木も見える】

 

 

世界一周タンザニア旅行27

【車窓から 東アフリカは緑が多い】

 

 

世界一周タンザニア旅行28

【タンザン鉄道は中国の援助で完成したという話を聞いていたけど、線路にもご丁寧にほら】



見ているうちに、トンボの反抗がとても美しいもののように思えてきた。このトンボの、これまでの人生そのものを見せ付けられているような気にもなった。生まれてからずっとこのように生を満喫していたのだろう。肉体の限界が心の限界に肉薄するまで切実に、いつ途絶えようと確実にそう言えるほど、生をやり遂げてきたのだろうと思った。


人間はこういった動物に比べれば複雑で難しい心理を持っているが、それでももし心の限界を意識的に肉体のそれに近づけることができたら、より良い美しい人生をおくれるような気がした。精神が肉体を超えようものなら、そこに見えるの間違いなく美なんだろうね。人生そのものに芸術性や美を求めるのも悪くない気がする。



暗く汚い部屋の一角で輝く生の美しさを見て、なんだか反省させられた。

 

世界一周タンザニア旅行29

【ひまわり畑】

 

 

世界一周タンザニア旅行30

【大自然の中を行く】



その後、クモの糸の配置にミスがあったのか、突然トンボが解放された。おおお、わからんものだね。最後までわからんわ。最後まであがく事の大切さも教えられた気がした。



でも数分後、そのトンボは電灯の光に突進して、またクモの巣に、それも同じクモの巣にかかった。


同じこと繰り返しちまうもんだな。まあ狭い世界に生きているからね。なんだかそれ以上は人間を見ているような気分になって悲しくなるから、見るのをやめて寝てしまった。




それにしても頭痛が消えない。なんなんでしょ。

 

世界一周タンザニア旅行31

【列車内の食堂 ここでお茶を楽しみました】

 

 

世界一周タンザニア旅行32

【列車を追いかける子供たち】
 

 

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224日目
宿泊地 : タンザン鉄道列車内 / タンザニア
移動 : ダル・エス・サラーム → ムベヤ(25h)
【19:00~翌日20:00(列車)】

 


次の目的地マラウィへ向かうべく、宿を出ようとしたときこと。以前エチオピアとケニアで会った日本人の旅人と再会した。


元気でしたか?どこに行っていたんですか?と互いの近況について言葉を交わしたあと、話はダルエスサラームの治安に移った。雰囲気は思っていた以上にまずいですよねぇ、こりゃナイロビ市街の比じゃないね、夜は絶対に出歩きたくないね、なんて話していると、この街でごく最近、強盗にあってしまった日本人がいるという話を聞かされた。


しかも、それが知っている人だったので驚いた。
彼とはナイロビのニューケニアロッジで会っていた。そのときドミが同室だったのだが、とても人懐っこく気さくで、それでいてまじめで芯が通っている、打ち解けやすい人当たりの良い年下のバックパッカーだった。最後に彼と会ったのは宿の屋上、ナイロビの夜景を眺めながら飲んだのが最後だった。


幸い旅を続けられなくなるほどのケガを負わされたのではなかったため、なんとか旅を再開することができたとのことだった。



一体どんな状況で・・・。聞いてみるとこういうことだった。




彼はここダルエスサラームに滞在中、次の目的地へタンザン鉄道をつかって移動しようと考え、市内にあるタザラ(タンザン鉄道)の駅でチケットを買った。その帰り、駅前の通りで市の中心へと戻るダラダラ(ミニバスのようなもの)を拾おうと道路に近づいたとき、突然3人の男に襲われ、その横につけた車の中へと押し込まれてしまったらしい。それが夕方や早朝でなく、真昼間に起きたことだという。



日中、タザラの駅、駅前からダラダラ・・、昨日自分がとった行動と何一つ変わらない・・・。
ナイロビで彼と二人でバスステーション沿いの通りを歩いているとき、言われた言葉を思い出した。
「よくそっち側(バス側)を歩けますね。突然引き込まれたらおしまいじゃないですか。俺はこっち(建物沿い)を歩きたいですね。」
少なくとも自分よりは警戒心の強い人間だった。誰がやられてもおかしくないのだと思った。きっとたまたまだったのだろうと思う。たまたまそのときそこを歩いていたのが彼だっただけなのだろうと思う。

世界一周タンザニア旅行22

【駅前の通り 人通りも少なくはない】



車に押し込まれた彼は、4人の男に囲まれるように乗用車の後部座席の真ん中に座らされた。そこで諦めておとなしくしていればよかったのかもしれない。しかし、突然そのような苦境に立たされた人間が、とっさに自分の置かれた状況を把握し、落ち着きを取り戻すことは難しい。彼は逃げようとした。ドアのロックをはずしドアから逃げようとした。そして、殴られた。小さな車の中、大きな黒人4人に囲まれ、その中で何度も顔を殴られた。



彼の味わった恐怖を考えると、涙が出そうになる。どれだけ心細くて不安で怖かったのだろう。きっとそのときは痛みさえ感じないほどの恐怖の中にいたのではないかと思う。




結局かれは持っている現金などを全て奪われ、市の中心から少し離れたオイスターベイというビーチに、車の窓から投げ捨てられた。気づくと足の指の爪まではがれていたという。


昔から持っていたアフリカ縦断の夢、今回その夢をかなえるために強い決意と大きな希望を持ってアフリカ大陸へやってきただろう彼だったが、その彼でさえ、事件後は帰国を考えたと言う。想像を絶する恐怖だったろうと思う。自分がナイロビで荷物の盗難にあったとき、直接危害を加えられたわけでもないに関わらず、周りの人間、雰囲気ががらっと変わり、全てが何か悪意を持ったように見えてきてしまったことを思い出した。数日間は外を歩くのに恐怖を感じた。顔も見ていない人間に荷物を盗られただけで。


精神だけでなく体にも恐怖をリアルに植えつけられ、それでも最終的に旅を続けようと気持ちを持ち直すことができた彼の心の強さには心底感服する。自分でもそうできただろうか、少し自信がない。


そのとき自分が傍にいたとしても、後悔しないためにも続けたほうがいいよと、心では思えど言えないかもしれない。もしこの先の旅でまた同じようなことに遭ってしまったら彼の負うトラウマはどれだけのものになってしまうのか。恐怖心なんてそう簡単に消えるものではない。


きっとまだ乗り越えるとは言えない段階にいるのだと思う。それでも続けようと、自分で考え自分で決めた。その強さを思うとまた涙が出そうになった。




具体的に何を話したい、何をしたいというわけではなかったけど、彼に追いついて話がしたくなった。今はマラウィかザンビアまで移動しているらしい。少し急いでみようと思いながら、その日の夕方、タンザン鉄道に乗った。

世界一周タンザニア旅行23

【タザラの駅】

 

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223日目
宿泊地 : YWCA ②(ダル・エス・サラーム / タンザニア)
移動 : なし




今日はダルエルサラームを探検!


とその前に、まずは在タンザニア日本大使館へ!
ケニアでクレジットカードを2枚とも盗まれてしまった(※ナイロビ盗難事件)ので、新たなカードをこの
大使館に送ってもらったのでした。ちなみに大使館はこうした書類などの封筒は受け取ってくれる(これも大使館によって違う可能性があるので要確認!)ものの、荷物は受け取ってくれないらしい。パソコンはどうしようかなぁ。


大使館の方にお礼を言い、外に出るとまず向かったのはATM。手持ちの現金がほとんどなくなっていたし、なによりこの新しいカードでちゃんとキャッシングができるのか確認しないといけない。緊張しながら待っていたのですが・・・いけた!これで旅が続けられる!!よかったよかった。

 

世界一周タンザニア旅行18

【しかし暑い】


さて、近年ナイロビよりも危険になっているともっぱらの噂のダルエスサラームだけど、外を歩けないというほどのものではないけれど、たしかにちょっと嫌な感じがする。

今日はタンザン鉄道のチケットを買いに行ったり、カンガ(派手な柄の布)の卸をまわったりと半日ほど外を歩いたのだけど、これまで遭ったことのないようなことに2度遭遇しました。



1つめ。【スリ未遂】

タンザン鉄道の切符を買いにいくためダラダラ(ミニバスのようなもの)乗り場へ向かったときのこと。なぜ??突然デジカメがポケットから出てきて、ぶらーんとポケットからぶら下がるではありませんか。チェーンをつけているからブラっとなって気がついたけど、ポケットからカメラを抜かれた記憶も感触も全くない。
すぐに前を見ると、自分の横を通り過ぎた3人の男が目に入った。

けど誰かわかんねー、と思うか思わないか、3人のうち学生風の2人とは少し離れて歩いていたおっさんが振り向き、
「どこに行くんだ?ダラダラはここから乗れるよ!!」
などと話しかけてくる。しかも妙にあわてている様子。ああ、たぶんこの人なんだろうな。けれど確信もなかったので、睨み付けるだけでその場を去った。

それにしてもすごいテクニックだった。まったく気がつかなかった。これはチェーンがついてなかったらやられていたな。チェーンついてなかったら狙われなかったかもしれないけど・・。

 

世界一周タンザニア旅行19

【日中でも要注意 ダルエスサラーム市内】




2つ目。【若い兄ちゃんにからまれる】

郵便局近くの人通りの多い道を歩いていたときのこと。あまりに人が多いために、足が人にぶつかってしまった。けど、こんなことはアフリカにかぎらずよくあること。振り向いてSorryと言いそのまま立ち去ろうとすると、そのごっつい男に腕をつかまれた。そんで怒鳴られた。しつこく。
英語じゃなかったからわからないのだけど、

「おめえのせいで俺の足がこんなん(ガクガクして見せる)になっちゃったらどうすんだよ??ええ??」

ってなことを腕をグイグイされながら聞かされたのでした。


いってーな、とかぶつぶつ言いながら腕を振り払うようにして立ち去ったのだけど、よくよく考えるとこれもけっこう怖い。





話はかわってカンガの卸のこと。カンガというのは現地の女性が腰に巻いたり、荷物をくるんだりするのに使う布のこと。この布の柄がいかにもアフリカといった感じの派手な大柄でとてもきれい。おみやげとしても人気らしい。ダルエスにはこのカンガの卸売り屋街があるので、そこに行ってみた。
 

 

世界一周タンザニア旅行20

【カンガのお店 いくつか買っちゃいました】


驚いたのは、店主のほとんどがインド人であること。イギリスに連れてこられた人たちの子孫だろうか。そして同じお店で働いているタンザニア人は、みな荷物運びなどの下働き。
インドは綿花の生産地だから、インドのネットワークを使って安く仕入れてここで売っているのかな。とにかくインド人ばかり。


そしてなぜか、なぜかそのインド人がみなチョーがつくほどのイケメン。若者もおじさまもイケメン。繊維を扱う商社やアパレルに勤める人は日本でもこぎれいでかっこいい人が多い気がするけど、それはこっちでも同じようでした。あまりにかっこいいので写真を一枚撮らせてもらった。


 

世界一周タンザニア旅行21

【ね、すごくない? かっこいいよ、おじさん!!】

 

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222日目
宿泊地 : YWCA ①(ダル・エス・サラーム / タンザニア)
カハマ ダルエスサラーム(14.8h)
移動 : カハマ ダルエスサラーム(14.8h)
【6:00~20:45】

 


当初ルワンダからタンザニアに入った後、タンザニア各地へのアクセスのよいムワンザへ移動することを考えていたけれど、どうやらカハマからダルエスサラームへの直通バスも出ているようだったので、予定を変更しここから一気にダルエスサラームを目指すことにした。

タンザニアの西部は道路が悪いことで知られているが、首都ドドマを通るこのラインは、近年道路の舗装もすすんだようでダルエスサラームまで15時間でいけるそう。30時間は覚悟していたから、これを聞いたときは嬉しかった!


バスはそんなにきれいではないけど、外の景色はかなりきれいだった。グレートジンバブエのように巨大な石の塊や、バオバブなんかも目にすることができる。これはなかなかいい。暑いのをのぞけばね。標高の関係か、ドドマあたりからかなり気温が上がってきてつらかった。

 

世界一周タンザニア旅行14

【巨大な石がごろごろしてた】

 

世界一周タンザニア旅行15

【窓からの景色 未舗装道路は1時間くらいだけでした】

 

世界一周タンザニア旅行16

【素晴らしい!】

 

世界一周タンザニア旅行17

【とても素晴らしいよ!】


早朝にカハマを出たバスが最終目的地ダルエスサラームに到着したのは夜の8時。ナイロビのケニア人から、いまダルエスサラームはナイロビよりも危険な街になっているなんて話をきいていたので、念のためバスターミナルから宿まではタクシーを使った。

タクシーの窓からのぞいた街の様子は・・・、うーん、たしかに不穏な空気を感じる。治安の悪い街の人というのは、他人にひどく無関心そうに見えるもの。余裕がないのか心がすさんでいるのか。とにかくこのダルエスサラームもそんないやな無関心さを感じた。

 


宿はアフリカ縦断をするバックパッカーの間で評判の良いYWCA。部屋には扇風機も着いていたのだけど・・・・、どうしようもないほど暑い!ただ暑いだけじゃない。蒸し暑い。蚊帳もけっこうなほど暑さに貢献してくれるんだよね。けど、赤道に近いこの地域では蚊が怖いから蚊帳から出るわけにもいかない。現に部屋にはたっぷりと蚊の姿もあったことだし、ああ、もうたまんない。

体は疲れ切っているのに暑さで全然眠ることができない。そのうえ水を切らしているからもうなんというか苦しい。朝6時前には部屋を出て、食堂のおばちゃんがやってくると同時にそこで飲み物を買い、再び眠りにつきました。


ちなみにこのYWCAですが、中庭を囲うように建物がたっていて、その中庭で蚊が大量に発生しているようだった。そのため、部屋の中にも蚊が何匹も入っている始末。しかもなんだろう、これまでの地域のものとは種が違うのか、刺されると若干痛みを感じる。マラリアを持ってないといいんだけど・・・。

 

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数日後、マラウィのンカタベイでマラリアに感染していることが発覚しました。ケニアから数えると、刺された箇所はだいたい20箇所ほど。それだけ刺されれば、と思われてしまうかもしれないけど、蚊帳も防虫スプレーも使っているし、アフリカでは暑くとも長袖長ズボンで行動しています。これでも結構頑張っていたのだけど・・。
ンカタベイでは5人の日本人に出会ったのだけど、なんとそのうち3人がマラリアでした。そしてみんなこのYWCAで蚊に刺されているんですよね。その後、南下してから会った日本人もマラリアのようでしたが、その人もここに泊まっていたそうです。何か怪しい気がするんだよなぁ。

 

 

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221日目
宿泊地 : YOTEHERI Guest House (カハマ / タンザニア)
移動 : ルスモ → カハマ(4h)
【10:00~14:00(ミニバス)】

 

俺、ハゲコウが好きです。



なんだろうね、この鳥。見ると興奮するんだよね。最初に目にしたときの衝撃の大きさは、サファリでライオンやキリンを見たときのものを軽く凌ぐよ。



綺麗なのかと聞かれるとそんなことはない。むしろ汚い。薄汚い。かっこいいのかと聞かれるとそうでもない。むしろ醜く恐ろささえ感じる。優雅なのかと聞かれてもこれも違う。動きもなんだかぎこちなく不恰好だ。


しかしね、一般的に良いとされているものからここまで強烈に離反すると、もう一つの極限に達するんだよね。極地ってものに、人は惹かれるような気がしない?芸術的な美しさや快楽の絶頂、そういったものはもちろんだけど、その逆も垣間見たくなるのが人なんだろうと思うんだよね。怖いもの見たさって言うのかな、ときにこれは上記のいわゆる<上>を覗き見る欲を超えさえするよ。


そんなふうに俺を惹きつけてやまないのがこのハゲコウ。



でもさ、普通は飽きるんだよ。それか嫌気がさすね。すすんで見たにも関わらず後悔することだってある。ここが難しいところなんだよね、このいわゆる<下>の極地は。



追っているうちに気づいたことなんだけど、それがなかなかこないんだ、このハゲコウには。なぜだろうな。あまりに完成度が高すぎてその中に倒錯的に美しさを感じているのか、それともショックの大きさに感覚が麻痺してしまったのか、まあとにかく飽きないんだよね。観察すればするほど、まだ何かを提供してくれるんじゃないかという期待が収まらない。



気持ち悪いよ、ハゲコウ。これまでの人生で見た動物の中で、ダントツで醜くて汚いよ。もう怖いくらいだからね。近寄るの本当に怖いよ。けど大好きだ。ぜひみんなに紹介したい!




友人のハゲコウです。


世界一周タンザニア旅行1
 【エチオピアで初めて目にしたときから気になっていました。 遠くから見てもこの存在感】


世界一周タンザニア旅行2
 【木にとまるハゲコウ 小さな子供ならさらえそう。】


世界一周タンザニア旅行3
 【群れるハゲコウ】


世界一周タンザニア旅行4
 【歩くハゲコウ】


世界一周タンザニア旅行5
 【たむろすハゲコウ】


世界一周タンザニア旅行6
 【ゴミ捨て場に集まるハゲコウ】


世界一周タンザニア旅行7
 【ゴミをあさるハゲコウ】


世界一周タンザニア旅行8
 【首の裏の模様も気持ち悪いハゲコウ】


世界一周タンザニア旅行9
 【喉もとに異様に長い袋があるハゲコウ】


世界一周タンザニア旅行10
 【その名の通り禿げあがってるハゲコウ】


世界一周タンザニア旅行11
 【なにやら気持ちの悪い赤い物体を装備しているハゲコウ】




カハマでは、自然の姿のハゲコウを見ることができました。カハマに寄った際にはぜひゴミ捨て場を訪ねてみてください。

世界一周タンザニア旅行12
 【カハマの道は舗装されていない】


世界一周タンザニア旅行13
 【カンガを巻いた女性】

 

 

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220日目
宿泊地 : Motel AMAREMBO (ルスモ / ルワンダ)
移動 : ブタレ ⇔ ギコンゴロ(1h),ブタレ → キガリ(2.5h) → ルスモ(4h)
【8:30~9:00(バス),11:00~11:30(バス),12:10~14:40(バス),15:10~19:00(ミニバス)】

 

ブタレからバスで2時間弱で、ギコンゴロという小さな町に着く。ここでも同様に美しい山の緑をながめながらゆっくりと歩いていくと、およそ40分で虐殺記念館(ジェノサイドメモリアルセンター)にたどり着く。

ここにはおよそ15年前に、ツチ族・フツ族の両民族間に起きた紛争の犠牲者をミイラにして保管・公開している。建設当時に比べるとかなり保管数は減ったものの、今でも数百体のミイラがここに安置されている。

 

世界一周ルワンダ旅行7

【虐殺記念館】



この大虐殺にいたる民族紛争のきっかけは、ベルギーによる植民地政策までさかのぼる。
植民地の治める際、現地のコントロールを少数派に委ねることは常套であるようだが、ここでも少数派のツチ族に主権がわたされた。それ以後、フツ族は少しずつ不満と怒りを溜めていったというが、それがフツである大統領の不審な死を契機に爆発し、ラジオを利用した大衆への煽動もあり、大虐殺まで発展したという。


一応民族紛争という見方をされてはいるものの、個人的には民族のアイデンティティーから生じたものというよりも、ただ民族という概念を利用したに過ぎないフラストレーションと暴発のように思える。なので、パレスチナやキプロス、チェチェン、そういった地域の民族紛争と同視点で眺めるべきものではないのだと思う。



しかし、こうした人工的で根がそれほど深くない問題であっても、ここまで大規模な紛争に発展してしまうという事実を目にすると、そこから何か学び取らなくてはならないような気になる。自分なりにこの事象を、普遍性に達するところまで掘り下げて考えるのが義務のように思えてくる。

世界一周ルワンダ旅行8

【入場は無料 館内は撮影可。この事実をより多くの人に認知してもらうためにも、写真撮影することを奨励しているという話も聞く。】

世界一周ルワンダ旅行9

【今も苦しんでいるように見えてしまう】

世界一周ルワンダ旅行10

【種の殲滅を目指していたため、子供がターゲットになることも多かったらしい】

世界一周ルワンダ旅行11

【赤ちゃんの遺体も多い】

世界一周ルワンダ旅行12

【頭蓋骨を割られている】


ミイラの置かれた倉庫のような部屋に次々と案内されるのだが、その虐殺の犠牲をながめていると、この惨事の向こうに、この副産物に見合うだけの主産物があったのか、できればあってほしいという願いがぽつぽつと心の中に浮かんでくるのを感じる。が、思い当たらない。不満と怒りの解消以外の目的が思い当たらない。


おそらくその先には理想の社会建設という目論見があったのだろうが、そもそもその社会の実現はなぜ求められていたのかということが忘れられている。平等で平和で幸福な社会の実現に、これが必要不可欠なものであっただろうか。違う気がする。人間は0を完全に0と認識することはできない。大きなマイナスの上に打ち立てたプラスが、少なくとも同じ時代を生きる人間にとって一体何になり得るだろう。

ここまで短絡的な手法をとったことから、意思と忍耐の弱さえ透けて見えるような気がする。思考と地道な行動を放棄してしまうほどの浅ましさとそのため生まれた犠牲を考えると、なんとも嘆かわしく思う。

世界一周ルワンダ旅行13

【服を着たままのミイラ】

世界一周ルワンダ旅行14

【犠牲者の頭蓋骨】

世界一周ルワンダ旅行15

【頭蓋骨に刃物のあとがついている】

世界一周ルワンダ旅行16

【女性のミイラ】

世界一周ルワンダ旅行17

【100日間で国民の1割(100万人)の命が奪われたらしい】



未来のビジョンと、現在、そして断ち切ることのできない過去、その3つを貫く自分の持つ、価値観の本質は何なのか、目に見える事象の本質は何なのか、いけるところまで思考を深めていかなければならない。どんなスタイルをとろうが個人の自由であると思うが、それ以前にこの作業が遂行されることが大前提であると思う。

もしそうであれば、結果が好ましくないものであったとしても、きっと次の小道を見つけることができるができるのだと思う。

世界一周ルワンダ旅行18

【バス乗り場までバイタクをつかうと5分程度 往復のどちらかを歩き考え事にあてると良い様な気がします】

 

 

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219日目
宿泊地 : Motel Du Monte HUYE (ブタレ / ルワンダ)

移動 : キガリ → ブタレ(2.5h)
【14:00~16:30(バス)】

 
ヨーロッパをまわっているとき、ハンガリーの日本人宿でいくつかDVDを見ました。戦争に関連したものを選んで見たのですが、そのうちの一本が「ホテルル ワンダ」でした。そのときはルワンダどころか、アフリカを旅することも考えていなかったのですが、気づいたらきてしまっていました。無計画さがおそろし い。


この映画は、つい20年ほど前に起きたツチ族とフツ族の民族紛争を題材をとったノンフィクションで、その虐殺と混乱の中に、感動的な家族愛と人間愛を描き出しています。実際に映画を見た人ならば、きっとこの町の雰囲気が最初は信じられないと思います。

キガリの中心部は、他の東アフリカのどの国の都市よりも美しく静かで穏やかで、人も建物もとても洗練されて見えます。街中にも南国特有の鮮やかな花や葉の 大きな木が溢れ、ヨーロッパにもここまで整った町はそうないのではないかと思うほど、目にするものがどれも美しく清潔で、そしてスッキリしています。

 

世界一周ルワンダ旅行3

【キガリの中心部】


死体の山と武器として使われたナタのイメージが強烈に残っていたのですが、見事にひっくり返されました。とてもちょっと前に50万人が虐殺された国とは思えないほどの落ち着きようです。

世界一周ルワンダ旅行4

【宿の屋上からの眺め。中心を外れるとトタン屋根の家ばかりになってしまいます】


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ちなみにルワンダの南に接するブルンジはいまだ政情が不安定で、ナタでおそわれたという旅人の話も聞きます。タンザニア西部は道が悪く移動に時間がかかる ため、トランジットビザでブルンジを抜け、そこからタンザニア鉄道で首都ダルエスサラームを目指すというルートも知られていますが、外も出歩くのも難しそ うだしちょっとこわいので私はパスしてルワンダからタンザニアに抜けるルートをとることにしました。
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この日はミーハー根性丸出しで、その映画の舞台となったミルコリンホテルをのぞきにいってきました。

世界一周ルワンダ旅行5

【映画のイメージよりもだいぶきれいなホテルでした】


うーん、なるほど。でもキガリを見ているだけだとどうもその事実がぴんと来ない。ルワンダの現状もとりあえずはさらっとですがとりあえず目にすることがで きたということで、この日の午後には紛争で命を奪われた被害者の遺体数百体をミイラにして安置・公開している【虐殺記念館】への拠点となる町ブタレへと移 動しました。

世界一周ルワンダ旅行6

【ブタレにある教会】


このブタレなのですが、たまたまなのかどうなのかわかりませんが、障害を持った人が多く目に付きました。手や足のない人、言葉を発することができずに手話 で会話をする人、など。ブタレでは虐殺が特にひどかったと言うから、そのとき負った心身の傷がまだ残っているということなのでしょうか。

事実はどうかわかりませんが、もしかしてと思わされるほど、そうした光景を目にすることが多かったです。
 

 

 

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218日目
宿泊地 : キガリホテル (キガリ / ルワンダ)

移動 : フォートポータル → カバレ(9h) → 国境(15min) → キガリ(2h)
【8:00~17:00(バス),17:15~17:30(乗り合いタクシー),17:30~19:30(バス)※時差-1】

 

前日購入したチケットを持ち、朝6時前にバスの待つスタンドへ向かった。このときにはもう人がいっぱい。あぶないあぶない、出発に間に合ってよかったなどと思い待っていたのだけど、結局その後2時間出発せず。人詰め込みすぎだよ。通路にも人をいっぱいにつめて、いざ出発。

 

世界一周ウガンダ旅行25

【途中追い越したバナナ自転車 ウガンダではよく目にします】


このバス移動がなかなか疲れた。どうやらローカルと長距離を兼ねているようで、驚くほど頻繁にとまる。当初は昼過ぎに国境へたどり着けるかなんて考えていたものの、着いてみればもう夕方の5時になっていた。

まあしかし、何度もとまってくれたおかげでウガンダの田舎町をいくつものぞけたのはよかった。とまる度に食べ物を売りに来る人から、バナナや牛の串焼き、焼きバナナやバナナ、またはサトウキビやバナナなんかを買って食べるのだけど、これがまたおいしい。そして安い。ウガンダのバス移動は食も楽しめる。

 

 

世界一周ウガンダ旅行26

【焼きバナナ 焼き芋のような食感でおいしい】


 

世界一周ウガンダ旅行27

【バナナに赤い種があったって初めて知りました】


 

世界一周ウガンダ旅行28

【バナナバナナバナナ】


闇両替のレートが良かったので国境で両替。運良くキガリ行きのバスも待機していたから、そのままスムーズにキガリまで移動することができた。


それにしてもこのルワンダ。ものすごく緑が多くてビックリする。ウガンダでも自然の多さに感動したのだけど、ルワンダはそれ以上。山にも緑がうっそうと茂っている。これだけ豊饒なら、自給自足の生活をするに十分などころか、やろうと思えば農産物の貿易で利益を上げられるような気もする。ただそうする必要も願望もないくらい、ここの人たちは今の生活に満足しているんじゃないかなと、窓の外の自然を眺めながらそんなことを考えた。

世界一周ルワンダ旅行1

【ルワンダは緑が美しい】



ところでルワンダの食堂ですが、ベルギーの影響なのかビュッフェ形式のところが多いです。安い食堂でも凝った調理をされた料理が出てきて驚きます。東アフリカでチキンを注文し、丸焼き以外のものが出てきたのはここだけかもかもなぁ。

世界一周ルワンダ旅行2

【このチキン、アフリカで食べた料理の中で一番おいしかった!】
 

 

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217日目
宿泊地 : ニューリンダロッジ New Linda Lodge② (フォート・ポータル / ウガンダ)

移動 :フォートポータル ⇔ ピグミーヴィレッジ(往復5h)
【8:00~10:30,12:10~14:40】



ピグミー村を訪ねるためにフォートポータルまでやってきたが、ここからそこまでにはさらに2時間半山道を行かなければならないらしい。しかも交通手段はトラック。もちろん荷台。

噂によると20人以上がトラックの荷台にひしめき合うようにして乗りあうということであった。とりあえず乗ってみた。というよりもむしろ、積み込まれてみた。

世界一周ウガンダ旅行12

【こんな具合です】



乗っていた人は30人近く、それだけでなく大きな荷物もたくさんあったために荷台の上はぎゅうぎゅう詰め。ヤギまで載せられているから足元も大変。当然みなが座れるはずもなく立った状態をキープしなければならないのだが、なんせ山道をいくものだから何か体を支えがないと振り落とされそうになる。で、何につかまるかっていうと、前の人になる。連なった人の列が、カーブのたびに蛇のようにクネクネとうねる。

世界一周ウガンダ旅行13

【連立タイタニック 肩や腰をぎゅっとつかむ!】


世界一周ウガンダ旅行14

【砂埃もすごい 着くころには髪が白くなっていました】





こうしてたどり着いたピグミーヴィレッジ。ここにはいま70人ほどのピグミーが住んでいる。70人と言っても、ここでの生活で生計を立てることは難しく、成人男性のほとんどが町に出稼ぎに出ている言う。なので実際には村には数えるほどしか人はおらず、村というよりも小さな集落といったほうがしっくりほど閑散としている。ピグミーは、もとはほど近くに国境を接するコンゴ民主共和国に住んでいる民族らしく、そちらに行ったほうが多くの、そして小さなピグミーを見れると言う。今のコンゴはとても旅行できる状態ではないけどね。東アフリカで姿を消すバックパッカーの大半がコンゴなんていう話も聞くから。今もコンゴからウガンダ側へやってくるピグミーはいるらしい。


ちなみにこのピグミー村、かなり貧しい。村を見学する際にはまずピグミーのキングに入村料を支払うのだけど、ピグミー村のみならずこの周辺の集落を見た後では、ふっかてくるこの料金もそれほど値切ろうとする気になれない。そもそもキングはそういう交渉が得意ではないようで、「えっ?」という顔をすると途端に半額以下まで値下げしてしまったりする。

入村料を払うこのときには、村の女性や子供がみなそれぞれ手作りの楽器やお土産を手に集まってくる。ここで稼がずにいつ稼ぐ!といったところだと思う。必死さがとても伝わってくる。

世界一周ウガンダ旅行15

【あめえ、弓矢買わねえか?とキング。恐縮ですがそれはいらねえっす。使えないっす。】

世界一周ウガンダ旅行16

【あれ?女性はけっこう大きくないかい??】



その後、担当の人が村を簡単に案内してくれる。ここには電気も水道も通っていない。生活のために、マリファナも育てて売っているといって紹介してくれた。

世界一周ウガンダ旅行17

【ウガンダでもマリファナは違法じゃなかったけ? けどここに来るまでの山道でも、それらしき植物が栽培されているのを多く見かけた。】

世界一周ウガンダ旅行18

【どこでも子供たちは元気だね】

 

世界一周ウガンダ旅行19

【お腹が出ているのは栄養失調?】

 

世界一周ウガンダ旅行20

【こういう顔を見ていると少しほっとする】

 

世界一周ウガンダ旅行21

【家の中も案内してくれる】

 

世界一周ウガンダ旅行22

【ピグミー村の人はやっぱり小さかった】


ベルギーの植民地だったルワンダが近いからかな?このあたりではカカオの栽培も盛んだった。と言っても、自然に木になったカカオをとっているだけのようにも見えたけど。西アフリカのカカオ輸出国の子供たちは、そのために労働を強いられながらも最終生産物であるチョコを口にしたことがないなんて話を聞くけど、ここでも同じなのかもしれないなと思った。

 

世界一周ウガンダ旅行23

【カカオの実 中はこんなん】

 

世界一周ウガンダ旅行24

【これを取り出し天日干しして出荷するようだった】



貧しい。それが日本人が持っているアフリカのイメージ。物もない、水も電気もない、十分な教育も医療も受けることはできない。けれど、地方でこうしたとりあえずはこうして落ち着いた生活を送るできている人たちを見るたびに、その貧しさという言葉について考えさせられる。それはよその人間が決めることではないのだと思う。もし彼ら彼女らは先進国のような暮らしを求めていないのであれば、僕らの持つものさしではもう計ることはできなくなる。現にそんなような気がしてならない。

そうすると援助というものも考え直さなければならないように思えてくる。一体何を求めてるのか?物やお金を送ることは、貧しさを埋めるためと言うよりも、むしろ同じ価値観を与えることにより貧しさを自覚させるためのものであるような気さえしてくる。


アフリカに入ってからよく考えることなのだけど、経済を抜きにして考えればここの人はそれほど貧しくない。生を存分に実感しているし、自分たちのスタイルも保持している(都市部では失っているけど)。緑も多いし文化もある。



途上国に笑顔を、途上国に希望を、そのために途上国に援助を。海外を出て現地の生活を目にし、格差にショックを受けた旅人が強い使命感を持ってそのように声高に叫ぶ姿をよく目にするが、何か違和感がしてならない(もちろん全てに対してではないです)。一方的なものを感じる。その地のその人たちの持つ視点で物事を見ることができない限りは、真の意味での援助はできないのだと思う。


中に入り込みあるものを大きく強く育てる。そうした手伝いができれば何よりも良いような気がする。





もし援助をしてもらえるのであれば、日本人がもっと幸せに生きていけるようなヒントを与えてくれる援助がぜひともほしいものです。だって、心底欲しているにも関わらずその能力とアイデアが足りてなくない?

 

 

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216日目
宿泊地 : ニューリンダロッジ New Linda Lodge① (フォート・ポータル / ウガンダ)

移動 : カンパラ → フォート・ポータル(5h)
【16:00~21:00】

 

ルワンダ大使館でパスポートを受け取り、次の目的地フォートポータルへと向かうバスに乗り込んだ。


道行く車を眺めていると、おもしろいことに気が付く。そこらじゅうを日本の車が走っているのだ。日本の車といってもただ日本製の車と言うわけではない。おもにワンボックスやトラックなのだが、日本の企業で使われていた車がここウガンダの町に溢れている。

世界一周ウガンダ旅行7

【タクシーのほとんどが日本の中古車】

 

世界一周ウガンダ旅行8

【こんな感じで社名が残っている】


中には救急車なども見かけるから驚きだ。日本の援助によるものなのだろうけど、こうしてその後も問題なく走り続けているこれらの車を見ていると、日本に限ったことではないが、大枠では非効率ともとれる先進国の過度のエネルギー消費が、なんだか愚かしいことに思えてきてならない。そうした必要以上にリッチなサイクルを保つためにハードワーキングしているのか、本末転倒も甚だしいなと思う。より良い暮らし、より良い人生が、物質や金銭の追求では得られないということをいい加減悟るべきだと思うのだけど・・・、まあしかし、その中に入ってしまうと抗うのはなかなか難しい。

世界一周ウガンダ旅行9

【カンパラのマーケット】

 

世界一周ウガンダ旅行10

【女性の服は柄が大きく色が鮮やかで、いかにもアフリカという感じでとてもきれい】



カンパラからフォートポータルの道は平らでとても乗り心地が良かった。エチオピア(最悪)やケニアの北部とは違い、なんとも快適。途中停車の度に窓の外から牛の串焼きやバナナを売りにたくさんの人がやってくるので、お腹も満足させてもらえる。そのまま気持ちよく外の景色を眺めているとあっという間に到着した。山道の300kmを5時間は早いね。


ここから先の移動もこうだといいのだけど。

世界一周ウガンダ旅行11

【こんな風に食べ物や飲み物を売りにきてくれます。たすかる!】

 

 

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215日目
宿泊地 : New ABC(カンパラ / ウガンダ)

移動 : ナイロビ → カンパラ(13h)
【前日20:15~9:15(夜行バス)】

 

ケニアからウガンダに到着。

バスを降りてビックリする。人が多い、車、バイクが多い。すごい混雑ようで、東南アジアの街中を思い出す。人もだいぶ違って見える。ナイロビの女性はストレートパーマをかけたりウィッグをつけたりしてオシャレをしていたけど、ここは女性もぼうずが多い。髪は伸ばすとまり状に縮れてくるから、これが一番清潔でかつ楽なのだろうけど、困ったことに後姿だけでは女性と男性を見紛うことがある。

世界一周ウガンダ旅行1

【人が多い】


それともう一つ、人について気がついたことがある。インド人や中国人の姿がちらほら見える。インド人は、英国の植民地時代に同じく保護国として植民地のように扱われていたインドから、鉄道建設のために連れてこられた人たちの子孫らしい。街中ではヒンドゥー教系の寺院も見かける。

世界一周ウガンダ旅行2

【シーク教寺院】



ナイロビ滞在のおかげで旅程がおしているので、到着したこの日、宿に荷物をおきそのまますぐに市内にあるルワンダ大使館へ向かった。ルワンダのビザは国境でも取得できるのだが、大使館でとるほうが若干安く、さらにかわいいと評判のゴリラのホログラムが入ったビザのシールをもらえるということで、発給に1日かかるもののこちらでとることにしたわけ。

ちなみにこのゴリラホログラム、小さいし別にかわいくないです。




交通量、人ごみ、ぼうず頭、インド人、初日から刺激をいっぱい与えてくれたウガンダだったけど、なによりも衝撃を受けたのはバナナの消費量!ここではなんと主食もバナナになっている。もちろんそれ以外でもおやつのような間食にもバナナを食べる。バナナは街を歩いている売り子さんから買うと、1本10~20円。

世界一周ウガンダ旅行3

【至るところでバナナが売られている】


話には聞いていたものの、あの甘いバナナをどうやって主食にするのか、本当におかずを食べながらバナナをむしゃむしゃやるのか気になっていた。なので夜に早速トライ!宿の裏手にある屋台・食堂街にいくと、あるある、バナナがそこらじゅうで目に付く。

世界一周ウガンダ旅行4

【これが問題の主食バナナ これは屋台で食べたもの】


どうやら味をつけて煮込んである様子。まずそう・・。いやしかし、ものは試し、やってみなけれわからないよな!と、思い直し注文。おそるおそる口に運ぶと・・・・、意外なほどおいしい。バナナにしてはというのではなく、本当においしいのだ。いや、むしろバナナらしくない。甘みがないのだ。味も食感もマッシュポテトのそれに良く似ている。これは良い。バナナにかけられたソースも日本人の口に合う。ウガンダで食べた料理はどれも味付けがよかった。ウガンダの旅行では太れます。

世界一周ウガンダ旅行5

【こっちは食堂で食べたバナナ 味付けがいい】


このバナナ、日本のガイドブックには食用バナナ(どれも食用だよね?)として紹介されていた。あの甘いバナナとは別物らしい。


ウガンダ初日、食べたバナナは計8本。どれもおいしかった。





ところでウガンダの治安なのだけど、これまでの国と比べるとほっとするくらい良いです。場所を選べば夜でも問題なく出歩けそう。明日もバナナをたくさん食べて街を歩きまわりたいね。

世界一周ウガンダ旅行6

【隙をついて見学してきたカスビトーム(王家のお墓) 世界遺産らしいけど、地元の人もあまり場所を把握しておらず、たどり着くのに時間がかかってしまった】

 

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214日目
宿泊地 : カンパラ行きバスの車内

移動 : ナイロビ → カンパラ(13h)
【20:15~翌日9:15(夜行バス)】

 

お昼ごろ宿に日本大使館から電話があった。パスポートを取りに来るようにとのこと。


ついに動けるようになった。宿から出るとすぐ横にあるバス会社のオフィスでウガンダの首都カンパラ行きのバスを予約し、ネットカフェでは日本へ電話。クレジットカードはタンザニアに送ってください。

もう心の準備はできていたから週末に考えた通りにことをすすめる。パスポートを受け取ったらその日の夜にウガンダへ向かい、そのままルワンダをまわり、タンザニアまで移動してそこでクレジットカードを受け取る。別で保管していたUS$400があれば、各国のビザ代を払ってもなんとかそこまでたどり着けるだろう。



準備は万端だったはずなのに、パスポートを手に入れ宿に戻ると妙に緊張が高まり落ち着かなくなってくる。旅の最中には感じたことのない種の緊張だった。トイレも近い。なんだろうな、これ。考えてみるけど、結局よくわからなかった。

世界一周ケニア旅行9

【ナイロビの中心部 さすが東アフリカ最大の都市】


宿には同時期に病気で足止めをくらっていた旅人和也さんがいて、この日は夕飯をご馳走してくれた。この人がいてくれたおかげで、ここに留まることを有意義に感じるようになれたし、なにより楽しく過ごすことができた。和也さんの話はすごい。普通の人が感覚で持っていてもそのまま流したり放っておいてしまうようなものを、しっかりと捉え、考え、自分の言葉にまで落とし込んでいる。だから話に力がある。話していて圧倒される人に出会ったのはいつ以来だろう。記憶にない。圧倒されている間もそれがなんとも心地よく感じられる。


海外でも日本でもいいから、またいつかどこかで会えたらいいなと思う。



その和也さんの言葉で、今自分が考えているトピックと近かったこともあり強く心に残っているものがある。もしかしたら本人の表現や意図していることと違ってしまっているかもしれないが、とりあえず私はこう受け取ったので、その形で紹介したいと思う。


「自分ひとりが平和に生きていく。そんなのは簡単すぎるんだよ。それじゃいけないと思うんだよね。」


ここまで思考をもっていけていることに驚愕した。
日本人の多くが自分の心に平和のある生き方ができていない(問題に気付いていないことが多いと思う)そうした社会の中で、違和感を覚えた若者が自分の道を探ろうと試行錯誤している。放っておいたひずみが突然大きくなり出して、その周りで人が慌ててワーワーやっている、日本はまだそんな段階だと思う。
でもこういう人もいるんだな。

世界一周ケニア旅行10

【KAMPALA COUCHのバスでウガンダへ】



6日前とは違い、今夜は予定通りのバスに乗ることができた。
バスに揺られて1時間ほどしたとき、それまでの落ち着きのなさが、不安ではなく期待や喜びからきているものだということがわかった。

また旅が続けられることが嬉しい。
ウガンダが楽しみだ。

 

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213日目
宿泊地 : ナイロビ / ケニア(New Kenya Lodge⑩)

移動 : なし

 


事件後、毎日のように顔を出していた警察署、今日はついに容疑者の話を聞くことができました。


どうやら先週末に警察署にやってきたようです。
母親を伴って現れた彼女は、警察の問いに対しこう答えたそうです。


「私は何も知らないです。」



警官C「そう言ってたよ。残念だが仕方ないね。」



そうっすね。知らないんじゃ仕方ないっすね。



指紋もとならかったらしい。もういいやな。
とりあえず本人を呼び出すというとこまでやってくれたし、証拠もないしもうこれ以上やっても無駄だもんな。そういうことで警察署に通うのも今日でおしまい。


もしバッグやパスポートが見つかったら日本大使館に連絡してくださいと電話番号をわたし、警察署をあとにしました。



やっぱり日本の警察ってすごいんだなぁ。

世界一周ケニア旅行7

【River St.沿いにある安宿 ニューケニアロッジ】


さて、話はかわるのですが、今泊まっている宿、ニューケニアロッジについて少し。

物を失って得たものは大小いくつかあったのですが、その中でもっとも大きかったものが出会いです。私はこれまでの旅では、1都市平均2~3泊というか短期旅行者並みのスピードで抜けてきていました。
なぜそういうスタイルで旅を続けているかということは以前に書いたのでここでは書きませんが、そういう移動をしていると定点で人の流れを受けとめることもなくなるため、出会いの機会が減りますし深めるのも難しくなります。

今回ここナイロビで盗難による足止めを食らったことで、この旅ではだんとつで最長となる10泊を同じ都市の同じ宿で過ごすことになりました。旅をする人はみな移動し続けます(なので個人的に沈没者は旅人ではないと考えています)。そうやって流れ続けているものに多く出会うには、どこか主要なポイントに留まり待つことが得策となりますが、ここニューケニアロッジはまさにそうした場所にうってつけでありました。



本当に多くの人に出会うことができました。そして話もすることができました。
強がりでもなく心から思うのですが、これだけおもしろい出会いを得られたということは、荷物を失ったというマイナス分を埋めるには十分で、それどころかトータルでプラスになっているような気さえするのです。

盗難のショックから素早く立ち直れた理由のもっとも大きなものは、間違いなくこれです。



アフリカは、日本人からすると遠くよくわからない土地なのではないかと思います。そこまで来る人、そういう人の多くは、論理的に組み立てたれた強固な信念、明確な目的意識、そしてそれを実行に移す勇気、そういったものを持っています。だから話がおもしろい。人間に魅力がある。意見に賛同はできなくとも議論ができる。なぜここまで皆そうなのだろうとそのわけを考えさせられてしまうほど、みな魅力溢れる人たちでした。また深めた思考が横に広がるためか、人間味に深みと優しさのある人が多いときているからもうどうしようもないです。毎日のように出会いに感動していました。

日本での私を知っている人ならわかると思うのですが、私はそう簡単に人を褒めません。けれど、ここではそんな言葉ばかり口にしたくなるほど、本当に多くの素晴らしい旅行者に出会うことができました。


きっと日本でも同じなんだと思います。道を外れてでもやりたいことを思いっきりやってみる。そうするとそこで同じように自己の人生観や哲学を研ぎ澄ませてやってきた人間に出会うことができる、言い換えるならばそういう接触を出会いと捉えることのできる感覚を持つことができるのだと思います。


日本でも、自身と生き方について考え、そして行動し続けていこうと、強く心に思いました。

世界一周ケニア旅行8

【屋上からの見る夜のナイロビ】

 

 

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212日目
宿泊地 : ナイロビ / ケニア(New Kenya Lodge⑨)

移動 : なし

 


容疑者に電話をし呼び出してもらうことに成功したはずだったのですが・・・。

世界一周ケニア旅行5

【ナイロビGPO】


事件の翌日、他の手続きをする合間に警察署へ寄ってみました。一体彼女はどんな受け答えをしたのだろう。昨日と同じ部屋に向かい尋ねてみたところ、簡単な一言が返ってきました。


警官A「彼女こなかったよ。」



いやいやいや、あんたダメだろう。来なかったよって、来させなきゃ話にならないでしょう。もう一度かけてちゃんと呼び出してちょうだいよと頼むのですが、この人ぜんぜん乗り気じゃなく、あっちの部屋の人に頼めば大丈夫だよと他に仕事をまわしちゃう始末。もうダメだ、あてにならんと判断し、そのまま紹介された通り別の部屋へ行ってみました。

早速、「盗難の件で容疑者に連絡をしてほしいのですが・・」と伝えると、


「ん?何それ?いつの話?ちょっとおしえてちょうだいよ。」とのお答えが。


あああ、面倒くさい。


とりあえずまた一から全てを話しました。すると、「そりゃ大変だ。すぐに呼び出そう。」と電話をかけてくれることに。

3度目の電話だからさすがにあまり期待していなかったのですが、また同じですぐに出ました。今度も本人。で、電話を切った後もまた同じ。

警官B「来るってさ。お昼に。」



よし、いいぞ!今度は大まかだけど時間も指定されているぞ!今度の職員は期待できそうだ!
14時以降にくればレポートできるから、またおいでなさいなといことでひとまず帰されました。




で、午後。


私「どうでしたか?」

警官B「来なかったよ。」



?!あんたもですかい?だからそれじゃあダメでしょう。来なかったらどうするんだい?それで終わりじゃないでしょうよ!

もうちょっと怒り気味にちゃんと彼女から話を聞きだしてほしいと強く要求しました。すると、わかったわかった、この男を紹介するからそっちで先の話をしてみよう、とりあえずあそこへ行ってみれば大丈夫だから、と言うのでまた移動することに。


私「郵便局の盗難の件で・・」
警官C「なにそれ?ちょっと詳しくおしえてよ。」



なんだよこりゃ。デジャブじゃないのよ。



もう疲れながらもこれまでの経緯を含めまた一から説明。

けど今回の警官は少し違う。
彼女が電話にでるなり(4回目でもでるところがすごいというかなんというか)怒鳴りつける。


「来いって言ってんだろうが!いいか?一時間以内だ!すぐに出て来い!」


おおおお、すごい迫力だ。そこで一時間待たせてもらうことに。



結果、




来なかった。



この警官、電話のあとは彼女がきたら彼女は無罪ってことだと思うぜ、なんて言っていたのだけど、結局来なかった。怪しいじゃないのよ。



とりあえずこの日はもう電話に出なかったので、また週明けということになりこの日も宿へ帰りました。実際に自分が行ってせかさないと何もしてくれないから、月曜も朝に警察署にいかないと。面倒くさい。

世界一周ケニア旅行6

【通りにあった看板 銃はだめよってことみたい】

 

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211日目
宿泊地 : ナイロビ / ケニア(New Kenya Lodge⑧)

移動 : なし

 

ナイロビの荷物盗難事件ですが、実は犯人の検討がついています。
犯人の連絡先も把握してはいるのだけど、あまり期待できないんだなぁ、これが。



荷物が盗まれたときのこと、実は私の前に不自然な様子で座り続けていた女性がいました。何が不自然かって、まず座っているのが荷物の宛名を書くための台であること、自分の用事はもうすで済んでいること、にもかかわらず郵便局の中に何の用もなく居座り続けていること、少しずつ微妙にだけど寄ってきていること、話しかけてくるものの、なんだか声が震えていて何を言っている何がしたいのかよくわからないこと、とりあえず不審な人でした。


これだけ不審な人物がいたのにも関わらずやられてしまった私の愚かさはなんたることか。
年はまだ10代だろうと思われるほど若かったから、それで油断したかな。


荷物がなくなったとき、郵便局員だけでなく周りの人たちもとても協力的だったのですが、そのとき近くにいた人ほぼ皆が「あの女だろう!」と言っていました。と言うのも、そのとき私の近くにいたのは彼女一人だけだったから。。

お客さんのうちの一人が「たしかあいつは荷物送ってたぞ!」と言うので、その窓口の郵便局員に尋ねてみると、すぐにその荷物が出てきました。そしてなんとラッキーなことに、そこには彼女の本名と携帯番号がありました。

これはもしや荷物返ってくるんじゃないの??と少し期待はしていたのですが・・・。




盗難の起こった後、まずは郵便局の事務室に通され、そこで事件が起きたときのことを詳しく説明するよう求められました。ちなみにケニアはイギリスの植民地だったこともあり、今も公式な場では英語が使われています。テレビや新聞も英語です。アフリカの東と南は、このような国が多く、そのためフランス語圏の西側と比べるとかなり旅もしやすくなっています。そういうわけで話も通じたため、一応はことのあらましを伝えることができました。

すると担当の人物が、ここで解決できそうならそうしたいと言い、容疑者の連絡先を見てすぐに電話をかけてくれました。


出るのかな・・と心配していると、というかほとんどする暇もないうちに電話に出ました。

「○○○さんかね?」と尋ねると、どうやら「Yes」という返事が返ってきた様子。
そのまま話は続けられ、すぐ近くに住んでいるようなのでとりあえず郵便局までくるようにという要求を局員がしたあと、電話は切れました。


「今すぐ来るってさ。」


どうやら行きますと答えたようです。





まあ、結局来なかったのだけどね・・・。




あまり待っていて警察署が閉まってしまうのも心配だったので、続いて警察署に向かいました。ここでは盗難届を提出し、その届を受け取ったという警察の証明書を手に入れなければなりません。これがないとパスポートの再発給も保険の補償も受けられないからです。それと今回は一応容疑者もあがっているし、捜査も頑張ってほしいなと願いもあったので、証明書を受け取った後も、すぐに彼女を調べてほしいという旨をしつこく伝え続けました。

結局、調書を作成した人が捜査を担当する人たちのところへ案内してくれ、そのうちの一人がその場で彼女に電話をしてくれました。さっき郵便局からもかけたしそのあとバックれてしまったし、警戒してでないんじゃないかな・・・と憂慮していたのですが、今回も要らない心配でした。すぐに出ました。


数分の会話の後、警察が電話を切ると一言。


「来るってさ。」


本当にそう言ったの??ケニアと言ってもさすがに警察にそう言ったからにはくるでしょう。聞き出したことを明日になら教えてあげられるから、明日以降また来てくださいと言われ、事件の起きたこの日は宿へ帰りました。



 

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210日目
宿泊地 : ナイロビ / ケニア(New Kenya Lodge⑦)

移動 : なし

 

今日は金曜日。犯人のめぼしもついているし、もしかしたら荷物が返ってくるかもしれないとという淡い期
待があり、昨日はパスポート再発行の申請をせずに待っていたのですが、今日は大使館に行かねばなりません。土日をはさむとそのぶん長く足止めされることになってしまうので。


昨日はまず一番心配していたクレジットカードの再発行の申請をするためにネットカフェ(Skypeね)へ。
私はキャッシングを利用して旅をしていたので、ここが途絶えるともうどうしようもなくなってしまいます。カードがスムーズに再発行できれば旅は続けられるのですが、もし再審査があるなんて言われてしまうともうおしまいです。仕事を辞めて旅に出ているのだし、税金・保険の対策として住所も日本から抜いてしまっています。肩書きを言うのであれば、【住所不定無職】、審査があったらおしまいなのです。



かなり緊張しながら、カード会社に電話をかけてみました。
「盗まれたカードをとめて、再発行をおねがいしやす!」と、うやうやしくお願いすると、あらまあ簡単。すぐに手続きを開始してくれました。ちなみに盗まれてしまったカードですが、盗難にあった日から約2ヶ月間もさかのぼって不正利用分を補償してくれるそうです。再発行したカードも海外の大使館などに郵送してくれるサービスもあり(10,000円くらい)、一週間ほどで新たなカードを受け取ることができるそうです。またカードによっては盗難被害に遭いお金を失ってしまった人のために、10万円ほど貸してくれる(これも10,000円くらい)サービスも付帯されているようです。これを使えば全てお金を失ってしまっても、帰国のための航空券を買って日本に帰ることはできますね。

まあとりあえずこれで旅はどうにか続けることができそうだということがわかり、ちょっと元気がでました。



次に保険。
出発前に保険屋をやっている幼なじみのところで海外旅行保険にはいっていました。これが長期旅行者にとっては相当使える保険で、内容や補償額にもよるのですが、1年間で10万円に満たない保険で、海外での病気やけがの治療費、損害賠償、携行品損害などを一通りカバーすることができます。日本の住所を抜くと国民健康保険の加入義務がなくなるので、その分のお金をこちらにあてるわけです。


今回請求の対象となるのは携行品損害。
出発前に悩んだのですが、結局10万円しかつけなかったような気がしていたのですが、調べてみるとなんと20万円分の保険に加入していることが発覚!ファインプレーだよ!出発前の自分!!
早速友達に問い合わせてみると、この20万円の限度額いっぱいまで補償することができそうだというお返事。これでも被害額のほうが大きいのが恐ろしいけど、それでも被害品の使用年数なんかを考えるとこれだけ補償してもらえるのはありがたいお話。

これでかなり元気が出ました。
元気が出すぎて事件がおきる前よりも元気になってしまったような気さえします。




最後にパスポート。
現地の警察に盗難届を出したことを証明するポリスレポートを持ち、ナイロビ市内にある在ケニア日本大使館に行ってきました。

これまたスムーズでびっくり。
一般的にパスポートの再交付には1-2週間はかかるという話を聞いたことがあったので、それだけナイロビで足止めをくらうことを覚悟していました。が、ここケニアでは日本人旅行者の被害が多いからか(?)、申請から再交付まで2-3日しかかからないというではありませんか。

通常は戸籍抄本などの本人確認書類の原本がなければ再発券の手続きに入ることができないそうなのですが、ここではそのコピーさえあればすぐに手続きを行ってよい(後日原本を提出する必要あり)と、外務省から特別に認められているそうです。なのですぐに実家に連絡をし、大使館宛にFAXを送ってもらうようにお願いしました。

FAXが届くのが週明けの月曜で、新たなパスポートを受け取ることができるのが、その翌日の火曜日だということでした。早い。カードよりも早く手に入ってしまう。



パスポートさえあれば国境を越えることができるから、カードをケニアではなくこのタンザニアで受け取ることにして、その間にウガンダとルワンダをまわるなんてこともできそうだな。うん、そうしよう。




これで一通りの手続きは完了。じっとしているとつらかったので動き回っていましたが、全てをすませ、できることできないことがわかってすっきりするものですね。



残りの時間では、旅のスタイルや目的を考え直してみようと思います。旅が続けられるか不透明だったときは考える気が起きなかったのですが、今ならじっくりと振り返ってみることができそうです。

 

世界一周ケニア旅行

【中心部とダウンタウンの境目あたりにあるニュー・ケニア・ロッジ ここには不思議なほどおもしろい旅人が集まってきます】

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209日目
宿泊地 : ナイロビ / ケニア(New Kenya Lodge⑥)

移動 : なし

 

朝目覚めると、多少落ち着いて頭が整理できたせいか、昨日よりも気分が沈んでいるのに気がつく。


はあああ、と大きなため息をつきながらとりあえず部屋の外へ。




ナイロビで泊まっていたのは、おそらく今はアフリカで一番ではないかと思われる日本人宿のニュー・ケニア・ロッジ。日本人宿といっても経営しているのはドイツ人のようで、日本人以外にも欧米人が多く宿泊している宿です。
この宿では朝にお茶のサービスがあるため、宿泊客はみなレセプション前のスペースに集まってきます。


「昨日貴重品の入った荷物盗まれちゃったんですよー。」

と、少しおどけながら言っていると、それだけで少し気分が楽になってきます。自分でも軽いことのように思えてくるからなのだろうけど、これだと根本的には何の解決にもなっていないからよくないんですよね。けれどとりあえず今は、目の前のことを片付ける元気だけでもどうにかして確保したかったので、ひとまず軽く考えおくことにしました。

今日明日で必要な手続きが全てすませたら、そのあとで起きたことの整理をしっかりしようかなと。
そう考え、今日は一日動き回りました。





宿で会った方にも言われたのですが、今回のことで何を失くして何を得たのか、考えなきゃいけないと思うのです。もしかしたら得たものの方が大きいかもしれないし、結果的にはこれが自分の求めるもの近づくことのできるきっかけになるかもしれません。

そもそもなぜいま旅をしているのか、なぜ旅をという手段を選んだのか、そういった自分や旅の根幹まで掘り下げて考え直すいい機会なのだと思います。



エチオピアで会い、ナイロビで再会した慎二さんはこう言ってくれました。

「物は少ないほうが自由になれるよ。」



シンプルに考えてみようと思います。それができるのが今なのだと思います。

強がりではなくて、本当に少し体が軽くなったような感覚はあるんですよね。
それがどこからきているのか、そう感じる理由についてもゆっくりと考えてみます。





さて、実は今日、荷物のことと並んでとても悩んだことが一つあります。
それは、マラリアの予防薬メフロキンを飲むか否か。


メフロキンはマラリアの予防薬・治療薬として用いられているアフリカを旅する物にとっては大変ありがたい薬です。マラリア流行地を旅するときには渡航前と渡航後の2週間ほどを加え、その期間中は週に一度服用しなければなりません。その服用日が今日。で、一体に何が問題かと言いますと、このメフロキン、他の多くのマラリアの薬と同様に副作用があるんですよね。



その副作用には、軽い頭痛や目眩、そして【鬱】、【悪夢】などがあるようです。鬱と悪夢・・・。それ、今この精神状態でくらってしまったらどうなっちゃうの??何もしなくても憂鬱だし、もう一息で悪夢だって見れそうよ??


いやしかし、人並みはずれて蚊に刺されやすいこの体を持っている以上、マラリアを予防するためにも確実に服用せねば・・・・。




飲みました。

何もないことを願って、おやすみなさい。

世界一周ケニア旅行

【旅人マッサージ師マサシさんも推奨するジンジャーココア かさばるけど買ってしまった!】


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追記

結局この夜は何もありませんでしたが、南アフリカで少し体調を崩しているとき、自分の叫び声で目が覚める悪夢を二晩連続で見ました。ドミの皆さんすいませんでした。

うああああああああああああああああああああああああああああ。

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208日目
宿泊地 : ナイロビ / ケニア(New Kenya Lodge⑤)

移動 : なし

 

お土産も買ったしウガンダ行きのバスチケットを買ったしチェックアウトも済ませたし、ケニアを発つ準備もほぼ完了。
かなりおびえながらたどり着いたナイロビですが、無事に予定を全て終えることができ、こうして最終日を迎えることができました。


犯罪率で見ると世界ワースト3位(1位は南アのヨハネスブルグ、2位がナイロビ、3位がジャマイカのキングストン)に入ると言われているナイロビですが、実際に街を歩いてみると予想していたほど危険な雰囲気はなく、甘く見ているわけではないのですが明るい時間帯の中心部であれば出歩くことも可能かなと感じました(ちなみにダウンタウンはもってのほかです。昼間でもかなり嫌な空気が漂っています)。
とは言ってもやはり念には念をということで、これまでは腕時計、財布、パスポート、PCなど、アジア・中東・ヨーロッパでは宿においておくほうが危険だと思い持ち歩いていたようなものも全てをバックパックにつめ鍵をかけ、そうして必要最低限の現金だけを持ち外出するようにしていました。



そう、これまでは・・なんですよね。


今日しておきたかったことは、この先ネット環境が悪くなることを考えての情報収集と、中東からここまででいらなくなった荷物やお土産をGPO(中央郵便局)から送ること、それと米$キャッシュづくり(ATMのない地域もあるので、アフリカでは必需品)の3つ。

ナイロビの街はけっこう広い。
面倒くさがりの私は、この3つを一度の外出で全て片付けてしまおうと思い、情報を保存するためのパソコンをはじめ、いつもはバッグに鍵をかけ保管していた本財布、クレジットカードなどを、その他の貴重品が入ったバッグに詰め込み宿を出ました。


まずは一番かさばっている物から片付けようということでGPOへ。
小包発送の窓口につくと、段ボール箱を茶色い紙で包み、それを透明のテープでしっかりとパッキングしろと言われ、窓口前でペリペリバリバリ作業をしていました。このときはちょうどお昼休憩明けということもあって人が多かった。背中のバッグに人ががんがん当たってくるため、邪魔になってしまっては申し訳ないと思いバッグを足元へ置きました。


足元というか足の上と言ったほうが正しいかな。
常に体に触れるような位置においていたのです。



それがね、消えたんだよね。




本当に一瞬の出来事でした。
そのとき一緒にいた友達と話をしてふと足元を見ると、ない。


まさかね、と思いました。
まさかねと思いたかったです。



パスポートや航空券、現金、クレジットカードなどの貴重品にくわえ、パソコンやハードディスクなど持ち物の中では比較的高価な荷物のほぼ全てが入ったバッグだったので、なくなるはずがないと思いたかったのです。


けどやっぱりない。



頭が現実と近づいてくると同時に、顔から血の気が一気にひき、手足が震えてきました。




世界一周もここでおしまいだなぁと本気で思いました。
パスポートも航空券もなくなったし、お金を引き出すためのクレジットカードも2枚ともなくなってしまいました。



でも正直なところ、このときはそういう実際的なことではなく、荷物を失ってしまったショックと悲しみで、これからも旅を続けていこうなどという気力がなくなってしまっていました。

一通り郵便局内を走り回りもうどうしようもないということを認めなければならなかったとき、「もう無理だよ・・」と、口に出してしまっていました。





とりあえずこの日は事件のことを郵便局の責任者に説明し、その後は警察署へ被害届を出し、そして日が暮れるころふらふらと宿へと戻りました。




世界一周終わるのかな。
終わるって言ってもこれじゃ何にも終わらないよな。
夢だった世界一周の旅に出ておいて、行かないよりも大きな後悔を残して帰国して、普通の生活に戻ることができるのかな。



この日の夜には旅を続けたいと思えるようになっていたけれど、失ったお金と荷物を考えると、帰国せざるを得ない事態もあるなあと、再度チェックインした宿のベッドの上でボーっと考えながら眠りにつきました。


もちろんなかなか眠れず・・・。
眠れずにいる間、なくなったものがぐるぐる頭の中をまわり続けていました。
外出用のめがねもない、イエローカードもない、出会った人たちに連絡先を書いてもらったノートもない、免許もない、出発前に友達からもらったお守りもないし、アクセサリー類も全てなくなってしまったなぁ。
あまりに多くのものを失ってしまって、何がなくなったのかを把握するのにはかなり時間がかかりました。

世界一周ケニア旅行

【ナイロビのGPO(中央郵便局) 防犯カメラはついているのに作動しておらず・・】

 

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