186日目
宿泊地 :カイロ / エジプト
移動 : ダハブ → カイロ(7.5h)
【前日23:00~6:30】
騒々しさ、空気の汚さ、人口密度の高さに都会的な冷たさ、どうしても好きになれない街、それが私にとってのカイロです。
好みが人それぞれであることはもちろん承知の上ですが、少なくとも私にとってこの街はひどく居心地の悪い息苦しい街です。
【泊まった宿の前の通り】
こう感じる人間だったからだと思うのですが、ここに来てとても驚いたことがあります。
それは、沈没者がとても多いこと。3年前にきたときは気づかなかったのですが、今回はカイロで有名な日本人宿に泊まったこともあり、そうした現実に触れることができました。
ここでそれについての良し悪しを論じる気は毛頭ありませんが、一体なぜこの居心地の悪い(私感です)都市に数ヶ月ないしは数年といった長期間も滞在することができるのか、そのことに興味を持ったので、カイロを沈没都市たらしめる要因について考えてみました。
と、その前にまずは沈没者についてですが、広義では長期滞在者全てを指す言葉として用いられているものの、今回は特に以下の4項目全て満たすに場合に限定して、それを「沈没者」と呼ぶこととします。
A.数ヶ月もしくは数年スパンで同一都市に滞在していること
B.観光はほとんどしないこと
C.宿泊先には複数の日本人長期滞在者が泊まっていること
D.明確な目的を有していないこと
以上をもってここで言う沈没者を定義すると共に、一般的な長期滞在者・長期旅行者との間に線を引きたいと思います。
さて、その要因についてですが、
1.物価が安いこと
2.食事や買い物などが便利であること
そしてこれがもっとも重要であるようにおもうのですが、
3.日本人旅行者が多いこと(短期観光旅行者が多いと尚良い)
この3点が沈没スポットの条件となっているように感じました。
海外と聞くと外に開かれたイメージが先行しますが、これまで見聞きしたもののみから推察すると、沈没者の思考と視野は極めて内向きであるように感じます。それと相反して外に対してつながりを求める欲求はとても強いのも特徴の一つであるように思います。現に沈没者は保有する多くの現地情報を積極的に旅行者に提供するなどし、主体的に関わりを持とうとすることが多いです。
仮にこの問題を心の不満や寂寥感から生じているものとするのであれば、その解決策は間違いなくこうした地にはない気がします。
「沈没」という言葉が表す通り、それはそれ自体が目的になることはない一時的な現象であり、次のアクションを要求するものであるはずです。
確実にくる限界(経済的なものや肉体的なもの)、その期限まで問題を先延ばしにしてしまうと、解決は困難に成らざるを得ません。外に出て行き、そこで生活できるほどの力があるのだから、エネルギーを充電した後にはぜひ新たな道へと進んでいってほしいと思います。
【コシャリ 見た目はこんなですが美味しいです!】
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