136日目
宿泊地 : マルセイユ / フランス
移動 : ニース → マルセイユ(2.5h)
【10:00~12:30(列車)】
昨日の夜中に明日ヨーロッパを発つことを決心したので、今日は早起きして荷造り。
ニースで泊まっていたユースホステルは一泊€14.5と、バックパッカーにとっては魅力的な料金設定だったですが、各地で冬休みが始まっているようで宿泊客が多く、居心地はと言うといまいちでした。6~8畳ほどの狭いドミトリールームには二段ベッドが4つ。しかも満員。座る場所もないし寝ている人がいると動きづらいし、このホステルの部屋が満室なせいか頻繁にブレーカーが上がってしまうしキッチンは使えなくなっているし、もうただ寝るだけの場所でした。
そんな息苦しいニースの宿を出て、チュニジア行きのフェリーが出ているらしいマルセイユへと向かいました。当初の予定ではフィンランドからギリシャまで南下してそこからフェリーでアフリカ大陸へ渡る予定だったのですが、トーマスクックの時刻表(フェリーもちょこっと載っている)によると冬季はこのラインがほとんど出ていないようだったので予定を変更し、訪れる予定のなかったイタリア・フランスへとやってきたわけでした。
結果的には費用はかさんだものの、西欧の都市の雰囲気を感じることができとてもよかったと思えています。そのおかげで、東欧・中欧の旅も少し深められたように思うので。比較ができますからね。
私は興味のあるものが見つかった場合、それだけを見続けるのでなく、できる限り似たものに多く触れてみたいと言う考えを持っています。一つのものを見続けているだけでは、そのものが持つ魅力を引き出せないように思うんですよね。せっかく興味を惹かれるものに出会えたのであれば、それを多角的に見ることのできる視点を獲得し、その全てを堪能したいじゃないですか。
そういった考えがあることもあって、かなり駆け足ですが多くの国・地域を訪れたいと思っています。
これもしっかりと調べておくべきだったのですが、列車が高かった・・。新幹線よりも速いというきれいでお高いTGVなんかには別に乗りたくなかったんだけどなぁ・・。快適だったけど。
バスで行けばおそらく半額程度ですんだのではないかと思います。ヨーロッパをうまく節約してまわりましたが、最後の最後にどどどっと出費がかさんでしましました。どうやら気が弛んでいるようでしたし、ヨーロッパを離れるのも丁度いい時期だったのかもしれません。
【TGVの障害者用乗車口 バリアフリーが行き届いているね!】
マルセイユの町はニースと比べるとかなり移民が多いようでした。マルセイユの郊外には移民のゲットーも多く存在しているようですが、フランスの移民の失業率は高いことで有名なので、そのこともあって治安も悪くなっているもかもしれません。
フランスの失業率は日本のほぼ倍の10%ですが、移民の失業率はさらにその倍はあるそうです。労働力確保のために移民の受け入れを検討している日本ですが、その場しのぎのマンパワーの補充としてだけの受け入れは避けてほしいです。業界と基準を制限し、ブルーカラー労働に集中させないことが重要かと思います。いまだに年功序列や日本人優位の慣習を持つ古い日本の会社組織では、ホワイトカラー層の人材を外から呼び込めないような気もしますが。
大きな町なのでできれば何日か滞在しゆっくりと見てまわりたいという思いも多少あったのですが、フェリーのチケットが予定(思いつき)通り明日の便でとれたので、港付近をふらふらっと歩いた程度で離れることになってしまいました。
あくまで初日のみの簡単な印象ですが、個人的にはあまり興味をひかれない街だったので、どうせならばニースをもう少し楽しんでからニース寄りの港からチュニジアに向かえば良かったかなと思いました。だってニース良いんだもん。
【マルセイユ駅前の階段】
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