124日目
宿泊地 : サラエヴォ / ボスニア・ヘルツェゴヴィナ
移動 : ドブロヴニク → モスタル(3.5h) → サラエヴォ(2.5h)
【8:00~11:30(バス),15:00~17:30(バス)】
ここモスタルにはオスマン朝支配時代に建設された、スタリー・モストという美しい橋があります。当初の目的はその橋やそれと同じ時代につくられた建築物を見ることだったのですが、町に残る戦争の跡に気がついてからは、そちらのほうに興味を奪われました。
【街のいたるところに弾痕や破壊された建物が残っています】
【復興が進んでいないため、サラエボよりも戦争の傷跡は目立っていました】
モスタルでは中央を流れるネレトヴァ川を挟み、ムスリム人とクロアチア人の住む地区が分かれているそうです。前者にはイスラム教、後者はキリスト教のカトリックが中心と信仰する宗教も違っているため、川の東側にはモスク、西には教会と、宗教施設もしっかりと分かれています。ボスニア紛争では互いに殺し合いをした彼らですが、現在では表面上は一応落ち着いているそうです。歴史的にも種族間の結婚が珍しいものではなかった関係もあってか、人種や文化の違いは感じられませんでした。
ここまで混ざり合った状態であっても、人種のアイデンティティーというのは争いを生んでしまうんですね。現在は一応落ち着いてはいるものの、ボスニア国内にはセルビア人共和国とボスニア・ヘルツェゴビナ連邦と二つの国が存在する複雑な状況になっているそうで、15年前の紛争の傷跡が消え国政が落ち着くまでには相当の時間を要しそうです。
橋の上にいるときにちょうど正午をまわったのですが、教会の鐘の音が聞こえていたと思ったら、それが終わるとすぐに今度は逆側のモスクからアザーンが流れ始めました。なんだかまるでそれぞれの存在を主張するもののように聞こえ、問題は解決していないんだということを感じさせられました。
【スタリー・モスト】
【モスタルの家屋 屋根の造りがおもしろい】
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