2008年11月アーカイブ

114日目
宿泊地 :
ソフィア / ブルガリア
移動 : ソフィア ⇔ リラ
【10:20~13:00,15:00~18:00】

 

今日は昨夜宿で出会ったオーストラリア在住のベトナム人リーさんとリラの僧院へ。リラの僧院は東方正教会系の僧院で世界遺産にも登録されています。ソフィアからは片道約3時間と少々離れたところにありますが、ソフィアとは全く違うブルガリアの田舎の風景も見ることができるので、移動も含めて楽しめます。

 

世界一周ブルガリア旅行

【リラの僧院 カラフルできれい】

 

世界一周ブルガリア旅行

【おお、この話知っているよ!天井に書かれた絵】



昨夜はキッチンでリーさんと出会い、話が合ったのでそのまま一緒に夕飯を食べながら話し込んでいたのですが、この人頭がきれて本当におもしろいです。年は私よりも12歳上なのですが、子供がいないということもあってか気持ちが若く、同年代の友達のように接することができます。オーストラリアの学校で教師をしているらしいのですが、今回は2ヶ月ほど休みをとり北欧と東欧を中心にヨーロッパを旅しているそう。月単位で休み取れるっていいよなぁ。


そのリーさんと昨夜話したことの中で、とても共感でき印象に残った言葉があります。ローシーズンのこの時期に旅している人は変わった人が多く、宿での出会いがおもしろいという話をしていたのですが、私が「変わっている」という言った後にリーさんは「そして賢い」という言葉を付け加えました。これがまさにその通りなのです。特にヨーロッパに入ってからはそう思える人に多く出会えています。

もちろん全てというわけではないのですが、自分の信条と論理を持って旅をしている人が多く、例え共感することができなくとも、はあなるほどねと、その考えを理解することができます。一般的という言葉からは少々外れた行為なので、それなりの論理を積み重ねなければ行動に移せないのかもしれません。日本では長期の旅行というと何か「自分探し」的な受け取られ方をすることが少なくないように感じますが、実際にそのような実体の掴めない青い鳥のようなもの探している旅人に会うことはほとんどありません。自分なりの人生観を持ち、それに従い行動を起こし、そして経験したものを着実に積み重ねてきている人が多いのです。これらの人は世捨て人どころか、実に真剣に真面目に人生を生きているように見えます。こういった人たちとは話していて本当におもしろいです。


ブルガリアの次はマケドニアに向かうのですが、バルカン半島をまわるルートがリーさんとほとんど同じなので一緒に旅をすることになりました。私は基本的に一人旅のほうが好きなのですが、この人とは感性が近く、話をしている時間がとても楽しく有意義に感じます。ネイティブと行動していれば英語の練習にもなるしね。

うん、なんて良い出会いなんだ!

 

 

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113日目
宿泊地 :
ソフィア / ブルガリア
移動 : ベオグラード → ソフィア(9h)
【前日21:30~7:30(列車)※時差+1】

 

やられた・・・。ちゃんと切符買っていたのに・・・・。



ベオグラードからソフィアへ向かう列車は暖房がほとんど効かなかったため、寝袋をつかって寝たものの寒さは防ぎきれず寝不足気味でソフィアに到着。前日にユースホステルは予約してあったのでそこに向かおうと切符を買い、荷物を背負ったままトラムに乗りました。ソフィアに着いたのがちょうど通勤時間だったため、市内に中心を走るこのトラム内もぎゅうぎゅうに混んでいました。大きな荷物を持った私は乗るのが精一杯で改札機(手動でパンチするものが車内に数箇所備え付けられています)まで辿り着けないどころかその場から動けないくらいの混み様。こういう場合は切符をバケツリレーのようにまわしてパンチしてもらうことのできるのですが、次のバス停で人が減ってから自分でやればいいやと思っていたところ・・・、検札がきてしまいました。乗車後わずか1分程度です。

新しい切符ですがパンチしていないのでもちろんアウト。次のバス停で降ろされ、「10レヴァ(≒€5)!」と罰金を請求されました。ルールは知っていたけどあの混み様でこの短時間では無理だろう!と言ってみるものの、英語はほとんど通じず彼を怒らすだけで終わってしまったようで、「20レヴァ!」と値上げされてしまいました。大きなバッグを持っている場合は2枚の切符が必要だそうで、1枚しかもっていなかったので罰金も2倍とのこと。最初からおとなしく従っていればよかった・・。ただでさえ朝が弱く機嫌がよろしくないのに、少し不本意なかたちで罰金取られて気分は最悪。とりあえず宿についてふて寝しました。


ヨーロッパのトラムやトローリーバスでは、このように乗車後に自分で改札しなければならないものが多いです。検札も頻繁にやっていて、切符を持っていなければもちろん、持っていても改札していないと良い訳無用で罰金を請求されます。ガイドブックを持っていない国では予習できないので要注意です。ちなみにブルガリアの罰金はかなり安いほうです。

世界一周ブルガリア旅行

【ブルガリア正教のアレクサンドル・ネフスキー寺院】


 

世界一周ブルガリア旅行

【バーニャ・バシ・ジャーミヤ オスマン朝に支配されていた歴史もあり、市内にはモスク(イスラム寺院)も見られます】

 

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112日目
宿泊地 :
列車内(セルビア・ブルガリア)
移動 : ベオグラード → ソフィア(9h)
【21:30~翌日7:30(列車)※時差+1】

 

ベオグラードの国会議事堂近くには、コソヴォの自治権をめぐる紛争の際に、NATO(北大西洋条約機構)により空爆された建物が今でも市内に残っています。

 

世界一周セルビア旅行

【破壊されたビル】



今日は列車の発車時刻までかなり時間があったので、一通り街も見てまわってしまったし、それ以上のことを聞きたいなと思い、再びユニセフのお店へ行ってきました。ユーゴスラビアの歴史について気になっていることをいくつか質問してみたのですが、おそらく一般的であろうと思われるセルビア人の感情と歴史認識を含んだ説明をしてくれたためとても良い勉強になりました。コソヴォの独立問題など常に新たな問題を抱え続けるこの国ですが、そういったアイデンティティーを揺るがす出来事が常に身近にある環境で過ごす彼らからは、自国・自民族に対する誇りと、知識と論理に裏づけされた歴史観を感じることができます。地理・人種・宗教と、抱える問題は解決不能とさえ思われる要因から生じていますが、だからこそ、力でも解決しないことがわかっているからこそ、対立国(地域)同士、または他国による武力行使を行うことなく妥協点を見出す交渉をすすめてくれたらと思います。


ちなみに彼はこんなことを言っていました。
世代が変わる度に戦争が起きている。コソヴォの問題がいったん落ち着き感情が静まったとしても、また次の世代ではここから同様の争いが起こるだろうしバルカンのこの地域には平和はこないように感じている。それに例えバルカン半島内で事が落ち着いたとしても、ヨーロッパと中東をむすぶ交差点となっているこのエリアの持つ地理的価値は高く、他の地域の他の国からも不条理な問題を突きつけらることは避けられない。だから平和をイメージするのは難しい。当然、それを願ってはいるんだけどね。


-------------------
日本は世界でも特異な単民族から成る島国なのでこうした問題に対しては、概して鈍感であるように思います。それは極めて異例で恵まれた環境にいるからなのですが、各分野でグローバル化が進む今、その無感覚さで世界に臨むのはあまりに無謀だと思います。そうした面での感覚を養うためにも、国外にアンテナを張り、そして自分を表現のできる力を磨いていく必要があるような気がします。ひとまずは英語とITですかね。しっかり勉強しておきたいものです。

 

世界一周セルビア旅行

【ユニセフのお店で出会ったセルビア人の双子の兄弟】
 

 

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111日目
宿泊地 :
ベオグラード / セルビア
移動 : なし

 

旧ユーゴスラビアの国々は、スラヴ系の民族から成っていところが多いです。スラヴ系の顔はロシア人の顔をイメージしてもらえればわかりやすいかと思います。ロシア側を東スラヴとするとこのあたりは南スラヴと呼ばれるらしいのですが、ロシア人よりも顔のパーツがはっきりしていて、少しラテンの特徴が入っているように見えます。ストイコビッチを女の人にした感じかな。目や鼻が大きく、きれいでありながらかわいげもある顔です。ベオグラードで話をしたセルビア人もセルビア人女性はきれいだと褒めちぎっていましたが、実際にここの女性はとてもきれいです。

男の人は陽気でのりが良く、イタリア人のようでした。なかなか明るくなれない情勢の最中にいる彼らですが、そういった性格も手伝ってか街の雰囲気は明るく見えます。ちなみにこれまで旅した国の中で、人の親切さはセルビアが一番です。二番はフィンランドかな。

町でも立ち止まっていると声をかけてくれたりするんですよね。良い町です。そんなセルビアで会った人の中で、一番仲良くなったのは博物館近くの通りでユニセフのお店の番をしていた双子の兄弟。ユニセフはこんなものも作って売っているんですね。彼らは私よりも年上ですが今も学生で、アルバイトでお店の販売員をしているそうです。弟のほうがとても陽気でお店やお客さんをそっちのけにしてセルビアの歴史について語ってくれました。明日もいるそうなのでまた会いに行ってみよっと。

 

世界一周セルビア旅行

【ユニセフのお店 おもちゃやカードなどが売られていました】


 

世界一周セルビア旅行

【ゴルニー・グラード カレメグダン公園から眺める景色は最高】


 

世界一周セルビア旅行

【東方正教教会では最大の規模を誇るサヴァ教会】

 

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110日目
宿泊地 :
ベオグラード / セルビア
移動 : ブカレスト → ベオグラード(11h)
【前日21:45~9:00(列車)】

 

一週間で4回、この4日間に限っては3回の夜行移動を繰り返してきました。長時間移動するときには、時間とお金を節約するためにできる限り夜行バスもしくは列車を利用するようにしているのですが、寝れるとは言ってもこれがなかなか体に堪えます。


まずバスですが、これは席が狭くてつらいです。隣に人がいないという運の良いときもありますが、大抵は隣に誰かいるので、貴重品の入った手荷物(PC等が入っているので7kgくらいあって結構つらいです)をひざの上に置き、窮屈な状態で夜を過ごすことになるます。座席は多少後ろに倒せると言っても、快眠できる環境をつくれるわけではないので翌朝は大概ダルダルです。
こんなバスですが、私は夜行移動で料金に大差がない場合には、列車でなくバスを選ぶようにしています。大きな荷物はバスの下の荷物入れに置いておけるため、手荷物さえ気をつけておけばいいのでこれは本当に助かります(預けた荷物も盗難に遭うという話は聞くので、こっちには貴重品を入れずに、もちろんチャックには鍵を取り付けます)。持ち込む手荷物にも鍵をかけ、荷物自体もチェーンでどこか一箇所とめておき、あとはあまり荷物のことを気にせず寝ちゃいます。起こされたときには目的地ってな感じでいけるので楽なんですよね。


次に列車ですが、バスよりもスペースが広いので座り心地・寝心地は良いのですが、こちらでは大きなほうの荷物にも気を配らなければならないのでまずそこが面倒です。それに加えバスよりも人が多く、頻繁に途中停車を繰り返すことも少なくないのでいろんな人が紛れ込んできます。移動中に盗難にあったという話はけっこう聞きますが、そのほとんどが列車です。コンパートメントに睡眠ガスを注入するような悪質なケースもあるとか。宿で会った旅行者は、幸い荷物は無事だったもののズボンのポケットスパッとを刃物で切られていました。寝ていたら気づかないものですね・・。とりあえずできる限りのことはしておこうということで、夜行列車での移動時には、私は以下の対策を講じています。


1.防風用のパンツをズボンの上にはく。

これでポケットは見えないし、財布やカメラもそれについているチェーンを切る以前に、まず探し出すのが面倒になって諦めるはず!しかし暑い地方では蒸れるので不可!

2.かけれるとこには鍵をかける。

これは上でも述した通り、荷物の口に鍵をかけ、荷物自体を乗り物の柱などにワイヤーキーで括り付けます。

3.コンパートメントだったらドアをロックしてしまう。
ロックがついていなくともドアがある場合には、ストールでドアを閉めてしまいます。と言ってもちょっとガタっとなるだけで簡単に開ける程度ですが、その物音で起きることがいいなということで一応やっています。チケットのチェックや出入国審査の際、もし開かなかったしても、隙間から呼んで起こしてくれますしね。ただこれは列車がガラ空きでいくつも空いているコンパートメントがあるときではないとやらないです。そして車掌さんにも許可をとってます。空いていれば大概OKです。

4.音楽を聴いたまま寝ない。
物音には敏感でなくちゃいけないからね!


こんな感じで注意しています。私はもとから警戒心の強いほうの人間なので、あまり深い眠りにつけず翌朝元気いっぱいってことはほとんどないのですが、それでも時間は有効につかえるので夜行移動はできる限りうまく利用するようにしています。あえて距離のある移動を選んでルートを組んだりとか。料金によっては宿代が浮く分で逆に割安になることもありますし、なにより朝つけば新しい町で丸一日過ごせるのが良いです。距離的には効率の悪いルートを組んだほうがきれいに旅程が組めたりするので、好きではないけど夜行移動をできるだけ選ぶようにしています。

世界一周セルビア旅行

【ついに役立ったストール!】

 

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109日目
宿泊地 :
列車内(ルーマニア・セルビア)
移動 : キシニョフ → ブカレスト(10h) → ベオグラード(11h)
【前日20:00~6:00(バス),21:45~翌日9:00(列車)】

 
 

いやー、聞いてはいたんだけどね。ここまでガッカリさせてくれるとは。

この旅では時間と予算にかなり制限があるので難しいですが、できれば一つの国を訪れるときには、大都市と田舎を1都市ずつ見て比べてみたいと考えています。雰囲気が全然違いますからね。首都はどこも似通ってきてしまいますが、地方の町は個性を保っていることが多く、新鮮な驚きや発見があることが多いです。しかし地方だけをまわるとその国の概観をつかむのが難しいので、やはり大きな都市にも寄っておきたいところ。日本ではあまりそういう感覚はないけれど、途上国では大都市圏と地方の物価が大きく違っています。また、他民族国家では首都がその国の人種構成の縮図となっているような場合も少なくありません。今現在のルーマニアの雰囲気も直に感じてみたいと思い、モルドバからセルビアへ向かう途中、ルーマニアの首都ブカレストへ寄ってみました。

が、なんだかガッカリさせられました。期待はしていなかったのに、それでも。二日連続夜行移動という強行スケジュールで無理やり時間をつくったのですが、なんだか疲労感がどしっときた感じ。歴史的建造物は共産党の独裁時代に破壊され、今はその共産党の旧本部や党員のアパート跡や新しく作られた現代的なビルがちょこちょことある程度。ガイドブックにも「歴史的な見所は【驚くほど】少ない」と書かれていましたが、まさにその言葉通りで驚かされました。まあしかし、驚くほどのことってあまりないから、そのときは良く感じなかったことでも、とりあえず何かを感じて考える機会を与えてくれたわけなので良しとしなきゃいけませんね。現在の人々の暮らしぶりも見られたわけだし。


こうして多くの国を見てまわっていると、日本の発展具合に改めて感心させられます。戦後の驚異的な経済成長が成功した要因は挙げればきりがないほどあるのでしょうが、他国と比べた場合、私はそれらの上に連続性を保てたことがとても大きかったと思います。第二次世界大戦後の半世紀、大きな改革なく平和を保ち続けられた国はとても少ないように思います。一度積み重ねたものを崩してしまえばもちろん始めから始めなければなりませんし、例えごく短かな中断であったとしても、エンジンをかけ調子を戻すのにはかなりの時間を要します。人間もそうですが、理想へ到達するためには常に前に進み続けることが大切なんだと、こうしたつぎはぎだらけの街並みを見て考えさせられました。もちろん進むにしてもただなんとなくでは全くもって無意味で、自分なりの信念とビジョンを持つことが欠かせないと思いますが。自分の形と進んでいる方向を意識していなければ、何かにぶつかったことにさえ気づきませんからね。


ちなみにブカレストでも昼間から少年らが堂々とシンナー吸ってました。隣を通ると臭います。外に出て青空の下、目立つとこで吸った方が気持ち良いのかな??その辺の心理はどうなんでしょう。気になりました。タバコ吸う人、何か通ずるところはありますか?あったらおしえてください。タバコは別物かな?

世界一周ルーマニア旅行

【未完成に終わった国民の館】


世界一周ルーマニア旅行

【ブカレストにもある凱旋門】
 

 

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108日目
宿泊地 :バス車中(モルドバ・ルーマニア)
移動 : キシニョフ → ブカレスト(10h)
【20:00~翌日6:00(バス)】

 

 今まではビザってこんなものだろうと思っていたのですが、各国の旅行者と話していると日本人がどれだけ恵まれているかわかります。日本人がノービザで入れる国はおよそ130カ国。これは世界でもトップに近い数字だそうです。10カ国ちょっとという国もあることを考えると、すごい数字だと思います。ビザの取得にはお金と時間がかかるので、ビザなして入れると本当に助かるんですよね。


今回寄ってみたモルドバですが、日本人が入国の際にビザが必要なくなったのは去年のこと。それまではかなり厳しく審査が為されていたそうです。ウクライナからの入国時には簡単に審査が終わったので、出国も似たようなものだろうと思っていたのですが・・。


去年ルーマニアがEUに加盟したこともあり、今はこのルートの出国審査が厳しく行われているそうです。話には聞いていたのですが、同じバスに乗っていたルーマニア人もモルドバ人もどんどん抜けていくのでこりゃ問題ないだろと楽観していました。が、引っかかってしまった・・。審査官が言うには「顔が違う」とのこと。異国の人間の顔なんてたいがい同じに見えるものと思っていますが、それでおかしいと感じたということは相当違って見えたのでしょうかね。結局、同じバスで取調室へ連れて行かれたのは4人。一人ずつ連れて行かれ取調べを受けることに。質問は、

どこの国に行ったことがある? とか
生年月日は? とか
生まれたところは? とか
パスポートを発行した場所は? とか


パスポート見ながらクイズのように確認をされました。
一通り答えたのですがそれでも彼らの疑問を払拭できなかったようで、こんなことも言われてしまいました。

「一体5年前(パスポートを)に何があったんだ?病気だったのか??」

まあ強いて言うなら若かったね、とでも答えてやりたいところでしたが、この頃には本当に抜けられないんじゃないかとかなり焦っていたので必死に弁解しました。たしかに髪も肌の色も違うけど、別人と思えるほど変わっては見えないんだけどねぇ。


その後はさらに揺さぶりをかけるためなのか、

「いま緊張しているか?」

なんていう質問も飛び出しました。実際ちょっとドキドキしていたので「少し」と答えたところ、鋭い目つきで

「それはなぜだ!」

と返されてしまいました。しまったこれは罠だったのかと思いこれまた急いで理由をつくり返答。


「だってバスが行っちゃったら大変じゃないの」と答えると、

「バスは待っているから安心しろ。」

と、彼も落ち着きを取り戻してくれました。ふう。




そんなこんなで15分ほど軟禁されましたが、無事にバスへと戻ることができました。ちなみに他の3人(いずれもモルドバ人)は皆そこでバスを降りることになってしまいました。バスから荷物も降ろしていましたしね。どういう基準があるんだろうなぁ。
結局、全員の審査が終わるまでに3時間もかかりました。バスは予定通りブカレストへ到着したので、あらかじめこの3時間は移動時間にカウントされているようです。ウクライナからモルドバ行きのバスは予定時刻より2時間も早く目的地に到着したのですが、これでそのわけもわかりました。モルドバ入国時はバスに4人ほどしか乗客がおらず、すんなりと審査が終わったからね。ちなみに国境には大型トラックが40台ほど連なって停まっていました。時間かかるからなぁ。


髪も伸びてきたし、そろそろどこかで切らないといけないなぁ。

 

世界一周モルドバ旅行

【キシニョフのマーケット なんだか雰囲気はアジアっぽい】

 

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107日目
宿泊地 :キシニョフ / モルドバ
移動 : リヴィウ → キシニョフ(15h)
【前日17:00~8:00(バス)】

 

宿代を安く上げるために、ヨーロッパのユースホステルではドミトリーを利用しています。ウクライナのようにあまり嬉しくない出会いもありますが、それ以上におもしろい人との出会いが多く、そのためにドミトリーを選んでもいいかなと思えてしまうくらいです。モルドバの宿(というかほとんど民家)でも、とても良い出会いがありました。

オフシーズンのこの時期に、場所もまたマイナーな国モルドバとあって、同室だったアメリカ人もドイツ人もユニークな方で話がとても楽しかったです。今日はそれぞれから聞いた印象に残った話を一つずつ書いておこうと思います。


まずは旅先では会いそうで会わないアメリカ人の彼の話。

ヨーロッパに限らず中東でもアジアでも聞く話なのですが、旅行者が遭う盗難被害の中に「睡眠薬強盗」というものがあります。一般的な手口ですが、町などで観光客に接近し、頼んでもいないのにガイドを買って出てくれたり楽しくフレンドリーに話をしてくれたります。十分に親交を深まったと見た頃、ホスピタリティーだから!などど言いつつカフェやバーに流れ、そこの飲み物に睡眠薬を入れ寝ている間にものを盗ってしまうというもの。お菓子に睡眠薬を注射するという手口もあるそうです。ちなみに変わったものでは他に首絞め強盗というものもあります。手口は名前そのまま。後ろから突然首絞めそのまま落とし、その後荷物を持ち去るという、古風ながらも斬新な今も南米で人気の伝統的手法。

首絞め強盗は何人か被害者に会ったことがあるのですが、睡眠薬強盗のほうでは初めてだったため、とても興味深く話を聞きました。やられ方はよく聞くものと同じで驚くこともなかったのですが、睡眠薬の強さにちょっと怖さを感じました。彼はモルドバのバーに行ったとき、そこでおごってもらったお酒でやられたらしいのですが、あるあたりからまったく記憶がないそうです。眠くなってきたなんていう記憶さえなく、目が覚めてビックリといった感じらしいです。一気に落ちるんですかね。睡眠薬自殺なんてものもありますし怖いものです。


もう一人は日系の大手企業で働いていたドイツ人のおじさん。年は50歳なのですが、十分にお金がたまったので退職して世界をまわっているそうです。結婚はしているのですがついて来たくないと奥さんを置いての一人旅でした。ウクライナで25歳の彼女ができたなんて自慢していたけどいいのかな。笑

彼は、自分よりお金を持っている人はたくさんいるけれど自分はこれで十分だし、せかせかしている人を見るとそれでいいのかと疑問に思うことがよくあると言っていました(もちろんこれは彼の主観ですし、そういった人たちが幸せを感じていないわけではないことも、分かっていても環境を変えるが困難な場合が多いことは百も承知です)。こうやってのんびりと贅沢に時間をつかえている自分をまるで王様のように感じるよ、なんて言っていましたが、私もお金よりも時間を使うほうが贅沢に感じる性質の人間なので、そのあたりはすごく共感できました。10年以上日系企業で働いていただけあって日本人の精神的な特長をよく知っていたので、そういった要素も絡めて話を楽しむことができました。社会は規則に従うことを暗に強いますが、日本人は思いのほか自由を持っているほうだと思うんですよね。勇気を持ってそれを行使すれば、もっと幸福度も上がるんじゃないかと思うのですが。暗黙のルールを無視して好きなことをする(悪く言えばわがままな)若い人がもっと増えて、そうした社会に圧力をかけていって欲しいなと思っています。

ちなみにこの出会いによってあらたな目標ができてしまいました。老後に二周目の世界一周・・・。危険かな?うーん、でも楽しそうだ。

 

世界一周モルドバ旅行

【キシニョフで泊まったユースホステルの部屋】

 

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106日目
宿泊地 :バス車中(ウクライナ・モルドバ)
移動 :リヴィウ → キシニョフ(15h)
【17:00~翌日8:00(バス)】

 

ウクライナ初日の夜は、12人部屋のドミトリーにスペイン人と二人きり。もうかれこれ5年旅していると言う彼は、パキスタンやアフガニスタンなどの中央アジア諸国を抜けてここまできたとのこと。年は30前半位、長い髭をたくわえ、ラビの帽子をかぶるというかなり特異な出で立ちをしている彼ですが、キャラもまた強烈。


彼は四六時中ファックファック言いながら何かにむかついているようなのですが、こちらはその彼から何度か腹立たしい思いをさせられました。


口論になりかけたのが旅のペースについての話。
年をとるにつれて話が説教がましくなるのは万国共通でしょうか。1年で世界をまわるため、ウクライナには4日しか滞在しないということを話したのですが、それからというもの、何も話しかけていないにも関わらず何度となく「短すぎる!俺なんかインドだけで1年必要としたよ!(←インドの話を忘れずにつける)」と説教がましくまくしたてられました。面倒くさすぎる。

もちろん自分でもこのペースは相当早く、滞在が不十分に感じることは多々あります。というよりも常々そう思っています。本当は2年くらいほしいところだなぁと。ただ、予算やチケット、それに自分の人生プランを考慮した結果、私にはこれが限界でした。限られた1年という期間ですが、私は旅の目的を【多くの人に会い、多くのものを見て、多くのことを感じ考えること】としているのですが、その場合、数多くの国・地域をまわるということを最大の目標の一つに添える必要がありました。

1と10の差よりも、0と1の差のほうが大きいだろうという考えがあったことや、特定に国に焦点をしぼりきれなかったこともあり、約1年で40カ国を目標に旅してみようと考えたわけです。(その後50カ国に変更) 最初に話したときにそのあたりのことは伝えたのですが、こいつったら人の話を全然聞かないの。もう本当にしつこくて・・。議論を吹っかけてくるのであればそれは大歓迎なのですが、一方的に自分の意見を押し付けられるのは甚だ不快です。いくら旅慣れても、いくら自分の知識・教養に自信が持てるようになっても、こうなってはおしまいだなと良い教訓を頂いたような気もします。疲れました。


ちなみにその長期滞在スタイルの彼は、初日は宿のPCで次の宿の予約でつぶし、二日目は同じくネットでモルドバへの移動手段の情報収集でつぶし、三日目は「荷物を盗まれた!ファック!!」と言うので忙しく一日つぶしていました。旅の緊張感と意欲を維持し続けるのはなかなか難しいことでですが、長期滞在の余裕がこういう方向に出てしまっては、なんだかあまり意味がないような気がします。(あまりと言うのは、ただ何もせずそこで生活しているだけでも、無意識にそこで感じたことを咀嚼、反芻するようになるので、無意味ではないと考えているからです。)


ところで宿で起きた盗難ですが、他の宿泊客もやられていました。荷物にはロックをかけておかないと危ないです。スペインの彼は荷物どころか部屋にも鍵をかけてくれないし(みんな鍵を持っているのですが、彼はいつもドアを開けっ放しで出て行ってしまうのよ)、盗まれた彼のお気に入りのナイフもテーブルの上に出しっぱなしだったのでいたし方ないような気もします。

ちなみにこの盗難事件でも腹立たしいコメントを頂いたので紹介します。

盗難事件の起こる前日にも、彼のチョコレートがかじられるという事件(?)がありました。私にも何度も何度も何か誰か見なかったかとファックファックねずみは誰だ!と言いながら尋ねてくるのでその度「外出していたし寝るのは早かったし知らないよ」と答えていました。その何度目でしょうか、同じ質問がきたのでしつこいなーと思い、同様に返した後に「私じゃないですよ」と付け加えたのですが、その後になかなか失礼な一言をくれました。

「誰も見てないからそれもどうか分からないけどね。」って。

はいはい。早く鍵かけて寝てくださいな。

 

世界一周ウクライナ旅行

【キリル文字は10世紀につくられた比較的新しい文字で、日本では主にハァハァの顔文字などに利用されています。(;´Д`)ハァハァ】 

 

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105日目
宿泊地 :リヴィウ / ウクライナ
移動 : なし

 

ウクライナで印象に残ったこと


1.美人が多い
陳腐な表現ですが、まさに彫刻のような美人がそこらへんにうようよいます。顔は小さく、鼻筋は高くすっきり、体も細めで言うことなしです。トラムやバスに乗っているとき、車内を見渡せば一人くらいはとんでもないレベルの美人がいるかな。
とにかくすごいです。スラヴ系はやはり美人です。
(追記:噂ではモルドバに美人が多いという話だったのですが、断然リヴィウのほうが多かったように思います。)


2.物価が安い
こんなに安いとは知らなかった・・。ビールは1ℓのボトルで80円くらいから。宿も安いとこなら500円くらいでも見つかります。市の中心部を走るバスやトラムも20円以下から乗車できます。入国してすぐに乗った列車はルーマニアとの国境の町とリヴィウをつなぐものでしたが、これは14時間の長時間移動にも関わらず切符(普通席)は400円くらい。その他、肉やチーズや、毛皮などもかなりの安価で手に入ります。居心地良いです。あとは英語さえ通じれば最高なのけど。キリル文字は読めそうで読めないから腹立たしい。


3.毛皮
ウクライナは寒いです。なので毛皮のコートや帽子をかぶっている人が多いのですが、これがなんとも格好いい。アジア人が毛皮毛皮した毛皮製品を身につけると何か下品な感じにも見えますが、ここの人たちが着るとものすごく似合う!髪の色や顔立ち、スタイルに毛皮の高級感がしっくりくるんですよね。毛皮がこんなに格好いいものだとは知らなかったなぁ。


寄るかどうかものすごく迷ったウクライナですが、街の雰囲気は中欧や東欧ともかなり違いますし、物価は安いですし、特に何かを見に行かなくともかなり楽しめます。ヨーロッパ周遊にちょこっと組み込むのにおすすめの国です。

世界一周ウクライナ旅行

【リヴィウ駅】

 

世界一周ウクライナ旅行

【リヴィウの街並み】

 

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104日目
宿泊地 :リヴィウ / ウクライナ
移動 :シゲット・マルマッティ・ウクライナ国境の街 → リヴィウ(14h)
【前日15:40~5:45(列車)】

 

昨日の国境越えは、日焼けのひどい背中で荷物を背負い、炎天下をマレーシアからタイに歩いてわたったときと同じくらい苦労しました。精神的な疲労度で言うと、間違いなくこれまでで一番です。情報収集はしっかりするべきですね・・。


ウクライナ入国は計画しつつも、これまでに二度中止していました。一度目はベラルーシのビザ取得を諦めたとき、そのまま南下予定だったウクライナを旅程からカット。二度目は直近の話でルーマニア入りしたとき、あまりの寒さにこの荷物でこれ以上北上することは危険だと思い、北のウクライナでなく南のブルガリアへ抜けることを決めたのですが・・。木造教会を見に行くために寄った町が、実はウクライナの国境に位置する場所にあるということが判明し、この日見たものに感動していたためテンションも高く、思いつきで荷物を背負い国境をわたってしまいました。

この日は昼過ぎから雪が降り始めていたのですが、ちょうど国境にさしかかったくらいのときに、それが一気に勢いを増してきました。傘は荷物になるので持たずに旅をしているので、こういうときは帽子をかぶります。その帽子にも雪が積もってしまうくらいの雪でした。これはまずいと思い、町らしいところまで歩きひとまずそこで雨宿り。しかし一向に止む気配はなく、呆然と空を見上げているとそれを不憫に思ったのか、近くのお店のおばさんが店内に入れてくれました。ものすごく優しい人でした。
ウクライナでは英語を話せる人が少ないのですが、ここのお店には若いお姉さんがいたのもまたついていました。銀行も近くあり、駅も2kmほど先にあるという情報がここで得られ元気が出たので再出発し、町の中心部(と言っても建物は数件)まで移動しました。が、何かおかしい。人が皆外に出て話をしている。いくら仲良しにしても、この時間にこの天気の中なにか不自然な様子。銀行に入ってみると中は真っ暗。どうやら停電のようで、両替のためのシステムも外のATMも利用不能になっているとのこと。町に2件ある銀行どちらに言っても同じ回答で、停電の間は絶対に両替できませんってことでした。


ホテルもない町だし少し途方にくれ、屋根のあるところで1時間ほど、雪を眺めながらボーっとしていました。するとそこにちょっと人相の悪い兄ちゃんが近づいてきました。ずっとここらをうろうろしていた人だったのですが、一体何の用だろうと思うと手には現地のお金を握っているではありませんか。くれんの??と思ったら、ユーロユーロ言っているので、どうやら両替してやるよってことみたい。しかし聞いてみるとレートがかなり悪い・・。正規のレートより20%ほど損するけど、藁にもすがる思いだったので、これを承諾。


運悪くこの日に寿命がきてしまい、底に穴の空いた靴でびちょびちょになりながら駅に向かうとちょうどリヴィウ行きの列車が停車中でした。切符売り場のおばちゃんが早く行けというので切符を買わずにそのまま乗車。一日に一便しかない列車だったようなので危ないところでした。最後だけついていたなぁ。


列車は夜行で14時間かけリヴィウに到着(かなりのろのろ走ります)したのですが、この切符はなんと500円程度で買えました。ウクライナは物価がかなり安そうです。

 

世界一周ウクライナ旅行
 【足が冷たいよー、と思いながらひたすら歩く】
 

 

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103日目
宿泊地 :列車内(ウクライナ)
移動 :バイア・マーレ → シゲット・マルマッティ(2h) → リヴィウ(14h)
【6:00~8:00(バス),15:40~翌日5:45(列車)】

 

ルーマニアの田舎ではまだ民族衣装を着て生活しており、道では馬車も見られるという話を聞いていたので、今日はぜひともそんな東欧の風景を覗いてみたいと思い4時起きでバイア・マーレのバスターミナルへと向かいました。

今朝も相変わらず寒い・・。今日は昨日の反省を生かしてズボンを3枚重ねて穿いているのですが、それでも寒さを感じます。上もかなり厚着をしていたので寒くは感じるものの早朝の今がピークだろうし、今日は問題なく乗り切れるだろうと思っていたのですがこのバスでえらい目に遭いました。


昨日は夜行移動で今朝も早かったので乗ってすぐに眠りに落ちてしまったのですが、そう時間が経たないうちに異様な寒さを感じ目が覚めました。乗ったときにアレ?とは思ったのですが、このバス、暖房がついてないんですよね。バスはどんどん山道を進み、それにともなって気温もぐんぐん落ちていきます。乗車時間の2時間がどれだけ長く感じたことか・・・。寒いなんてのをとう通り越し、ヤバイ!という言葉が頭をぐるぐる、体はガチガチ震えながら耐え続けました。シゲット・マルマッティエに着くころには山も下りていたので若干寒さは和らぎ一安心。それでも路面には氷が張っていますし、ここも余裕で氷点下の様子。


シゲットからはタクシーを利用し、バルサナの木造教会を見に行ってきました。このあたりの地方は教会に限らず木造の家屋が多く、アジア人の私は少し親近感がわいてきます。これまでまわったヨーロッパは石造中心だったので、一気に文化が変わったように感じるんですよね。
木造になったぶん保存は難しくなるので、歴史のある建築物はそれほど多く見られなくなりますが、何か温かみを感じる牧歌的な風景を目にすることができます。首都ブカレストはがっかりシティとして名高く見所が少ないようですが、都市部でなくこうした田舎も訪れたら、ルーマニアはかなり楽しめると思います。物価も安いですしね。
ちなみにタクシーは30kmほど走っても200円弱。これはアジアより安かったです。もちろんブカレストなどの大都市ではもっと料金は高くなると思いますが。


 

世界一周ルーマニア旅行

【バルサナの木造教会 世界遺産らしいです】

 

世界一周ルーマニア旅行

【当たり前のように馬車が走ってます】

世界一周ルーマニア旅行

【中には牛でひいているものも】

 

 

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102日目
宿泊地 :バイア・マーレ / ルーマニア
移動 :ブダペスト → クルージ・ナポカ(8h) → バイア・マーレ(3h)
【前日23:15~8:30※時差1h,9:30~12:30】

 

東欧1ヵ国目、ルーマニアへ入国!
バスはOrange Waysという去年できたばかりのハンガリーのバス会社のものを利用。料金はチェコのStudent Agency並に安いです。サービスも映画、ドリンクなど、充実しています。おもしろいのは予約のシステムと発着場所。予約は全てオンラインのクレジット払い。発着所も主要なバスターミナルからは外れたところか、そこに近い道路になっているようです。少し分かりづらい場所にあったりしますが、最寄の駅構内には案内のシールが貼りまくってあったりするので、迷うことは少ないかと思います。利用料を払わなくてすむんですかね。チケットをターミナルで売る必要もないし、とても効率的なやり方だと思います。サービスも良いし、文句なしです。航空だけでなく、バスでもこういった会社が増えているんですね。


さて移動後ですが、クルージ・ナポカのバスターミナルに無事到着したのはいいのだけど・・、めちゃくちゃ寒い!こりゃたまらんと思い、防寒用のナイロンパンツを重ね履き。寒さに加えてもう一つ驚いたのが野良犬。ルーマニアには野良犬が多いという話には聞いていたのですが、実際に目の当たりにすると狂犬病の予防接種を打っていないため結構びびります。だってでかいんだもんね、こいつら。大きさはハスキー犬よりちょっとだけ小さくなったくらいでしょうか。けっこう大きいです。それが何匹もバスターミナル内を徘徊しています。

世界一周ルーマニア旅行

【私を出迎えにやってきた忠実な犬たち】


クルージ・ナポカは経由だけでいいやと考えていたので、そのまますぐにバイア・マーレへ移動。到着後、野良犬におびえていたのはクルージ・ナポカと一緒でしたが、ここではまた違った驚きが一つ。駅前(バスターミナルのすぐ横)で昼間から少年たちがシンナー吸って歩き回っているではありませんか。最初は変わった子が袋に空気を吐いて遊んでいるのかと思っていたのですが、複数人が同じことをやっているからね。東欧では多いと聞いてはいましたが、ここまで堂々としているとはね。周りはもう放っておきゃいいよという心境なのでしょうか。ちょっと衝撃を受けます。


最後に追加で一つ。ルーマニア人はラテン系なのですね。知らなかったです。それゆえかどうかは知りませんが、明るくて親切な人は多いように感じます。街は暗くてボロっとしていますが・・。

世界一周ルーマニア旅行

【バイア・マーレの街角】

 

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101日目
宿泊地 :バス車中
移動 :ブダペスト → クルージ・ナポカ(8h)
【23:15~翌日8:30※時差1h】

 

落書きの多いブダペストですが、なんと昨日は宿にスプレーアートを本職にしている日本の方がやってきました。なんでもスプレーで絵を描くために海外をまわっているそうです。書いている最中に捕まり、留置所へ送られたこともあるとか・・。

アートというからには純粋に作品自体で勝負し、それが評価されるようなものであっても良いような気がするのですが、スプレーアートはそうではなく、街の壁や看板など、変わったところ、目立つところによく見られ、またその難易度も評価の対象になっているように思えます。それはそれらの作品から引き離すことのできない特徴なのでしょうか、それともただ場所がないだけなのでしょうか。どちらでもないのならば、それは芸術の分野に属するものではなく、愉快犯的な要素を持ついたずらに近いもののように思えてしまいます。

たしか今年に入ってからだったと思いますが、日本の列車内にスプレーでいたずら書きをした外国人の話、あれはハンガリー人だそうです。そして今は日本で拘留中の彼は、もう既にハンガリーのその業界内では神的な存在にまでなっているそうです。こういう話を聞いていると、作品なんて関係ないじゃんとしか思えなくなるのですが・・。やはり作品自体よりも、それを残す場所の難易度のほうが評価の比重が大きいような気がしてなりません。

中には「すごいなー」と足を止めて見入ってしまうような出来のものがありますが、それ以上に意味不明ななんの芸術の要素も含まないいたずら書き的なものが多く目に付きます。誰に迷惑をかけるわけではなく、もし何かあっても自己で責任を負えるものであれば問題はないのですが、壊れた景観の修復にかかる費用を考えると、どうもその範疇におさまるものではないような気がしてなりません。これまでもそう考えていたのですが、きれいなブダペストの街に溢れるこの種の芸術を目にし、こうした考えがより強くなりました。もちろん、表現の場を公共の場でなく他に求め、そこで実績を残している方もいると思うのですが、質の低いものがあまりにも多いと、スプレーアートの存在自体が軽んじられてしまうので、そういった意味でもぜひともやめて頂きたいなと思いました。

世界一周ハンガリー旅行

【スロヴァキアからハンガリーへの国際列車】

世界一周ハンガリー旅行

【中もこんなことに】

世界一周ハンガリー旅行

【街中もいたずら書きだらけ】



今夜の夜行バスでルーマニアに入ります!

 

 

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100日目
宿泊地 :ブダペスト / ハンガリー
移動 :なし

 

ついに今日で出発後の延べ日数が100日に達しました。早いなぁ。あっという間のように感じます。

それのお祝いというわけではないのですが、今夜も宿でお酒を飲みました。もう毎晩のことなんですけどね。特に昨日まで一緒だったOさんは落ち着いた方でまた話もおもしろく、そしてビール好きときているもので一緒にいるとついつい結構な量のお酒を飲んでしまいます。昨夜はビールだけで2ℓくらい飲みました。安くておいしいものだからつい・・。ヨーロッパに入ってから何度も目にしていたのですが一人ではチャレンジできなかったアレもついに試すことができました。これです。

世界一周ハンガリー旅行

【マスター、ビールボトルで! ビールの1.5ℓボトルです。】


 

世界一周ハンガリー旅行

【男ならいけるとこまでいってやろうぜ! という心意気で。】


初めてこれを見たときは笑いました。どれだけ飲むんだと。開封後はすぐに炭酸が抜けてしまいますが、それに負けないペースで飲み続ければ全く問題ありません。軽いし安いし(これもなんと200円しません)、人と飲むときには良いですよね。このあたりはビールが水やジュースよりも安かったりするのでついついビールに手を伸ばしてしまいます。まあ食費はかなり切り詰めているからこのくらい良いでしょう!ヨーロッパにいる間は毎日飲むぞ!!



お昼に行ったヴァザレリ美術館はかなり微妙でした。幾何学模様のようなアートで有名らしく、80年代前半にブレークしたハンガリーの画家だそうですが、コンピューターグラフィックが身近なものになった今となっては、何のもの珍しさも感じなかったです。クレーが好きなので、同様に線や色彩に美しさを感じる作品を楽しめたらなと思っていたのですが、ちょっと残念な結果に終わってしまいました。美術館もガラガラで、中では写真を撮ることもできます。

 

世界一周ハンガリー旅行

【こんな絵画やオブジェが展示されています。】

 

 

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99日目
宿泊地 :ブダペスト / ハンガリー
移動 :なし

 

ついにやってきました。ブダペスト最大のイベントと位置づけている、キラーイ温泉での入浴です!


ここブダペストには何世紀も前から運営されている歴史ある温泉が数多くあり、毎日地元の人や観光客で賑わっているそうです。中には温泉に入りながらチェスを楽しめるところや、プール付き(これは多い)の温泉なんかもあったりします。

その中でももっとも私の興味をひいたのがキラーイ温泉!他の温泉と同様に男の日、女の日と分かれているのですが、なんと男の日の入浴客の9割がゲイと言うではありませんか。どうやらここはゲイの社交場としての顔も持っているそうです。体を触られたり誘われたりと言うトラブルもあるそうなので、宿で出会った旅好き会計士のOさんと二人で挑むことに。ほら、カップルって言えば逃げられるじゃない。冷やかしではなく社会見学の一端として行ってまいりました。


この日は土曜の夜ということもあってかなんと入場待ち。いちゃつくカップル(W男)の横で待つこと約15分、ようやく中へ入ることができました。入浴料はおよそ1,000円(2100Ft)、現地の物価を考えると決して安くないのですが、中では観光客らしき人をあまり見かけませんでした。
脱衣所へ入る前にまず薄い布のタオルと【ふんどし】をわたされます。日本のふんどしとは少し違い、前掛けだけがついていて後ろは丸出しです。Oさんは宿で借りた水着で浴場へ向かったのですが、「脱いでふんどしを穿きなさい」と戒められ二人そろってふんどし姿に。ちなみにこのふんどし、つわもの達はあえてヒラヒラを後ろに付け、前を丸出しにしています。見定めてくれということなのでしょうかね?


まず電話ボックスほどの大きさのシャワー室へ向かうのですが、初っ端から想像を超える光景が目に飛び込んできました。シャワー室の下に見える足が向かい合って4本あるじゃないですか・・。きっと愛し合っているのでしょうね。気を取り直してしっかりとロックをしたうえでシャワーを浴び、ドーム型の浴場へ向かいました。ここが素晴らしかった!まるで本当に中世にいるかのような気分になれます。ドーム型の天井は高く、内装も重量感のある石でできており、遺跡の真ん中で温泉を楽しんでいるような気になります。いやー、よかった!お湯は若干ぬるめですが、サウナも何種類かありしっかり体を温められます。


この素晴らしい温泉ですが、当初求めていたものも十二分に目にすることができました。社交場の域を超えていますね。円状の浴槽ではカップルが並んで座り、超濃厚なキスを繰り返したり体を触りあったりともうなんでもありな状態でした。円の中心にいくことはパートナー募集中ということを意味するらしいのですが、見ていてそれも納得できました。品定めするには絶好のポジションなんですよね。座っていれば自然と目は円の中心に向かいますし。実際に中心部で声をかけられるのを待っているような人も結構います。Oさんと共に真ん中にも行ってみたのですが(あくまで温泉を堪能するため)、そのときほど周囲の目を怖く感じた瞬間はありませんでした。
サウナでも交渉成立(?)したカップルが共に出て行ったりと、至るところでコミュニケーションがとられています。これを求めていく人には絶好の場だと思います。

楽しみつつもなんだかちょっと気疲れし、2時間ほどでシャワー室へと戻ったのですが、先ほど2人が入っていたシャワーには使い終わったコンドームが・・・。片付けておくれよ。最後のシャワーだし隣に移動しシャワーを浴びサッパリ!帰りにはブダペストの夜景を楽しみ、バーでビールを飲み、ブダペストでの最高の一日が終わりました。(帰った後も飲みまくりましたが)


レズやゲイはオシャレで消費性向も高く、そこをターゲットにしたビジネスも生まれてきていますが、実際にこうやって自分の目で見てみるとそれも大いに納得できます。きれいなんですよね、本当に。ちなみに今回の温泉にはイケメンが多かったです。なので何か神聖な場所にいるかのような錯覚にさえとらわれます。マイノリティーの聖域ってのは何にしてもそういう雰囲気を持っているように思います。

世界一周ハンガリー旅行

【最後はきれいなブダペストの夜景で締めます】

 

世界一周ハンガリー旅行

【夜景のきれいさはプラハ以上だったかな】

 

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98日目
宿泊地 :ブダペスト / ハンガリー
移動 :なし

 

新しい街についてまずすることは、歩き回ること!

今日もブダペスト市内を歩き回ってきました。私は極度の方向音痴(コンパスは常に携帯しています)ですが、半日も歩き回るとだいたい街の概観をつかむことができるように思います。ブダペストはこれまでまわってきた他の旧都と同様に建築物が美しく、街の景観は素晴らしいのですが、小さなところに目を向けると、あら?と思ってしまうことが結構あります。

ゴミの散乱や裏路地の臭い(ごく一部だと思います)など、街路の掃除が行き届いていないというのもあるのですが、それよりも気になってしまうのが落書きの多さです。スロヴァキアでもちょっと気になったのですが、本当に目に入らないことはないんじゃないかと言うくらい、街のいたるところで目にします。公共の乗り物の中にまで及んでいますからねぇ。スプレーアートという言葉があるくらいなのでこれも文化だと言ってしまえばおしまいですが、傍目から見ると汚らしいようにしか感じないのではないかと思いました。これについては11月17日のブログでまた。

世界一周ハンガリー旅行

【くさり橋のライオン】

 

世界一周ハンガリー旅行

【国会議事堂が一番美しかった!ネオゴシック様式らしいですが、ゴシックとの違いがよくわからないです。丸い部分?】


 

世界一周ハンガリー旅行

【街には落書きが多い】



ところでブダペストでは一番安かったということもあり、これまで意識的に避けまくってきた日本人宿に泊まっています。今までの印象があまりにも悪かったために、情報収集がしやすいと分かりつつもなかなか泊まる気になれなかったのですが、ここアンダンテは良い意味でこれまでのイメージを裏切ってくれ、最高に居心地の良い時間を過ごしてしまいました。宿の人は親切で人間的な魅力もありますし、宿泊客も落ち着いていて頼んでもいないのに延々と旅自慢、貧乏自慢をする人や、退廃的な雰囲気を醸し出す沈没者もいなかったです。一緒に過ごしているのがとても楽しく、自分ももっと旅を楽しめなきゃなと、良い刺激をいっぱいもらうことができた気がします。

ちなみにこれまでに居心地が悪く感じた日本人宿の特徴は、【主がいること(沈没者)】、【自慢大会が開催されること(もちろんバックパッカー)】、【沈没者が多いこと(朝晩逆になってひたすらマージャンとかね)】、こんなところです。言葉が理解できてしまうだけに、こういう空間にいるとなんだか疲れてしまいます。


最後にフォアグラについて。初耳だったのですが、ハンガリーはフォアグラの産地として有名らしいです。スーパーでもフォアグラの缶詰なるものが安く手に入ります。今日は宿泊客の一人が中央市場でフォアグラを買い、バターと醤油で炒めたものを皆に振舞ってくれました。これがたまらなくおいしかった!価格ですが、200~300gほどの大きさがありましたがこれで200円程度とのことです。フォアグラ食べまくりたい人はぜひブダペストへ!

 

 

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97日目
宿泊地 :バンスカー・シュティアヴニツァ / スロヴァキア
移動 :バンスカー・シュティアヴニツァ → ブダペスト(9h)
【12:10~12:39,15:12~16:35,16:54~18:00,19:35~20:58】
※Hronska Dubrava,Levice,Sturovo乗り換え

 

今日はバンスカー・シュティアヴニツァ(タイプするの面倒)から、次の目的地であるハンガリーのブダペストへ移動!

ちょっと不便な場所にある町なのでバスも列車も直行便がなく、今回は列車で3回乗換えをしブダペストへ向かうことに。順調にいけば約5時間後には到着する予定だったのですが、最初の乗換えで逆行きの列車に乗ってしまい、急いで飛び降り隣に停まっていたもう一方の列車に乗り込もうとしたものの、ちょうど目の前で出発してしまいました・・。東南アジアだったら飛び乗れそうですが、ここはしっかりとドアが閉まっており、ゆっくりと走り出す列車を見送る羽目になってしまいました。まあしかしどうにかなるでしょうと思い、無人で暗い駅構内の時刻表を調べてみたところ同じような方面へ進む列車があることがわかり一安心。とりあえず2時間ここで待つかと思いベンチに座ったのですが・・・・なんとも寒い。このあたりは標高も高めだしなぁ・・。

世界一周スロバキア旅行
【寒さに花もしんなり】


無になれ!無になり寒さを忘れるんだ!!と思い、じっと縮こまっていたのですが一向に寒さは和らがず。しかしここで足長おじ(い)さんが登場!荷物の大きさと髪の長さになにかひもじさを感じたのか、お昼を食べさせてやるからついてこいと言い、駅に隣接する食堂で温かいご飯をごちそうしてくれました。食べ物が温かいってなんて幸せなんだろう。何度も断ったのですが、話もしたいし気にするなと、どんどん先に行って注文をしてくれたのです。あああ、なんて優しい人なんだろう。このおじいさんはスロヴァキア国内でレストランを5件経営しているちょっとリッチな方でした。別れ際にも「これを持っていきなさい。」と、10コルナ(45円くらい)コインをわたしの手に握らせ、笑顔で去っていきました。ありがたいけれども、そんなに捨て犬的な空気を醸し出していたのかと、自分の風貌が少々心配になりました・・・・。


駅で待っていたときには、構内にたまっていたロマの方々と話をしまいた。なんともたくさんいたのでスロヴァキアはロマの人口比率が高いのかなと思い調べてみましたが、実際は3%にも満たないようでした。中部あたりに多く住んでいるのでしょうか。ちなみにアウシュビッツではユダヤ人だけでなく多くの民族が犠牲になりましたが、その中にはロマも含まれています。マイノリティーなのでなかなか問題が目に触れることがありませんが、スロヴァキアのこのあたりでは今も厳しい生活を送っている方が多いようです。工事現場や街角のホームレスには多くのロマの姿が見られました。

駅で仲良くなったおっさんはとても陽気で、俺はイタリアのローマ出身だぜ!と言って一人で爆笑していましたが・・。会った人はみなフレンドリーでした。


とりあえず無事に19カ国目ハンガリーへ到着!

世界一周スロバキア旅行
【ロマの男の子】

世界一周スロバキア旅行
【スロヴァキアの列車】

 

 

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96日目
宿泊地 :バンスカー・シュティアヴニツァ / スロヴァキア
移動 : なし

 

うーん、手足がちょっと痒い。赤く腫れた痕が20箇所近くある・・・。

ここに来て初日の夜、どうやらダニにやられてしまったようです。シーツのないベッドだったので少し気にはなったのですが、これだけ寒いし虫もお休みのことでしょうとそのまま布団に滑り込んだのが失敗でした。
宿をかえるにもこのあたりにここと同等の施設でここまで安い(一泊€10)宿はないし、ベッドを替え寝袋を使うことで対応することに。寝袋はフリース素材できたちょっと大きめ(バックパックに入りきらず、ゴムひもでくくりつけています。)のものを使っているのですが、これがなかなか便利で使えます。宿や移動で寒いときにはブランケット代わりになるし、寒くなくても怪しい雰囲気を醸し出しているベッドに寝るときには虫対策になります。

昨夜はこの寝袋にくるまり、その上に布団をかけて眠ったのですが、ありがたいことにダニに噛まれることはありませんでした。よかったよかった。ただこの寝袋はビニール素材のものと違ってこっちに虫がついてしまいやすいような気もするのでちょっと心配です。一応防虫剤を縫い付けてあるのですが効果ありますかねぇ。たまに洗わないとな。

世界一周スロバキア旅行
【マイ寝袋】
 

 

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95日目
宿泊地 :バンスカー・シュティアヴニツィア / スロヴァキア
移動 :
なし

 

あれ?人がいないぞ??
と言うのがこの町にきて最初に抱いた印象です。観光客らしき人は全くと言っていいほど見かけないし、住人もあまり外を出歩いていません。なのでその分とても静かで落ち着いていて居心地がいいです。静かな場所がすきなんですよね。閑散としていると言うのとはまた違って、人気はそれほどなくともどこか温かでゆったりとした雰囲気を感じます。

好きな町というのは人それぞれ好みがあって見るポイントも皆違うと思いますが、私の場合は以下の条件がそろっているととても居心地よく感じます。

1.人が少ない (観光客も住民も)
2.広くない (2時間もあれば一回りできるくらい)
3.昔は栄えていた (現在のものも過去のもの両方が楽しめるかと)
4.自然がある (都会はどこも似てくるので少し田舎のほうがね)
5.独特の文化がある (ないところはないけど、それが色濃く出ている地域はおもしろいよね)
6.人が温かい 
7.物価が安い


こんなもんかな。
ちなみにこれを全て満たしていて、これまでで一番心地よく感じたのはラオスのチャムパーサックです。みんなパークセーに行ってしまうのがもったいない。そのおかげで今の状態が保てているわけではあるけど。

ここはヨーロッパの中では一番かな。これらは感動の大きさではなく、あくまで居心地の良さですよ。

世界一周スロバキア旅行

【バンスカー・シュティアヴニツァ インフォメーションセンターの上階にある鉱石の博物館はなかなか見応えがあります】

世界一周スロバキア旅行

【過去には鉱山があり金や銀が採掘されていたそうです】

 

 

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94日目
宿泊地 :バンスカー・シュティアヴニツァ / スロヴァキア
移動 :ウィーン → ブラチスラヴァ(1h) → バンスカー・シュティアヴニツィア(3.5h)
【9:30~10:30,13:00~16:30】

 

 ウィーンからたった一時間でスロヴァキアの首都ブラチスラヴァへ移動できます。お昼前に旧市街に到着したものの、噂どおりこの街は数日タ滞在して味わいつくすというのが難しそう。なので荷物を背負ったまま旧市街を一回りし、その足でバスターミナルへと向かいました。直前まで迷ったのですが、タイムテーブルを調べてみると、18世紀頃まで鉱山で栄えた中部の町、バンスカー・シュティアヴニツァ(世界遺産)へのバスがすぐにあるようだったので、目的地をそこに決定!

この昔栄えたってところに惹かれるんですよね。今は何もなく落ち着いた町になっているそうですが、そういう町に残る古びた過去の遺産・栄光と今あるひっそりとした暮らしのコントラスト、ギャップが独特の雰囲気を持っていてとてもおもしろいのです。静かな街の様なので、すこしゆっくりできたらと思います。

世界一周スロヴァキア旅行

【ブラチスラヴァ旧市街】
 

 

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93日目
宿泊地 :ウィーン / オーストリア
移動 :なし

 

 プラハもきれいだけどウィーンはそれ以上に美しい、ということをプラハで会った数人の旅行者が口をそろえたように言っていました。個人的にはこれまで訪れた街の中で一番きれいだったなといたく感動していたので、それ以上があるのかという驚きと期待を胸にウィーンへやってきたわけです。

滞在日数は3日。中日を丸一日つかって市内を歩き回ってきました。たしかに建築物や街並はプラハよりも洗練されていてきれいだったのですが、それがあまりに整然としていたからか、あまりその雰囲気に馴染むことができませんでした。ああーきれいだなー、と思いはするものの、それ以上の感動が得にくいと言うか、それ自体の存在感があまりにしっかりしているので、空想や心酔をする隙さえ与えられないといった感じでしょうか。かわいげとなるようなちょっとした崩れや特徴をも持たない、彫刻のような完璧な美人を見ているような気分でしたかね。

しかしこれだけ美しい街並はそう見れるものではないと思います。個人的には教会などの建築物(特にゴシック様式のもの)と、庭園の美しさが印象に残りました。ヨーロッパの庭園はあまりに造りものらしさが出すぎていて(不思議の国のアリスの庭のような感じ)、自然のミニチュアを思わせるような日本庭園と比べるとどうしても物足りなく感じてしまっていたのですが、鮮やかな花の色彩や幾何学模様のような植物と石畳の描く線がとてもきれいで見とれてしまいました。紅葉があったのもよかったのかな。

 

世界一周オーストリア旅行

【ウィーン 国会議事堂】

世界一周オーストリア旅行

【フォティーフ教会】

 

世界一周オーストリア旅行

【市庁前】

 
 

世界一周オーストリア旅行

【庭園 1】

世界一周オーストリア旅行

【庭園 2】

 


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92日目
宿泊地 :ウィーン / オーストリア
移動 :プラハ → ウィーン(5h)
【10:30~15:30】

 

第一章 『宿での出会い』

話はプラハから始まります。
プラハで泊まっていたホステルはそれなりに安く居心地も悪くなかったのですが、建物内ではネットがつながらない。オーストリアのガイドブックは持っていないのでネットで情報収集したいと思い、三日目に宿を移動しました。
この宿はWi-Fiで部屋でもネットの接続が可能。オーナーらしきおじさんもフレンドリーでとても良い宿でした。・・が、一つだけ難点が。レセプションのスタッフの体臭がとても強く、ラウンジのみならず私の部屋まで臭いが立ち込めてしまっていました。暖房器具は壊れていて使用不可でしたが、これでは眠れないと思い窓を開放!翌朝は若干服の匂いが気になったもののぐっすり眠れたので元気一杯、次の目的地ウィーンに向かうべく、バスターミナルへと向かいました。


第二章 『バスでの出会い』

なんて爽快な朝なのでしょう。なぜか今日はとても空気がおいしく感じたので、ゆっくりと深呼吸をしながら散歩気分でバスターミナルまで移動。そしてバスへ!バスは順調にとばしウィーンを目指していたのですが・・・?!なんかおかしい。懐かしい臭いがする・・・。しかも昨日の比じゃないわ、これ。苦しいよ・・・。昨夜の快眠が裏目に出てしまい、夢の中へと逃亡することにも失敗。あまりおもむろに鼻をふさぐと失礼になってしまうので、バッグを抱き枕のようにしていると見せかけ、思いっきり鼻をバッグにおしつけじっとしていました。その方が隣なのか前なのか後ろなのか、それがわからないくらいあたり一面ににおいが充満していました。
5時間後にようやくウィーンへ到着。


第三章 『地下鉄での出会い』

ウィーンに着くころには頭痛が・・。外に出たものの、今朝とは違い外の空気までおかしく感じてしまう。うーむ、これはつらい。早く目的の宿へ移動し休むべく、バスを降ろされた場所から地下鉄で市街へ向かうことに。初めて訪れた国の交通機関の切符の購入と言うのはルールが違ったりするので少々面倒。なので地下鉄の駅の切符売場の説明書きを読んでいると・・・、クハッ!!今やもう友人と呼べるほどの関係にまでなったあの香りが!!!
話しかけられて横を見ると少しだらしない格好をしたあやしいおじいさんが切符を数枚持って立っていました。なになに、これを安く譲ってやるから券売機ではなくワシから買いなさいと。ヨーロッパではこうやって改札の日時などが違う切符とすり替え罰金を請求すると言う詐欺があると聞いたことがあるけど、なんかこれもあやしい気がしたので即断りました。目の前に券売機があるし。しかしこのおじいさん、お上際が悪い。断られたのは説明が不十分だと思ったのか、丁寧に何度も説明してくれる。いやー、もう本当につらいから許して頂戴・・・・。



と、こんなことがあり、プラハからウィーンへの移動ではげっそりと疲れ果てました。ちなみにこの移動ではStudent Agencyというバス会社のバスを利用したのですが、車内ではドリンクや新聞、映画など、まるで飛行機のように至れり尽くせりのサービスを提供してくれました。しかも、なんとチケットは1,500円ほど!他のバス会社よりも断然安かったです。それでこのサービスとは素晴らしい。


世界一周オーストリア旅行

【こんなバス】

 
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91日目
宿泊地 :プラハ / チェコ
移動 :なし

 

実はここに来るまで知らなかったのですが、ここプラハは作家フランツ・カフカの生まれ故郷であり生涯の大半を過ごした地だそうです。私はフランス人作家のアルベール・カミュが好きなのですが、そのカミュにも影響を与えた作家ということで興味を持ち彼の本を読んだのが始めだったのですが、今ではすっかりカフカにはまってしまっています。
昨日カレル橋に近い川沿いを散歩していたときにはカフカ博物館なるものを発見し大興奮!とか言いながら館内には入らなかったけど・・。まあしかしその周辺にはカフカの著作品(チェコ語、ドイツ語訳、英語訳など)やカフカグッズを扱うお店もいくつかあり、それらを眺めて歩くのがとても楽しかったです。荷物になるからいけないと思いつつも、表紙や中の挿絵が気に入ってしまい本も買ってしまいました。

プラハ城の黄金小路にはカフカが執筆活動につかっていた家もあり、川の西側はカフカ好きにはたまらない一帯でした。

世界一周チェコ旅行

【異様な石像が出迎えてくれるカフカ博物館 腰の辺りは絶えず回転しています】

世界一周チェコ旅行.jpg

【荷物になるとわかっていながら買ってしまったカフカの短編集】

世界一周チェコ旅行

【セグウェイツアー?!】

世界一周チェコ旅行

【夜のプラハ】

 

 

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90日目
宿泊地 :プラハ / チェコ
移動 :なし

 

ヨーロッパももう6カ国目。正直なところ、美しいと評判のプラハの街並みにも期待していなかったのですが、ここはすごかった!ヨーロッパだけでなく、これまで旅してきたどの町よりもきれいで雰囲気も良かったです。

なんだか街に芸術が溢れているんですよね。タイトルに入れたように人形劇の人形であったり音楽であったり建築物であったりと、どこもかしこもそうした物と雰囲気に満たされていました。だから歩いているだけで感性が刺激されとても楽しい!ミュージアムもいたるところにあります。そしてちょっと歩きつかれたときにはプラハの中心部を流れるヴルタヴァ川を眺めにいくと、そこには白鳥や鴨たちが冷たく澄んだ水に優雅に浮いていて、それを見ているとそれだけで心が洗われ、体も軽くなるように感じます。紅葉の季節にあたったこともあり、人工的な美だけでなく、自然の美も堪能でき大満足でした。

プラハ、いいですよ!

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【カレル橋】


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【プラハ城からの眺め】

 

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【白鳥 ちょっと数が多すぎるかな】

 

 

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89日目
宿泊地 :プラハ / チェコ
移動 :クラクフ → プラハ(11h)
【11:45~22:45】

 

同じ区間でも列車のチケットはバスの倍近くしたので、移動の時間帯がかなり微妙だったのですがバスで移動することに。6時間以上の移動はできる限り夜行を使うようにしているのですが、ないのであれば仕方ないです。残念。

朝出発夜着だと、一日移動でつぶれてしまうのも勿体無いし、夜に新しい町に着くと宿探しも面倒だったり不安だったりと、全く良いことないなと考えていました(しかも夜行であれば宿代も浮いてしまう!翌日ちょっとつらいけど)。
が、今回の移動では思いのほか楽しめたことがありました。それは考え事です。普段は長時間移動と言うとできるならばフルで寝てやろうと必死に夢の中へと向かうのですが、昼間の明るい中を移動しているとそうもいきません。外をボーっと眺めていると、自然と考えが頭の中を巡ってきます。


今日は穴に落ちたときのことを考えていました。穴と言っても物理的な落とし穴などではなく、人生や社会の穴です。
当たり前のことのように聞こえますが、穴に落ちたときそれを穴と認識して上を向くことはとても難しいことであるように思います。自分の価値観や目標を持った人間であるならば、きっと穴のことにはすぐに気がつきますが、なんとなくきていた場合にはこれがなかなか難しい。ただなんとなく歩き出すとまたどこかで落ちてしまう。そうして気づかぬ間にコロコロと転がり始めてしまう。気づいたときの対処もまた同様に難しい。

穴に落ちた人間に対し、前向きに前向きにと言って無感覚、無自覚、無計画な状態になることを促す人がよくいますが、いくら心地が良くともその甘い誘いに乗ってはならないように思います。穴に落ちていたらそう簡単には前には進めないのです。それまでいた地上にしても見ていた空にしても、そして落ちてしまった地中にしても、それらをそう位置づけていたのはこれまで自身で培ってきた人生観や蓄積してきた経験によるもので、それらを無視して進むことは価値観の大転換がない限りは危険なことです。

落下した衝撃を感じることがあったなら、まずは上を見上げたい。そのときもし体が揺らぐのであれば、足元を見直したいものです。小さな器ではあっても陶冶するには、そうした機会も大切にしていきたいものです。


今日は移動ばかりで、旅のことは特に書くことがありませんでした。

 

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【夜中に霧の中を2時間さまよい続けたプラハ旧市街】

 

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88日目
宿泊地 :クラクフ / ポーランド
移動 :なし

 

歴史のせいかポーランドには暗いイメージがありましたが(この時期が特別なのかもしれません)、街も深い霧に覆われ暗くどんよりしています。滞在中は初日の午後を除き全て霧が出ていました。呼吸すると味がするくらい。日本でも街中でこんな霧の中に入るなんている経験はまずできないので、私はずいぶん楽しませてもらいました。歩いている先もそれほど見えなくてなんだかわくわくするんですよ。写真は被写体がはっきりとは写らずに残念ですが。
ちなみにこれまでまわった国で、最も雰囲気が暗い印象があるはラトヴィア、次がリトアニア、そして3位がポーランドです。滞在都市や時期によって大きく変わると思いますが、私の旅ではこんな結果になります。あとはタイのメーサーイも暗かったなぁ。

 

Dscf2101.jpg

【クラクフ 世界遺産の街並み】

 

Dscf1986.jpg

【街にはケバブのお店がかなりたくさんありました】



さて話は変わりまして、宿についてです。ヨーロッパに入ってからは物価が高いのと安くても施設が充実していたり旅人も多く情報交換もしやすいことから、ユースホステルのドミトリーに宿泊しています。(一応※ドミトリールームというのは安宿などでベッドが複数ある部屋のことを指します。一般的にベッド数が多いほど安くなります。男女が別れている宿もあれば一緒の宿もあります。混同の部屋はミックスなどと呼んだります。宿泊料金はダブルの半額以下の場合が多いです。)


安全性について言えばシングルルームに比べると当然落ちるのですが、人がいるとなるとなんだか気が抜けずに逆に引き締まり、時間を有効に使って生活できているような気がします。たぶんそんな違いを感じるのは、普段の私が相当にだらだらしているからだと思いますが・・。
そのドミトリーですが、オフシーズンや人気のない宿だとたまに数人部屋にも関わらず宿泊客が一人だけなんてことがあります。それをラッキーシングル(もちろん宿泊料金はドミトリーのもの)と呼ばれていたりします。前に会ったヨーロピアンがそう呼んでいましたが、もしかしたら彼だけの言葉だったかもしれません。検索しても出てこなかったから。まあしかし、それ以来わたしはそう呼ばせてもらっています。


クラクフの宿(12人部屋)では2日目がラッキーシングル、3日目は宿泊客が2人でダブル状態でした。しかも男女。いいなーと思われる方もいるかもしれませんが、着替えなどいろいろ気も遣わなくてはならず、若干面倒なときもあったりします。3人以上になるとそうでもありませんが、2人だとちょっと沈黙もいやなときがあったりしますしね。ちなみにこの日の宿泊客は日本人の女性で、旅の情報をたんまりくれた上にフェリーの時刻表までくれてめちゃくちゃ助かりました。楽しかったし。ありがたいことです、本当に。まあそんなドミトリーにダブルの状態ですが、良いドキドキ、嫌なドキドキどちらの意味も兼ねて私は勝手にセクシーダブルと呼んでいます。
長々書いたけどそれだけです。さあ、次の宿もドキドキだ!

 

 

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87日目
宿泊地 :クラクフ / ポーランド
移動 :なし

 

フィンランドから始まったヨーロッパの旅ですが、これまでまわったどこの国でもビールが安くておいしいです。500ml入りの缶ビールが100円以下から手に入ってしまいます。瓶ならもっと安いものがあります。スーパーに行くと、ビールの棚が大きくとられていて、どれを飲もうか迷ってしまうのですがそれがまた楽しいです。
チェコのプラハ行きのバスが明日にはないようなのでクラクフにもう一泊しなければならないことになり時間を若干持て余してしまったので、これを機会に年に一度の大イベントを開催!

・主催者 私
・品評者 私
・参加者 私
・開催場所 105号室
(なんと今日は24人部屋のドミトリーに私一人のラッキーシングル!)

Dscf2092.jpg

【本日ノミネートされたビールたち】


最初にDONNERを試してみたのですが、アルコール度数9%というのは伊達でありませんでした。飲んだ後には普通ビールでは味わうことのないアルコール臭が舌から喉にかけて残ります。でも風味もあっておいしかった!一時帰国時に飲んだ日本の7%のビール風の飲料とは全く違いました。日本は喉越しばかりを重視するのでどれも似通ったものばかりですが(それに加え最近はビールもどきばかり増えていて悲しいです)、こっちでは風味や製法の違ったものがいろいろあり、それぞれの好みに合わせて選べるのでおもしろいです。日本でも地ビールにかかる規制をもっと緩くしてくれればいろんなビールが手軽に手に入るようになっていいのになぁ。それと、どうせいたちごっこになるのだから、酒税ももう少し考えてもらいたいなぁ・・。
今日の勝者は写真には入っていませんが、「Strong」というアルコール度数7%のビールです!さっぱりした感じはなく少し濃厚ではっきりした味ですが、麦っぽさがあってこれが一番おいしかったです。


前日の夜にはキッチンで居合わせたポーランド人とハンガリー人と、ハンガリーのお酒を堪能しました。ハンガリー人のカップルが二人とも良い人で、何度も駐車場の車にお酒を取りに行ってくれて・・。

飲んだのはParinka(パーリンカ)とTokaji Aszu(トカイ・アスー)。このトカイがものすごくおいしかった!ワインの一種だそうですが、白とも赤ともちょっと違う独特の味がします。香りが良くて甘みがあって飲みやすいです。普通のワインとは違った菌を使って醸造するそうです。日本でも手に入るのかな?ハンガリーへ行く楽しみが一つ増えました。

 

 

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86日目
宿泊地 :クラクフ / ポーランド
移動 :ヴィリニュス → クラクフ(14h),クラクフ ⇔ オシフィエンチム(1.4h,2h)
【前日17:00~6:00(バス)※時差-1h,9:20~10:40(バス),15:20~17:20(バス)】

 

リトアニアのヴィリニュスから夜行バスで早朝にクラクフへ到着。このまま荷物を預けアウシュビッツへ向かうことも考えたのですが、車中でほとんど眠れなかったため、心が折れ宿へ向かいました。目的の宿へは無事に着いたのですが、なにやらチェックインは午後の4時以降ではないとだめだとの厳しい言葉が!がら空きなんだしいいじゃん・・・と思いつつも、荷物を置いてまたバスターミナルへととんぼ返り。オシフィエンチム行きのバスに乗り、アウシュビッツ強制収容所に向かいました。

今日は日曜日でさらに前日が万聖節(キリスト教で聖人を祝う祝祭日)だったためか、各地の教会と同様人が多く、またイスラエル人の学生と思われる団体も多く来ていました。イスラエルの学生は、皆イスラエルの国旗をあしらった同じパーカーを着ており、中には国旗をマントのように身にまとっている学生もいました。彼らはこの地で祈りを捧げたり歌を歌ったりと、過去の犠牲者に追悼の意を表していました。たしかに悲惨で悲劇的な歴史なのですが、このような過去を持っている国の人々が今パレスチナで起きている紛争を、一体どのような論理で肯定するのかが気になりました。
祈っている人々の後姿をながめならが、こういった争いはこの先もさなくならないんだろうなと思いました。


アウシュビッツ収容所の近くには、第2アウシュビッツ収容所(ビルケナウ)とも呼ばれるより広大な収容所跡地があります。ここには各地からこの収容所の死の門へと向かう線路が延びており、この敷地内に線路の終点があります。死の門とこの線路を前にすると、当時の光景を想像してしまいます。ちなみにこの光景を見ていて、日本の一般的な人間の人生を思い浮かべてしまいましたが、それは悲観的過ぎるのでしょうか。降りることにも乗り続けることにも希望が持てないけれど、確実に終点には向かっている状況がなんとも・・。

この収容所で命を落とした人は150万人とも言われています。博物館になっているほうの収容所には、当時の拷問室や収容された人々の持ち物(バッグや食器、靴などは大きな部屋がいっぱいになるほどの量が積まれています。メガネや櫛も山のようにありました。)や、女性の頭から刈った髪や、その髪を使って織られた布なども展示されています。髪はこうしたものの材料として売られていたらしいです。
これらの収容所はかなり広く、展示物も多いので、可能であれば二日くらいとってまわってみるのが良いと思います。

 

Dscf1918.jpg

【ビルケナウの鉄条網】

 

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【死の門へと吸い込まれていく線路】

 

 

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85日目
宿泊地 :バス車中
移動 : ヴィリニュス→クラクフ(14h)
【17:00~翌日6:00(バス)※時差-1h】

 

旅をしていると感動することが多いのですが、そういったとき、この先の人生でこんなにも幸せを感じることはあんのかなーと考えてしまうことがあります。
こういう瞬間を増やしていけたらいいんだけどね。

 

Dscf1866.jpg

【リトアニアのバームクーヘン】

 

 

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