27日目
移動 なし
宿泊地 メーホーンソーン/タイ
(前編は22日)
カレン族の村をはなれ、次にリス族の村へ向かうことに。
車道から徒歩で山道に入り、ハァハァしながら10分ほど登って行くと小さな村が見えてくる。が、人がいない!あら、時間が悪かったかな、はたまた今日は都合の悪い日だったのかな、なんてことを考えながらさらに奥へと進んでいくちらほらと人を見かけるようになり、そこで民家の前で1人の奥様と目が合った。
すぐさまご近所さんに声をかける奥様。よしきたとばかりに大きな袋を抱え集まってくる奥様方。あっという間に5,6人の奥様方が集合。そして袋から取り出したのは・・・色とりどりのポーチやバッグ。リス族風の鮮やかな色が使われおり、彼女らは手作りということを強調する(本当は業者から仕入れたと思われる)。ちなみにリス族の民族衣装も蛍光色のような鮮やかな色が多く使われていてとてもきれい。
『さあ、一人のとこから一つずつ買っていきなさい!ウフフフ。』と笑いながら商売を始める奥様方。
しかも残念なことに全員民族衣装ではなかった。

【らっしゃいらっしゃい!あわてて集まってきた奥方】
リス族の民族衣装は村では見られなかったけれど、その後バスや他の町中で多く見かけた。紫が映えておりとてもきれい。子供たちも小さいサイズのものを着ているのだけどこれがまたかわいい。

【モン族の子供たち】
こうやって土産物屋を見るたび、製造業者は本当にうまくやってるなと感心する。地域の特色(ここがポイント。作るものやデザインがおのずと決まってくる場合も少なくないと思う)に合わせ観光客うけする商品を大量生産。それを現地のお店などに卸して終了。少しアレンジすれば他の観光地にも使える。どこの土産物屋で古くなったぼろぼろの商品を目にするし、返品なんて間違いなくとっていないだろうと思われる。もちろん売れないものばかり作るような業者は淘汰されていくだろうが、それほど競合が多いようにも思えないのでやはりおいしい商売であるように感じる。
少数民族の村めぐりの後は、タイのスイスを呼ばれる避暑地と滝の見学に。
避暑地(名前を忘れてしまった・・)は日本人はほとんど来ないらしいが、ヨーロピアンにはとても人気のスポットとのこと。行ってみると濃い緑のきれいな山の間に冷たそうな湖が広がっていて本当にきれいだった。
ヨーロピアンと日本人の旅の趣向の違いといえば、ヨーロピアンは女性のバックパッカーがとても多い。女性だけで来ているグループも多く目にする。日本でバックパッカーと言うとどうしても汚いとか危険という概念が先にきてしまうけれど、向こうでは旅のスタイルとして確立されているように感じる。
よく危ない危ないと言うけれど、国や地域を選び高校レベルの英語力を持って臨めば、女の子でも簡単に行けてしまう気がする。一度体験するとやみつきになるような気がするんだけどなぁ・・。
パッケージツアーのあのベルトコンベアーに乗るような窮屈でせかせかした旅(使いようによってはかなりお得!)とは全く違った刺激とゆとりのある旅を、女の子にもぜひ学生のうちに経験してもらいたい。
近くではコーヒー豆をつくっているようで、久々に甘くないコーヒーを飲むことができ大満足。甘いコーヒーといえば、マレーシアの食堂ではブラックコーヒーを頼むと砂糖のたっぷり入った甘ーいコーヒー、普通のを頼むとそれにミルクが入ったものがでてきたな・・。

【煎る前のコーヒー豆。初めて見た。左が果皮を剥いたもの】

【期待していなかったが思いのほか大きく迫力満点でこれまた満足。】
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